UMAJIN.net

スマートフォンアプリ

UMAJIN.netのスマートフォンアプリが登場!

バナーをクリックして、リンク先よりお持ちのスマートフォンにダウンロードしてください。
タブレット端末にも対応しております。

iOS端末の方はこちら

app store

Android端末の方はこちら

google play
馬市ドットコム
相川牧場採用情報

コラム

2021/08/03  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【レパードS(GIII)攻略データコラム】穴妙味なら関東の厩舎と騎手!

レパードS(GIII) 3歳 馬齢 新潟ダート1800m
※過去10年のレースデータを基に分析していく。

■人気
・1番人気/【4.2.2.2】
 勝率40.0% 複勝率80.0%
・2番人気/【2.2.1.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【0.2.0.8】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・4-6番人気/【1.1.2.26】
 勝率3.3% 複勝率13.3%
・7-9番人気/【1.1.2.26】
 勝率3.3% 複勝率13.3%
・10番人気以下/【2.2.3.51】
 勝率3.4% 複勝率12.1%

過去10年で1番人気からは4頭の勝ち馬が出ており、複勝率も80%と優秀な成績。これだけを見ると堅軸として信頼できそうなのだが、近年は少々傾向が変わってきている模様。というのも、1番人気の優勝は2015年が最後で、近5年は【0.2.1.2】と1着馬を出せていないのだ。

2番人気は【2.2.1.5】と複勝率50%で優勝馬を2頭出しているものの、こちらも最後に勝利したのは2016年。また、3番人気は【0.2.0.8】と低調な数字で、レース創設(2009年)以降、一度も勝ったことがない。

1-3番人気のうち2頭以上が3着内に入ったことは過去10年で5回あるが、それはすべて2016年以前の話。2017年以降は1-3番人気からは優勝馬が出ておらず、2018年の5番人気グリムがもっとも人気が高かった勝ち馬。3連単も近4年連続で10万超を記録しており、2017年は80万馬券、2018年は67万馬券という派手な配当も飛び出している。

かつてこのレースは堅く収まるレースとして知られ、創設から8年連続で馬連および馬単では万馬券が出ていなかった。しかし前述の通り、2017年以降は波乱の連続で、人気・配当面での傾向は大きく変わってきているようだ。

4番人気以下は好走率に大きな差が認められず、10番人気以下でも勝率3.4%、複勝率12.1%を記録し、4-9番人気と成績はほぼ変わらない。それでいてふたケタ人気はオッズも高くつくのだから、必然、回収率は単勝155%、複勝は113%と秀逸な数字を示している。

1、2着が順当に決まっていたときからも、2011年には12番人気のタナトスが3着に、2015年には11番人気のタマノブリュネットが同じく3着にと、ふたケタ人気が馬券に絡んでいた。そして近年は、2017年に11番人気と12番人気がワンツーしたり、その年から3年連続で10番人気以下が連対したりと、ふたケタ人気馬が大暴れしている。

ちなみに単勝オッズから見ても、単勝20倍以上の馬が過去10年で【3.2.6.73】、勝率3.6%、複勝率13.1%と、ほぼ同じような好走率を記録しており、回収率も単勝134%、複勝102円といずれもプラス収支を計上している。

過去10年のデータと近年の傾向を併せて考えても、人気サイドから入るよりは、人気薄から入ったほうが面白そうなレースであることがうかがえる。今年は出走各馬が高いレベルで拮抗しており、確固たる本命馬も見当たらない。勇気を持って人気薄を軸に据え、高配当を狙ってみてもいいかもしれない。

■性別
・牡・セ/【10.9.8.106】
 勝率7.5% 複勝率20.3%
・牝/【0.1.2.12】
 勝率0.0% 複勝率20.0%

出走馬の大半が牡馬で、過去10年の勝ち馬はすべて牡馬。ただし牝馬は出走数が少ないだけで好走率(複勝率)は遜色なく、11年前の2010年には優勝馬(ミラクルレジェンド)も出している。

さらに、牝の出走馬15頭の人気を調べると最高でも5番人気止まりで、上位評価された馬は皆無。にもかかわらず2着1回、3着2回と健闘しているうえに、その人気の内訳は「2着=12番人気、3着=5番人気・11番人気」と、フタ桁人気での激走が2度もあった。

芝の大レースで牝馬が大活躍しているのは周知の通り。ここでも女馬には警戒したほうがいいかもしれない。

■厩舎・騎手
◎東西厩舎
・美浦/【5.2.5.49】
 勝率8.2% 複勝率19.7%
 単勝回収率194% 複勝回収率84%
・栗東/【5.8.5.67】
 勝率5.9% 複勝率21.2%
 単勝回収率28% 複勝回収率84%

◎騎手
・戸崎/【2.1.1.3】
・田辺/【1.0.2.3】
・内田/【1.0.1.5】
・大野/【1.0.1.4】
・吉田豊/【0.2.0.3】
・柴田善/【0.0.2.1】

厩舎を東西比較すると、1着は5勝ずつと数はイーブンだが、関西のほうが出走数が多い分、勝率は関東が上。それのみならず、単勝回収率は栗東が28%とまったく振るわないのに対し、美浦は194%と際立った数字を示している。

さらには、2016年は2番人気グレンツェント、2017年は11番人気ローズプリンスダム、2019年は10番人気ハヤヤッコ、2020年は7番人気ケンシンコウがそれぞれ優勝しており、近5年で関東馬が4勝。ご覧の通り、穴馬でも勝ちまくっており、勢いも関東に軍配が上がる。

一般的に高額条件は関西馬優勢の傾向が出るのだが、このレースは別。新潟は関東ローカルということで、美浦所属馬にホームアドバンテージがありそうだ。

一方、騎手の東西比較は、関東【7.5.8.78】、関西【3.4.2.38】と実数こそ関東が上だが、その分騎乗数も関東のほうが多く、勝率や複勝率には大差がない。ただし前述したように、関東馬が穴をあけている関係で、回収率は美浦の騎手が単複ともにプラス収支を残している。

過去10年で複数回、かつ、穴(4番人気以下)での好走があるジョッキーをリストアップしたところ、該当した騎手6名は全員、美浦の所属だった(上掲)。なかでも、7回騎乗して2勝2着1回3着1回の戸崎騎手は注目ジョッキーなのだが、今年は同日のエルムSに参戦予定でこちらには騎乗しなさそう。

それ以外の顔ぶれは、田辺、内田、大野、吉田豊、そして柴田善と、美浦の大ベテランから中堅どころが並んだ。これを見ても、乗り慣れた関東のジョッキーに地の利があることが推測される。今年は同日に小倉の開催がなく、関西の上位騎手が例年以上に多く参戦することが予想されるので、なおさら“関東ベテラン”には要警戒だ。

■前走クラス・レース
・1勝クラス/【0.2.0.25】
 勝率0.0% 複勝率7.4%
・2勝クラス/【1.4.2.44】
 勝率2.0% 複勝率13.7%
・3勝クラス/【0.0.1.1】
 勝率0.0% 複勝率50.0%
・オープン/【1.1.0.7】
 勝率11.1% 複勝率22.2%
・中央重賞/【4.0.0.21】
 勝率16.0% 複勝率16.0%
・地方/【4.3.6.20】
 勝率12.1% 複勝率39.4%
・海外/【0.0.1.0】
 勝率0.0% 複勝率100%

前走のクラスを調べてみると、条件戦から臨んで勝ったのは1回しかなく、好走率を見てもオープンや重賞には及ばない。その条件戦の中でも、やはり1勝クラスより2勝クラスのほうが成績は上。

クラスが上がるにつれて好走率が上昇するのを見ると、より強い相手と戦ってきた経験がレースで活きるのは間違いなさそう。それは、前走地方で使われて好走した馬のほとんどが、その前走が地方交流重賞であったり、1戦3着1回の前走海外組も前走が重賞レースであったことからも、裏付けられるのではないか。

◎前走レース
・ジャパンダートダービー/【4.3.3.12】
 勝率18.2% 複勝率45.5%
・ユニコーンS/【4.0.0.17】
 勝率19.0% 複勝率19.0%

その前走で、具体的にもっとも馬券になっているレースが、地方のジャパンダートダービーとユニコーンS。グレードこそ違えど、地方・中央それぞれの3歳ダート王者決定戦である。

ジャパンダートダービー組では、その2着馬の成績が【2.2.0.1】と極めて優秀なのだが、今年は該当馬が出走しない。ただし3着以下からも好走馬は多数出ており、17年のローズプリンスダムは8着から巻き返しVを果たしている。

ユニコーンSは4頭の勝ち馬を送り出しているものの2、3着はなく、勝つか負けるかのピンパー傾向を示している。ダートでは珍しく、前走4角で3番手以内の馬が好走したことはない。ユニコーンSでスピード負けした馬が、距離延長で逆襲してくるのだろう。

また、優勝馬4頭のうち3頭が前走で4枠より内の枠を引いていた。ユニコーンSが行なわれる東京ダート1600mは内枠が不利なコースで、前走枠のせいで不完全燃焼だった馬がコース替わりでパフォーマンスを上げてくるのかもしれない。

☆前走ジャパンダートダービー⇒ロードシュトローム
☆前走ユニコーンS⇒クリーンスレイト

■前走の回り
・右回り/【0.1.4.46】
 勝率0.0% 複勝率9.8%
・左回り/【2.6.2.43】
 勝率3.8% 複勝率18.9%

前項で有力ステップに挙げたジャパンダートダービーとユニコーンSを除外したうえで、前走の回り左右別の成績を調べてみた。すると、前走右回りからは勝ち馬が出ていないのに対して、前走左回りからは1着馬が2頭。複勝率も左回りのほうが倍近く高く、明らかに左回りのほうが走ってくる。

レパードSが施行される新潟ダートはご存知の通り、左回り。まだ若い3歳馬だけに、前走で左回りを走った経験が本番でプラスに作用するのかもしれない。また、関東の所属馬が優勢なのも、地元・東京で左回りに慣れていることが要因なのかも。

☆前走左回り(ユニコーンSを除く)⇒アリエノール、キャリアリズム、スウィープザボード、タイセイアゲイン、タマモブトウカイ、テイエムマジック、ノースザワールド、ノーブルシルエット、ラヴォラーレ

■前走距離
・同距離/【1.6.0.32】
 勝率2.6% 複勝率17.9%
・距離延長/【1.1.5.38】
 勝率2.2% 複勝率15.6%
・距離短縮/【0.0.2.19】
 勝率0.0% 複勝率9.5%

こちらもジャパンダートダービーとユニコーンSを除いて、前走からの距離変更のデータを採ってみた。すると距離短縮組は、過去10年で一度も連対馬を出せていないことが判明した。好走率も同距離組や距離延長組に比べるとかなり見劣っている。

新潟ダートは基本的に先行有利なコース。前走から距離短縮で臨むと、スピードについていけず、位置取りが悪くなってしまうのだろう。ジャパンダートダービー組以外の距離短縮組は割引が必要だ。

▼前走から距離短縮(ジャパンダートダービーを除く)⇒タマモブトウカイ、ノースザワールド、ラヴォラーレ

■脚質・上がり順位
・逃げ/【1.4.0.5】
 勝率10.0% 複勝率50.0%
・先行/【6.3.5.20】
 勝率17.6% 複勝率41.2%
・差し/【3.3.2.53】
 勝率4.9% 複勝率13.1%
・追込/【0.0.0.39】
 勝率0.0% 複勝率7.1%

ダート戦らしく、やはり逃げ先行が有利。最初のコーナーで7番手以内だった馬も【8.9.5.55】と連対馬の大半を占めているように、先に行ける脚がないと勝負にならない。

◎上がり3Fタイム順位
・1位/【3.2.4.2】
 勝率27.3% 複勝率81.8%
・2位/【4.1.1.4】
 勝率40.0% 複勝率60.0%
・3位/【2.2.2.6】
 勝率16.7% 複勝率50.0%
・4-5位/【1.4.2.14】
 勝率4.8% 複勝率33.3%
・6位以下/【0.1.1.90】
 勝率0.0% 複勝率2.2%

一方で、末脚の確かさも求められる。ラスト3ハロンタイムの順位別成績を調べると、上がり1位だった馬の3着内率は実に8割強。2位・3位の成績も優秀で、5割以上の確率で馬券になってくれる。

これが4-5位になると好走率は下降し、6位以下となれば上位にはほとんど食い込めなくなる。ダートコースといえど、新潟の直線は350m強と短くはないので、ゴールまで脚を伸ばせる馬でなければ好走が望めないのだ。

本番でどの馬が速い上がりを繰り出すのかを予測するのは難しいが、もし見つけられれば、勝利がほぼ掌中にあるのは間違いないだろう。

(Text:sakura kyosuke)

☆競馬評論家・田原基成氏の「重賞出走馬全頭分析」は【毎週木曜日】18時公開!

PAGE TOP