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コラム

2021/08/17  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【札幌記念(GII)攻略データコラム】脚質に意外な傾向が!?

札幌記念(GII) 3歳上 定量 札幌芝2000m
※過去10年のレースデータを基に分析していく。ただしコース適性に基づく項目については、函館で開催された2013年を除く近9年のデータを採用する。

■人気
・1番人気/【1.4.3.2】
 勝率10.0% 複勝率80.0%
・2番人気/【4.0.2.4】
 勝率40.0% 複勝率60.0%
・3番人気/【1.0.0.9】
 勝率10.0% 複勝率10.0%
・4-6番人気/【4.3.3.20】
 勝率13.3% 複勝率33.3%
・7-9番人気/【0.2.1.27】
 勝率0.0% 複勝率10.0%
・10番人気以下/【0.1.1.51】
 勝率0.0% 複勝率3.8%

1番人気は過去10年で複勝率80%と好走率は高いものの、1着になったのは1回しかなく、それも2011年と10年も前の記録。つまり9年連続で敗れているのだ。それ以前の10年も3勝にとどまっており、3連系の軸には向くが1着固定にはしづらい。

2番人気は4勝3着2回で、1着に据えるならこちらのほうが向きそう。また1-2番人気の合算成績は【5.4.5.6】、勝率25.0%、複勝率70.0%、単勝回収率95%、複勝回収率103%と信頼度のある成績となっており、馬券の軸にするなら1-2番人気がオススメだ。

一方、3番人気は過去10年で1着1回しかなく2、3着は皆無。それ以前の10年も、優勝はゼロで3着が3度あるのみと不振が続いている。理由はよくわからないが、過去の傾向からは信頼できない。

1-3番人気のうち2頭が馬券内に入った年は6回あり、そのときはすべて3連単の配当が2万円以下に収まった。また、1-3番人気が一頭も連対しなかったことは2度しかないのだが、ただし、その年(2017年、2015年)はいずれも3連単が20万馬券となっている。

4-6番人気からは4頭の優勝馬を輩出し、3着内率も33.3%と上々の成績。回収率も単勝は202%と大幅プラス収支、複勝も91%と悪くない数字を記録している。穴党ならこのゾーンから軸をとってもいいだろう。

7-9番人気からは勝ち馬がゼロ。2、3着になったのも3頭しかいない。10番人気以下も同様で1着ゼロで2、3着は1回ずつ。近3年、7番人気以下から馬券になった馬はいないので、このゾーンはヒモ程度の評価でいいかもしれない。

まとめると、基本的には堅く収まるレース。ただし、ときに荒れる年もあることは頭の片隅に入れておいてもいい。古い例だが2005年には3連単275万馬券が飛び出したこともある。

■年齢
・3歳/【1.0.1.8】
 勝率10.0% 複勝率20.0%
・4歳/【3.0.3.29】
 勝率8.6% 複勝率17.1%
・5歳/【3.5.5.28】
 勝率7.3% 複勝率31.7%
・6歳/【3.2.1.21】
 勝率11.1% 複勝率22.2%
・7歳以上/【0.3.0.27】
 勝率0.0% 複勝率10.0%

年齢別に見てみると、勝率は6歳馬が、複勝率は5歳馬がそれぞれトップで、それに比べると3、4歳馬はパッとしない。また、回収率の面では、6歳が単勝160%、複勝94%と優秀な数字を残している。

若い3、4歳馬より円熟の5、6歳馬のほうが走ってくるのは、別定のGII戦で実績を積んだ古馬が多く参戦することと、キレよりもパワーを要する北海道の芝で行なわれることが関係していると思われる。また、7歳以上のベテランも2着に3回入線しているので、高齢だからといって問答無用で切ることはできないだろう。

3歳馬は1勝3着1回とイマイチな成績だが、2014年はその年の桜花賞馬・ハープスターが優勝。さらに2012年にはチューリップ賞優勝馬のハナズゴールが5番人気でコンマ3秒差の4着に健闘しており、過去10年で当レースに挑戦した3歳牝馬はこの2頭しかいなかった。今年の注目3歳牝馬・ソダシは当時のハープスターと同等の戦績を残しており、これは前向きにとらえられるデータかもしれない。

☆5、6歳馬⇒アイスバブル、サトノセシル、ステイフーリッシュ、トーラスジェミニ、バイオスパーク、ブラストワンピース、マイネルウィルトス、ユーキャンスマイル、ラヴズオンリーユー

■性別
・牡・セ/【7.10.6.94】
 勝率6.0% 複勝率19.7%
・牝/【3.0.4.19】
 勝率11.5% 複勝率26.9%

性別は、実数こそ出走馬に勝る牡馬が多いが、好走率は勝率・複勝率ともに牝馬のほうが上。昨年も人気上位とはいえ、1、3着は牝馬だった。

さらに、函館で代替開催された2013年は牡馬が1-3着を独占したのだが、この年は函館の馬場がロングラン開催後半に雨に祟られて馬場が異常に悪くなった年(勝ち時計は2分06秒5、2着は2分7秒5という遅さ)。このイレギュラーな年を除いて札幌施行の9年に限れば、牝馬は【3.0.4.14】勝率14.3%、複勝率33.3%と、さらに成績は上昇する。

牝馬優勢がトレンドなのは周知の通り。本レースでも牝馬を一枚上に見たほうがよさそうだ。

☆牝馬⇒ウインキートス、サトノセシル、ソダシ、ラヴズオンリーユー

■前走クラス
・条件戦/【0.0.0.10】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・OP特別/【0.0.0.15】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・GIII/【5.3.2.48】
 勝率8.6% 複勝率17.2%
・GII/【1.1.0.9】
 勝率9.1% 複勝率18.2%
・GI/【4.5.7.23】
 勝率10.3% 複勝率41.0%
・海外/【0.1.1.7】
 勝率0.0% 複勝率22.2%

前走が条件クラスやオープン特別だった馬は、過去10年で一度も馬券になったことがない。定量戦のGII戦のうえ、夏季は同条件のレースが皆無のため、能力上位馬が集まってしまうからだろう。前走オープン特別以下はバッサリ切って構わない。

というわけで、前走が重賞か海外遠征帰りが絶対条件となる。重賞組の中身を見ると、上掲のようにグレードが上がるほど好走率も高くなってくる。とてもわかりやすい傾向だ。

ただし、GIII組は5頭の勝ち馬を出しており、単勝回収率は110%とプラス収支を計上している。なかでも同じ北海道の中距離重賞・函館記念組は【3.3.2.40】と中心を占め、回収率は単複ともに101%と上々の結果を残している。また牝馬限定戦ながらクイーンSからも1頭優勝馬が出ており、北海道の重賞組には注意が必要だ。

ほかに今年の出走予定馬の前走の中では、目黒記念組の【1.1.0.6】という成績が目に付く。またオークスは【1.0.0.1】と2頭走って1着1回となっているが、これは年齢の項目で述べたハープスター(1着)とハナズゴール(4着)の結果であり、このローテは好相性といっても差し支えなさそう。

ほかでは天皇賞(春)が【0.0.2.1】と連対馬はいないが好走率は3分の2と、サンプル数こそ少ないが高率を示している。一方、鳴尾記念と七夕賞はどちらも【0.0.0.2】と好走歴はない。

☆前走北海道重賞⇒アイスバブル、サトノセシル、ディアマンミノル、バイオスパーク、マイネルウィルトス
☆前走目黒記念⇒ウインキートス
☆前走GI⇒ソダシ(オークス)、ユーキャンスマイル(春天)

■枠
・1枠/【4.0.1.6】
 勝率36.4% 複勝率45.5%
・2枠/【0.3.0.9】
 勝率0.0% 複勝率25.0%
・3枠/【0.3.3.9】
 勝率0.0% 複勝率40.0%
・4枠/【1.1.0.15】
 勝率5.9% 複勝率11.8%
・5枠/【1.0.1.16】
 勝率5.6% 複勝率11.1%
・6枠/【1.1.3.13】
 勝率5.6% 複勝率27.8%
・7枠/【1.0.0.17】
 勝率5.6% 複勝率5.6%
・8枠/【1.1.1.15】
 勝率5.6% 複勝率16.7%

・1-4枠/【5.7.4.39】
 勝率9.1% 複勝率29.1%
・5-8枠/【4.2.5.61】
 勝率5.6% 複勝率15.3%

この枠以降の項目については、いずれもコース適性に依存するため近9年の札幌開催よりデータを採った。

上掲の成績を見れば一目瞭然、内寄りの枠の成績がよく、勝率・好走率ともに1-4枠が5-8枠の倍近く高い。とりわけ1枠からは4頭の勝ち馬を出しており、その4勝は近5年に集中している。

札幌競馬場は函館競馬場ほどには内枠有利なコース設定ではないので、このデータは札幌記念特有の傾向として、ひじょうに興味深い。上記のように内枠優勢は近年のトレンドでもあるので、今年も内枠、特に1枠にはアドバンテージを与えてもいいだろう。

■脚質
・逃げ/【1.0.0.9】
 勝率10.0% 複勝率10.0%
・先行/【2.3.3.27】
 勝率5.7% 複勝率22.9%
・差し/【5.3.4.32】
 勝率11.4% 複勝率27.3%
・追込/【0.2.2.32】
 勝率0.0% 複勝率11.1%
・マクリ/【1.1.0.0】
 勝率50.0% 複勝率100.0%

脚質別のデータでまず驚くのが逃げ馬の成績で、近9年で1勝を挙げたのみ。ローカルの中距離重賞でここまで逃げ馬の成績がよくないレースも珍しい。

また、先行馬の成績もそこまで良くなく、好走率がもっとも高かったのは勝率・複勝率ともに差し馬だった。回収率を見ても単勝104%、複勝90%と、堅く決まりやすいレースにしてはなかなかの成績を残している。

札幌競馬場はコーナー半径が大きくカーブも緩いので、差し馬やマクリを打つ馬が加速しやすく、結果後ろからでも届きやすい。そういったコース形態に加え、定量戦のGIIゆえに能力の高い差し馬も参戦するので、当レースでは逃げ先行馬が苦戦し、差し馬が活躍しているのだろう。

また、この傾向は前走の脚質成績にも表れていて、むしろこちらのほうが馬券的には活用しやすいかもしれない。

◎前走脚質
・逃げ/【0.0.0.8】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・先行/【0.2.3.25】
 勝率0.0% 複勝率16.7%
・差し/【5.4.1.38】
 勝率10.4% 複勝率20.8%
・追込/【4.2.4.20】
 勝率13.3% 複勝率33.3%
・マクリ/【0.0.0.2】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

前走脚質から見ると、前走で逃げた馬が馬券になったことは皆無。また前走先行していた馬からは勝ち馬は出ておらず、複勝率も芳しくない。

そしてなんと、勝率・好走率ともにもっとも高いのが、前走後方を走っていた馬。次いで前走差し馬の成績がよくなっており、一般的に「逃げ>先行>差し>追込」となるところが、まるまる逆転しているのである。

前走差し・追込馬について、前走からの距離変更が関係しているのではないかと思って、さらにデータを絞り込んでみたが、延長・短縮どちらかに成績が偏っているわけでもなかった。競馬場別データも同じく。純粋に、前走で差し・追込の競馬をしていた馬が強いのだ。

こと、ローカルの中距離重賞で、このような傾向を示すレースは稀有である。札幌記念の大きな特徴として、ここはぜひ覚えておいてほしい。

■上がり3Fタイム順位
・1位/【3.5.4.1】
 勝率23.1% 複勝率92.3%
・2位/【2.1.1.4】
 勝率25.0% 複勝率50.0%
・3位/【2.1.2.4】
 勝率22.2% 複勝率55.6%
・4-5位/【1.1.0.15】
 勝率5.9% 複勝率11.8%
・6位以下/【1.1.2.76】
 勝率1.3% 複勝率5.0%

前項で差し・追込の成績が優秀であることを裏付けるように、レースで上がり1位(タイ含む)を記録した馬の好走率がズバ抜けて高い。近9年で複勝率は実に92.3%。もっとわかりやすくいえば、上がり1位だった馬が13頭いて、馬券を外したのは昨年のイエッツトただ1頭しかいなかった。同馬にしても10番人気で5着に善戦しており、上がり1位の末脚を出せば、好走はほぼ約束されているといっても過言ではないのだ。

上がり2位、3位の馬も半数以上が馬券圏内に入っており、上がり1-3位の合算の回収率は単複ともに200%オーバーを記録している。上がり3位以内を出す馬がわかれば、大儲けできる計算となっている。

一方、上がり4位以下となると、急激に成績は下降し、6位以下ともなれば悲惨な数字になってしまう。逃げ先行馬が不振をかこっているのもうなずけるところだ。

どんな馬が速い上がりを出せるのか、前走の上がり順位のデータを調べたのだが、「前走上がり上位の馬が好走している」といった傾向は見当たらなかった。なので、過去の戦歴や近走の走りぶりから、どの馬が速い末脚を発揮するのかをうまく読み取ってほしい。

■生産牧場
・ノーザンF/【5.1.3.19】
 勝率17.9% 複勝率32.1%
・追分F/【1.2.0.2】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
・社台F/【0.1.2.22】
 勝率0.0% 複勝率12.0%

生産者データではノーザンファームがダントツに強い。過去9年で5勝、近5年だと3勝2着1回で、最近になって成績が上昇している。

ノーザンファームの人気別成績を確認すると、1番人気に推されたときは【1.1.2.0】と好走率は100%。2番人気も【2.0.0.2】と2回に1回は優勝している。一方、馬券になっているのは5番人気以内なので、人気サイドのノーザンファーム生産馬は買い、6番人気以下は軽視というスタンスで問題なさそうだ。

追分ファームは字面の好走率こそ6割と優秀だが、サンプル数が少なく、馬券内に来た3回のうち2回は同一馬によるもの(サングレーザーが18年1着、19年2着)。今年は昨年6番人気で2着に好走したペルシアンナイトが出走予定だが、サングレーザーのようにリピート好走することができるだろうか。

☆ノーザンファーム生産馬⇒アイスバブル、ソダシ、ブラストワンピース、ユーキャンスマイル、ラヴズオンリーユー

■種牡馬
・ディープインパクト/【3.2.1.9】
 勝率20.0% 複勝率40.0%
・ハービンジャー/【2.1.1.4】
 勝率25.0% 複勝率50.0%
・キングカメハメハ/【1.2.1.11】
 勝率6.7% 複勝率26.7%
・ステイゴールド/【0.1.1.10】
 勝率0.0% 複勝率16.7%

最後に種牡馬成績を説明するが、やはり本レースもディープインパクト産駒の成績が優秀。しかも意外なことに1番人気は延べ15頭中2頭と少なく、勝った3頭の人気は2番人気2頭に5番人気1頭と妙味があった(1番人気2頭は2着1回3着1回と、1着はなかったものの複勝率はパーフェクト)。ゆえに単勝回収率は133%と、ディープとは思えないほど儲かる数字を示している。

ディープ以上に好走率が高かったのはハービンジャー。2回に1回は馬券になる計算だけでなく、延べ8頭の中に1番人気がいなかったため、回収率は単複とも100%超えを果たしている。時計のかかる差し馬場はハービンジャーにピッタリなのだろう。

キングカメハメハも上々の好走率を残すとともに、回収率が単勝132%、複勝が164%と儲かる数字を叩き出している。ただし、馬券になった4頭のうち3頭は2017年の1-3着馬と、特定の年に集中しているのは気がかりなところ。同年は5着にもキングカメハメハ産駒が入り、キンカメ産駒4頭すべてが掲示板に載ったことからも、同産駒が走りやすい流れになった特異な年だった可能性があるからだ。

そのほか今年の出走予定馬の種牡馬では、ステイゴールドが【0.1.1.10】とひと息の成績。スクリーンヒーロー、クロフネ、オルフェーヴルはそれぞれ1頭が走って、いずれも2、3着と、勝利こそないものの馬券圏内は確保、一方、キングズベストは2頭、ゴールドシップは1頭走って、いずれも着外に終わっている。

☆ディープインパクト産駒⇒アイスバブル、ラヴズオンリーユー
☆ハービンジャー産駒⇒ブラストワンピース、ペルシアンナイト

(Text:sakura kyosuke)

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