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コラム

2021/05/11  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【ヴィクトリアマイル(GI)攻略データコラム】攻略のカギはリピーターにあり?

ヴィクトリアマイル(GI) 4歳以上牝馬 定量 東京芝1600m
※データについては過去10年分を対象として分析している。

すっかり春の女王決定戦として定着したヴィクトリアマイル。今年は昨年の短距離路線を制圧したグランアレグリアが参戦。15年のレースでは3連単2000万超えの配当が飛び出すなどビッグ配当も狙えるレースだが、果たして今年はどうなるだろうか。

■人気別成績
1番人気  【2.3.0.5】
2番人気  【1.0.1.8】
3番人気  【0.1.2.7】
4-9番人気  【6.3.5.46】
10番人気以下【1.3.2.80】

1番人気は勝率20.0%、連対率、複勝率は50.0%と「悪くはない」という数字。ただ、2番人気、3番人気は複勝率ベースだとそれぞれ20.0%、30.0%に留まり、過去10年のうち、1-3番人気が総崩れの年も3回(15年、17年、19年)あった。一方で、1-3番人気が1-3着を占めたのは過去10年で1回(11年)のみ。ガチガチの本命サイドで決まることはデータからはまずないと言っていいだろう。

■前走クラス別成績

前走OP特別【0.0.0.2】
前走GIII 【2.4.3.46】
前走GII  【6.5.5.70】
前走GI  【2.1.2.15】

今回昇級戦【0.0.0.9】

前走牝馬限定戦【6.7.7.103】勝率4.9%、連対率10.6%、複勝率16.3%
前走牡馬混合戦【4.3.3.38】 勝率8.3%、連対率14.6%、複勝率20.8%

出走数自体も少ないが、昇級組は大苦戦。今年の特別登録馬ではレッドベルディエスが該当する。また、前走OP特別組も数は少ないながらいずれも馬券圏外に終わっている。こちらには前走六甲S勝ちのクリスティが該当。前走グレード別の成績を見るとやはり前走GI組の数値が良好。

また、前走で牡馬混合戦を使ってきた組の方が、前走牝馬限定戦組と比較すると良好な成績だ。牡馬を相手にしても勝負になる、と思わせるような馬は牝馬同士の一戦なら相対的に実力上位ということだろう。

■枠順別成績
1枠【0.0.3.17】勝率0.0%、連対率0.0%、複勝率15.0%
2枠【2.1.3.14】勝率10.0%、連対率15.0%、複勝率30.0%
3枠【2.0.1.17】勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率15.0%
4枠【0.2.0.17】勝率0.0%、連対率10.5%、複勝率10.5%
5枠【0.3.0.16】勝率0.0%、連対率15.8%、複勝率15.8%
6枠【3.0.0.17】勝率15.0%、連対率15.0%、複勝率15.0%
7枠【2.1.1.24】勝率7.1%、連対率10.7%、複勝率14.3%
8枠【1.3.2.24】勝率3.3%、連対率13.3%、複勝率20.0%

極端に成績の悪い枠、いわゆる「死に枠」はなさそうだ。強いて挙げれば1枠がやや苦戦しているくらいか。ただ、「人気と枠の内外の関係」について少し面白いデータがあったのでご紹介する。

内寄り枠(1-4枠)に1-3番人気の馬が入った際の成績は【0.1.2.11】で勝率0.0%、複勝率でも21.4%だったのに対し、外寄り枠(5-8枠)に1-3番人気の馬が入った際の成績は【3.3.1.9】で勝率18.8%、複勝率43.8%と大差がついている。上位人気に推されるような力のある馬であれば、馬群に包まれるリスクの少ない方が好結果につながっているということは言えそうだ。

一方で内枠好走馬を見てみると、17年3枠5番アドマイヤリード(5番人気)、18年2枠4番ジュールポレール(8番人気)、19年2枠4番ノームコア(5番人気)などの人気薄が勝利を収めている。一発穴狙いだ!ということであれば、内枠から軸をチョイスしてもよさそうだ。

■前走着順別成績
前走1着  【0.2.1.32】 勝率0.0%、連対率5.7%、複勝率8.6%
前走2着  【1.2.3.19】 勝率4.0%、連対率12.0%、複勝率24.0%
前走3着  【0.1.3.7】  勝率0.0%、連対率9.1%、複勝率36.4%
前走4着  【1.1.0.8】  勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率20.0%
前走5着  【2.0.2.6】  勝率20.0%、連対率20.0%、複勝率40.0%
前走6-9着  【4.2.0.41】 勝率8.5%、連対率12.8%、複勝率12.8%
前走10着以下【2.2.1.33】 勝率5.3%、連対率10.5%、複勝率13.2%

意外なことに前走1着馬から勝ち馬が出たことはない。連対率、複勝率を見ても低調だ。この組は当然ながら人気に推されるので、この複勝率なら切ってしまうという判断もあり得そう。

一方で、「チョイ負け」の前走掲示板組は複勝率ベースで見ると優秀な数字。掲示板外の前走6-9着組も勝率ベースだと8.5%と健闘している。このあたりの馬が好走しているのがヴィクトリアマイルの好配当につながっているのだろう。「前走勝ち馬より前走チョイ負け組」をキーワードにしたい。

■リピート好走馬
・ブエナビスタ   (10年1番人気1着、11年1番人気2着)
・ホエールキャプチャ(12年4番人気1着、13年12番人気2着)
・ヴィルシーナ   (13年1番人気1着、14年11番人気1着)
・ストレイトガール (14年6番人気3着、15年5番人気1着、16年7番人気1着)
・ジュールポレール (17年7番人気3着、18年8番人気1着)
・ノームコア    (19年5番人気1着、20年5番人気3着)

ここ10年で見ても、これだけのリピート好走馬を抽出することができた。また、人気のところをご覧いただくと分かるように、1回目の好走時より2回目の好走時の人気が下がっている馬が多いことが分かる。ホエールキャプチャ、ヴィルシーナが良い例で、この2頭は前年度ひと桁人気で1着だったにも関わらず、翌年度フタ桁人気に甘んじていた。今になって考えると流石に過小評価。

一方で、前年度1-3着馬が翌年度のこのレースで前年以上の人気に支持された例は以下の通り。

・ブエナビスタ   (10年1番人気1着、11年1番人気2着)
・アパパネ     (11年2番人気1着、12年1番人気7着)
・ドナウブルー   (12年7番人気2着、13年7番人気5着)
・ホエールキャプチャ(13年12番人気2着、14年2番人気4着)
・ストレイトガール (14年6番人気3着、15年5番人気1着)
・ミッキークイーン (16年1番人気2着、17年1番人気7着)
・アドマイヤリード (17年6番人気1着、18年2番人気8着)
・デンコウアンジュ (17年11番人気2着、18年11番人気12着)
・プリモシーン   (19年4番人気2着、20年2番人気8着)
・ノームコア    (19年5番人気1着、20年5番人気3着)

こうして並べると2年目で順位を落としている馬が多いことが分かる。前年度の成績をアテにされて上位人気に推されている場合は、かえってその逆を行った方が馬券的中につながりそうだ。データからは「前年好走したのに人気を下げそうな馬」が狙い目と言える。

■種牡馬別成績
ディープインパクト【3.4.4.31】
ロードカナロア  【1.0.0.2】
ハーツクライ   【0.1.0.6】
ダイワメジャー  【0.0.0.8】

出走回数が圧倒的に多いディープインパクト産駒。それでも複勝率26.2%なので、無理に評価を下げる必要はない。ロードカナロア産駒はこれまで3頭しか出走しておらず、勝った1回は女傑アーモンドアイによるもの。サンプルとしてはまだまだ少ない。

意外なのがサンデーサイレンス系種牡馬の重鎮であるハーツクライとダイワメジャーの産駒が苦戦していること。ハーツクライ産駒の馬券絡みは18年のリスグラシュー(1番人気2着)のみ。ダイワメジャーはさらに苦戦傾向。最も人気に推されたのが18年ミスパンテールの4番人気なので、1番人気に推されるような馬がいなかったという点はエクスキューズとなるかもしれないが、産駒の馬券絡みがないのは事実。

ちなみに「ダイワメジャー古牝馬」×「牝馬限定重賞」×「マイル以上の距離」の条件で過去10年分の成績を抽出すると【1.2.0.32】で勝率2.9%、連対率と複勝率は8.6%。ヴィクトリアマイルに限らず、「ダイワメジャー牝駒とマイル以上の古牝馬重賞は相性が良くない」という点は覚えておいて損はない。上位人気の一角になるであろうレシステンシアはこのデータを跳ね返すことができるか。

【データからのピックアップ】

・グランアレグリア
言わずと知れた昨年の最優秀短距離馬で春秋マイルGI馬。昨年のマイルCSではインディチャンプ、アドマイヤマーズといった歴戦のマイルGI馬に徹底マークされ、残り200m付近まで前が開かない苦しい展開。にもかかわらず、進路が見つかった途端にバキューンと弾け、前を走るインディチャンプ、アドマイヤマーズに襲いかかり完勝。そんな馬がGIとはいえ牝馬限定戦に出てくるのだから、流石に手合い違いにも思える。

前走牡馬混合のGIで4着というのはデータから見るとむしろ好材料。1番人気の成績が抜群というわけではないこのレースだが、アーモンドアイクラスなら関係ないというのも昨年度の結果から分かること。アーモンドアイに東京マイルGIで完勝したこの馬がそのクラスにあることは衆目一致するところだろう。外枠を引ければなお良さそうだ。第1回のこのレースをダンスインザムードで制した名伯楽が挑む最後のヴィクトリアマイル。何としても勝利で花を飾りたいところだ。

・サウンドキアラ
昨年のヴィクトリアマイル2着馬で、前走は高松宮記念に挑戦し6着。近走は大きな着順が続いているが、牡馬混合のGI、GIIに挑戦してのものなので、牝馬限定戦のここではそれほど気にしなくてもいいだろう。

前走の高松宮記念は、大外枠を引いてしまったのが辛かった。馬群の外を追走せざるを得なかったこの馬は距離ロスが避けられない展開に。3角6番手→4角9番手と番手を下げながら、ファイトバックして0秒4差の6着に食い込んだ内容は見た目の着順以上に評価していいはず。近走の大きな着順が煙幕となって昨年度より人気を下げるようであれば、データからは当然狙い目となる。

・マジックキャッスル
阪神牝馬S組からは勝ち馬デゼルではなく、タイム差なしの2着だったこちらをピックアップ。前走は外をノビノビと走らせた勝ち馬に対し、こちらは結果的に馬群を縫うように走らざるを得ない状況となり、一瞬アクセルを踏み遅れる形に。それで勝ち馬とクビ差なら互角の評価を与えていい。

東京コースとの相性もこれまでクイーンC2着、オークス5着と悪くない。勝ち味に遅いタイプではあるが、裏を返せばいつでも相手なりに頑張れるということ。ここでも馬券圏内の食い込みがあっていい。

(Text:inoue)

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