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コラム

2021/05/11  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【京王杯SC(GII)攻略データコラム】チェックポイントは「枠」と「重賞実績」

京王杯SC(GII) 4歳上 別定 東京芝1400m
※過去10年のデータから分析していく。

■人気
・1番人気/【2.0.0.8】
 勝率20.0% 複勝率20.0%
・2番人気/【2.2.4.2】
 勝率20.0% 複勝率80.0%
・3番人気/【1.1.1.7】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・4-6番人気/【4.3.2.21】
 勝率13.3% 複勝率30.0%
・7-9番人気/【0.2.2.26】
 勝率0.0% 複勝率13.3%
・10番人気以下/【1.2.1.64】
 勝率1.5% 複勝率5.9%

1番人気の成績が冴えず、1-3番人気の合算成績を見ても勝率16.7%、複勝率43.3%と、上位人気としては頼りない。1-3番人気馬が1頭しか馬券圏内に入れなかった年が過去10年で半分の5回もあり、1頭も入れなかった2012年は3連単179万馬券が飛び出している(4-11-13番人気)。今年は想定メンバーの中に重賞実績のある馬がそこまで見当たらないので、なおさら上位人気馬に信頼は置きづらいだろう。

一方、4番人気から7番人気あたりの中穴の成績がよく、合算成績が【4.5.4.27】と、過去10年の3着内馬30頭のうち13頭がこの人気ゾーンに含まれている。馬券妙味を考えると、このゾーンから軸馬を選ぶといいかもしれない。

それ以下の人気薄も馬券には絡んでいるのだが、フタ桁人気馬が馬券に絡んだのは4年前の2017年が最後。前述の179万馬券も9年前の話であり、近年はそこまで大きくは荒れていない。

まとめると、上位人気馬がそこまで信頼できないので、軸馬は中穴の馬から。相手には上位-中位人気の馬から何頭かピックアップ。そしてヒモは人気薄から気になる馬を1、2頭拾う程度で、むやみに手は広げない。このように買い目は効率的に組み立てていきたい。

■枠順
・1枠/【0.0.2.14】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・2枠/【0.1.2.14】
 勝率0.0% 複勝率17.6%
・3枠/【2.1.2.13】
 勝率11.1% 複勝率27.8%
・4枠/【0.1.2.17】
 勝率0.0% 複勝率15.0%
・5枠/【3.0.0.17】
 勝率15.0% 複勝率15.0%
・6枠/【1.2.1.16】
 勝率5.0% 複勝率20.0%
・7枠/【3.2.1.17】
 勝率13.0% 複勝率26.1%
・8枠/【1.3.0.20】
 勝率4.2% 複勝率16.7%

・1-4枠/【2.3.8.58】
 勝率2.8% 連対率7.0% 複勝率18.3%
・5-8枠/【8.7.2.70】
 勝率9.2% 連対率17.2% 複勝率19.5%

枠順別の成績を見ると、明快な傾向が浮かび上がる。好走率(複勝率)自体にはそこまでの差はないものの、勝ち馬は外目の5-8枠から8頭出ているのに対し、内目の1-4枠からは2頭しか出ていない。短距離戦であるにもかかわらず、1、2枠から1頭も勝ち馬が出ていないのはかなりの「異常事態」だ。

また、1番人気で勝った2頭はいずれも外目の枠に入っており(2013年8枠、2019年5枠)、内目の枠に入った4頭は1着どころか掲示板にすら載れていない。

連対率ベースでも見ても、過去10年の連対馬20頭のうち、外目の枠が15頭に対して、内目の枠は5頭のみ。実に3倍の開きがある。その分、3着数は内目の枠のほうが多い。馬連や馬単の購入者であれば、とても内目の枠から本命は選べないだろう。

コース設定が内枠に不利ということはなく、それどころか東京芝1400mは内枠有利なコースである。2018年から2020年の3年間、東京芝1400mの枠別成績を調べると、勝率がもっとも高いのは3枠、複勝率がもっとも高いのは1枠であり、単勝回収率はどちらも100%超えを達成している。

本レースはまだ馬場が荒れる時期でもないので、この枠順傾向は明らかに、このレースが持つ特性なのだろう。差し馬がよく来るレースなので、内目に入った馬は直線で目標にされやすい。それが勝ち負けの1、2着には残れず、3着止まりが多くなるという結果につながっているのではないだろうか。

■前走
◎前走からの距離変更
・同距離/【0.2.2.19】
 勝率0.0% 複勝率17.4%
・距離延長/【4.1.3.50】
 勝率6.9% 複勝率13.8%
・距離短縮/【6.7.5.59】
 勝率7.8% 複勝率23.4%

◎前走クラス
・重賞/【8.9.8.82】
 勝率7.5% 複勝率23.4%
・オープン/【1.0.1.32】
 勝率2.9% 複勝率5.9%
・3勝クラス/【1.1.1.12】
 勝率6.7% 複勝率20.0%

◎前走レース
・高松宮記念/【4.1.3.25】
 勝率12.1% 複勝率24.2%
・東京新聞杯/【2.3.1.0】
 勝率33.3% 複勝率100.0%
・ダービー卿CT/【2.2.2.19】
 勝率8.0% 複勝率24.0%
・マイラーズC/【0.2.1.15】
 勝率0.0% 複勝率16.7%

ここでは前走の条件や前走との比較をまとめて見ていきたい。まず、前走からの距離変更を調べると、距離短縮組の成績がもっともいいが、距離延長組や同距離組もそこまで悪いわけではない。

ところが、距離延長組の内訳を見てみると、距離延長で馬券内に来た8頭はすべて高松宮記念からの臨戦で(上記データ参照)、それ以外の距離延長は一頭も馬券にはなっていない。東京芝1400mはそもそも距離延長が不利なコースであり、高松宮記念組以外の距離延長組は軽視でいいだろう。

続いては前走のクラス別成績。重賞組の成績が3勝クラスをわずかに上回っているが、3勝クラスのうち、そこで10着に大敗していた19年ブロワを除けば(ほかの馬はすべて勝ち上がり)、勝率・複勝率ともほぼ同じである。

もっとも、前走3勝クラスから本レースで馬券になったのは2011年と2012年のことであり、出走頭数が少ないとはいえ、近8年では一度も好走例がない。今年もオープン昇級初戦の馬が何頭か出走を予定しているが、厳しい戦いになるのではないか。

では、馬券の中心になる前走重賞組の分析へ。サンプル数は少ないものの、東京新聞杯の優秀さは特筆ものだ。過去10年で6頭走って1着2回2着3回3着1回、つまり好走率100%のパーフェクト。今年も馬券の軸はココ! …と言いたかったのだが、本稿執筆時点で東京新聞杯からの臨戦馬は見当たらない。

もっとも多くの勝ち馬を輩出している高松宮記念組は、そこで連対した馬の好走例はなく、さらに5着以内で好走したのは2017年1着のレッドファルクスしかいない。反対に、6着以下から巻き返すケースが多く、ここにターゲットを絞ると【3.1.3.21】となり、単勝回収率は185%と大きなプラス収支を計上する。

これはGIで好走した疲れが残っていることと、高松宮記念と京王杯SCとでは求められる適性が異なることに、その理由があるのだろう。また、高松宮記念組は乗り替わりの成績が【3.1.3.12】とすこぶるいい。「前走6着以下」と「騎手乗り替わり」が注目ポイントだ。

逆にダービー卿CT組は前走で好走していた馬のほうが成績がよく、馬券になった6頭のうち5頭が前走5着以内だった。ただし残念ながら今年は条件に該当する馬は出走しない。

☆前走高松宮記念で6着以下⇒セイウンコウセイ、ミッキーブリランテ、ラウダシオン

■重賞実績
過去の好走馬を眺めると、大半がすでに芝の重賞で勝ち負けしていた実績馬であることに気がつく。

過去10年の3着内馬30頭のうち、芝の重賞ウイナーは16頭で、芝重賞で2、3着に来たことがある馬が10頭。実に26頭もの馬に芝重賞での好走経験があった。また、残る4頭のうち3頭はここが重賞初挑戦の馬であり、唯一の例外・2012年3着のインプレスウイナーはそれ以前に重賞に使われたのは3歳春のニュージーランドT一度きり。重賞で底を見せたと判断するには早計の時期であり、そもそもこの例外ケースは9年も昔の話である。

このように、これまでに芝の重賞に使われて好走経験のなかった馬は大幅割引したほうがいい。また、今年の出走予定馬には重賞ウイナーがそこまで多くないので、買う馬は絞りやすいかもしれない。

☆重賞で3着以内の実績がある馬⇒エーポス、カイザーミノル、クリノガウディー、グルーヴィット、シーズンズギフト、シャインガーネット、セイウンコウセイ、タイセイビジョン、ビッククインバイオ、ミッキーブリランテ、ラウダシオン

■脚質・上がり順位
◎1-9番人気・脚質別成績
・逃げ/【1.1.1.3】
 勝率16.7% 複勝率50.0%
・先行/【0.2.3.15】
 勝率0.0% 複勝率25.0%
・差し/【6.3.3.26】
 勝率15.8% 複勝率31.6%
・追込/【2.2.2.20】
 勝率7.7% 複勝率23.1%

◎上がり3ハロン順位別成績
・1位/【3.3.0.5】
 勝率27.3% 複勝率54.5%
・2-3位/【2.1.2.18】
 勝率8.7% 複勝率21.7%
・4-5位/【4.0.3.15】
 勝率18.2% 複勝率31.8%
・6位以下/【1.6.5.90】
 勝率1.0% 複勝率11.8%

最後に脚質と上がり順位別の成績を調べてみる。

ただ後方を回ってくるだけの馬場掃除の馬を排除するため、脚質のデータは1-9番人気のひと桁人気の馬に絞って集計してみた。すると上記のように、好走率は逃げ馬が50%ともっとも高く、次いで差し馬が優勢。そして通常は成績がよくない追い込み馬が先行馬と同じくらい…という結果が出た。

このデータからまず、まったくの無印でない限り、逃げ馬には注目、馬券からは外せないということ。一方で、実数の多さから見て、差し馬に有利なレースであることがわかった。

続いて上がり3F順位別の成績からは、上がり1位の馬の成績がひじょうに高く、また勝ち馬10頭すべてがメンバー5位以内の末脚を繰り出していたことが判明した。

1400mの短距離戦とはいえ、直線の長い東京コースで行なわれるので、やはり決め手が問われるのだろう。予想をしやすくするため、前走の上がり順位や通過順位も調べてみたが、残念ながら有効なデータは得られなかった。

どの馬が速い上がりを出すのかを予測するのは簡単ではないが、枠や展開、近走の状態などを勘案して、今回鋭い決め手を発揮しそうな馬をつかみ上げていただきたい。同時に、逃げ馬のこともお忘れなく。

(Text:sakura kyosuke)

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