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コラム

2021/05/04  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【京都新聞杯(GII)攻略データコラム】中京芝2200mの予想の「新様式」を解明!

京都新聞杯(GII) 3歳 馬齢 中京芝2200m

■人気
・1番人気/【2.2.1.5】
 勝率20.0% 複勝率50.0%
・2番人気/【2.3.1.4】
 勝率20.0% 複勝率60.0%
・3番人気/【2.1.0.7】
 勝率20.0% 複勝率30.0%
・4-6番人気/【2.0.5.23】
 勝率6.7% 複勝率23.3%
・7-9番人気/【1.3.1.25】
 勝率3.3% 複勝率16.7%
・10番人気以下/【1.1.2.54】
 勝率1.7% 複勝率6.9%

過去10年、1番人気から11番人気まで満遍なく勝ち馬や好走馬が出ているように、人気的にはどこからでも入ることができるレース。配当面を見ても、1、2番人気がともに馬券内に入って平穏に収まった年が3回ある一方、3連単が10万を超えた年も3度あるように、定まった傾向は見いだせない。

ただし、今年は例年の京都開催から中京開催に替わって、これまでのレースデータや傾向が通用しにくくなり、結果、荒れる可能性は十分に考えられる。過去にフタ桁人気馬が馬券圏内に飛び込むことも多々あったレースだけに、今年は穴目を狙うほうが得策かもしれない。

■前走クラス
・新馬/【0.0.0.1】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・未勝利/【0.0.0.29】
 勝率0.0% 複勝率0.0%
・1勝クラス/【6.6.4.50】
 勝率9.1% 複勝率24.2%
・オープン/【0.2.1.12】
 勝率0.0% 複勝率20.0%
・重賞/【4.2.5.25】
 勝率11.1% 複勝率30.6%

前走のクラスを調べてみると、新馬・未勝利から臨んだ馬が馬券になったことは過去10年で皆無。過去20年にわたっても、2007年と2008年にいずれも3着に来たことがあるのみで、連対例は見当たらない。やはりGII戦とあって、初勝利を挙げたばかりの馬がいきなり通用するレースではないのだろう。

馬券の中心になるのは、前走1勝クラスか重賞組。好走率は重賞組が上だが、回収率を見ると重賞組が単複とも70%そこそこに対して、1勝クラスは単複どちらも100%を超えており、儲かる数字となっている。人気の分布を見ても、重賞組で馬券になった最低人気が7番人気止まりに対し、1勝クラスは、一番下は11番人気まで人気薄の馬が何頭も激走を果たしている。穴馬、特に大穴を狙うなら、上がり目のない重賞組より未知の魅力を秘めた1勝クラスのほうがよさそうだ。

前走1勝クラスのうち、そこを勝って臨んだ馬の成績は【5.4.1.23】とさらに数字がよくなる。2着だった馬も【0.1.2.3】と、勝ち馬こそ出していないものの高確率で馬券になっているので、1勝クラスで軸にとるなら前走連対馬が無難ではある。もっとも、2019年11番人気で1着に大駆けしたレッドジェニアルを筆頭に、着外から馬券になった馬も3頭いるので、連対を外しているからといって問答無用に切り捨てることはできない。

重賞組は、勝ち馬からフタ桁着順に負けていた馬まで、前走の着順に関係なく走ってくる。それは着差を見てもそう。好走馬の共通点はなかなか見いだせないのだが、ひとつだけ。今回騎手が乗り替わった馬の成績がよく、特に前走重賞で負けていた馬の乗り替わり成績は【2.2.4.14】複勝率は36.4%で、回収率は単複ともプラス収支になっている。

これは、前走結果を出せなかったので、ここではなんとしても好走させてダービーの切符をつかみ取りたい…という陣営の強い気持ちの表れではないだろうか。逆に、前走重賞を勝った馬の成績は【2.0.0.1】なのだが、これはすべて継続騎乗。こちらは前走で結果を出したのだから、相性のいい騎手を引き続き起用したことがうかがえる。どちらについても、鞍上の起用に陣営の「本気度」が見てとれるはずだ。

<データ注目馬>
☆前走1勝クラスで連対していた馬⇒ヴェローチェオロ、マカオンドール、レッドジェネシス

■種牡馬
◎2020年12月1日-2021年3月31日 中京芝2200m
・ルーラーシップ/【4.5.1.14】
 勝率16.7% 複勝率41.7%
・キングカメハメハ/【3.1.2.9】
 勝率20.0% 複勝率40.0%
・ディープインパクト/【2.1.1.18】
 勝率9.1% 複勝率18.2%
・ハーツクライ/【1.4.1.12】
 勝率5.6% 複勝率33.3%
・ハービンジャー/【1.0.1.14】
 勝率6.3% 複勝率12.5%
・ゴールドシップ/【1.1.1.5】
 勝率12.5% 複勝率37.5%
・モーリス/【0.0.0.7】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

◎2017年12月1日-2020年10月4日 中京芝2200m
・ディープインパクト/【10.7.7.52】
 勝率13.2% 複勝率31.6%
・ハーツクライ/【4.8.6.34】
 勝率7.7% 複勝率34.6%
・ルーラーシップ/【4.2.4.29】
 勝率10.3% 複勝率25.6%
・ハービンジャー/【4.2.4.17】
 勝率14.8% 複勝率37.0%
・ディープブリランテ/【3.3.1.7】
 勝率21.4% 複勝率50.0%
・ロードカナロア/【3.2.1.7】
 勝率23.1% 複勝率46.2%
・ステイゴールド/【2.3.3.29】
 勝率5.4% 複勝率21.6%
・キングカメハメハ/【0.1.3.12】
 勝率0.0% 複勝率25.0%

今年は例年の京都ではなく、中京競馬場で代替開催される。それゆえ、この種牡馬の項目をはじめ、コース適性に依存するデータは過去のレースデータが参考にならない。そこでここからは、今年の施行コースである中京芝2200mにおけるデータを参考に、好走傾向を探っていきたい。

それでは、過去3年の中京芝2200mのデータを見てみると…と話を進めたいところだが、ここでもうひと工夫を。

京都競馬場の大改修工事を受けて、昨年より関西の開催場のスケジュールが大幅に変更されているが、その影響を受けてか、中京と阪神の芝の状態は例年とは様相が異なっている。具体的には時計が速く、前が止まりにくい。これは両競馬場とも京都代替のしわ寄せにより芝コースを酷使するため、馬場を固く造ってきているからと思われる。

ということは、中京芝2200mのコース適性も、なんらかの変化や違いが生じているかもしれない。

この傾向は昨年末より顕著になってきている。そこで、昨年12月から今年3月までのデータと、昨年12月以前の3年のデータを見比べてみると、種牡馬について、ひじょうに面白い「変化」が見てとれた。

出走数が多い種牡馬と今年エントリーが想定される馬の種牡馬を中心に、昨年12月以降と以前の成績をそれぞれ勝利度数順に並べてみた。

すると、昨年12月以前はトップだったディープインパクトが12月以降は3位にダウンし、代わりにルーラーシップとその父であるキングカメハメハがワンツーを占めていたのだ。複勝率を見てもルーラー・キンカメは25%前後から40%超に爆上げ。回収率もルーラーは単224%、複167%、キンカメは単100%、複94%と美味しい数値になっている。

一方、天下のディープインパクトは複勝率が31.6%から18.2%へと急減。回収率も単複とも30%台と悲惨なことになっている。京都新聞杯同様に、例年の京都芝2200mから中京芝2200mで代替施行された今年の日経新春杯は、1番人気アドマイヤビルゴをはじめ4頭のディープ産駒が枕を揃えて「討ち死に」している。

出走数が少ないゆえ参考程度にしかならないが、ディープ直仔の種牡馬を見ても馬券圏内に入ったのはキズナ産駒の3着1回のみ。12月以前は直仔のディープブリランテが上位に顔を見せているだけに、今の中京芝2200mはディープの血とは相性が悪いのではなかろうか。

ディープ以外では、ハービンジャーも12月以降は大きく成績を下げている。どちらも差し脚を売りにしている種牡馬だけに、時計が速く前が止まらない現在の中京芝2200mにフィットしないのではないかと推測できる。

ほかでは、ハーツクライは12月以前も以降も変わらずに、アタマは獲れないものの着には来る傾向。また、ステイゴールドは12月以前もソコソコ馬券になっていたが、その後継であるゴールドシップとオルフェーヴルは12月以降どちらも【1.1.1.5】という成績。父と似たような率でソコソコ馬券に絡んでくる。

<データ注目馬>
☆父ルーラーシップかキングカメハメハ⇒トーホウバロン、ワイドエンペラー

■前走からの距離変更
◎2020年12月1日-2021年3月31日
・同距離/【7.4.3.24】211 148
 勝率18.4% 複勝率36.8%
・距離延長/【6.8.11.105】90 48
 勝率4.6% 複勝率19.2%
・距離短縮/【5.5.4.40】66 73
 勝率9.3% 複勝率25.9%

◎2017年12月1日-2020年10月4日
・同距離/【10.7.9.78】164 89
 勝率9.6% 複勝率25.0%
・距離延長/【24.22.23.293】57 61
 勝率6.6% 複勝率19.1%
・距離短縮/【12.17.14.97】50 88
 勝率8.6% 複勝率30.7%

続いて前走との距離の比較を調べると、こちらも興味深い変化が浮かび上がった。「前走と同距離」「前走から距離延長」「前走から距離短縮」の3パターンを複勝率の高い順に並べるとこのようになる。

【昨年12月以前】 距離短縮>同距離>距離延長
【昨年12月以降】 同距離>距離短縮>距離延長

「距離延長」がもっとも不利なのは変わらないが、昨年12月以降の中京芝2200mは、「距離延長」よりも「同距離」のほうが馬が走ってくるのだ。具体的に記すと、距離短縮は複勝率が30.7%あったものが25.9%にダウン。一方、同距離は複勝率が25.0%から36.8%へと大幅アップ。勝率にいたっては9.6%から18.4%へとほぼ倍増である。さらに回収率も、単勝は211%、複勝は148%と、儲かる数字を叩き出している。

中京の芝2200mは直線の坂を2回上らなければならない、タフで知られるコース。相応のスタミナが求められるため、これまで距離短縮の成績がもっともよかったのは至極当然のこと。

にもかかわらず、昨年12月以降は、距離短縮より同距離のほうが成績が上回っているのだ。開催増加ですぐにコース状態が悪化しないよう路盤を固く造った結果、時計が速く前が止まりにくい馬場になった。つまりそれは、以前ほどはスタミナが求められない馬場となり、距離短縮のアドバンテージが減少したぶん、同距離の成績が向上した…そのように考えていいのではないだろうか。

そもそも中京芝2200mは、以前から同距離の馬が走っており、勝率ベースなら昨年12月以前もトップの数字を示している。「2200m」は特殊な距離なので、前のレースで走った距離しか知らない馬にとって、続けて同じ距離を走るほうがパフォーマンスを発揮しやすいのだろう。

<データ注目馬>
☆前走距離2200m⇒アナレンマ、エスコバル、ブレークアップ、マカオンドール、ワイドエンペラー

■前走4コーナー通過順位
◎2020年12月1日-2021年3月31日
・4角3位以内/【8.4.9.39】
 勝率13.3% 複勝率35.0%
 単勝回収率262% 複勝回収率111%
・4角4位以下/【10.14.9.129】
 勝率6.2% 複勝率20.4%
 単勝回収率47% 複勝回収率59%

◎2017年12月1日-2020年10月4日
・4角3位以内/【14.7.14.117】
 勝率9.2% 複勝率23.0%
 単勝回収率54% 複勝回収率63%
・4角4位以下/【32.38.32.355】
 勝率7.0% 複勝率22.3%
 単勝回収率80% 複勝回収率74%

昨年12月以前と以降との比較で、もうひとつ劇的に変化したデータを発見した。それは前走の4コーナー通過順位の成績である。

昨年12月以前は、前走で4コーナーをどの順位で通過していようが、今走での成績に大きな差は出ていなかった。上記のように4角を3位以内で回ろうが4位以下で通過しようが、勝率・複勝率とも大きな変化はない。強いていえば、回収率は4位以下のほうがいくらかはいい。

ところが12月以降のデータを見ると、前走4角を3位以内で回った馬の成績が大きく上昇する。勝率13.3%、複勝率35.0%もさることながら、回収率は単勝262%、複勝は111%といずれも儲かる数字に跳ね上がっているのだ。

時計が速く前が止まらない馬場となれば、先行馬有利になるのは自然な流れ。まだ体が完成していない春の3歳馬だけに、前走でしっかり先行できているかどうかは、より重要なチェックポイントになるはずだ。

昨年12月以前は前走4位以下で通過した馬の回収率が若干とはいえ上だったように、本来は差し馬もよく来るこのコース。だが、そのイメージを持って臨むと、今年の京都新聞杯では痛い目に遭うかもしれない。

<データ注目馬>
☆前走4コーナー通過3位以内⇒ゲヴィナー、サトノマジェスタ、ブレークアップ、ルペルカーリア、レッドジェネシス、ヴェローチェオロ

(Text:sakura kyosuke)

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