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コラム

2021/07/13  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【函館2歳S(GIII)攻略データコラム】あの新種牡馬産駒に要注目

函館2歳S(GIII) 2歳 馬齢 函館芝1200m
※データについては、過去10年分を対象として分析している。

JRAの世代限定重賞で最も早く行われるのがこの函館2歳Sだ。キャリアの少ない若駒同士のレースであり、力量比較が難解な一戦。過去のデータからどのような傾向を掴めるだろうか。早速掘り下げて分析してみよう。

■人気別成績

1番人気 【3.1.0.6】
2番人気 【3.1.2.4】
3番人気 【1.1.2.6】
4-9番人気【2.5.3.50】
10番人気以下【1.2.3.58】

1番人気は勝率30.0%、連対率・複勝率40.0%とまずまずの数字に見えるが、ここ3年はいずれも着外に敗れていることに注意したい。軸としては2番人気の方が適しているような印象も受ける。勝ち馬については、昨年の10番人気1着リンゴアメを除いて、1-4番人気から出ていることも覚えておきたい。一方で、2、3着には人気薄が飛び込んでくることも多々あるため、十分にケアが必要だ。

■前走クラス別成績

前走新馬戦 【8.7.8.75】
前走未勝利戦【2.3.1.28】
前走その他(地方など)【0.0.1.21】

勝率、連対率、複勝率いずれの指標でも新馬組が未勝利組を上回る結果となっている。基本的には新馬戦を勝ってここに臨む馬を重視したい。前走未勝利組で馬券に絡んだ6頭はいずれも前走で1-3番人気に支持されていたことにも注目。人気薄で未勝利戦を制してここに挑む馬がいても、データの面からは軽視して構わない。

前走その他組の大部分はホッカイドウ競馬の競走をステップにここに挑んだ組。ホッカイドウ競馬勢は厳しい戦いを強いられていることが分かる。また、前走その他組で唯一馬券に絡んでいる例は、かつて存在したオープン特別ラベンダー賞をステップに函館2歳Sへ挑んだ馬であるため、今回考慮する必要はない。

■馬体重別成績

419キロ以下  【0.0.0.8】
420キロ-439キロ【4.1.4.24】
440キロ-459キロ【0.3.1.34】
460キロ-479キロ【3.4.4.32】
480キロ-499キロ【2.2.1.18】
500キロ以上  【1.0.0.8】

注目したいのが、軽量馬が苦戦しているという傾向だ。419キロ以下の馬は過去10年間で馬券に絡んでいない。この中には19年1番人気5着のレッドヴェイパーも含まれるので、人気薄しかいなかったからという指摘もあたらない。この8頭はいずれも前走フルゲート割れのレースを勝ち上がりここに挑んできていた。

函館2歳Sは重賞ということもあり、基本的にはフルゲート16頭に近い頭数が出走する。馬体の小さな馬にとっては頭数が多くなり、馬群のプレッシャーが増すことが負担につながっているという側面があるのかもしれない。

この傾向は似た条件の小倉2歳Sでも同様。小倉2歳Sにおける439キロ以下の馬は【0.3.2.39】で、勝率0.0%、連対率6.8%、複勝率11.4%という数字。特に若い時は体が大きいことも一つの才能ということだろう。この辺りはヒトに置き換えても共通する部分があるように思う。

今年人気になることが予想される札幌レコードホルダー・ポメランチェは新馬戦での馬体重が398キロと小柄な馬。このデータを覆すことができるだろうか。

■前走競馬場別成績

前走函館【10.9.7.84】
前走福島【0.0.1.11】
前走東京【0.0.1.5】
前走中山【0.0.0.2】
前走阪神【0.1.1.3】
前走地方【0.0.0.19】

馬券に絡んだ多くの馬が前走函館競馬場からの参戦だった。今年は変則開催の影響で前走札幌組も多く存在するが、基本的には前走北海道組を軸に据えるのが良さそうな印象だ。前走阪神組も複勝率としては悪くない。前走福島組、前走東京組は率としては厳しい数字となっている。

■前走4角位置取り別成績

前走4角1番手【3.4.3.53】
勝率4.8%、連対率11.1%、複勝率15.9%

前走4角2番手【3.2.1.31】
勝率8.1%、連対率13.5%、複勝率16.5%

前走4角3番手【4.3.6.17】
勝率13.3%、連対率23.3%、複勝率43.3%

前走4角4番手以下【0.1.0.23】
勝率0.0%、連対率4.2%、複勝率4.2%

成績抜群なのは前走4角3番手でここに挑む馬。例年、函館2歳Sに挑んでくる馬は前走で逃げた馬が殆どとなる中、控える競馬をした経験が活きてくるということだろう。前走4角2番手の馬の方が、前走4角先頭の馬より僅かではあるが成績がいいのも同様の傾向と言える。かといって、前走で控えていれば何でもいいということではない。それが証拠に前走4角4番手以下の馬はほぼ馬券に絡んでいない。ある程度前のポジションで追走できるだけのスピードは示しておく必要がある、ということだろう。

■前走馬場状態別成績

前走芝・良 【7.7.9.68】
前走芝・稍重【3.2.1.17】
前走芝・重 【0.0.0.3】
前走芝・不良【0.0.0.2】
前走ダ・良 【0.0.0.23】
前走ダ・稍重【0.0.0.7】
前走ダ・重 【0.0.0.2】
前走ダ・不良【0.1.0.2】

前走馬場状態で絞り込みをかけると、馬券に絡むことができたのは、「前走芝・良」、「前走芝・稍重」、「前走ダ・不良」の3パターンのみとなった。スピードが要求される舞台で成績を残した馬が活躍している、というある意味もっともな傾向だと言える。

■種牡馬別成績

サンデーサイレンス系【4.3.5.44】
勝率7.1%、連対率12.5%、複勝率21.4%
ノーザンダンサー系【3.3.2.22】
勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率26.7%
ミスタープロスペクター系(キングマンボ系除く)【2.4.2.22】
勝率6.7%、連対率20.0%、複勝率26.7%
ロベルト系【0.0.1.8】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率11.1%
キングマンボ系【0.0.0.12】
勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率0.0%

種牡馬系統で分けると、ノーザンダンサー系とキングマンボ系を除くミスタープロスペクター系が比較的好相性。ノーザンダンサー系の中でも特に相性がいいのは、【2.0.1.5】のストームキャット系だ。サンデーサイレンス系もまずまずといった数字。

気になるのはキングマンボ系の相性の悪さ。17年2番人気ナンヨープランタン(6着)、18年1番人気ナンヨーイザヨイ(9着)、4番人気スズカカナロア(8着)など上位人気に推された馬もいる中での成績。少なくとも得意なレースとは言えないだろう。

【データからのピックアップ】

・カワキタレブリー
函館新馬戦からの転戦馬。デビュー戦では3番手追走から直線で前を捕まえるという味な内容だった。父ドレフォンはノーザンダンサー系の中でも特にこのレースと相性のいいストームキャット系。好調ドレフォン産駒がいきなり重賞制覇を飾れるか。後は当日馬体重が鍵。420キロを割っていなければデータからはイチオシとなる。

・フェズカズマ
こちらもカワキタレブリーと同じくドレフォン産駒。前走は不良馬場の阪神ダート1200mで4角3番手につけての勝利。前走の馬体重は486キロと目方もあるタイプ。これで当日2番人気なら、データからはケチのつけようがない。前走がダートということで人気が落ち着く可能性もあり、そうなればますます狙い目の感。

・トーセンサンダー
前走は札幌芝1200mの新馬戦をレコードで勝利。翌週ポメランチェに更新されることとなるのだが、レコードホルダーだった事実に変わりはない。逃げ馬を行かせて2番手から抜け出した内容も上々のもの。前走時472キロという馬体にはまだ余裕を感じさせ、ひと叩きした上積みも見込めそうだ。父トーセンファントムという目立たないプロフィールもあり、それほど人気にならないはず。相手に拾っておくと好配当につながるかもしれない。

(Text:inoue)

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