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コラム

2022/04/26  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【天皇賞・春(GI)攻略データコラム】年齢と斤量の変化に馬券のヒントが

天皇賞・春(GI) 4歳上 定量 阪神芝3200m
※2012年以降、過去10年分のレースデータを基に分析する。ただし今年は昨年に続き、例年の京都ではなく阪神で開催されるので、後半では急坂・長距離重賞での実績を元にレース検討を試みる。

■人気
・1番人気/【3.2.0.5】
 勝率30.0% 複勝率50.0%
・2番人気/【4.0.2.4】
 勝率40.0% 複勝率60.0%
・3番人気/【1.3.1.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・4番人気/【1.1.3.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・5番人気/【0.0.0.10】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・6番人気/【0.1.1.8】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・7-9番人気/【0.1.1.28】
 勝率0.0% 複勝率6.7%
・10番人気以下/【1.2.2.72】
 勝率1.3% 複勝率6.5%

過去10年で1番人気が3勝、2番人気が4勝。近5年に限れば5回中4回は1番人気か2番人気が優勝しており、勝ち馬は堅い傾向にある。

また、1-4番人気の複勝率はだいたい5割。4番人気以内のうち2頭以上が馬券圏内に入った年は過去10年中8回もある。阪神芝3200mに替わった昨年も「3人気→1人気→4人気」と堅く収まっており、基本的に人気薄が割り込む余地が少ないレースだ。

実際、5-9番人気の成績は低調で、特に5番人気は全滅状態。さらに10年遡っても連対例がなく(3着は3回)、偶然かもしれないが“鬼門”の人気となっている。

ただし、フタ桁まで人気が下がると反発が見られ、過去10年で5回、10番人気以下の超人気薄が馬券に絡んでおり、一昨年も単勝オッズ60倍超の11番人気スティッフェリオがアワヤの2着に激走した。

まとめると、「1着は1、2番人気」+「相手は4番人気以内」+「ヒモは10番人気以下&どうしても買いたい馬」といった感じで馬券を組み立てるのがいいのではないか。

■年齢
・4歳/【3.2.4.33】
 勝率7.1% 複勝率21.4%
・5歳/【6.3.1.40】
 勝率12.0% 複勝率20.0%
・6歳/【1.4.2.28】
 勝率2.9% 複勝率20.0%
・7歳/【0.0.3.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・8歳以上/【0.1.0.19】
 勝率0.0% 複勝率5.0%

勝率ベースでは過去10年で6勝、勝率が唯一フタ桁台の12.0%ある5歳馬がトップ。タフな長距離戦のため、体力が完成し充実期にある5歳馬にアドバンテージがあるのだろう。

複勝率ベースでは4-6歳馬にほとんど差はない。ただし、4歳馬は人気をするので複勝回収率は48%と平均を大きく割り込むのに対し、5-6歳馬は複勝回収率がプラス収支を記録し、馬券妙味はこちらにある。7歳馬も勝ち馬ゼロながら複勝率は15.0%と悲観的な成績ではなく、複勝回収率は139%と高いので、ヒモなら押さえて構わない。

8歳以上となると、2016年の2着一度のみ。しかもその2着馬は前年の3着馬カレンミロティックであり、それくらいの実績がないと好走は厳しそうだ。

☆5歳馬⇒アイアンバローズ、ヴァルコス、ディープボンド、ヒートオンビート、ロバートソンキー

■斤量増減
・増減なし/【3.2.0.6】
 勝率27.3% 複勝率45.5%
・1-1.5キロ増/【4.3.3.38】
 勝率8.3% 複勝率20.8%
・2-2.5キロ増/【3.4.6.62】
 勝率4.0% 複勝率17.3%
・3キロ以上増/【0.1.1.29】
 勝率0.0% 複勝率6.5%

天皇賞は数少ない「牡馬58キロ、牝馬56キロ」の過酷な斤量で行なわれるGIレース。そこで前走からの斤量の増減別データを調べてみた。なお、今年は前走から斤量が軽くなる馬および同斤の馬の出走はゼロである。

すると上掲のように、斤量の増加が大きくなるにつれて、反比例するように好走率は低下していく。背負い慣れない58キロ(牡馬の場合)だけに、増加分が大きいほうが、よりこたえるのだろう。また昨年に続き今年も京都から、よりタフな阪神に替わるので、斤量の増加は大きな負担となるはずだ。

特に3キロ以上斤量が増えると、勝ち星ゼロで2、3着も1回ずつのみ。これはさらに10年遡っても、まったく同様。また、4キロ以上増えて馬券になった馬は近10年で一頭もいなかった。ダイヤモンドSを54キロのハンデで快勝したテーオーロイヤルは、今回4キロ増える計算。一定の支持を集めそうな同馬にとって、かなり深刻なデータとなりそうだ。

■前走クラス
・重賞以外/【0.0.0.14】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GIII/【0.1.0.18】
 勝率0.0% 複勝率5.3%
・GII/【8.8.9.100】
 勝率6.4% 複勝率20.0%
・GI/【2.1.0.4】
 勝率28.6% 複勝率42.9%

前走のクラス別成績を調べると、まず条件戦やオープン特別など「重賞以外」から駒を進めた馬が馬券になったことは皆無。最高でも5着に1回来ただけだ。

また、GIIIからの臨戦も結果は厳しく、2015年に2着したフェイムゲーム1例のみ。同馬はそれまで重賞を4勝しており、それくらいの実績がないと、(GI・GIIに比較すれば)ゆるい流れのGIII経由馬は通用しないのだろう。

馬券の中心になるのは前走GII以上。今年は前走GI出走馬がいないので、前走GII組からの取捨になる。

GII組は東の日経賞【3.2.4.42】と西の阪神大賞典【3.3.4.48】が主力となるが、どちらも好走率自体は平均的。そこで、さらなる絞り込みが必要になるのだが、日経賞組はひじょうに簡単。馬券になった9頭中8頭が、日経賞で3着以内に好走していたのだ。例外の1頭・2014年1着のフェノーメノも前走5着と掲示板は確保しており、しかも同馬は前年の覇者で日経賞は明らかに叩き台だった。

一方、阪神大賞典組は前走の着順や人気、着差などを調べても、目立った好走条件は見当たらなかった。しいていえば、好走馬10頭はすべて4角通過順位が5位以内という共通点があったのだが、これは昨年以外の9年は阪神より馬場が軽い京都開催の結果を集計したものなので、今年はあまりアテにならないだろう。

もっとも前走の着順や着差などに傾向がないということは、大敗馬や人気がなかった馬にもチャンスがあるということ。なので、阪神大賞典組は前走結果にとらわれず、当日人気がない馬でも狙ってみて悪くないかもしれない。

☆前走日経賞で3着以内⇒タイトルホルダー、ヒートオンビート
☆前走阪神大賞典⇒アイアンバローズ、シルヴァーソニック、ディープボンド、トーセンカンビーナ、マカオンドール、ユーキャンスマイル

■騎手
・横山武/【3.0.0.6】
・C.ルメール/【2.3.3.4】
・和田竜/【2.2.1.5】
・藤岡康/【2.1.0.2】
・武豊/【2.0.3.7】
・横山典/【2.0.2.9】
・田辺/【1.1.2.9】
・池添/【1.1.1.13】
・M.デムーロ/【0.4.0.8】
・川田/【0.2.2.8】
・松山/【0.2.2.6】
・石橋/【0.2.1.5】

騎手と厩舎のデータについては、「最後に急坂のある中山・阪神で開催された芝2400m以上のGI・GII戦」の近5年の結果を集計。この条件で3回以上馬券になった騎手を挙げてみた。

着度数トップは3勝の横山武騎手。3勝はすべて異なる馬によるもので、4番人気での勝利もあり、この条件は得意な様子。ただし今年は騎乗予定がない。

好走数最多は8回のルメール騎手。好走率もダントツの高さではあるものの、内訳を見ると少々不安な面も。ふたつの勝ち星はいずれも芝2400mでのもので、それを超える距離での優勝はない。しかも1番人気での騎乗が多く、むしろ取りこぼしているケースが目立つのだ。決して腕っぷしが強いジョッキーではなく、急坂コースは得意とはいえないので、積極的にプッシュすることはできない。

2勝2着2回3着1回と良績が目立つのは和田竜騎手。ただし連対4回はすべてディープボンドによるもので、好走要因が馬の力なのか鞍上の腕なのか、判断しかねるところ。もっとも今回はそのディープボンドで臨むわけで、評価を上げこそすれ、下げる必要はないだろう。

藤岡康騎手の上位登場は少々意外。もっとも、昨年の京都大賞典でマカヒキを鬼追いで勝利に導いたのはインパクト大だった。好走3回はすべて別の馬によるものと同時に、どれも差しての好走。元来、差しが巧いジョッキーなので、差し追い込みの展開なら不気味な存在になるかも。

ペース判断の巧みな武豊騎手は2勝3着3回で流石といったところだが、好走5回はすべて4番人気以内と人気サイドでのもの。もともと急坂コースは得意ではなく、人気薄の馬をGIで持ってこられるかどうかは疑問符がつく。同じく大ベテランの横山典騎手はフタ桁人気での激走もあるのだが、今年は騎乗予定がない。

田辺騎手は2020年日経賞を9番人気スティッフェリオで3着に激走するなど穴好走が多く、今年タッグを組むディバインフォースも6番人気でステイヤーズSを優勝させた。中山が得意な騎手であり、急坂コースは苦にしないはず。ただし関西主場である阪神京都での重賞成績が芳しくない点は気がかりだ。

池添騎手は集計期間内の好走はすべて3番人気以内と人気サイド。ただし“グランプリ男”の異名をとるように有馬記念や宝塚記念が滅法得意であり、阪神内回りのような小回り急坂コースはお手の物。京都開催とはいえ2016年には13番人気のカレンミロティックをハナ差の2着に持ってきており、注意が必要なジョッキーといえよう。

勝ち星なしで好走4回のデムーロ騎手は3番人気以内でしか馬券に絡めていなかった。ただし同騎手も騎乗予定がない。同じく勝ち星なしで好走4回の川田騎手も、デムーロ騎手同様に人気馬での好走しかなく、高評価しにくい。

好走4回の松山騎手は一昨年の有馬記念、11番人気サラキアでの2着激走が光る。ただし長距離戦が得意な印象がなく、実際芝2200m以上での重賞勝利は三冠馬デアリングタクトによるオークス1鞍しかなかった。

好走3回の石橋騎手はそのうち2回が今走の相棒・アイアンバローズによるもの。同騎手も長距離戦が得意なイメージは薄いものの、騎乗9回のうち昨年の日経賞(2番人気で3着)以外はすべて人気より着順が上回っていた。春の天皇賞は京都開催ながら14番人気のビートブラックで制したことがあるので、ここでも大駆けがあるかもしれない。

☆和田竜騎手騎乗予定⇒ディープボンド
☆藤岡康騎手騎乗予定⇒トーセンカンビーナ
☆田辺騎手騎乗予定⇒ディバインフォース
☆池添騎手騎乗予定⇒ヒートオンビート
☆石橋騎手騎乗予定⇒アイアンバローズ

■厩舎
・友道/【4.3.6.13】
・大久保/【2.2.0.2】
・手塚/【2.0.2.6】
・池江/【0.2.3.16】

騎手同様に、前記の条件で3回以上複勝圏内に入った厩舎を列挙した。

着度数でトップに立つ友道厩舎は、阪神芝3200mで施行された昨年の天皇賞・春もワールドプレミアで制したように、2400m以上の芝長距離戦では無類の強さを見せる。好走9回も5頭の馬によるものであり、芝の長距離馬の育成という点では現役屈指といっても過言ではない。今年は3頭出しの予定でどれも人気はなさそうだが、安易に軽視するのは禁物だ。

大久保厩舎の好走4回は和田竜騎手同様に、すべてディープボンドによるもの。同厩舎の急坂・長距離適性は判定不能だが、当のディープボンドが出走するのだから重視せざるを得ない。ちなみに同厩舎の初GI勝利は長距離戦の菊花賞で、勝ち馬アサクサキングスは後に阪神大賞典も制していた。

手塚厩舎は同じく好走4回とはいえ、内訳は3頭の馬によるもの。6番人気・4番人気での中穴勝利もあり、そもそも天皇賞・春はフィエールマンで連覇している。長距離手腕があることは明らかで、美浦所属ながら関西遠征も苦にしない。注目に値するステーブルだ。

池江厩舎も4頭の馬で3着内5回を達成している。春秋グランプリに強いことは有名であり、急坂の長距離戦は得意なのだろう。

☆友道厩舎⇒ヴァルコス、ヒートオンビート、ユーキャンスマイル
☆大久保厩舎⇒ディープボンド
☆手塚厩舎⇒マイネルファンロン
☆池江厩舎⇒シルヴァーソニック

(Text:sakura kyosuke)

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