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コラム

2022/08/02  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【エルムS(GIII)攻略データコラム】前走4角4-6番手の馬を狙い撃ち

エルムS(GIII) 3歳以上 別定 札幌ダ1700m
※データについては本文中に特に記載のない限り、札幌開催の過去8回分を対象として分析している。

■人気別成績
・1番人気【2.1.2.3】
・2番人気【3.2.0.3】
・3番人気【1.1.0.6】
・4番人気【1.1.1.5】
・5番人気【0.2.1.5】
・6-9番人気【1.0.3.28】
・10番人気以下【0.1.1.31】

1番人気は【2.1.2.3】で複勝率は62.5%と悪くない数字だが、それと同等以上なのが2番人気。成績は【3.2.0.3】で勝率37.5%と最高勝率をマーク。また、2018年以降、札幌開催だと3年連続で連対している。今年も2番人気から馬券を組み立てるべきだ。

一方、5番人気以降は不振で勝率1.4%、複勝率12.3%と振るっていない。馬連平均配当は3378円と比較的本命サイドの決着が多い。相手についても基本的に5番人気までが中心といえそうだ。

■枠順
・1枠【0.0.0.8】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・2枠【1.1.0.6】
 勝率12.5% 複勝率25.0%
・3枠【1.1.2.8】
 勝率8.3% 複勝率33.3%
・4枠【2.1.1.10】
 勝率14.3% 複勝率28.6%
・5枠【2.1.0.12】
 勝率13.3% 複勝率20.0%
・6枠【1.0.2.13】
 勝率6.3% 複勝率18.8%
・7枠【0.1.1.14】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・8枠【1.3.2.10】
 勝率6.3% 複勝率37.5%

過去8回の枠順別成績を見ると、4,5枠が最多の2勝を挙げている。複勝率ベースでみても3,4枠が高い数値を出しており今年も3-5枠の中枠に入った馬には要注目だ。

対照的に1枠は全く結果が出ておらず、馬券になったのは2010年1着のクリールパッションまで遡る。中枠中心で馬券を検討したいレースと言えそうだ。

■年齢
・4歳【3.1.1.8】
 勝率23.1% 複勝率38.5%
・5歳【4.2.3.17】
 勝率15.4% 複勝率34.6%
・6歳【1.2.3.26】
 勝率3.1% 複勝率18.8%
・7歳以上【0.3.0.25】
 勝率0.0% 複勝率10.7%

5歳馬が最多の4勝を挙げており、それ以上の年齢になると1着は2014年に当レース2勝目を挙げたローマンレジェンドのみ。複勝率についても高齢になるほど下がっている傾向。

一方で4歳馬は3勝を挙げ勝率、複勝率ともにトップ。また、馬券になった5頭中4頭が重賞出走経験のある馬だった。相性の良い4歳馬といえど今回が初の重賞挑戦となると苦戦を強いられる可能性を考慮すべき。

■前走クラス
・3勝クラス/【1.0.0.4】
 勝率20.0% 複勝率20.0%
・OP特別/【5.2.1.36】
 勝率11.4% 複勝率18.2%
・GIII/【1.5.2.21】
 勝率3.4% 複勝率27.6%
・GII/【0.0.0.4】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GI/【0.0.1.1】
 勝率0.0% 複勝率50.0%
・地方・海外/【1.1.4.15】
 勝率4.8% 複勝率28.6%

主力となるのはOP特別組で最多の5勝を挙げている。なかでもマリーンS組が【4.1.0.24】と好成績で、札幌開催では2018年から3連勝中。しかし馬券になった5頭はいずれも2番人気以内だった。下位人気馬には敷居が高そう。

次に馬券絡みが多いのはGIII組で、平安S組が【1.2.1.3】と好走率が非常に高い。該当馬がいる年は毎年1頭は好走馬を出していたが、今年は該当馬なし。

今年唯一出走のあるプロキオンS組は【0.2.0.5】と勝ち星こそ挙げていないが、複勝率28.6%とそこそこの成績。馬券になった2頭は5着以下に敗れているが、過去に重賞で3着以内の好走があった点が共通しており、着順で見分けるより重賞実績で見極めたい。今年出走予定の2頭であるヒストリーメイカー、ロードレガリスともに重賞での好走経験があるため、好走する条件は揃っていそうだ。

■距離変更
・同距離/【5.2.1.34】
 勝率11.9% 複勝率19.0%
・距離延長/【0.2.0.17】
 勝率0.0% 複勝率10.5%
・距離短縮/【3.4.7.30】
 勝率6.8% 複勝率31.8%

前走との距離変更について見ていきたい。同距離で臨んだ馬が5勝を挙げるなど勝率が一番高い。単勝回収率も109%と上々の成績だった。なかでも関東馬で斤量が56キロの馬が【3.0.1.9】、単勝回収率は282%と優秀。今年もアイオライト、フルデプスリーダー、ロードエクレールといった該当する馬は狙っていきたいところだ。

しかし複勝率が一番高いのが距離短縮組。とくに関西馬が前走ダート戦かつ距離短縮で挑んでくると【3.4.4.12】、複勝率47.8%、複勝回収率166%。人気薄の馬も好走しており、帝王賞組のスワーヴアラミスや師走S組のアメリカンシードなど該当馬に期待したい。

■4角位置取り別成績
4角先頭【1.2.3.2】
 勝率12.5% 複勝率75.0%
4角2番手【4.3.1.4】
 勝率33.3% 複勝率66.7%
4角3番手【1.1.1.4】
 勝率14.3% 複勝率42.9%
4角4-6番手【2.2.0.21】
 勝率8.0% 複勝率16.0%
4角7-9番手【0.0.1.22】
 勝率0.0% 複勝率4.3%
4角10番手以下【0.0.2.28】
 勝率0.0% 複勝率6.7%

直線が短く、平坦な小回りコースということもあり、やはり4角で最低でも6番手以内にはポジションをとる必要がありそう。そのことは4角7番手以下だと複勝率がわずか5.7%であることからも言えそうだ。

しかし前走逃げた馬がいいというわけでもなく、前走4角1番手で通過した馬は【1.2.2.13】と冴えない成績。位置取りのスイートスポットは前走4角4-6番手の馬で【5.2.2.20】、勝率17.2%、単勝回収率105%と抜群の成績だ。今年はオメガレインボー、スワーヴアラミス、ダノンファラオ、ヒストリーメイカー、ブラッティーキッドの5頭が該当しており、ここから好走馬が出るか注目だ。

(Text:nakai)

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