2022/11/01　 UMAJiN.net／データ部「重賞攻略データ」

【京王杯2歳S（GII）攻略データコラム】未勝利組より前走OP以上のレースを使ってきた馬を狙うべき

京王杯2歳S（GII）　2歳　馬齢　東京芝1400m
※データについては過去10年分を参照した。

■人気別成績
・1番人気【2.2.2.4】
・2番人気【3.0.1.6】
・3番人気【1.1.1.7】
・4番人気【0.2.3.5】
・5番人気【2.1.1.6】
・6-9番人気【1.4.2.32】
・10番人気以下【1.0.0.44】

1番人気は過去10年で2勝、連対率は40.0％と1番人気としてはひと息。だが2番人気が最多の3勝、4番人気は勝利こそないものの複勝率は50.0％をマークしており、ともに信頼度が高い。

5-9番人気からも好走馬が出ているのが特徴で、昨年も8番人気のキングエルメスが優勝している。予想の際は5-9番人気の伏兵馬にも気を配っておきたい。

馬連平均は4248円、最高馬連配当は2014年の9560円で万馬券はなし。三連複平均も1万2519円、フタ桁人気馬の馬券絡みは2014年の11番人気セカンドテーブルの激走1度のみで、比較的上位人気馬が堅実に走るため高配当はあまり望めないレースと言えそうだ。


■キャリア
・1戦【2.1.0.12】
　勝率13.3％　複勝率20.0％
・2戦【6.5.4.30】
　勝率13.3％　複勝率33.3％
・3戦【2.4.5.31】
　勝率4.8％　複勝率26.2％
・4戦【0.0.1.20】
　勝率0.0％　複勝率15.4％
・5戦以上【0.0.0.11】
　勝率0.0％　複勝率0.0％

勝ち馬はいずれもキャリア3戦以内の馬で、キャリア4戦以上の馬は勝っていない。単系馬券で勝ち馬を考える場合はキャリア3戦以内の馬を狙いたい。

最多勝利の6勝を挙げているキャリア2戦の馬をさらに精査すると、未勝利を勝ち上がってここに挑んだ馬は14頭いるが、勝ち星はなし。対して、新馬戦を勝ち上がり次走にOP以上のレースを経験してここに臨する馬の成績は【6.4.2.14】、勝率23.1％、複勝率46.2％を記録。過去5年でみても3勝を挙げる活躍ぶりだ。また回収率についても、単勝回収率が271％、複勝も170％と期待値が高い。前走OP以上のレースを使ってきた馬には最大限の注意が必要だ。


■馬体重
・439キロ以下【0.0.1.12】
　勝率0.0％　複勝率7.7％
・440-459キロ【1.2.2.32】
　勝率2.7％　複勝率13.5％
・460-479キロ【4.5.3.19】
　勝率12.9％　複勝率38.7％
・480-499キロ【2.1.3.24】
　勝率6.7％　複勝率20.0％
・500キロ以上【3.2.1.17】
　勝率13.0％　複勝率26.1％

馬体重別に成績を見てみると、439キロ以下が【0.0.1.12】で勝率0.0％、複勝率7.7％。440-459キロが【1.2.2.32】で勝率2.7％、複勝率13.5％と小柄な馬が苦戦中。対して、460-479キロが【4.5.3.19】で勝率12.9％、複勝率38.7％、500キロ以上の馬が【3.2.1.17】で勝率13.0％、複勝率26.1％と中型から大型の馬の方が好走率は高くなっている。

特に注目すべきはキングカメハメハ系の460-499キロの馬。サンプル数は少ないものの【2.1.0.1】で勝率50.0％、複勝率75.0％とかなりの好走率をマーク。該当馬がいれば積極的に狙っていきたい。

■枠順
・1枠【2.2.0.9】
　勝率15.4％　複勝率30.8％
・2枠【0.0.1.12】
　勝率0.0％　複勝率7.7％
・3枠【3.0.0.12】
　勝率20.0％　複勝率20.0％
・4枠【1.0.1.14】
　勝率6.3％　複勝率12.5％
・5枠【0.3.1.13】
　勝率0.0％　複勝率23.5％
・6枠【1.2.2.13】
　勝率5.6％　複勝率27.8％
・7枠【0.2.3.16】
　勝率0.0％　複勝率23.8％
・8枠【3.1.2.15】
　勝率14.3％　複勝率28.6％

1-3枠から5頭の勝ち馬を輩出しているように基本的には内枠有利。とくに近年はその傾向が強く、近5年のうち4年の勝ち馬は3枠以内の馬からでており内枠には要注目だ。

一方で、外枠の数字もそれほど悪くない。特に8枠は勝ち馬3頭を輩出しているように好相性。なかでも13頭立て以上の多頭数だと【3.1.2.8】、21.4％、複勝率42.9％、単勝回収率205％、複勝回収率212％と抜群の成績。出走頭数が揃えば8枠に入った馬から検討することをおすすめしたい。

（Text:nakai）

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