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コラム

2021/08/10  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【小倉記念(GIII)攻略データコラム】狙いはあの名種牡馬の血を持つ馬

小倉記念(GIII) 3歳以上 ハンデ 小倉芝2000m
※データについては、過去10年を対象として分析している。

オリンピック開催に伴う変則開催が終わり、今週末からはいつも通りの3場開催となる中央競馬。インターバル明けとなる小倉ではサマー2000シリーズの第3戦・小倉記念が開催される。昨年は3連単で100万円を超える配当が飛び出したこのレース。データ面から深掘りしてみよう。

■人気別成績

1番人気 【2.1.1.6】
2番人気 【0.3.1.6】
3番人気 【3.0.1.6】
4番人気 【2.1.0.7】
5番人気 【0.1.2.7】
6番人気 【1.3.2.4】
7-9番人気【0.0.2.28】
10番人気以下【2.1.1.46】

まず気になるのが、1-3番人気の複勝率が40.0%に留まっていること。無条件で信頼するには若干不安が残る数字だ。一方で、4-6番人気の成績は1-3番人気に引けを取らない。とりわけ6番人気馬の複勝率は60.0%と優秀な数字。人気に囚われることなく検討したいレースだと言える。

■前走クラス別成績

前走条件戦 【3.1.1.18】
勝率13.0%、連対率17.4%、複勝率21.7%

前走オープン特別 【0.1.1.22】
勝率0.0%、連対率4.2%、複勝率8.3%

前走GIII 【6.5.7.60】
勝率7.7%、連対率14.1%、複勝率23.1%

前走GII 【0.0.0.5】
勝率、連対率、複勝率いずれも0.0%

前走GI 【1.3.1.4】
勝率11.1%、連対率44.4%、複勝率55.6%

前走GI組は優秀で複勝率は50%を超えるが、今年は該当馬がいないため除外して考える。

優秀なのは前走条件戦組と前走GIII組。前走条件戦組からは3頭の勝ち馬(2014年メイショウナルト、2015年アズマシャトル、2020年アールスター)が出ているが、面白いのはそのいずれもが前走の3勝クラス(旧1600万下)戦で負けていたということ。メイショウナルトは前走2着、アズマシャトルは前走4着、アールスターは前走6着というところから、「前走3勝クラスでチョイ負けした格上挑戦馬」は狙ってみたい。

一方、前走3勝クラス勝ち馬は【0.1.1.10】で複勝率16.7%。前述の前走3勝クラスで負けた組が【3.0.0.6】である事と比べると、手は出しづらい印象だ。【0.0.0.1】の前走2勝クラス、【0.0.0.1】の前走障害未勝利組はサンプル数が少ないとはいえ、流石に厳しいか。

前走GIII組で主流となるのは、前走七夕賞組。しかしながら成績は【3.1.4.40】で、勝率は6.3%、複勝率は16.7%とそれほど目立った数字ではない。それであれば、【3.0.0.3】の前走鳴尾記念組や【0.2.1.2】の新潟大賞典組、【0.1.1.2】のエプソムC組に食指が動く。

このうち、今回登録があったのは前走エプソムC組。前走エプソムC組のうち、小倉記念で馬券になったのは2016年のエキストラエンド(6番人気3着)、2020年のサトノガーネット(6番人気2着)。2頭に共通していたのは「エプソムCで負けたディープインパクト産駒」という点だ。

■年齢別成績

3歳 【0.2.0.0】
勝率0.0%、連対率100%、複勝率100%

4歳 【4.3.0.19】
勝率15.4%、連対率26.9%、複勝率26.9%

5歳 【5.5.4.28】
勝率11.9%、連対率23.8%、複勝率33.3%

6歳 【0.0.5.29】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率14.7%

7歳以上【1.0.1.34】
勝率2.8%、連対率2.8%、複勝率5.6%

3-5歳馬と6歳以上との間に明確に差がある結果に。同じくサマー2000シリーズの新潟記念ではこの10年で6歳以上の馬が3勝、2着3回としているのとは対照的だ。このレースについては迷ったときは若い馬、というスタンスで臨むのが良さそう。ちなみに今年は該当馬がいないが、連対率100%と好相性の3歳馬はどちらも前走クラシック競走から挑んできた馬だった。来年以降該当馬がいれば覚えておきたい。

■血統別成績

ディープインパクト産駒【2.4.2.18】
勝率7.7%、連対率23.1%、複勝率30.8%

キングマンボ系 【2.1.0.5】
勝率25.0%、連対率37.5%、複勝率37.5%

血統表内に「トニービン」の血を持つ馬 【4.3.4.13】
勝率16.7%、連対率29.2%、複勝率45.8%

小回りの小倉2000mという条件だが、ディープインパクト産駒はまずまずの成績。キングマンボ系も優秀な数字で、昨年もロードカナロア産駒アールスターが優勝している。

また、「トニービン」の血を持つ馬が好相性を示しているのも小倉記念の特徴。過去10年のうち、2011年15番人気2着キタサンアミーゴ、同年8番人気3着リクエストソング(ともに母父トニービン)、2016年11番人気1着クランモンタナ(母父トニービン)、2019年5番人気3着ノーブルマーズ(父父トニービン)など数々の激走馬を輩出している。

例年、小倉記念は向こう正面の下り坂からペースが上がり、そこから最後まで長くいい脚を使える馬でなければ上位進出が難しいレース展開になることが多い。そのため、持続力を伝えるトニービンの血がレースの傾向にマッチしている側面があるのだろう。特に母がトニービンの血を持つ馬の成績は【2.2.2.4】で、複勝率は60.0%。該当馬は人気にかかわらずマークしておきたい。

■前走脚質別成績

前走逃げ 【1.0.1.13】
勝率6.7%、連対率6.7%、複勝率13.3%

前走先行 【2.0.4.27】
勝率6.1%、連対率6.1%、複勝率18.2%

前走中団 【4.4.3.40】
勝率7.8%、連対率15.7%、複勝率21.6%

前走後方 【3.6.2.29】
勝率7.5%、連対率22.5%、複勝率27.5%

明確に前走で中団から後方で競馬を進めた組の成績がよい。血統別成績の部分でも触れたように、前崩れの展開を誘発しやすい小倉記念のレース特性がそうさせているものと考えられる。3連単137万馬券となった昨年も、前走後方待機組のワンツースリー決着。前走で展開や馬場が向かず差し損ねた馬を狙ってみるのは面白そうだ。

【データからのピックアップ】

・ファルコニア
ディープインパクト産駒の4歳馬。前走のエプソムCではザダル、サトノフラッグに次ぐ3着と好走を見せた。3歳時からスプリングS4着、京都新聞杯3着と重賞でも実績を残していたが、今年に入って条件戦を連勝したようにいよいよ本格化の感がある。良血馬が自慢の末脚を武器に重賞初制覇を狙う。

・ヒュミドール
前走はエプソムCで6着。直線ではいい脚を使って追い込んだものの、上位との差を詰め切れなかった。小倉記念における特注血統トニービンを母系に内包するという点だけで上位の評価を与えていい。この10年で半数の5勝を挙げている5歳馬というのも好材料だ。人気薄でも一発の期待を抱かせる。

・ヴェロックス
皐月賞2着、ダービー3着、菊花賞3着という実績はメンバー中最上位。3歳時に抱かせた期待からは少し物足りない成績となっている近況ではあるが、それでも復活の兆しは見せつつある。実績から言えば、秋のGIで走っていないとおかしいくらいの馬。父ジャスタウェイが持つトニービンの血をアシストに、完全復活への一歩目を記したいところだろう。

(Text:inoue)

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