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コラム

2021/06/08  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【函館スプリントS(GIII)攻略データコラム】前走GI・GII組に注目!

函館スプリントS(GIII) 3歳上 別定 札幌芝1200m
※今年は東京五輪開催の都合で、例年の函館芝1200mではなく、札幌芝1200mで施行される。それゆえ、過去10年の函館スプリントSのレースデータと、今回使われる札幌芝1200mのデータを項目によってそれぞれ使い分けていく。

■人気
・1番人気/【2.1.2.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・2番人気/【1.2.1.6】
 勝率10.0% 複勝率40.0%
・3番人気/【2.1.2.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・4-6番人気/【3.3.1.23】
 勝率10.0% 複勝率23.3%
・7-9番人気/【1.0.2.25】
 勝率3.6% 複勝率10.7%
・10番人気以下/【1.3.2.43】
 勝率2.0% 複勝率12.2%

本レースの過去10年の人気別成績を見てみると、1番人気は2勝で連対率3割、複勝率5割と、やや物足りない。2-3番人気も1番人気と似たような成績で、1番人気に特段のプライオリティはない。

1-3番人気の合算成績は【5.4.5.16】、勝率16.7%、複勝率46.7%。単勝回収率は83%、複勝回収率は80%。このように上位人気はいまひとつ信頼感に欠ける。

過去10年で1-3番人気が3着内に2頭入った年は、5回ある。ただし、19年は禁止薬物騒動で6頭が除外、わずか7頭立てで行なわれており、それでも勝ち馬は5番人気(単勝オッズ15.7倍)と人気薄の馬だった。

馬券的な狙い目は4-6番人気あたり。好走率はそこまで特筆するものではないが、回収率が優秀。単勝は133%、複勝は121%と、それぞれプラス収支を計上している。

フタ桁人気は過去10年で6頭が3着内に激走。16年は12番人気ソルヴェイグが1着となり3連単が39万、15年はフタ桁人気が2頭馬券圏内に突っ込んで3連単が94万と、大波乱を演出している。昨年も10番人気ダイメイフジが2着に走っていた。

3歳馬が古馬戦に組み込まれてから初めて行なわれる重賞レースだけに、もともと荒れる傾向の強いレース。まして今年は例年とは異なる札幌芝1200mで施行されるので、順当に収まる確率は低いのではないか。出走想定馬を見ても混戦模様なので、高配当を狙う価値はあるだろう。

■年齢
・3歳/【2.3.2.12】
 勝率10.5% 複勝率36.8%
・4歳/【2.3.4.12】
 勝率9.5% 複勝率42.9%
・5歳/【4.1.2.35】
 勝率9.5% 複勝率16.7%
・6歳/【1.2.1.26】
 勝率3.3% 複勝率13.3%
・7歳以上/【1.1.1.22】
 勝率4.0% 複勝率12.0%

年齢別の成績を見ると、出走頭数が最多の5歳馬が過去10年で4勝と、勝ち馬ももっとも多く輩出している。ただし3着内率はイマイチで、ピンパー傾向にある。また、好走しているのは人気サイドの馬ばかりで、もっとも人気がない馬でも5番人気止まりであった。

馬券的に注目すべきは、3歳馬。好走率が高いうえに、回収率もなかなか優秀。単勝回収率は16年12番人気1着のソルヴェイグ(単勝オッズ39.4倍)1頭が引き上げているとはいえ、複勝回収率は同馬を除いても164%と儲かる数字を示している。

さらに、2、3番人気と上位に支持された3歳馬(※過去10年で1番人気はいない)は【1.3.0.0】と、サンプルは少ないもののパーフェクト連対を果たしている。

時期的に3歳馬は軽斤量で出走できるのだが、その斤量の軽さが経験の少なさを上回るほどのメリットを与えてくれるのだろう。上位人気に推された3歳馬はなるべく買い目に加えておきたい。

4歳馬の成績も3歳馬と同等であり、複勝率ではこちらが上。総じて若い馬が走るレースで、軸に取るなら3、4歳馬がよさそうではある。

一方で穴馬は6歳以上の高齢馬に多く、フタ桁人気での好走馬6頭中4頭がこの年齢ゾーン。逆に5番人気以内では【0.0.0.8】と、1頭も馬券になっていないので、人気に推されているときは疑ってかかったほうがいい。

ちなみに、牡牝の比較では成績にそこまでの違いはないので、性別での有利不利はあまりなさそうだ。

■斤量の増減
・斤量増/【4.0.2.34】
 勝率10.0% 複勝率15.0%
・同斤量/【2.3.3.27】
 勝率5.7% 複勝率22.9%
・斤量減/【4.7.5.46】
 勝率6.5% 複勝率25.8%

上記の3歳馬の説明で斤量の話が出たので、ここでは斤量の増減について見てみよう。

過去10年の斤量の増減別成績を調べると、「斤量増」と「斤量減」はともに4勝ずつだが、勝率では「斤量増」が上回る。しかし2着数は「斤量増」がゼロなのに対し「斤量減」が7回もあり、好走率では「斤量減」が高い成績を残していた。

昨年10番人気2着のダイメイフジと15年14番人気2着のアースソニックがいずれも6歳馬だったように、3歳馬に限らず、古馬でも斤量減の馬は走ってくるので、注意したいところだ。

■前走クラス
・条件クラス/【1.1.2.9】
 勝率7.7% 複勝率30.8%
・オープン/【2.5.2.52】
 勝率3.3% 複勝率14.8%
・重賞/【7.5.6.46】
 勝率10.9% 複勝率28.1%

・GIII/【0.1.0.11】
 勝率0.0% 複勝率8.3%
・GII/【3.0.1.8】
 勝率25.0% 複勝率33.3%
・GI/【4.3.5.27】
 勝率10.3% 複勝率30.8%

前走のクラス別成績を調べると、馬券の中心になるのは重賞を使ってきた馬。特に、前走がGIかGIIの馬の成績がよく、合算成績は【7.3.6.35】、単勝回収率218%、複勝回収率は146%と、優秀な結果を残している。

前走重賞組について、さらに詳しく分析しよう。前走が同距離のケースは【2.2.1.24】、勝率6.9%、複勝率17.2%であるのに対し、前走から距離短縮の場合は【5.3.5.22】、勝率14.3%、複勝率37.1%と、好走率は倍に上昇。回収率も単勝209%、複勝178%と優秀な数字を叩き出している。前走は京王杯SCからオークスまで多岐にわたるので、純粋に距離短縮効果が出やすいレースと見る。

それと、前走同距離で馬券になった5頭のうち4頭までがGI・高松宮記念からの臨戦だった。高松宮記念以外の同距離組は軽視してよさそうだ。

続いて、オープン特別から臨んできた馬の成績は芳しくない。好走率は高くないし、フタ桁人気の激走馬も2頭いるとはいえ、回収率も平均以下。もっとも、ここ2年連続で前走オープンを使った馬が連対し穴をあけているので、傾向が変わりつつあるのかもしれない。

前走が条件戦だった馬の成績は可もなく不可もなくといったところ。ただし、馬券になった4頭中3頭は3-4番人気であり、11番人気で3着に滑り込んだビスカヤも2012年と古い例になる。馬券妙味は薄そうで、積極的に狙えるゾーンではない。

☆前走GIかGII⇒イッツクール、カツジ、ギルデッドミラー、シゲルピンクルビー、ジャスティン、ミッキーブリランテ

■枠順
・1枠/【12.11.12.73】
 勝率11.1% 複勝率32.4%
・2枠/【9.6.8.88】
 勝率8.1% 複勝率20.7%
・3枠/【5.5.4.101】
 勝率4.3% 複勝率12.2%
・4枠/【8.11.12.90】
 勝率6.6% 複勝率25.6%
・5枠/【9.12.9.95】
 勝率7.2% 複勝率24.0%
・6枠/【11.7.9.101】
 勝率8.6% 複勝率21.1%
・7枠/【9.8.5.107】
 勝率7.0% 複勝率17.1%
・8枠/【10.11.14.92】
 勝率7.9% 複勝率27.6%

ここからはコース適性に沿うデータを扱うので、札幌芝1200mのデータを分析することにする。

過去3年の札幌芝1200mの枠別成績を見ると、上記のように成績の偏りはあまり見受けられない。大きく内外でわけてみても、1-4枠が【34.33.36.352】勝率7.5%、複勝率22.6%。外枠が【39.38.37.395】勝率7.7%、複勝率22.4%とほとんど差が生じない。

1枠(特に1番枠)の成績のみ、ほかの枠より若干好走率が高く出ているが、回収率を見ると平均的な数字。新馬・未勝利・1勝クラスを除外し、2勝クラス以上に限定してみても傾向は同様。むしろ8枠の成績が【2.6.8.26】複勝率38.1%と、好走率が少し高めに出るくらいだ。

函館の芝1200mは札幌のそれと比べると、外枠不利の傾向がある。にもかかわらず、例年の函館スプリントSでは決め手のある上級馬が集うためか、内外の差はレース結果に表れない。

開幕週の小回りスプリント戦ということで、ついつい内枠に目が向くかもしれないが、単純な枠の有利不利はないと考えるべき。枠順に関しては、「もまれたくない」だとか「内で壁を作りたい」といった個別の事情のみ考慮すればいいだろう。

■種牡馬
・ディープインパクト/【0.0.6.29】
 勝率0.0% 複勝率17.1%
・キズナ/【0.0.0.11】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・ディープブリランテ/【3.0.2.26】
 勝率9.7% 複勝率16.1%
・ダイワメジャー/【5.5.5.32】
 勝率10.6% 複勝率31.9%
・ロードカナロア/【4.5.5.41】
 勝率7.3% 複勝率25.5%
・ハーツクライ/【3.4.1.6】
 勝率21.4% 複勝率57.1%
・キンシャサノキセキ/【2.4.3.37】
 勝率4.3% 複勝率19.6%
・マツリダゴッホ/【2.1.2.22】
 勝率7.4% 複勝率18.5%
・タイキシャトル/【2.1.1.10】
 勝率14.3% 複勝率28.6%
・ジャスタウェイ/【1.0.0.9】
 勝率10.0% 複勝率10.0%

過去3年の札幌芝1200mにおける種牡馬成績を調べると、驚くべきデータが発掘できた。なんと、あのディープインパクト産駒が一度も連対していないのだ。35戦して勝利ゼロで6度の3着止まり。ディープにしてはそこまで人気馬はいなかったものの、それでも4番人気以内の馬が9頭出走していた。

また、後継種牡馬のキズナも11戦して馬券圏内ゼロ。ディープブリランテは勝ち馬を出してはいるものの、好走馬のほとんどが人気サイドだった。ディープ系はこのコースをあまり得意とはしていなさそう。ただし、母父に入ると【2.2.2.13】複勝率31.6%、複勝回収率141%と走ってくるので、その違いは注意していただきたい。

狙える種牡馬はダイワメジャー。勝率10.6%、複勝率31.9%と好走率は上々で、回収率も単勝は116%とプラス収支。複勝も89%と及第点の数字を残している。連対馬10頭がすべて異なる馬である点からもコース適性があると判断していいだろう。

ロードカナロアはそれなりに走ってはいるものの、馬券に来た馬の大半が人気サイドで妙味は薄い。

ハーツクライは好走率・回収率ともに優秀なのだが、今年の想定メンバーには見当たらない。その後継種牡馬のジャスタウェイは成績はパッとしないが、サンプル数が少ないので判断は保留したほうがよさそうだ。

タイキシャトルもサンプル数は少ないものの、【2.1.2.10】、単勝回収率14.3%、複勝回収率28.6%と、悪くない成績。想定メンバーのコロラトゥーレは同産駒であり、過去に同コースで3着に好走した経験もある。

☆ダイワメジャー産駒⇒ケープコッド

■生産牧場
・岡田スタッド/【4.2.2.15】
 勝率17.4% 複勝率34.8%
・ダーレー・ジャパン・ファーム/【3.3.1.7】
 勝率21.4% 複勝率50.0%
・ノーザンファーム【6.7.4.42】
 勝率10.2% 複勝率28.8%
・社台ファーム/【3.2.4.37】
 勝率6.5% 複勝率19.6%

過去3年、札幌芝1200mの生産牧場の成績を見てみると、岡田スタッドとダーレー・ジャパン・ファームの成績が優秀。一方、生産界の雄であるノーザンファームと社台ファームは好走率や回収率の面で後れをとっている。

これは前者の2牧場が、社台グループがそこまで力を入れていない短距離やダート路線で稼ごうとする戦略の表れだろう。

特に岡田スタッドは、そもそも札幌での成績がいい。過去3年の札幌での複勝率は26.9%で、これは他場と比べて10%ほど高い、突出した数字である。

また、ダーレー・ジャパン・ファームは同じ札幌芝1200mでのGIII戦・キーンランドCで、2020年2着ライトオンキュー、2019年2着タワーオブロンドン、2015年3着ティーハーフと実績を残している。

今年は岡田スタッド生産馬のカツジとダーレー・ジャパン・ファーム生産馬のケープコッドが出走の構え。どちらも要注意の存在だ。

(Text:sakura kyosuke)

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