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コラム

2021/03/23  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【高松宮記念(GI)攻略データコラム】関東馬に穴妙味

高松宮記念(GI) 4歳上 定量 中京芝1200m
※過去10年、もしくは中京競馬場で開催された過去9年のデータから分析していく。 なお、昨年は1位入線のクリノガウディーが走行妨害で4着に降着になっているが、当欄では入線順位をレース着順として(1着クリノガウディー、2着モズスーパーフレア、3着グランアレグリア)扱うことにする。

■人気別傾向
・1番人気/【2.0.3.5】 複勝率50.0%
・2番人気/【2.3.1.4】 複勝率60.0%
・3番人気/【3.2.2.3】 複勝率70.0%
・4番人気以下/【3.5.4.135】 複勝率8.2%

荒れる印象のあるレースだが、過去10年の成績を調べると、上位人気馬の成績は悪くない。1番人気が2勝、3着3回とパッとしないうえに、ふたケタ着順に大敗したことが昨年含めて(1番人気タワーオブロンドン12着)3度もあるので、それが波乱のイメージにつながっているのだろう。

しかし過去10年で3番人気以内の馬が一頭も馬券に絡まなかったことは一度もなく、3番人気以内の馬が2頭馬券圏内に入ったのは6回、1、2、3番人気の3頭で決まった年も2度あるのだ。一方で、穴馬は4番人気からふたケタ人気まで(2019年は17番人気のショウナンアンセムが3着に激走!)、満遍なく来ている。

2-3番人気の好走率と回収率が高いので、軸はここから取り、ヒモは超人気薄まで幅広く拾っていくと、思わぬ高配当がゲットできるかもしれない。

■厩舎傾向
・美浦/【2.5.5.45】 勝率3.5% 複勝率21.1%
・栗東/【7.5.5.101】 勝率5.9% 複勝率14.4%
・外国/【1.0.0.1】 勝率50.0% 複勝率50.0%

東西の厩舎を比較したら、見逃せないデータが浮かび上がった。優勝馬こそ、美浦2勝、栗東7勝で関西の圧勝だが、2、3着は東西それぞれ5度ずつと五分の成績。出走数が関東は関西の半分なので、当然複勝率は上。しかもふたケタ人気での激走が4頭もいたように、穴での好走も多く、複勝回収率はなんと219%を記録している。

「西高東低」の図式が長らく続き、日本競馬の中心である芝の中長距離路線は現在でも関西優勢。しかし短距離路線については、まだスキがあり、関東馬にも食い込めるチャンスがあるのだろう。

今年登録している関東馬は、アストラエンブレム、セイウンコウセイ、マルターズディオサの3頭しかおらず、どれも人気薄だが、一発の大駆けには警戒したい。

■種牡馬傾向
・ミスタープロスペクター系/【3.5.3.36】 複勝率23.4%
・サンデーサイレンス系/【1.1.4.47】 複勝率11.3%
・ノーザンダンサー系/【2.0.1.22】 複勝率12.0%
・ナスルーラ系/【1.1.1.22】 複勝率12.0%
・ロベルト系/【1.1.0.4】 複勝率33.3%

種牡馬傾向を探る前に、当レースの好走馬の特徴を説明しなければならない。それは繰り返し馬券にからむ馬、つまりリピーターが多いことである。中京競馬場がコース改修された2012年以降の9年間で、2度3着以内に好走した馬が実に5頭もいるのだ。

これは高松宮記念というレースがそれだけ特異なレースであり、コース相性や適性が大きく問われる証拠だといえる。

そして、それはコース適性が現れやすい種牡馬傾向からも読み取れる。芝の王道血統・サンデーサイレンス系がそこまで走っていないのだ。

サンデー系の象徴であるディープインパクト産駒からは優勝馬は出ておらず、あのアーモンドアイを負かしたグランアレグリアですら、昨年3位入線と敗れている。軽い切れ味を武器とするサンデー系にとって、タフなコース設定で持続力が求められる高松宮記念は得意とはいえないレースなのだろう。今年の出走馬の大半はサンデー系なので、これはひじょうに気になるデータだ。

別角度から、生産者別のデータを見ると、天下のノーザンファーム生産馬の成績は【0.2.1.14】と、なんと一頭も勝ち馬を出せていない。このノーザンファームの不振ぶりとサンデー系の苦戦傾向は明らかにリンクしている。

今年上位人気が予想されるレシステンシアとインディチャンプはどちらもサンデー系のノーザンファーム生産馬であり、危険信号となるかもしれない。

一方、好走率が高いのはミスタープロスペクター系なのだが、先述のリピーターホース5頭のうち、実に4頭がミスプロ系。つまり特定の馬による好走が集中しており、この好走率の高さは額面通りには受け取れない。

ただし、「ミスプロ系の好走馬は再度好走する傾向にある」という点では、昨年2位入線のモズスーパーフレアにとって追い風となるデータではある。

それ以外では、ノーザンダンサー系、ナスルーラ系、ロベルト系など、各系統から満遍なく好走馬が出ている。サンデー系やミスプロ系に比べると地味な血統が多く、今年の出走馬も人気薄が多そうだが、無視は禁物だ。

最後に、サンプルが少ないのでアテにはならないものの、ロベルト系は過去6回走って2012年にサンカルロが2着に、そして昨年クリノガウディーが1位入線を果たしている。クリノガウディーは今年も出走するが、「リピーターホース」となれるかどうか?

■距離短縮の有無
・同距離/【5.5.7.78】 複勝率17.9%
・距離短縮/【4.4.2.56】 複勝率15.1%

過去9年、前走から引き続き1200mを走る馬と、距離短縮で挑む馬を比べると、大差はないものの、同距離組のほうが好走率が上。さらに好走馬の中身を見てみると、距離短縮組は昨年の1位入線馬クリノガウディー以外はすべて3番人気以内の人気馬。

一方、同距離組からは4番人気以下の馬が延べ9頭走っており、ゆえに複勝回収率もプラス収支となっている。距離短縮から来るスタミナよりも、速い流れに戸惑わないスピードのほうが当レースでは要求されるのだろう。

さらに同距離組の前走を具体的に見てみると、馬券になっているのはシルクロードSとオーシャンSの2レースのみ。このうち激走馬を輩出するのはオーシャンSのほう。

19年17番人気3着のショウナンアンセム、2018年10番人気3着のナックビーナス、2014年8番人気2着のスノードラゴンなどなど、かなりの穴馬がいるのだが、その多くがオーシャンSでも連対したり掲示板に乗るなど健闘していたのだ。例年オーシャンS組は格下と見られるので、そこでいい走りを見せていても人気の盲点となってしまうのだろう。

今年はオーシャンSで掲示板に乗った馬は一頭も登録していないが、15着までが勝ち馬から1秒差以内に走っている。ショウナンアンセムのように(オーシャンSでは勝ち馬から1秒離された5着)無印からの激走があるかもしれない。

■4番人気以下の枠順別成績
・1枠/【0.0.0.17】
・2枠/【1.1.0.13】
・3枠/【1.0.0.13】
・4枠/【0.0.2.12】
・5枠/【0.0.0.13】
・6枠/【1.0.0.13】
・7枠/【0.1.1.21】
・8枠/【1.1.0.22】

過去9年、4番人気以下の馬について枠順別の成績を調べると、興味深い傾向が見つかった。1-4枠の内枠と、5-8枠の外枠の好走馬はいずれも5頭ずつでイーブン。ところが、外枠で馬券になった5頭のうち、実に4頭が逃げるか先行した馬だった。これはどういうことかといえば、「穴をあけるのはコースの内目を通った馬」ということなのだ。

先日の金鯱賞では単勝オッズ200倍超えの最低人気・ギベオンが逃げ切ったように、昨年来からの中京芝コースは内が圧倒的に有利。また、近年の高松宮記念は良馬場だろうが馬場が渋ろうが、内が残って外は伸びない。

2019年、17番人気で3着に入り、3連単400万馬券の首謀者となったショウナンアンセムはラチ沿いギリギリの最内を突いて追い込んできた。「内枠」「逃げ先行馬」「イン突きできる人馬」にはいくら人気がなくても注意を払う必要がある。

(Text:sakura kyosuke)

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