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コラム

2021/04/20  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【福島牝馬S(GIII)攻略データコラム】新潟開催は上がりがカギ

福島牝馬S(GIII)4歳以上 別定 新潟芝1800m
※3月に発生した地震の影響で第1回福島開催が新潟競馬場へ変更となったため、基本的にコース適性が問われない項目をピックアップし過去10年のデータをもとに分析する。なお2011年も地震の影響で新潟開催となっている。

■福島牝馬Sの全体傾向
・人気と配当
-------------------------
1-3人気  【5.5.4.16】勝16.7% 連33.3% 複46.7%
4-9人気  【4.4.1.51】勝6.7% 連13.3% 複15.0%
10人気以下【1.1.5.52】勝1.7% 連3.4% 複11.9%
-------------------------
昨年は3番人気→13番人気→15番人気の決着で3連単227万8000円と大波乱だった当レース。フタ桁人気も馬券に絡むことが多いが、上位人気馬3頭が全滅するような年はなく、毎年1,2頭が馬券内に好走している。ただ人気だからと言ってアタマになるとは限らず、難解なレースではある。

馬連平均5554円、三連複は万馬券以上が過去7回、人気どころを軸に点数を広げて買うべきレースだろう。福島牝馬Sはヴィクトリアマイル(東京1600m)の前哨戦となる重賞だが、小回り右回りの福島芝1800mと箱が広く左回りの東京芝1600mでは舞台設定が大きく異なるため、例年あまり本番には直結しない傾向だ。

実績よりも福島巧者、右回りが得意で小回り適性のある馬が好走するため紛れが起きやすい傾向があるのだが、今年は新潟1800mとなり、左回りのワンターンコース。最後の直線は福島が297.5m(Bコース時)に対して新潟が659mと全く違うコース形態になるものの、2011年(新潟開催)は馬連5750円、3連複1万2480円だったので、どちらにせよ堅く決まらなそうだ。

・前走クラス
-------------------------
2勝 【0.1.0.13】勝0.0% 連7.1% 複7.1%
3勝 【0.2.4.16】勝0.0% 連9.1% 複27.3%
OPEN【0.0.1.16】勝0.0% 連0.0% 複5.9%
GIII 【10.7.4.62】勝12.0% 連20.5% 複25.3%
GII 【0.0.1.7】勝0.0% 連0.0% 複12.5%
GI 【0.0.0.1】勝0.0% 連0.0% 複0.0%
※OPENはリステッド含む
-------------------------
勝ち馬はGIII組のみで、ココが中心で良さそう。

3勝クラスは『今回が同距離で前走3着内もしくは今回が距離短縮で前走3着以下』が条件。2000m戦で負けて、1800mへの距離短縮で好走するケースが見て取れた。パラスアテナは前走2000mの3勝クラスで3着と、データ的にはぎりぎり当てはまらない。

・年齢
-------------------------
4歳【2.5.3.60】勝2.9% 連10.0% 複14.3%
5歳【5.5.5.37】勝9.6% 連19.2% 複28.8%
6歳【2.0.2.15】勝10.5% 連10.5% 複21.1%
7歳以上【1.0.0.7】勝12.5% 連12.5% 複12.5%
-------------------------
古馬になってある程度経験値を積んだ5歳馬の成績が良い。


■2011年新潟開催も好ローテ!中山牝馬S組

前走中山牝馬S組は【9.7.2.50】と、9頭も勝ち馬が出ている。残りの1頭は2016年15番人気で優勝したマコトブリジャール(前走愛知杯)だ。前走GIII組のほとんどは中山牝馬Sで、2011年の新潟開催時も中山牝馬S組のワンツーだった。

この時の中山牝馬Sは阪神開催ではあるものの、阪神1800mと新潟1800mでは回りの違い、直線の坂の有無などからコース適性のリンクは薄い。このことから、やはりローテ的なことと捉えられるだろう。

では中山牝馬S組【9.7.2.50】からピックアップしていきたい。
(なお1着馬1頭は中山牝馬S出走取消)

(1)勝ちまたは0秒5差以内の負け
ある程度の着差をつけられて負けている場合は単に力不足といえる傾向。
⇒【8.7.1.21】

(2)4,5歳馬
中山牝馬Sに出走した4,5歳馬は好走傾向。
⇒【6.7.1.13】

(3)上がり1位または上がり5位以下で好走
しっかり後方から末脚を使えたか、半分より前の好位に位置を取って競馬ができた馬は次走も好走傾向。
⇒【6.6.1.9】

以上の条件を満たした馬は、
勝27.3% 連54.5% 複59.1%

☆今年の該当馬☆
ロザムール

今年の中山牝馬Sは不良馬場だったが、昨年も雪が降りしきる不良馬場の中で行われ、フェアリーポルカが勝利。続く福島牝馬Sも制した。
ロザムールは先行力が武器。自分のペースで逃げたら怖い存在となりそう。ただ、今の新潟競馬場でみられる脚質に少々マッチしない点が気がかりだ。今開催の新潟競馬場の詳細は下記に続く↓


■新潟芝1800mの傾向(1勝クラス以上)過去10年
・枠番
-------------------------
1-4枠【57.42.65.738】勝6.3% 連11.0% 複18.5%
5-8枠【94.87.86.945】勝10.0% 連19.2% 複28.3%
-------------------------
最初の直線が長く、位置を取りやすい真ん中より外の枠が好走傾向にある。

・3F上がり
-------------------------
1位 【66.38.14.61】 勝36.9% 連58.1% 複65.9%
2位 【24.27.34.79】 勝14.6% 連31.1% 複51.8%
3位 【15.21.31.102】勝8.9% 連21.3% 複39.6%
4-5位【26.31.31.209】勝8.8% 連19.2% 複29.6%
6位以下【20.32.41.1230】勝1.5% 連3.9% 複7.0%
-------------------------
スタンド前の直線も長いため差しが決まりやすく、上がり勝負になる傾向。
枠番傾向も含めると、外枠の差し馬が好走傾向ということになる。

・出走予定馬の種牡馬別成績
-------------------------
ディープインパクト【27.15.28.166】
勝11.4% 連17.8% 複29.7%
ハーツクライ   【9.11.11.82】
勝8.0% 連17.7% 複27.4%
ダイワメジャー  【4.1.1.27】
勝12.1% 連15.2% 複18.2%
オルフェーヴル  【4.1.0.10】
勝26.7% 連33.3% 複33.3%
ディープブリランテ【2.4.0.14】
勝10.0% 連30.0% 複30.0%
キズナ      【2.1.0.0】
勝66.7% 連100% 複100%
-------------------------
ルーラーシップ  【0.7.5.17】
勝0.0% 連24.1% 複41.4%
ローズキングダム 【0.2.0.0】
勝0.0% 連100% 複100%
キングズベスト  【0.1.1.0】
勝0.0% 連50.0% 複50.0%
エイシンフラッシュ【2.1.0.9】
勝16.7% 連25.0% 複25.0%
モンテロッソ   【0.1.0.0】
勝10.0% 連100% 複100%
-------------------------
メイショウサムソン【1.4.1.14】
勝5.0% 連25.0% 複30.0%
ハービンジャー  【4.4.3.40】
勝7.8% 連15.7% 複21.6%
-------------------------
上から父サンデー系、ミスプロ系、ノーザンダンサー系に分けてある。
ミスプロ系は、数は少なく決め手に欠ける印象も馬券内率は高めだ。


■2011年と同じく差しが決め手の上がり勝負になる?

10年前と同じく急遽の対応となり、今年も春の新潟競馬場はロングラン開催となる。
以下は2011年福島牝馬Sの脚質、3F上がり順位別成績。
-------------------------
逃げ先行【0.0.0.6】
中団後方【1.1.1.7】
-------------------------
1位 【1.0.0.0】
2位 【0.0.1.0】
3位 【0.0.0.1】
4-5位【0.1.0.2】
6位以下【0.0.0.10】
-------------------------
2011年は開幕初日に福島牝馬Sが開催されたにも関わらず、先行勢は全滅。上がり6位以下も全滅で上がり勝負となった。

以下は先週までの新潟競馬場の脚質、3F上がり順位別成績。
-------------------------
1位【3.3.1.0】勝42.9% 連85.7% 複100%
2位【2.3.2.0】勝28.6% 連71.4% 複100%
3位【1.0.2.5】勝12.5% 連12.5% 複37.5%
4-5位【1.1.1.10】勝7.7% 連15.4% 複23.1%
6位以下【0.0.1.60】勝0.0% 連0.0% 複1.6%
(芝1600m以上の成績)
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上がり1,2位の脚を使った馬が複勝率100%!

2011年は開幕初日でも前残りはなかったが、開幕5日目となる今年も差し勢の台頭が濃厚だ。そうなればコンスタントに上がりが使える馬を中心に考えた方がいいだろう。
今年の出走馬から近5走上がり順位の平均値を出してみた↓
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(TOP5まで)
2.0位イズジョーノキセキ
2.8位セイウンヴィーナス
3.2位パラスアテナ
3.4位ムジカ
4.0位アバルラータ
4.0位デンコウアンジュ
-------------------------
距離やクラスの変化はあり、あくまでも近走から抽出したデータではあるが、安定して末脚を使えるかどうかに対して指標にする。

【一言考察】
・イズジョーノキセキ→3勝クラスからの参戦だが33秒台の速い上がりを常に使える。
・セイウンヴィーナス→2勝クラスからの参戦だが馬場問わず速い上がりが使える。
・パラスアテナ→近3走は上がり2位。秋華賞4着後、3勝クラスで惜敗が続いているが末脚の安定感〇
・ムジカ→14戦中10戦が上がり1,2位。良馬場なら上がり上位は確定だろう。
・アバルラータ→33秒から34秒前半の新潟向きの速い上がりが使えるもリステッドクラスで苦戦中。
・デンコウアンジュ→この1年以前のような上り1,2位の脚は使えていないが大きく鈍ることはない。ただ基本的に小回り右回りでこそ買いたい馬。

4.0位だったアバルラータはリステッドクラスで大敗続きと、力不足感が否めない。同順位デンコウアンジュも新潟だと適性がマッチしないのが引っかかる。
代わりに挙げるなら、《4.6位ドナアトラエンテ》とそれに続く《5.6位ミスニューヨーク》。

【一言考察】
・ドナアトラエンテ→近2走は不良・重馬場だったが良馬場なら上がり1,2位をマークしており、新潟向きの速い上がりも使える。
・ミスニューヨーク→キングズベスト産駒ということもあり、渋った馬場の方が良い馬だが2走前は良馬場でも上がり1位。1800m戦に限れば常に上がり3位以内。

4.0位の2頭よりは上記2頭をピックアップしたい。

よってデータから導き出された今年の福島牝馬Sは

■好ローテの中山牝馬組からは、ロザムールの逃げに期待。ただし当日の脚質傾向は要チェック!
■上がり勝負で好走できそうなのは、イズジョーノキセキ、セイウンヴィーナス、パラスアテナ、ムジカ、ドナアトラエンテ、ミスニューヨーク


となった。

今年は開催地変更によるデータ泣かせのレースが多く、福島牝馬Sのような難解レースはさらに難解に感じざるを得ない。が、新潟競馬場は上がり勝負という点が大きなポイントになりそうだ。

(Text:funaki)

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