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コラム

2021/04/13  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【アンタレスS(GIII)攻略データコラム】適性よりも実力の見極めがカギを握る一戦

アンタレスS(GIII) 4歳上 別定 阪神ダート1800m
※2011年の京都施行時も含めて、過去10年のデータから分析していく。

■人気
・1番人気/【4.2.1.3】
 勝率40.0% 複勝率70.0%
・2番人気/【1.2.3.4】
 勝率10.0% 複勝率60.0%
・3番人気/【3.2.3.2】
 勝率30.0% 複勝率80.0%
・4-6番人気/【2.2.2.24】
 勝率6.7% 複勝率20.0%
・7-9番人気/【0.1.1.28】
 勝率0.0% 複勝率6.7%
・10番人気以下/【0.1.0.29】
 勝率0.0% 複勝率1.5%

過去10年で1-3人気の合算成績が【8.6.7.9】、勝率26.7%、複勝率70.0%と好走率が高く、回収率も単複ともにプラス収支を計上している。1-3人気馬がそろって馬券を外したことは一度もなく、2頭以上が馬券圏内に入ったのが9回、1、2、3人気の3頭で決まった年が2度もある。人気サイドに信用がおけるレースで、軸馬はここから選びたい。

一方、穴馬はというと、フタ桁人気で来たのは9年も前の2012年、11番人気2着のアイファーソング一頭のみ。あとは5-8番人気の馬が延べ8頭馬券に絡んだだけだ。また、たまたまとはいえ、4番人気馬はここ10年馬券圏内に入ったことは一度もない。

このように、基本的には波乱が少なく、人気サイドの組み合わせで決着するケースが多いレース。とはいえ、過去10年で3連単10万馬券が2度出ているように、組み合わせや入着順によっては好配当を期待できなくもない。今年これまでのダート重賞4鞍では、1-3番人気馬がそろって馬券を外したレースは皆無にもかかわらず、そのうち3レースで3連単10万馬券が飛び出している。単系馬券の並べ方や、マルチやフォーメーションなど買い方を工夫して妙味のある配当をつかみたい。

■前走脚質&4角通過順位
☆前走脚質
・前走逃げ/【2.2.0.10】
 勝率14.3% 複勝率28.6%
・前走先行/【8.6.3.41】
 勝率13.8% 複勝率29.3%
・前走差し/【0.2.4.42】
 勝率0.0% 複勝率12.5%
・前走追込/【0.0.2.30】
 勝率0.0% 複勝率6.3%
・前走マクリ/【0.0.1.3】
 勝率0.0% 複勝率25.0%

当レースは先行した馬の成績がいいのだが、戦前にどの馬が先行するのかを予測するのは容易くない。そこで前走の脚質を見ると、前走で逃げ・先行していた馬の好走率が圧倒的に高く、過去10年で中団以降に構えていた馬から勝ち馬は出ていない。

☆前走4角通過順位
・4位以内/【10.8.4.54】
 勝率13.2% 複勝率28.9%
・5位以下/【0.2.6.72】
 勝率0.0% 複勝率10.0%

これをさらに精査すべく前走の4コーナー通過順位を調べると、明確な“区切り”を発見することができた。過去10年の勝ち馬はすべて、前走4コーナーを4位以内で回った馬だったのに対し、5位以下で通過した馬からは優勝馬は一頭も出ていないのだ。勝ち馬のみならず、3着内、複勝率でも約3倍の差をつけられている。

前走の通過順位は馬柱を見れば誰でもわかるので、これは扱いやすいデータである。付言すると、当レースは上がり1位を出した馬が【6.0.3.4】、上がり2位だった馬が【2.1.2.5】と優秀な結果を収めている。前走4角を4位以内で回った馬から、もっともいい末脚を繰り出しそうな馬を選ぶのが、勝利への近道になりそうだ。

<データ注目馬>
☆前走4角4位以内⇒アナザートゥルース、グリム、ケイアイパープル、ケンシンコウ、ダノンスプレンダー、テーオーケインズ、ナムラカメタロー、ミヤジコクオウ、メイショウワザシ、レピアーウィット、ロードブレス

■騎手乗り替わり
・継続騎乗/【6.7.5.33】
 勝率11.8% 複勝率35.3%
・乗替騎乗/【4.3.5.94】
 勝率3.8% 複勝率11.3%

騎手の乗り替わりデータにも、わかりやすい傾向が見てとれた。前走と同じ騎手が乗ってきた馬のほうが、鞍上が乗り替わった馬より、勝率も複勝率も3倍前後、数字が高く出ているのだ。一般的に乗り替わりのほうが高く出る回収率をチェックしても、継続騎乗のほうが優秀な結果となっている。継続騎乗のほうが出走数が半分以下なのだから、これも予想で使いやすいデータである。

当レースは皐月賞の裏、阪神で行なわれる一戦。有力ジョッキーは皐月賞に参戦するケースが多く、3場開催時ともあって乗り替わりが増えるのは当然の流れである。にもかかわらず、皐月賞を捨ててまで、こちらに乗ってくるということは、それだけ勝算を見込んでのことであるのは明白だ。実際、継続騎乗は1-3番人気の人気馬のほうが多く見受けられる。

☆騎手東西比較
・関東騎手/【2.2.2.14】
 勝率10.0% 複勝率30.0%
・関西騎手/【8.8.8.108】
 勝率6.1% 複勝率18.2%
・地方・外国騎手/【0.0.0.5】
 勝率0.0% 複勝率0.0%

継続騎乗が好走する証左のひとつに、関西の重賞で参戦数が少ないながらも、美浦所属の騎手の成績がいいことが挙げられる。サンプル数が少ないとはいえ、好走率も回収率も関東のジョッキーのほうが上。さらに関東騎手の継続騎乗に限って見ると、【2.1.2.10】と数字がよくなる。

これをもって短絡的に、「継続騎乗の関東騎手を狙え!」とまでは言わない。けれども皐月賞を捨てて、ダートのレベルが上の関西へ遠征するくらいなのだから、勝負気配が高いことだけは間違いないだろう。

栗東所属でも過去10年で川田騎手が2勝、武豊騎手が1勝と、関西の一流ジョッキーが継続騎乗で優勝している。東西いずれにせよ、継続騎乗の馬の勝負気配には注意を払いたい。

■前走レース
・名古屋GP/【4.4.0.6】
・仁川S/【2.0.0.7】
・ダイオライト記念/【1.2.1.6】
・マーチS/【0.2.4.52】
・チャンピオンS/【1.0.0.1】
・平安S/【1.0.0.1】
・東海S/【0.0.3.2】

前走のレースを調べると、名古屋GPやダイオライト記念など、地方交流重賞から駒を進めてきた馬の成績がいい。それに引き換え、出走馬の多くを占めるマーチSからは過去10年、一頭も勝ち馬が出ていない。

これらの過去の結果から、「地方交流重賞組が強い」「マーチS組は切り」「距離短縮は買いで、同距離は軽視」といった傾向を見出す人もいるかもしれないが、ちょっと待ってほしい。

当レースの好走馬を具体的に見てみると、GIIIとは思えないほど実績のある馬が多いことに気がつく。2013年に優勝したのはGI級10勝の砂の名馬・ホッコータルマエ。その年2着だったニホンピロアワーズはJCダート勝ち馬で、翌年も3着に入着。2011年、2012年と連覇したゴルトブリッツや2016年の勝ち馬・アウォーディーはのちにJpn1レースを制した出世ホース。また、2015年2着のアジアエクスプレスは朝日杯FSを制した芝のGI馬だった。ほかにもGI好走馬や重賞を複数勝利した馬など、活躍馬がズラリと並んでいる。

前述のように当レースは人気サイドが強いレースなのだが、それは実力馬や実績馬がしっかり走ってくるレースであるということ。そして、このレースに向かう実績馬は名古屋GPやダイオライト記念に使われているケースが多く、一方でハンデ戦のマーチSを使うような馬はワンランク下の馬が多いために、このような結果が出てしまっているのだ。

実際、ここ4年連続でマーチS組は勝ち馬こそ出していないものの、馬券には絡み続けている。2017年2着、2019年3着のロンドンタウンは韓国のコリアC連覇を含めて重賞4勝の実績馬。昨年3着だったクリンチャーは芝のGII・京都記念に勝ち、菊花賞2着、春の天皇賞3着の能力馬で、その後砂の重賞も3勝している。

つまりは前走のレース名に惑わされることなく、実力のある馬がしっかりと調整されてここに臨んできたかどうかを判断するのが、馬券的中への正着となるはず。ダイオライト記念組では、一昨年優勝し、昨年も2着に好走した重賞2勝馬・アナザートゥルースは今年も当然、好走が期待できるだろう。

だが、それ以外に目ぼしい実績馬が見当たらない今年は、マーチSで1、2着したレピアーウィットとヒストリーメイカーは字ヅラの「過去10年のデータ傾向」のようには、軽く扱うことはできない。特に後者のヒストリーメイカーはまだ重賞勝ちこそないものの、昨年暮れの東京大賞典では、あのオメガパフュームからコンマ1秒差の4着と大健闘している。地方交流重賞での好走馬が結果を出すレースでもあるだけに、本馬は注目の一頭といってもいい。

最後に、前述のようにアナザートゥルースが2年連続で連対、ロンドンタウンが2017年と2019年に複勝圏内に、また昨年の勝ち馬・ウェスタールンドも前年に4着に入るなど、リピーターが目立つレースである。そのデンから、アナザートゥルースはもちろんのこと、2019年2着のグリムも「もう一丁!」があるかもしれない。

■レース実績
先に書いたように、実力のある馬がしっかり走ってくる当レース。そこで過去10年、馬券に絡んだ馬30頭について、それまでのレース実績を調べてみた。

その結果、30頭中22頭に重賞勝ちかGI級で3着内の実績があった。また、残る8頭のうち5頭は重賞で2、3着に入った経験があった。

そして、重賞実績がなかった3頭(2011年1着ゴルトブリッツ、2012年2着アイファーソング、2016年3着サージェントバッジ)に共通していたのは、年明け以降に1600万条件(現・3勝クラス)を勝ち上がってオープン入りしていたこと。そして3頭とも4歳馬であった。

まとめると、重賞勝ちかGI級3着内の実績を持つ馬を最重視。次位には、重賞2、3着の経験がある馬か、年明け以降に3勝クラスかOP勝ちがある4歳馬に注目したい。

<データ注目馬>
☆重賞勝ちかGI級3着内のある馬⇒アナザートゥルース、グリム、ケンシンコウ、ナムラカメタロー、レーヌブランシュ、レピアーウィット、ロードゴラッソ、ロードブレス
☆重賞2、3着の経験がある馬⇒エイコーン、ヒストリーメイカー、ミヤジコクオウ、メイショウワザシ、モズアトラクション
☆年明け以降に3勝クラスかOP勝ちがある4歳馬⇒テーオーケインズ

(Text:sakura kyosuke)

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