2022/09/20 UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」
【神戸新聞杯(GII)攻略データコラム】1番人気と日本ダービー組が信頼度高い
神戸新聞杯(GII) 3歳 馬齢 中京芝2200m
※競馬場を問わないデータは過去10年のデータから、コースが関わるデータは2012年7月以降の中京芝2200m(7-9月開催かつ2勝クラス以上)データから分析していく。
■人気別成績
・1番人気【7.1.0.2】
・2番人気【2.2.2.4】
・3番人気【1.2.2.5】
・4番人気【0.0.1.9】
・5番人気【0.1.0.9】
・6-9番人気【0.4.4.31】
・10番人気以下【0.0.1.49】
1番人気は勝率70.0%、複勝率80.0%と非常に信頼できる成績だ。昨年こそ不良馬場も影響したのか1番人気のシャフリヤールが4着に敗れたものの、近5年でも3勝をあげる活躍ぶり。なかでも前走の日本ダービーで3番人気以内に支持された馬は8戦7勝、2着1回とほぼ完璧な結果を残している。
また、1番人気が敗れた3年で勝利しているのは2-3番人気の馬。アタマは3番人気以内の上位人気馬を重視して検討したい。
一方でフタ桁人気の馬が馬券に絡んだのは1度のみだが、その1度が一昨年の中京開催で14番人気ながら3着に好走したロバートソンキー。当馬はキャリア3戦のみで、そのうち左回りのコースでは2戦1勝、2着1回と連対を外していなかった。今年も底を見せていないコース適性のある穴馬に注意が必要だろう。
■前走クラス
・新馬・未勝利【0.0.0.1】
勝率0.0%、複勝率0.0%
・1勝クラス【0.0.2.19】
勝率0.0%、複勝率9.5%
・2勝クラス【0.3.2.32】
勝率0.0%、複勝率13.5%
・3勝クラス【1.0.0.3】
勝率25.0%、複勝率25.0%
・OP特別【0.0.2.8】
勝率0.0%、複勝率20.0%
・GIII【0.1.1.7】
勝率0.0%、複勝率22.2%
・GII【0.0.0.4】
勝率0.0%、複勝率0.0%
・GI【9.6.3.32】
勝率18.0%、複勝率36.0%
前走GI組が9勝と圧倒的な成績。なかでも連対馬の15頭全てが日本ダービー組で最注目の路線と言えそう。また、勝った9頭は全てダービーで5着以内に好走していたという共通点があった。今年出走のダービー組4頭の中で唯一該当のプラダリア(ダービー5着)は軸に最適だ。
一方、条件戦組の合算成績は【1.3.4.55】と1勝のみだが、8頭立てと小頭数で行われた2019年を除いて、該当馬が出走すれば7年連続で馬券圏内に入っており、無視できない存在。前走の出雲崎特別(1勝クラス)をレコードタイムで勝利したジュンブロッサムはチェックが必要だ。
■馬体重
・439キロ以下【0.0.0.5】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・440-459キロ【0.0.0.19】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・460-479キロ【4.3.5.26】
勝率10.5% 複勝率31.6%
・480-499キロ【3.6.4.34】
勝率6.4% 複勝率27.7%
・500-519キロ【3.1.1.19】
勝率12.5% 複勝率20.8%
・520キロ以上【0.0.0.6】
勝率0.0% 複勝率0.0%
馬体重別の成績で見ると、当日460-479キロの中型馬が最多の4勝をあげており、複勝率でも最も高く出た。複勝回収率も98%と荒れにくいレースである中で穴馬を狙うならこのエリアか。
一方、軽量馬は不振傾向で459キロ以下だと3着内はゼロ。昨年1番人気で4着のシャフリヤール(452キロ)や2012年に3番人気で7着に敗れたヒストリカル(448キロ)など、人気を集めた馬の凡走も見られ、軽量馬は不利という大まかな傾向は覚えておきたい。
■枠順
・1枠【3.0.0.13】
勝率18.8% 複勝率18.8%
・2枠【0.3.1.12】
勝率0.0% 複勝率25.0%
・3枠【1.0.2.13】
勝率6.3% 複勝率18.8%
・4枠【1.1.1.14】
勝率5.9% 複勝率17.6%
・5枠【3.0.1.17】
勝率14.3% 複勝率19.0%
・6枠【2.2.3.14】
勝率9.5% 複勝率33.3%
・7枠【2.3.2.19】
勝率7.7% 複勝率26.9%
・8枠【1.4.3.20】
勝率3.6% 複勝率28.6%
1-4枠合算【5.4.4.52】
勝率7.7%、複勝率20.0%
5-8枠合算【8.9.9.70】
勝率8.3%、複勝率27.1%
7-9月に行われる中京芝2200mにおいては、やや外枠の方が好成績を残している。内寄り枠(1-4枠)と外寄り枠(5-8枠)の比較でも外寄りの枠の方が優勢。
一方で、8枠は1勝のみ、連対した5頭は全て3番人気以内だった点には留意したい。上位人気に支持されるような実力馬、実績馬にとってスムーズな競馬が期待できる外枠は歓迎材料となるが、そこから一枚劣る実力の馬にとって大外枠はマイナスと言えそう。
(Text:nakai)
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