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コラム

2022/08/09  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【小倉記念(GIII)攻略データコラム】4年連続ワンツーの乗り替わり馬に注目

小倉記念(GIII) 3歳以上 ハンデ 小倉芝2000m
※データについては過去10年分を参照した。

■人気別成績
・1番人気【2.1.1.6】
・2番人気【0.3.1.6】
・3番人気【3.0.1.6】
・4番人気【1.1.0.8】
・5番人気【0.2.2.6】
・6-9番人気【2.3.4.31】
・10番人気以下【2.0.1.38】

過去10年で1番人気は2勝、複勝率40.0%とハンデ戦らしいイマイチの成績。1番人気の取捨選択でチェックしたいのが前走クラスで、重賞組は【2.1.1.3】、複勝率57.1%と高確率で馬券になるのに対し、前走OP以下だと【0.0.0.3】と一頭も好走馬を出せていない。これより1番人気の好走条件は「前走の格」が重要のようだ。

2番人気と3番人気はどちらも複勝率が40.0%とそこそこの数値を残しているが、近3年でみると1頭も馬券に絡めておらず、波乱の要素が強くなっていると言えそうだ。

一方4-6番人気は合算成績が【3.6.4.17】、勝率10.0%、複勝率43.3%と好走率が高く、複勝回収率も136%と、大きく儲かる数字を叩き出している。馬券の軸に取るのは、ここが良さそう。

フタ桁人気を狙うのであれば、前走同距離を走った3枠以内の馬を狙いたい。その成績は【2.0.1.5】、勝率25.0%、複勝率37.5%、単勝回収率786%と狙い目だ。なぜか好走馬全てが3枠に集中しており、この枠に入る馬を注目しておきたい。

■年齢
・3歳【0.2.0.0】
 勝率0.0% 複勝率100%
・4歳【5.3.0.20】
 勝率17.9% 複勝率28.6%
・5歳【4.5.3.27】
 勝率10.3% 複勝率30.8%
・6歳【0.0.6.26】
 勝率0.0% 複勝率18.8%
・7歳以上【1.0.1.26】
 勝率3.6% 複勝率7.1%

4歳馬が【5.3.0.20】と最多の5勝を挙げる優秀な成績。今年もジェラルディーナやマリアエレーナといった有力な牝馬が出走を予定しており、今年も上位に食い込んできそうだ。

続いて成績がいいのは5歳馬で4勝を挙げている。勝った4頭の共通点として、2020年に53キロの斤量で勝利したアールスターなど全て斤量が55キロ以下から勝利しており、プリマヴィスタやモズナガレボシなど5歳馬は斤量に注目したい。

最後に触れておきたいのが、出走数の多い6歳馬が勝ち馬を出せておらず、3着を6度のみと不振傾向である点。2017年に3番人気ながら11着のバンドワゴンや2013年に2番人気で6着のエクスペディションなど上位人気馬でも惨敗している。今年はアーデントリー、カテドラル、シフルマンなど8頭が登録しているが、単系の軸に選ぶには信頼を置きづらい傾向だ。

■斤量別成績
・51キロ以下【0.0.0.7】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・51.5-53キロ【4.1.2.24】
 勝率12.9% 複勝率22.6%
・53.5-55キロ【2.4.3.38】
 勝率4.3% 複勝率19.1%
・55.5-57キロ【3.5.2.29】
 勝率7.7% 複勝率25.6%
・57.5キロ以上【1.0.3.3】
 勝率14.3% 複勝率57.1%

斤量別の成績で比較すると、ハンデ戦らしく51.5-53キロの軽ハンデ馬が最多の4勝を挙げるなど狙い目。なかでも前走3勝クラス組の牡馬・セン馬が【3.0.1.6】、勝率30.0%、複勝率40.0%と勝率が高く、単勝回収率も428%と馬券妙味は抜群だ。

また、57キロ以上で勝利している3頭を探ると、馬体重が480キロ以上の4歳馬という共通点があった。逆に5歳以上の馬は19頭出走して1度も勝てておらず、ある程度の馬格と馬の鮮度が重要なファクターといえそうだ。

■乗り替わり
・継続騎乗【1.2.6.33】
 勝率2.4% 複勝率21.4%

・乗り替り【9.8.4.68】
 勝率10.1% 複勝率23.6%

複勝率はあまり大差がないが、注目したいのは1着数と2着数の成績。過去10年で乗り替わりが9勝と圧倒している。また2018年から4年連続でワンツー決着。乗り替わり馬のなかでも牡馬・セン馬かつ前走芝で6着以内だと【7.4.2.22】、勝率20.0%、複勝率37.1%、単勝回収率184%と抜群の成績だ。2連系馬券を買う場合は乗り替わり馬を軸に考えたい。

■枠順
・1枠【0.0.1.9】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・2枠【1.0.2.9】
 勝率8.3% 複勝率25.0%
・3枠【3.1.1.9】
 勝率21.4% 複勝率35.7%
・4枠【0.2.1.13】
 勝率0.0% 複勝率18.8%
・5枠【0.2.1.16】
 勝率0.0% 複勝率15.8%
・6枠【2.2.1.14】
 勝率10.5% 複勝率26.3%
・7枠【1.2.0.17】
 勝率5.0% 複勝率15.0%
・8枠【3.1.3.14】
 勝率14.3% 複勝率33.3%

枠順別では、3枠が勝率21.4%、複勝率35.7%と好成績。人気別成績でも少し触れたが、2016年に11番人気のクランモンタナが1着、2020年に10番人気のアールスターが1着するなど人気薄の激走が多い好枠と言える。

同じく単複の回収率が100%を超えているのが、8枠。昨年、6番人気で勝利したモズナガレボシなど最多タイの3勝を挙げている。直線が短いものの、差し馬の台頭が多いレースで、外差しが決まりやすい傾向。また、8枠で勝った3頭に共通するのは馬体重が500キロを超えている大型馬だった点。ウインリブルマンやシフルマンのような大型馬が8枠に入れば面白そうだ。

(Text:nakai)

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