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コラム

2022/11/15  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【マイルCS(GI)攻略データコラム】人気サイド強し。血統はロベルト系に注目

マイルCS(GI) 3歳上 定量 阪神芝1600m
※2012年以降、過去10年分のレースデータを基に分析。ただし今年も前2年に続き、イレギュラーの阪神で開催されるため、コース適性に準ずる項目は阪神芝1600mのコースデータを参照する。

■人気
・1番人気/【2.2.2.4】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
・2番人気/【1.4.0.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【2.4.0.4】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
・4番人気/【3.0.1.6】
 勝率30.0% 複勝率40.0%
・5番人気/【1.0.3.6】
 勝率10.0% 複勝率40.0%
・6-9番人気/【1.0.4.35】
 勝率2.5% 複勝率12.5%
・10番人気以下/【0.0.0.85】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

過去10年の人気別成績を見ると、1番人気から4番人気までは勝率・複勝率とも大差はない。そのためオッズがつくぶん、3、4番人気の回収率が高く出ており、特に最多の3勝を挙げている4番人気は狙い目となっている。

このように1、2番人気が盤石とはいえないものの、それでも上位人気同士の組み合わせで決着することが多いレース。実際、4番人気以内の馬が2頭以上、馬券内に入れなかったのは過去10年で2014年の一度しかなかった。

一方、6番人気を境に好走率はガクンと下がり、10番人気以下のフタ桁人気となると、一頭も馬券に絡むことはなかった。

例年の京都ではなく阪神で行なわれた近2年を見ても、昨年が「1人気⇒2人気⇒5人気」、一昨年が「1人気⇒3人気⇒5人気」と、京都開催以上に堅く収まっている。かつては“日本一堅いGI”と言われたこともあるだけに、基本的には荒れないレースと考えたほうがいいだろう。

■年齢
・3歳/【2.1.2.30】
 勝率5.7% 複勝率14.3%
・4歳/【4.5.4.24】
 勝率10.8% 複勝率35.1%
・5歳/【3.3.4.52】
 勝率4.8% 複勝率16.1%
・6歳/【1.1.0.22】
 勝率4.2% 複勝率8.3%
・7歳以上/【0.0.0.17】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

一目瞭然、4歳馬の成績が抜けて高く出ている。4歳秋はサラブレッドがもっとも充実する時期であり、納得のいくデータである。

一方、通常の芝レースなら4歳馬に迫る、あるいは追い越す成績を示しがちな3歳馬は、5歳馬のそれとほぼ変わらない。11月に入るとマイル戦では3歳馬の斤量が古馬と1キロ差に縮まり、そのぶん好走率が下がってしまうためと思われる。

6歳になると好走率は大きく下がり、7歳以上では馬券内に来たことはない。

馬券は4歳馬中心に考えて、あとは3歳・5歳馬を相手やヒモに織り交ぜるのが、効率的な買い方になるだろう。

☆4歳馬⇒ジャスティンカフェ、シュネルマイスター、ソウルラッシュ、ソダシ、ダノンザキッド、ホウオウアマゾン

■厩舎・騎手 東西比較
◎厩舎
・美浦/【4.2.2.41】
 勝率8.2% 複勝率16.3%
・栗東/【6.8.8.104】
 勝率4.8% 複勝率17.5%

まず厩舎を東西で比べると、複勝率には大差がなく、勝率については関東のほうが高い数値になっている。しかし具体的な中身を見てみると、関東馬の好走はグランアレグリアの連覇やモーリスの勝利、イスラボニータの2年連続馬券内など、スーパーホースクラスでの活躍が大半を占めている。

一方、関西馬は8番人気ダノンシャークや4番人気サダムパテックなどが勝利。やはり、本質的には関西馬優勢のレースと考えたほうがいい。

◎騎手
・美浦/【0.3.1.35】
 勝率0.0% 複勝率10.3%
・栗東/【8.6.6.90】
 勝率7.3% 複勝率18.2%
・外国/【2.1.3.20】
 勝率7.7% 複勝率23.1%
※C.ルメール・M.デムーロ騎手は除く

ジョッキーの成績は、露骨に“西高東低”。美浦所属の騎手はここ10年、一度も勝っておらず、最後に勝利したのは2009年の横山典騎手(カンパニー)まで遡らなければならない。

関東馬が4勝もしているのに関東騎手が0勝であるのは、その背中に外国人ジョッキーを迎えるから。日本人騎手扱いのC.ルメール騎手も所属は栗東である。

今年も関東の有力馬・サリオスとシュネルマイスターはともに外国人騎手が騎乗予定。美浦勢は今回も苦戦を強いられそうだ。

もっとも、今年は人気の一角・ソダシに吉田隼騎手が跨る。同騎手は現在栗東を拠点としており、実質的には関西騎手だが、それでも“本籍”は美浦である。関東騎手の連敗記録に果たしてストップをかけられるか。

■前走クラス・レース
◎クラス別
・GIII/【2.3.1.47】
 勝率3.8% 複勝率11.3%
・GII/【3.5.7.68】
 勝率3.6% 複勝率18.1%
・GI/【5.2.2.24】
 勝率15.2% 複勝率27.3%

今年は前走リステッド以下を走った馬は一頭も登録をしていないため、前走クラス別データは重賞のみ掲示する。

上記の成績からは、グレードが上がるにつれて、勝ち星と複勝率が上昇しているのがわかる。GIIIよりはGII、GIIよりはGIと、格が高いレースに使われているほうが好走確率も高く出るのだ。それはリステッド以下から臨んだ馬が、馬券内どころか掲示板にすら載ることができていないことからも説明できる。

☆前走GI⇒シュネルマイスター

◎レース別
・スプリンターズS/【2.0.0.6】
 勝率25.0% 複勝率25.0%
・毎日王冠/【2.1.2.19】
 勝率8.3% 複勝率20.8%
・スワンS/【0.4.2.33】
 勝率0.0% 複勝率15.4%
・府中牝馬S/【0.0.1.6】
 勝率0.0% 複勝率14.3%
・富士S/【2.3.2.43】
 勝率4.0% 複勝率14.0%
・京成杯AH/【0.0.0.8】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・関屋記念/【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

前走レース別成績を今年の登録馬が出走したレースに限り、複勝率が高い順に並べてみた。好ステップといえる天皇賞・秋(複勝率41.7%)や安田記念(同33.3%)から臨む馬は今年はいない。

この中でトップはスプリンターズS組。秋天組や安田記念組が不在でも、前項で述べたように、やはりGI組は強い。適度に間隔のあくローテーションも好感。優勝した2頭はそれまでにマイルGIでの勝ち鞍があり、同ローテで臨むシュネルマイスターにとっては追い風となるデータだ。

次位はGIIの毎日王冠。かつては天皇賞・秋の前哨戦という位置づけだったが、ゆとりのある臨戦過程が好まれる昨今は、むしろ本レースの最適ステップとサークルからは見なされている様子。その証拠に勝ち鞍2勝は2018、2019年、昨年も2着と、好走例は近年に集中している。秋天&安田記念組がいない今年は、もっとも注目すべき組かもしれない。

スワンS、府中牝馬S、富士Sは複勝率自体はほとんど差はないものの、富士S以外の2レースは勝ち馬を出せていない点は気がかり。スワンS組は距離延長が、府中牝馬S組は前走牝馬同士の戦いから牡馬混合戦に替わる点が、それぞれ最後のひと伸びを邪魔するのかもしれない。

単純に好走数がもっとも多い富士Sの取捨は、「前走人気」。富士Sで1、2番人気に支持されていると、【2.1.2.7】勝率16.7%、複勝率41.7%と高確率で走ってくる。今年は1、2番人気馬はともに出走する。

スワンS組で馬券になった延べ6頭は、すべてそこで3着内に好走していた。今年スワンSで3着内だった馬は出走しない。府中牝馬S組はサンプルが少なく、参考になる傾向は見いだせなかった。

☆スプリンターズS組⇒シュネルマイスター
☆毎日王冠組⇒サリオス、ジャスティンカフェ、ダノンザキッド、ハッピーアワー
☆富士Sで1、2番人気⇒セリフォス、ダノンスコーピオン

■枠・馬番
・1枠/【5.6.6.58】
 勝率6.7% 複勝率22.7%
・2枠/【8.8.10.50】
 勝率10.5% 複勝率34.2%
・3枠/【8.4.5.64】
 勝率9.9% 複勝率21.0%
・4枠/【5.5.6.72】
 勝率5.7% 複勝率18.2%
・5枠/【4.10.8.71】
 勝率4.3% 複勝率23.7%
・6枠/【5.9.5.81】
 勝率5.0% 複勝率19.0%
・7枠/【15.11.8.76】
 勝率13.6% 複勝率30.9%
・8枠/【9.6.11.96】
 勝率7.4% 複勝率21.3%

ここからはコース適性に依拠する項目になるため、「近3年、阪神芝1600m、古馬2勝クラス以上」というデータを基に分析を進める。

多少のバラツキはあるものの、内と外で大きな違いは見受けられない。ただし、特に勝率ベースで見ると、4・5・6枠の成績がいまひとつで、また一般的に有利な枠である1枠も決していい数字ではない。

阪神外回りの芝1600mはマイルコースとしてはタフな部類の舞台。道中揉まれがちな最内や中枠は若干不利に働くのかもしれない。

もうひとつ、2枠と7枠という、内外から2番目の枠の成績がよく、特に7枠は勝率が13.6%と抜けて高い結果を残している。

それが気になって馬番の全体成績を調べてみると、まず16番から外で連対した馬は、なんとゼロ。15番枠も複勝率10.5%と低調な数字なのだが、13番・14番枠になると、突然複勝率が30%を超え、回収率も大幅プラスに転じる。

一方で、大外馬番(18頭立てなら18番、10頭立てなら10番ということ)は【8.2.5.44】で、勝率は13.6%と高い。さらに、その大外枠の馬番別成績を見ると、15番から外になると連対例ゼロ。14番以内に限れば【8.2.2.28】勝率20.0%、複勝率30.0%という、非常に優秀な結果が導き出された。

また別の角度から、馬番では8番枠も【8.7.4.39】勝率13.8%、複勝率32.8%と、両隣の枠に比べて突出して高い数字を残しているのだが、これを枠別成績で見ると、好走は7・8枠に集中していたのだ(【7.5.0.11】勝率30.4%、複勝率52.2%)。

これらの結果から、阪神芝1600mは実は外枠が有利なのだが、15番から外になると、さすがに枠が外過ぎて好走は難しくなる。14番枠以内で外目の枠に当たった馬が好走しやすい……ということなのだ。

今年は登録段階で17頭。すべて出走となれば成績のいい13・14番は6・7枠に、1頭回避すれば両方7枠に当たることになる。当日、何頭立てになるのかは現時点ではわからないものの、14番以内の外めの馬番には注意をしたほうがいいだろう。

■種牡馬系統
・サンデーサイレンス系/【26.31.35.278】
 勝率7.0% 複勝率24.9%
・キングマンボ系/【22.12.13.125】
 勝率12.8% 複勝率27.3%
・ロベルト系/【6.4.5.26】
 勝率14.6% 複勝率36.6%
・ノーザンダンサー系/【1.6.3.62】
(ストームキャット系除く)
 勝率1.4% 複勝率13.9%

種牡馬の系統別データを調べると、サンデーサイレンス系は出走数が多いせいもあろうが、勝率・複勝率ともに平均値とほぼ変わらない数値。サンデー系の中で優秀なのは、やはりディープインパクトであるものの、今年は伏兵候補のファルコニア1頭しか出走しない。

好走率が高いのはロベルト系。特にエピファネイアは【2.2.1.7】複勝率41.7%と好相性を示しており、特注種牡馬といえる。

キングマンボ系の成績も悪くなく、なかでもロードカナロア・キングカメハメハ・ルーラーシップの3種牡馬は優秀な成績を残している。

一方でストームキャット系を除いたノーザンダンサー系は、当コース不振。マイル得意な印象が強いクロフネはなんと【0.0.0.7】と一頭も馬券になっていない。人気になるであろうソダシにとっては、不吉なデータである。

☆ディープインパクト産駒⇒ファルコニア
☆ロベルト系⇒ウインカーネリアン、ジャスティンカフェ、ピースオブエイト、ロータスランド
☆エピファネイア産駒⇒ジャスティンカフェ
☆キングマンボ系⇒エアロロノア、ソウルラッシュ、ダノンスコーピオン、ホウオウアマゾン

(Text:sakura kyosuke)

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