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コラム

2022/04/26  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【青葉賞(GII)攻略データコラム】8年連続好走の1番人気+1勝クラス組を狙え!

青葉賞(GII) 3歳 馬齢 東京芝2400m
※東京芝2400mで行われた過去10年のデータをもとに分析する。

■全体傾向
・人気
--------------------------------
1人気【3.3.3.1】勝30.0% 連60.0% 複90.0%
2人気【0.0.1.9】勝0.0% 連0.0% 複10.0%
3人気【2.0.1.7】勝20.0% 連20.0% 複30.0%
4人気【1.3.1.5】勝10.0% 連40.0% 複50.0%
5人気【1.1.1.7】勝10.0% 連20.0% 複30.0%
6-9人気【2.2.2.34】勝5.0% 連10.0% 複15.0%
10人気以下【1.1.1.73】勝1.3% 連2.6% 複3.9%
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1番人気は断然の安定感がある。唯一敗れたのは13年のレッドレイヴン。東スポ杯2歳S2着の実績があったが、キャリア3戦がすべて1800mで、2000m以上の経験がなかった。

1番人気に推された10頭中8頭が2000m以上の経験があったが、2000m以上未経験でも好走を果たしたのが昨年2着のキングストンボーイだ。レベルが高ったと評される昨年の共同通信杯4着という実績もそうだが、もとより共同通信杯組は皐月賞やダービーといったクラシック路線へ向けて有力馬が集まりやすく、レベルが高くなる。レッドレイヴンは新たな成長株と対戦をしないままに、東スポ杯2歳Sからの直行ローテとなったのが仇になった可能性はあるだろう。
1番人気に推されるなら、まず距離実績をチェックしよう。

1番人気が絶好調である一方、2番人気が奮っておらず、前走重賞組が5頭いて重賞経験があるにもかかわらず結果が出ていない。結果論になってしまうが、その後は5頭とも2000m以下での好走が多く、「2400mの重賞」となると適性がなかったという見方ができる。
2番人気はよく吟味すべきだし過信できないことは留意すべき。
よって、3-5番人気の出番が多くなっている。

馬連平均は6110円で万馬券が2回、三連複平均は1万3397円で万馬券が4回あるものの、他は20-50倍台となっている。馬単平均が1万3480円で万馬券3回なので、高配当を掴むには馬単マルチが最もコスパが良さそうだ。

・前走クラス
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未勝利【0.0.0.16】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
1勝【6.7.8.71】勝6.5% 連14.1% 複22.8%
OP特別【0.0.1.11】勝0.0% 連0.0% 複8.3%
リステッド【0.0.0.4】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
GIII【1.2.1.17】勝4.8% 連14.3% 複19.0%
GII【3.1.0.16】勝15.0% 連20.0% 複20.0%
GI【0.0.0.1】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
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1勝クラス組と重賞組がメイン。1勝クラスは出走数最多、馬券絡みも最多の21頭。主軸はここだろう。

GII組は弥生賞【2.1.0.7】とスプリングS【1.0.0.9】。前者は0秒5以内の負けだった馬がすべて馬券絡みとなっている。後者は距離延長が功を奏したゴーフォザサミットが唯一の勝利で、クラシックのトライアルの中ではレースレベルが劣るので評価を落としていいだろう。GIII組は2019年から好調で、19-21年で見ると【1.2.1.4】。近年のトレンドと見てよさそう。

未勝利戦組は惨敗しており、掲示板に載れたのもわずか3頭。経験不足な感は否めないので、割引が必要。今年はルメール騎手が騎乗予定のダノンギャラクシーなど複数が該当する。

・枠
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1枠【2.1.1.14】勝11.1% 連16.7% 複22.2%
2枠【1.3.0.14】勝5.6% 連22.2% 複22.2%
3枠【1.0.2.15】勝5.6% 連5.6% 複16.7%
4枠【2.2.2.13】勝10.5% 連21.1% 複31.6%
5枠【2.1.3.14】勝10.0% 連15.0% 複30.0%
6枠【1.1.0.18】勝5.0% 連10.0% 複10.0%
7枠【1.2.1.22】勝3.8% 連11.5% 複15.4%
8枠【0.0.1.26】勝0.0% 連0.0% 複3.7%
--------------------------------
ダービーの時のように絶対1枠というわけではないが、内と外なら内めの枠が好成績を残している。

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1-4枠【6.6.5.56】勝8.2% 連16.4% 複23.3%
5-8枠【4.4.5.80】勝4.3% 連8.6% 複14.0%
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開幕週の影響で外めの枠の方が厳しい結果に。
勝率、連対率は1-4枠が5-8枠の約2倍の数字になるので、狙い馬が内めの枠に入った際はプラスに評価していいだろう。ただし、外枠でも真ん中寄りの5枠は十分狙える。馬券になった6頭すべてが中団で脚を溜めるような競馬ができた馬だった。馬群でじっくり脚を溜められる馬が5枠に入ればおもしろそう。

・キャリア
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2戦【0.0.3.7】勝0.0% 連0.0% 複30.0%
3戦【1.2.1.26】勝3.3% 連10.0% 複13.3%
4戦【5.1.3.25】勝14.7% 連17.6% 複26.5%
5戦【1.5.2.30】勝2.6% 連15.8% 複21.1%
6戦【2.2.1.20】勝8.0% 連16.0% 複20.0%
7戦以上【1.0.0.27】勝3.6% 連3.6% 複3.6%
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キャリア4-6戦がホットゾーンで、7戦以上は嫌っていい。キャリア2戦は16年1番人気レーヴァテイン、19年3番人気ピースワンパラディ、20年1番人気フィリオアレグロで、いずれも上位人気だったが3着までと少し物足りない結果だ。

・間隔
--------------------------------
中2週以内【0.0.0.14】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
中3週【4.2.2.35】勝9.3% 連14.0% 複18.6%
中4-8週【5.6.5.68】勝6.0% 連13.1% 複19.0%
中9-24週【1.2.3.18】勝4.2% 連12.5% 複25.0%
半年以上【0.0.0.1】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
--------------------------------
重賞なので押せ押せローテでは厳しく、ある程度の間隔が必要とされる。近3年で見てみると、中3週の馬は馬券絡みがない一方で中9-24週の馬が好走傾向にある。ステップとしては弥生賞、大寒桜賞、水仙賞、ゆきやなぎ賞、すみれSがメインとなる。

・生産者
--------------------------------
ノーザンF【5.5.6.35】勝9.8% 連19.6% 複31.4%
社台F【1.0.0.24】勝4.0% 連4.0% 複4.0%
追分F【1.0.0.2】勝33.3% 連33.3% 複33.3%
白老F【0.1.1.5】勝0.0% 連14.3% 複28.6%
その他【3.4.3.70】勝3.8% 連8.8% 複12.5%
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社台系生産馬の中でもノーザンFが圧倒。14年以降は最低1頭、15年以降で見れば最低2頭は馬券内に好走している。軸はノーザンF生産馬から選びたい。
今年はクワイエットホーク、ジャスティンスカイ、ダノンギャラクシー、レヴァンジルが該当する。

■前走重賞組
今年はオウケンボルトのみだが、前走重賞組【4.3.1.34】から好走条件に該当するか確認してみる。

(1)前走勝ちまたは0秒9以内の負け
【4.3.1.23】勝12.9% 連22.6% 複25.8%

(2)さらに前走上がり5位以内
【4.2.1.16】勝17.4% 連26.1% 複30.4%

(3)さらにキャリア4-5戦
【4.2.0.6】勝33.3% 連50.0% 複50.0%

単複回収値は216/95。

☆今年の該当馬☆
なし
オウケンボルトはキャリア6戦で好走条件から外れてしまった。キャリアが浅すぎても結果が出ていないが、6戦以上になると「積みすぎ」となってしまう。


■前走1勝クラス組
最も馬券絡みが多い1勝クラス【6.7.8.71】からピックアップする。

(1)前走距離2200mまたは2400m
【6.7.7.45】勝9.2% 連20.0% 複30.8%

(2)さらに前走3番人気以内かつ5着以内
【5.6.5.20】勝13.9% 連30.6% 複44.4%

(3)さらにキャリア2-6戦
【5.6.5.15】勝16.1% 連35.5% 複51.6%

長い距離を走って善戦した経験がないと重賞での好走は難しい。1勝クラス組ならキャリアは6戦までが許容範囲内だった。
単複回収値は285/205。

☆今年の該当馬☆
グランシエロ、ディライトバローズ、ロードレゼル、サンライズエース
4頭が該当したが、これまで馬券になった30頭中27頭が「重賞出走経験あり」または「2200m以上の1勝クラスで1着実績あり」だったことを踏まえると、グランシエロ(東スポ杯2歳S出走)とロードレゼル(水仙賞勝ち)を上位に取りたい。


■ノーザンF生産馬
馬券圏内の半分以上を占めるノーザンF生産馬【5.5.6.35】から軸候補をピックアップする。

(1)前走3着以内
【5.5.6.25】勝12.2% 連24.4% 複39.0%

(2)さらに関西騎手または外国人騎手
【4.3.5.10】勝18.2% 連31.8% 複54.5%

(3)さらにキャリア2-5戦
【4.3.4.6】勝23.5% 連41.2% 複64.7%

前走好走が必須条件。さらに関西騎手や外国人騎手といった有力騎手を配してきた場合は勝負度合いが高いと見ていいだろう。加えて、比較的フレッシュな状態のキャリア2-5戦馬なら更にいい。
単複回収値は87/116。

☆今年の該当馬☆
レヴァンジル、ダノンギャラクシー
ダノンギャラクシーは結果が出ていない前走未勝利組。ここではレヴァンジルを推す。
前走リステッド組も奮っていないが、まずサンプル数が少ない。またリステッドのすみれSから出走したのは20年のブルーミングスカイのみで、すみれS4着→青葉賞4着と善戦していた。すみれS2着の実績があり、レーン騎手を配してきたことからもレヴァンジルなら通用する可能性は十分。


よって、データから導き出された青葉賞は

■前走1勝クラス組から狙うべき馬は、グランシエロ、ロードレゼル

■ノーザンF生産馬から軸候補は、レヴァンジル


となった。

(Text:funaki)

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