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コラム

2022/03/22  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【高松宮記念(GI)攻略データコラム】人気サイドが意外と強し 立ち回りの巧い馬を探せ!

高松宮記念(GI) 4歳上 定量 中京芝1200m
※2012年以降、過去10年分のレースデータを基に分析する。

■人気
・1番人気/【2.1.3.4】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
・2番人気/【3.4.0.3】
 勝率30.0% 複勝率70.0%
・3番人気/【2.2.3.3】
 勝率20.0% 複勝率70.0%
・4-6番人気/【2.1.1.26】
 勝率6.7% 複勝率13.3%
・7-9番人気/【1.1.0.28】
 勝率6.7% 複勝率13.3%
・10番人気以下/【0.1.3.85】
 勝率0.0% 複勝率4.5%

1番人気は過去10年で2勝、複勝率は60.0%と1番人気としてはひと息。だが2番人気と3番人気は複勝率70.0%と信頼度が高い。

3年前に3連単449万馬券が炸裂したせいか、荒れる印象の強いレースだが、実は1-3番人気が揃って着外に飛んだ年はなく、大荒れだった3年前も勝ち馬は3番人気だった。また1-3番人気のうち2頭が3着内に入った年は7回あり、さらに1-3番人気の3頭が上位独占したガチガチ決着の年が3回もあったのだ。

1-3番人気の合算成績は【7.7.6.10】となり、勝率は23.3%、複勝率は66.7%。回収率は単勝120%、複勝123%と、プラス収支を計上している。これらを見ても、軸は3番人気以内から取るのが賢明であろう。

4番人気以下は満遍なくパラパラと好走しており、目立った傾向や狙い目は特にない。10番人気以下のフタ桁人気馬も馬券になっており、2019年にはブービー人気の17番人気ショウナンアンセムが3着に激走したり、また降着になったのでデータには集計されていないものの、2020年には15番人気のクリノガウディーが1位入線(4着降着で確定)もしている。

このように、とんでもない大穴馬も飛び込む可能性があるレースなので、相手やヒモには人気を気にすることなく買いたい馬を押さえたほうがよさそうだ。

■年齢
・4歳/【3.2.4.30】
 勝率7.7% 複勝率23.1%
・5歳/【5.2.3.36】
 勝率10.9% 複勝率21.7%
・6歳/【1.6.3.34】
 勝率2.3% 複勝率22.7%
・7歳/【1.0.0.27】
 勝率3.6% 複勝率3.6%
・8歳以上/【0.0.0.22】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

4歳馬が3勝で、5歳馬が5勝。ただし2020年は4歳馬のクリノガウディーが1位入線後降着し、2位入線の5歳馬モズスーパーフレアが繰り上がって1着となったので、実質的には4勝同士である。アタマを獲るのは、4、5歳の若い馬だ。

一方、複勝率を見ると4、5、6歳馬にほとんど差はない。6歳馬は2着数は6回と最多で、2019年の449万馬券の立役者も6歳馬だったので、配当アップのためにも相手に6歳馬は拾っておきたい。

7番人気となると、一気に成績が落ち、唯一の好走例・2015年の1着は海外馬のエアロヴェロシティ。オセアニア競馬のセン馬は高齢になっても活力が落ちず、これは例外扱いでいい。8歳以上は全滅でもあり、7歳以上の高齢馬は大きく割り引きたい。

■馬体重
・439キロ以下/【0.0.0.4】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・440-459キロ/【0.0.1.19】
 勝率0.0% 複勝率5.0%
・460-479キロ/【1.1.4.35】
 勝率2.4% 複勝率14.6%
・480-499キロ/【6.3.2.38】
 勝率12.2% 複勝率22.4%
・500-519キロ/【1.6.2.36】
 勝率2.2% 複勝率20.0%
・520キロ以上/【2.0.1.17】
 勝率10.0% 複勝率15.0%

大きめの馬の成績がよく、480キロ以上がひとつのライン。ホットゾーンは最多の6勝を挙げている480-499キロの体重帯となっている。再三登場している2020年1位入線のクリノガウディーも当日494キロで、このゾーンに該当していた。

さらにこのとき4位入線から3着に繰り上がったダイアトニックは当日472キロであり、降着がなければ馬券外。上記のデータに示される「480キロ以上」の足切りラインはより精度が上がるはずだった。

中京開催は例年、大型馬の活躍が目立つうえ、ここはスプリンターの頂上戦ということで、馬力のある巨漢馬に有利に働くのだろう。

☆前走480キロ以上⇒カイザーメランジェ、キルロード、クリノガウディー、サリオス、サンライズオネスト、シャインガーネット、ジャンダルム、ダイメイフジ、トゥラヴェスーラ、ナランフレグ、ファストフォース、ライトオンキュー、レシステンシア、ロータスランド、ヴェントヴォーチェ

■騎手・厩舎東西比較
◎騎手
・美浦/【0.2.1.49】
 勝率0.0% 複勝率5.8%
・栗東/【9.8.9.93】
 勝率7.6% 複勝率21.8%
・外国/【1.0.0.7】
 勝率12.5% 複勝率12.5%

騎手は関西の圧勝で、関東の騎手は過去10年勝ったことがない。美浦所属騎手の優勝は2006年の柴田善騎手(オレハマッテルゼ)まで遡らなければならない。今年上位人気必至のレシステンシアは関東の横山武騎手が騎乗予定なのだが、これは気になるデータになるだろう。

◎厩舎
・美浦/【1.4.4.44】
 勝率1.9% 複勝率17.0%
・栗東/【8.6.6.104】
 勝率6.5% 複勝率16.1%
・外国/【1.0.0.1】
 勝率50.0% 複勝率50.0%

一方、厩舎データを見ると、勝ち星こそ関東1勝:関西8勝で関西優位だが、複勝率はわずかながら関東が上。さらに馬券になった関東馬9頭の中には、5番人気1着(2017年セイウンコウセイ)、8番人気2着(2014年スノードラゴン)のみならず、フタ桁人気馬が3頭も含まれていた。

例年、関西馬の出走数のほうが多く、今年も関東馬の登録は少ないのだが、この中に大穴馬が潜んでいるかもしれない。

■枠別
・1枠/【0.0.1.19】
 勝率0.0% 複勝率5.0%
・2枠/【3.2.1.14】
 勝率15.0% 複勝率30.0%
・3枠/【2.1.0.17】
 勝率10.0% 複勝率15.0%
・4枠/【0.2.4.14】
 勝率0.0% 複勝率30.0%
・5枠/【2.0.2.16】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・6枠/【1.1.0.18】
 勝率5.0% 複勝率10.0%
・7枠/【1.1.1.26】
 勝率3.4% 複勝率10.3%
・8枠/【1.3.1.25】
 勝率3.3% 複勝率16.7%

・1-4枠/【5.5.6.64】
 勝率6.3% 複勝率20.0%
・5-8枠/【5.5.4.85】
 勝率5.1% 複勝率14.1%

まず目につくのが、1枠の不振。20頭中15頭がフタ桁人気で人気馬が少なかったとはいえ、過去10年で連対馬ゼロ、3着馬がわずか1頭という結果は言い訳できるものではない。しかも唯一の3着はあのロードカナロアで、1番人気の支持を裏切るものだった。

さらに10年遡っても1枠の低迷は変わらず、なんと2003年1着のビリーヴ以外、連対馬は出ていないのだ。これを見ても1枠が不利であるのは明白。おそらくスタート後にテンの速い馬たちがインに殺到し、最内の馬は揉まれる不利が大きく働くのだろう。

内めの1-4枠と外めの5-8枠を比較すると、勝ち数はイーブンだが、複勝率自体は若干内めが有利。なかでも2枠と4枠の好走率が高めに出ている。

もうひとつ、4番人気以下に絞った枠別データを見ると、5-8枠の外めの枠から馬券になった4頭のうち3頭は逃げ先行策で好走したもの。件の降着馬クリノガウディーも6枠11番から3番手に先行していた。つまり道中は馬場の内めを通った馬が穴をあけているわけで、枠順含めて“イン有利”である点は忘れてはならない。

■脚質・上がり順位
◎脚質
・逃げ/【1.0.1.8】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・先行/【5.3.3.28】
 勝率12.8% 複勝率28.2%
・差し/【4.6.6.64】
 勝率5.0% 複勝率20.0%
・追込/【0.1.0.49】
 勝率0.0% 複勝率2.0%

◎上がり順位
・1位/【2.2.0.10】
 勝率14.3% 複勝率28.6%
・2位/【0.2.2.5】
 勝率0.0% 複勝率44.4%
・3位/【1.0.0.12】
 勝率7.7% 複勝率7.7%
・4-5位/【3.2.3.10】
 勝率16.7% 複勝率44.4%
・6位以下/【4.4.5.112】
 勝率3.2% 複勝率10.4%

逃げ・先行のほうが率的には上なものの、実際の数的には差し馬もよく来ている。後方一気が決まらないこと以外は、脚質にこだわる必要はあまりなさそう。

注目すべきは上がり順位のデータ。通常、上がり上位を記録した馬の成績はよくなるものなのだが、高松宮記念では上がり1位から3位までを見ても、数字はパッとしない。もっとも成績がいいのは勝率16.7%、複勝率44.4%を記録している4-5位のゾーンなのだ。

この脚質データと上がり順位データからわかることは、スピードや決め手以上に求められるのは“立ち回りの巧さ”であるということ。中京芝1200mは特殊なコースで、このコースでしか走らない“コース巧者”が生まれやすい。実際、この10年でもセイウンコウセイやレッツゴードンキなどリピーター好走が目立つ。コース適性の高い馬をうまくすくい取りたい。

■前走レース
・シルクロードS/【4.2.2.22】
 勝率13.3% 複勝率26.7%
・阪急杯/【3.3.3.37】
 勝率6.5% 複勝率19.6%
・オーシャンS/【1.2.4.58】
 勝率1.5% 複勝率10.8%
・阪神C/【0.1.0.6】
 勝率0.0% 複勝率14.3%
・京都牝馬S/【0.1.0.4】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・京阪杯/【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・海外GI/【2.0.1.4】
 勝率28.6% 複勝率42.9%
・OP特別以下/【0.0.0.9】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

ステップ別では、シルクロードS組の好走率が最上位。過去10年のうち8回はこの組が馬券に絡んでおり、絡まなかった2回も2015年は11番人気1頭しか出走せず。また昨年は別路線組の1-3番人気がそのまま3着内に収まる力通りの決着で、それでも4、5着にはシルクロードS組が入っていた。

シルクロードS組の取捨は「前走の人気」。馬券になった8頭はすべて前走シルクロードSで5番人気以内に支持されていた。2020年2位入線→1着繰り上がりだったモズスーパーフレアは前走で2番人気に評価されていたのに、そこで4着に敗れていたためか当日は9番人気まで人気を落としていた。

好走数では阪急杯組のほうが上。こちらも取捨は「前走の人気」で馬券になった9頭すべて前走で4番人気以内だった。ちなみに、例のクリノガウディーも前走阪急杯では3番人気の上位評価だった。

オーシャンS組は前2レースに成績こそ見劣るものの、好走馬7頭のうち3頭がフタ桁人気馬で大穴メーカーと化している。一方、オーシャンSを勝った馬は8頭走って全滅。内訳を見ても2-5番人気が6頭も含まれていた。これは中山芝1200mと中京芝1200mとでは、求められる適性が大きく異なるからだと推測される。

サンプル数が少ない阪神C組と京都牝馬S組だが、それぞれ1頭の好走馬はどちらもGIホースという共通点があった。そういう点では、今年の阪神C組であるグレナディアガーズにとっては都合のいいデータとなろう。

あとは海外GI組は高確率で走ってくる。馬券になった3頭は当日4番人気以内だったので、ここがひとつの目安になるかもしれない。一方、前走条件クラスやOP特別から臨んだ馬の好走例はゼロ。OP特別以下の組は問答無用で切っても構わない。

☆前走シルクロードSで5番人気以内⇒メイケイエール
☆前走阪急杯で4番人気以内⇒ダイアトニック
☆前走海外GI⇒サリオス、レシステンシア

■種牡馬系統
・キングマンボ系/【2.2.2.11】
 勝率11.8% 複勝率35.3%
・ストームキャット系/【1.0.1.7】
 勝率11.1% 複勝率22.2%
・ミスタープロスペクター系/【3.2.2.27】
 勝率8.8% 複勝率20.6%
・ロベルト系/【0.1.0.5】
 勝率0.0% 複勝率16.7%
・サンデーサイレンス系/【1.3.4.57】
 勝率1.5% 複勝率12.3%
・ノーザンダンサー系/【1.0.0.17】
 勝率5.6% 複勝率5.6%

種牡馬の系統別に見ると、キングマンボ系の好走率が勝率・複勝率ともトップ。ただし馬券になった6頭はすべて3番人気以内だったので、種牡馬適性が向いたのか、単純に能力が高かったのか判別しにくい。もっともキングマンボ系を除くミスタープロスペクター系も好走率高めのうえ、こちらは穴での激走も多いので、コース適性はあると見るのが自然であろう。

一方、芝レースでは常に高成績のはずのサンデーサイレンス系が、ここでは不振を極めている。好走率が低いうえに馬券になってもほとんど人気サイドなので、回収率は単勝11%、複勝31%と悲惨な数字となっている。中京芝1200mが他とは違う特殊なコースであることが、ここからもわかるのではないか。

ストームキャット系はサンプルが少ないながら、勝ち馬も出しており上々の成績。また同じくサンプル不足のロベルト系もスクリーンヒーローを父に持つクリノガウディーの着外成績を「1着」とみなせば【1.1.0.4】という成績となり、こちらも狙える率にはなる。

ストームキャット系を除くノーザンダンサー系はかなり厳しい成績。唯一の好走馬は2012年1着のカレンチャンであり、同馬が秋春スプリントGI制覇の名馬であったことと。10年も前の古い事例であったことを鑑みると、この系統には手は出せない。

☆父キングマンボ系⇒キルロード、ファストフォース、レイハリア
☆父ミスタープロスペクター系⇒カイザーメランジェ、ダイメイフジ
☆父ストームキャット系⇒エイティーンガール、ライトオンキュー
☆父ロベルト系⇒クリノガウディー、ロータスランド

(Text:sakura kyosuke)

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