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コラム

2022/11/08  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【デイリー杯2歳S(GII)攻略データコラム】前走阪神か中京の1着馬が狙い目

デイリー杯2歳S(GII) 2歳 馬齢 阪神芝1600m
※2012年以降、過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気
・1番人気/【3.2.2.3】
 勝率30.0% 複勝率70.0%
・2番人気/【3.3.1.3】
 勝率30.0% 複勝率70.0%
・3番人気/【1.1.1.7】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・4-6番人気/【3.2.4.21】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・7-9番人気/【0.2.2.23】
 勝率0.0% 複勝率14.8%
・10番人気以下/【0.0.0.14】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

1、2番人気が強いレースで、過去10年でそれぞれ3勝ずつ、複勝率は70.0%の高水準。ともに馬券内を外したのは2017年の一度しかない。

特に、今年同様に阪神で行なわれた近2年はいずれも1番人気1着、2番人気2着で決まっており、その傾向に拍車がかかっている。最後に急坂が控える阪神はマギレが生じにくく、力通りの決着になりやすいからだろう。

単勝オッズを見てみると、単勝2倍を切っていた馬は【2.1.0.0】とすべて連対を確保していた。単勝1倍台の圧倒的な1番人気がいたら、逆らわないほうが賢明だ。一方、3番人気はパッとしない成績で、4-6番人気と好走率は変わらない。であるのなら、期待値的には5-6番人気あたりが狙い目となる。

7番人気以下からは勝ち馬が出ておらず、9番人気以下は馬券絡みゼロ。例年少頭数で行なわれるレースで、近2年は出走馬が10頭を切っていたのだから、それもやむを得ないところ。今年も登録段階で11頭しかいない。

買い方としては、1、2番人気のどちらかを軸にするか、あるいは4-6番人気あたりの中穴馬から1、2番人気に流すのが効率的だろう。

■キャリア
・1戦/【3.3.1.16】
 勝率13.0% 複勝率30.4%
・2戦/【6.3.3.23】
 勝率17.1% 複勝率34.3%
・3戦/【1.4.1.16】
 勝率4.5% 複勝率27.3%
・4戦/【0.0.4.7】
 勝率0.0% 複勝率36.4%
・5戦以上/【0.0.1.9】
 勝率0.0% 複勝率10.0%

キャリア2戦の馬が6勝と最多を誇り、勝率もトップ。キャリア1戦も成績は上々で、勝ち馬10頭中、実に9頭がキャリア1、2戦の馬。このデータからは戦歴の浅い馬のほうが有利に映る。

ただし阪神で行なわれた近2年は、3着にキャリア4戦の人気薄が入っていた。両年ともキャリア1、2戦の馬が少なかったとはいえ、昨年3着のカワキタレブリーなどは単勝万馬券のダントツ最低人気だったのだから、これは見逃せない兆候。例年の京都と異なり坂のある阪神では、最後の叩き合いで戦歴の豊富さがプラスに働く場面があるからではないか。

1、2着にはキャリアの浅い馬を選ぶべき。だがヒモの3着には、キャリアが多めの人気薄をピックアップしてもいいかもしれない。

☆キャリア2戦以内⇒オールパルフェ、クルゼイロドスル、ショーモン、ダノンタッチダウン、デイドリームビーチ、フォーサイドナイン

■前走着順
・1着/【10.9.6.43】
 勝率14.7% 複勝率36.8%
・2着/【0.1.1.1】
 勝率0.0% 複勝率66.7%
・3-5着/【0.0.3.11】
 勝率0.0% 複勝率21.4%
・6着以下/【0.0.0.14】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

前走の着順は一目瞭然、前走1着馬が圧倒的に強い。勝ち馬10頭はすべて前走1着だし、2着馬も1頭を除いて9頭が前走勝ち上がった馬。例外の1頭は2012年2着のクラウンレガーロで、10年以上昔の古いケースとなる。

前走3-5着は頑張っても3着止まり。前走6着以下から馬券圏内に巻き返してきた馬は一頭もいない。出走馬の大半が前走勝ち上がった馬なので、当然といえば当然の結果。もっとも、今年は前走負けていながら穴人気しそうな馬も見受けられる。買い要素があったとしても、前走敗退馬は割り引いて考えたほうがいい。

☆前走1着⇒オールパルフェ、クルゼイロドスル、ショーモン、ダノンタッチダウン、フォーサイドナイン

■前走競馬場
・札幌/【0.0.2.4】
 勝率0.0% 複勝率33.3%
・函館/【0.0.0.4】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・福島/【0.1.0.0】
 勝率0.0% 複勝率100.0%
・新潟/【1.1.2.6】
 勝率10.0% 複勝率40.0%
・東京/【0.0.0.12】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・中山/【0.0.0.3】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・中京/【2.1.0.6】
 勝率22.2% 複勝率33.3%
・京都/【1.4.2.17】
 勝率4.2% 複勝率29.2%
・阪神/【5.1.3.15】
 勝率20.8% 複勝率37.5%
・小倉/【1.2.1.3】
 勝率14.3% 複勝率57.1%

まず驚かされるのは、関東主場である東京と中山を使った馬が一頭も馬券に絡んでいないこと。関東馬が不振のレースなので、そのせいかと思いきや、該当馬はむしろ関西馬のほうが多かった。

理由のひとつは、前走が秋の東京開催だとレース間隔が短くなってしまうため。過去10年で関東馬は2着に2回来たことがあるのだが、どちらも福島・新潟の夏開催からの臨戦で、レース間隔はたっぷり空いていた。もうひとつは、前述のように関西馬が多いため、関東遠征の疲れが少なからず残っているからだろう。

前走・新潟や小倉の成績が優秀だが、前者は新潟2歳S組、後者は小倉2歳S組が好走馬の大半を占めており、今年は両2歳Sを経由した馬は参戦しない。

となると、勝ち数トップの前走・阪神と勝率1位の中京組が狙い目となる。前走地元競馬で反動が少ないことが若駒にとってはプラスなのだろう。前述した昨年3着のカワキタレブリーはメンバー中、唯一の前走阪神組。激走のヒントは“前走競馬場”に隠されていたのだ。

☆前走阪神か中京⇒アドバンスファラオ、エミサキホコル、ショウナンアレクサ、ダノンタッチダウン、トーセントラム、フォーサイドナイン

■距離変更別
・同距離/【6.5.3.23】
 勝率16.2% 複勝率37.8%
・距離延長/【2.4.5.30】
 勝率4.9% 複勝率26.8%
・距離短縮/【2.1.2.18】
 勝率8.7% 複勝率21.7%

前走からの距離変更を調べると、前走も同じマイルを走った同距離の成績が勝率・複勝率ともに高い数字を示していた。タフなコース設定ゆえ距離短縮が効きそうな阪神で行なわれた近2年も、いずれも人気サイドだったとはいえ同距離の馬がワンツーフィニッシュを決めていた。

マイル戦は同じ距離を走り続けているほうが有利に働く面があり、それは経験がまだ浅い2歳馬だと、なおさら強く影響するのかもしれない。

ただし、近2年3着に入ったのはどちらも距離延長馬。今年も阪神で行なわれるので、延長馬か短縮馬で選択を迫られたときは、「距離延長」を選んだほうがいいかもしれない。

☆前走マイル戦⇒オールパルフェ、クルゼイロドスル、シルヴァーデューク、ダノンタッチダウン

(Text:sakura kyosuke)

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