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コラム

2022/11/22  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【京阪杯(GIII)攻略データコラム】過去10年で1番人気は1勝のみと波乱含みの1戦

京阪杯(GIII) 3歳以上 別定 阪神芝1200m
※例年京都芝1200mで行われるが、京都競馬場改修工事のため、昨年に引き続き阪神芝1200mで行われる。コース適性が問われない項目をピックアップし過去10年のデータをもとに分析する。

■人気別成績
・1番人気【1.3.0.6】
・2番人気【2.0.0.8】
・3番人気【1.3.0.6】
・4番人気【1.0.0.9】
・5番人気【1.0.1.8】
・6-9番人気【2.2.3.33】
・10番人気以下【2.2.7.69】

1番人気で勝てたのは2018年のダノンスマッシュ1頭のみと物足りない成績。昨年も1番人気のシヴァージが6着に敗れている。2番人気も2016年・ネロ、2019年・ライトオンキューと2勝しているが複勝率は20%。軸としての信頼度は低い。3番人気も2020年・フィアーノロマーノの1勝のみと上位人気は総じて信頼できない。

対して6-9番人気は【2.2.3.33】と4頭も連対している。4頭の共通点は6番より内に入り4角5番手以内を通過した逃げ・先行馬であること。内枠に前で競馬できる馬が入れば要チェックと言える。

他に10番人気以下からも2頭の勝ち馬を含む11頭も馬券に絡んでいる。なかでも今回乗り替わりの馬が【2.2.6.38】、単勝回収率117%、複勝回収率191%と大健闘。昨年も10番人気だったエイティーンガールが勝利しているように、乗り替わりの穴馬が狙い目と考えていい。

■年齢
・3歳【2.1.0.16】
 勝率10.5% 複勝率15.8%
・4歳【3.6.2.26】
 勝率8.1% 複勝率29.7%
・5歳【3.2.5.47】
 勝率5.3% 複勝率17.5%
・6歳【2.0.3.31】
 勝率5.6% 複勝率13.9%
・7歳以上【0.1.1.18】
 勝率0.0% 複勝率10.0%

単系の馬券で軸馬を絞るなら最多勝率を誇る3歳馬から狙いたいところ。今年の3歳馬はテイエムスパーダ、トウシンマカオ、プルパレイの3頭が登録されているが、前走1200mを使っていた関西馬に絞ると【2.1.0.8】。スプリンターズS15着から巻き返しを狙う関西馬・テイエムスパーダに注目したい。

続いて複勝率が最高値の4歳馬。勝ち星も最多タイの3勝をマークし、連対数は半数近くの9頭と軸にするならここか。勝った3頭の共通点は、キャリアが20戦以下でかつ関西馬の牡馬で【3.3.1.5】、単勝回収率307%と抜群の成績。セン馬ではあるがヴァトレニは高く評価してよさそうだ。

■前走クラス別成績
・3勝クラス以下【1.2.2.11】
 勝率6.3% 複勝率31.3%
・OP特別【2.3.5.53】
 勝率3.2% 複勝率15.9%
・GIII【3.0.0.16】
 勝率15.8% 複勝率15.8%
・GII【1.4.2.35】
 勝率2.4% 複勝率16.7%
・GI【2.1.2.23】
 勝率7.1% 複勝率17.9%

あまり極端な結果にはならなかったが、最多勝率を挙げているのはGIII組で勝ち数も最多の3勝を挙げている。なかでもキーンランドC組が【3.0.0.4】、勝率42.9%と抜群の勝率をマークしており要注目。今年はキーンランドC7着のジュビリーヘッドが登録されており、3走前の函館スプリントSで2着に好走したように勝ち負けを期待できる馬だけに目が離せない。

複勝率ではトップの成績を残しているのが、意外なことに前走3勝クラス以下からの馬。特に前走から乗り替わりだと【1.2.2.5】、勝率10.0%、複勝率50.0%と好走率が高く要注意なのだが、今年の該当馬は除外対象。今年は出走が叶わなくても来年以降のために覚えておきたい。


■前走馬体重
・439キロ以下【0.1.0.6】
 勝率0.0% 複勝率14.3%
・440-459キロ【3.1.3.22】
 勝率10.3% 複勝率24.1%
・460-479キロ【4.5.1.45】
 勝率7.3% 複勝率18.2%
・480-499キロ【1.2.4.34】
 勝率2.4% 複勝率17.1%
・500-519キロ【1.0.2.23】
 勝率3.8% 複勝率11.5%
・520-539キロ【0.1.1.8】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・540キロ以上【1.0.0.1】
 勝率50.0% 複勝率50.0%

前走の馬体重毎に成績を見てみると、460-479キロが最多の4勝、2着5回と9頭の連対馬を輩出。440-459キロが最高勝率の10.3%で勝利数2位の3勝と比較的小柄な馬の活躍が目立っている。大型馬の出走が多いスプリント戦だけに意外な結果だった。

特に牡馬の好走が目立ち、前走馬体重が479キロ以下の牡・セン馬が3枠以内に入ると【5.3.2.10】、勝率25.0%、複勝率50.0%、単勝回収率470%、複勝回収率295%と非常にオススメしたくなるデータもあり、ヴァトレニ、サンライズオネスト、ジュビリーヘッド、タイセイビジョンなど該当する牡・セン馬がどの枠に入るか要チェックだ。

一方で、前走馬体重が500キロ以上の大型馬は【2.1.3.32】とやや苦戦中。しかし阪神で開催された過去2年に絞ると【1.0.1.7】と2頭の好走馬を出していた。やはりゴール直前に急坂のある阪神コースでは、上り坂をクリアするためのパワーがより要求されるため、馬格のある馬が浮上しやすくなる。そうなると引き続き阪神で開催される今年においては大型馬にも注意が必要と言えそう。

そこで過去10年で好走した馬体重500キロ以上の馬の傾向をみていきたい。好走した6頭に共通したのは下記の2点。

・3-6枠の中枠に配置
・前走1200m戦に出走

この条件に合致した馬は【2.1.3.9】、勝率13.3%、複勝率40.0%、単勝回収率74%、複勝回収率212%と期待値がグンと上がる。当日中枠に配置された大型馬はマークが必要だろう。

(Text:nakai)

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