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コラム

2021/03/23  UMAJiN.net/データ部「重賞攻略データ」

【マーチS(GIII)攻略データコラム】前走上がり3Fに注目

マーチS(GIII) 4歳上 ハンデ 中山ダート1800m

※中山で開催された過去9年のデータから分析していく。

■斤量別成績
・51キロ以下/【0.0.0.1】 勝率0.0% 複勝率0.0%
・51.5-53キロ/【0.0.0.9】 勝率0.0% 複勝率0.0%
・53.5-55キロ/【3.4.4.41】 勝率5.9% 複勝率19.6%
・55.5-57キロ/【4.3.4.49】 勝率6.7% 複勝率18.3%
・57.5-59キロ/【2.3.1.16】 勝率9.1% 複勝率27.3%

荒れるハンデ戦なので、軽斤量の馬が来ているのかと思いきや、53キロ以下の軽ハンデ馬は過去9年一頭も馬券に絡んでいない。

頭数が少ないうえに人気馬も皆無なので当然の結果かもしれないが、実は当レースでもっとも好走率が高く、穴もあけるのは重ハンデの馬。57.5-59キロを背負った馬の好走率がもっとも高く、回収率も単勝143%、複勝130%といずれもプラスを計上しているのだ。これは実績馬が好走しやすいレースだということである。

17年には重賞2勝、フェブラリーSでは2着という輝かしい戦歴を持ったインカンテーションが57.5キロで1着、19年にはコリアC2連覇を含む重賞4勝のロンドンタウンが57.5キロで2着。しかもいずれもふたケタ人気という人気薄での激走であった。重いハンデを課せられた馬がそれで人気を落としているようなら注目したい。

■距離変更
・同距離/【3.7.5.48】 勝率4.8% 複勝率23.8%
・距離延長/【2.0.1.20】 勝率8.7% 複勝率13.0%
・距離短縮/【4.2.3.47】 勝率7.1% 複勝率16.1%

前走との距離の比較を見てみると、同距離組、つまり当レースと同じダート1800m戦を使ってきた馬の複勝率がもっとも高い。回収率で見ても、複勝回収率は140%と儲かる数字になっている。

具体的にどのレースを使ってきたのかも調べると、最多はステップレース的な位置づけの総武Sながら、それ以外に9レースもの名があがる。なかには韓国のコリアCや公営・船橋の報知グランプリまで含まれている。前走でダート1800m戦の流れや距離感を経験した馬に分があるのだろう。もっとも、勝ち数や勝率はいまひとつなので、馬券的には3連系の軸として使ってみたい。

<データ注目馬>
☆前走ダート1800m戦⇒アメリカンシード、ケイアイパープル、シネマソングス、スワーヴアラミス、ダノンファスト、ナムラカメタロー、ハヤヤッコ、メイショウワザシ、メモリーコウ、ライトウォーリア

■前走上がり3ハロンタイムの順位
・1位/【2.3.2.12】 勝率10.5% 複勝率36.8%
・2位/【3.1.2.8】 勝率21.4% 複勝率42.9%
・3位/【0.0.1.11】 勝率0.0% 複勝率8.3%
・4-5位/【0.2.0.12】 勝率0.0% 複勝率14.3%
・6位以下/【3.2.2.54】 勝率4.9% 複勝率11.5%

このレースは決め手比べになるケースが多く、上がり上位の馬が馬券圏内に入りやすい。とはいえ、本番でどの馬がいい末脚を繰り出すかはわからない。そこで前走の上がり3ハロンタイムの順位を調べると、見逃せないデータが浮上した。

前走で上がり1位か2位の末脚を披露した馬の成績がすこぶるいいのだ。合算した勝率は15.2%、複勝率は39.4%。回収率ベースでも単複ともにプラス収支を記録している。これらの馬は人気になるケースが多いのだが、それでも19年8番人気1着のサトノティターン、17年11番人気3着のアルタイルなど穴馬を輩出している。

一方、前走上がり6位以下の馬もそれなりに馬券には来ているが、好走しているのは同距離か距離延長で臨んだ馬が大半で、距離短縮では2着が1回のみ。いい末脚を使えない馬は距離を縮めても好走は望みにくい、ということだ。

<データ注目馬>
☆前走上がり3ハロンタイムの順位1位か2位⇒アメリカンシード、オメガレインボー、ハヤヤッコ

■騎手
・美浦所属/【7.8.8.89】 勝率6.3% 複勝率20.5%
・栗東所属/【2.1.0.22】 勝率8.0% 複勝率12.0%

☆過去2年の中山ダート1800m成績(2019年3月-2021年2月)
・ルメール/【24.15.4.37】 勝率30.0% 複勝率53.8%
・石橋/【17.8.11.75】 勝率15.3% 複勝率32.4%
・戸崎/【13.9.6.51】 勝率16.5% 複勝率35.4%
・横山武/【11.5.5.53】 勝率14.9% 複勝率28.4%
・大野/【15.11.16.126】 勝率8.9% 複勝率25.0%
・石川/【6.9.7.79】 勝率5.9% 複勝率21.8%

当レースは中京開催の高松宮記念の裏で行なわれるため、例年関西のトップジョッキーが参戦することは少ない。過去9年では勝率こそ栗東所属の騎手が上回っているものの、勝った騎手は藤岡康騎手と幸騎手で、どちらもG1ジョッキー。しかも騎乗馬は1、2番人気と、力のある馬だった。関西のトップジョッキー不在となれば、中山ダートを乗り慣れた関東の騎手に分があるはず。

…といいたいところだが、今年はルメール騎手が、圧倒的1番人気が予想されるアメリカンシードで参戦を予定。過去2年、中山ダート1800戦でもっとも勝ち鞍が多いのはルメール騎手で好走率も申し分ない。G1高松宮記念の騎乗を捨てて、こちらに乗ってくるのだから勝負気配が高いことも間違いない。馬の力も含めて、これに逆らうのは無謀かも。

関東の騎手で注目すべきは、まず石橋騎手。過去2年同コースの勝利数はルメール騎手に次ぐ2位。しかもこのマーチSでは2019年8番人気のサトノティターンで1着、2020年4番人気のクリンチャーで2着と、2年連続で連対中なのだ。

続いては中山ダート1800mで成績優秀な戸崎騎手と横山武騎手。ふたりとも勝ち切ることが多いので勝率が高く、単勝回収率もプラスを計上。また大野騎手もこのコースを得意とし、過去2年で15勝をあげ、単勝回収率は139%を誇る。

最後に石川騎手は、2016年2番人気ドコフクカゼと2020年8番人気レピアーウィットとこのレースで過去に2度騎乗し、いずれも3着に入っている。今年の石川騎手は小倉大賞典を11番人気テリトーリアルで勝ってアッと言わせたが、それ以上に凄まじいのはダートでの暴れっぷり。

今年のダート5勝中、9番人気で1勝、ふたケタ人気でなんと3勝! なかでも11番人気で逃げ切ったハコダテブショウのレースでは、東京競馬史上1位の3連単2000万馬券をブチ上げている。石川騎手は中山ダート1800mの全体成績も悪くないので、2度あることは3度ある、となるか。

(Text:sakura kyosuke)

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