2018/04/08 UMAJiN.net/データ部「徹底分析/重賞完全攻略データ」
【重賞完全攻略データ】皐月賞(GI)を徹底分析!
牡馬クラシックの第一弾。舞台の中山芝2000mは小回りではあるが、向上面が下りになっていることで、案外息が入らないペースになりやすいコース。“最も速い馬が勝つ”という格言があるように、瞬発力、スピードの持続力、先行力など、何かしらのスピードに秀でた馬が好走しやすい。ここでは、東京施行だった11年を除く過去10年の結果から好走ポイントを探っていこう。
まずは、人気面から。
■単勝人気別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・1人気/【2.1.2.4】
勝22.2%/連33.3%/複55.6%
・2人気/【1.3.0.5】
勝11.1%/連44.4%/複44.4%
・3人気/【2.1.2.4】
勝22.2%/連33.3%/複55.6%
・4人気/【1.0.2.5】
勝11.1%/連22.2%/複44.4%
・5人気/【0.0.0.9】
勝0.0%/連0.0%/複0.0%
・6人気/【0.2.0.7】
勝0.0%/連22.2%/複22.2%
・7人気/【1.0.0.8】
勝11.1%/連11.1%/複11.1%
・8人気/【1.1.1.6】
勝11.1%/連22.2%/複33.3%
・9人気/【1.0.0.8】
勝11.1%/連11.1%/複11.1%
・10人気以下/【0.0.2.78】
勝0.0%/連0.0%/複2.6%
複勝率でいえば、1~4人気の成績はほぼ互角。つまり、1人気は絶対的存在ではないということだ。馬券圏内という意味ではいいが、連対率は微妙で、連軸としては信用できない。連対率でいえば、2人気。ただ、ここ2年連続で連を外しているのは気になるところ。ただ、一昨年はリオンディーズが3着入線も、5着に降着。つまり、入線順位でいえば、2013年2着、2014年1着、2015年2着、2016年3着、2017年6着で、近5年は昨年以外すべて3着以内に入線している。3人気は1人気とまったく同じ成績だ。穴人気では、連対率22.2%の6人気と8人気。3着以内に入った5頭のうち、前走馬券圏外だった馬はいない。しかも、全馬ともオープン以上のレースでのことだ。つまり、成績は悪くないのに人気がなかった馬が狙い目だということ。
次にステップ面を見ていこう。
■前走別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・共同通信杯/【4.0.0.3】
勝57.1%/連57.1%/複57.1%
・弥生賞/【2.4.4.30】
勝5.0%/連15.0%/複25.0%
・スプリングS/【2.1.2.39】
勝4.5%/連6.8%/複11.4%
・若葉S/【0.3.1.16】
勝0.0%/連15.0%/複20.0%
・アーリントンC/【0.1.0.2】
勝0.0%/連33.3%/複33.3%
・きさらぎ賞/【0.0.1.7】
勝0.0%/連0.0%/複12.5%
・京成杯/【0.0.1.7】
勝0.0%/連0.0%/複33.3%
以前まで共同通信杯と皐月賞は相性が悪かったが、2012年のゴールドシップが優勝して以来、その傾向が激変。2012年以降は5頭中4頭が優勝しており、王道ローテとなっている。基本的に共同通信杯優勝馬が狙い目だが、2着から本番で優勝した馬もいるので、連対馬は注目しておきたい。弥生賞組は皐月賞トライアルの中で最も注目されるが、実際は2010年のヴィクトワールピサ以来、優勝馬が出ていない。2、3着が多いだけに実力は相手筆頭というのが妥当か。同じ皐月賞トライアルのスプリングS組は、ここ2年連続で馬券に絡んでいない。ただ、過去10年で見ると、成績はそれほど悪く、前走2着以内かつ前走1人気だった馬は注目しておこう。あとは若葉S組は前走2着以内、毎日杯組とアーリントンC組、きさらぎ賞組、京成杯組は優勝馬のみ要注意だ。
最も速い馬が勝つのが皐月賞。そこで、過去の3着以内馬の距離別成績を調べてみた。
■3着以内馬の距離別成績
(芝1600m/芝1800m/芝2000m)
[2008年]
・キャプテントゥーレ
【1.0.1.0】/【1.0.1.1】/【0.0.0.1】
・タケミカヅチ
【1.1.0.2】/【0.1.0.1】/【0.0.1.0】
・マイネルチャールズ
未出走/【1.0.0.1】/【3.1.0.0】
[2009年]
・アンライバルド
未出走/【2.0.0.0】/【1.0.1.0】
・トライアンフマーチ
【1.1.0.1】/未出走/【0.1.0.0】
・セイウンワンダー
【3.1.0.0】/未出走/【0.0.0.1】
[2010年]
・ヴィクトワールピサ
未出走/【0.1.0.0】/【4.0.0.0】
・ヒルノダムール
未出走/【1.0.0.0】/【1.2.0.1】
・エイシンフラッシュ
未出走/【0.0.1.1】/【3.0.0.0】
[2012年]
・ゴールドシップ
未出走/【3.1.0.0】/【0.1.0.0】
・ワールドエース
未出走/【2.0.0.0】/【1.2.0.0】
・ディープブリランテ
未出走/【2.2.0.0】/未出走
[2013年]
・ロゴタイプ
【2.0.0.0】/【1.0.0.1】/未出走
・エピファネイア
未出走/【1.0.0.0】/【2.0.0.1】
・コディーノ
【0.1.0.0】/【3.0.0.0】/【0.0.1.0】
[2014年]
・イスラボニータ
【1.1.0.0】/【3.0.0.0】/未出走
・トゥザワールド
未出走/【2.1.0.0】/【2.0.0.0】
・ウインフルブルーム
【1.1.1.0】/【1.1.0.0】/【0.1.0.0】
[2015年]
・ドゥラメンテ
未出走/【2.2.0.0】/未出走
・リアルスティール
未出走/【2.1.0.0】/未出走
・キタサンブラック
未出走/【2.0.0.0】/【1.0.0.0】
[2016年]
・ディーマジェスティ
未出走/【1.1.0.0】/【1.0.0.0】
・マカヒキ
未出走/【1.0.0.0】/【2.0.0.0】
・サトノダイヤモンド
未出走/【1.0.0.0】/【2.0.0.0】
[2017年]
・アルアイン
【2.0.0.1】/【1.0.0.0】/未出走
・ペルシアンナイト
【2.0.1.0】/【1.1.0.0】/未出走
・ダンビュライト
【1.1.0.1】/【0.0.1.0】/【0.0.1.0】
共同通信杯組が好走するようになった12年以降の傾向がヒントになる。重要なのは、芝1800mの成績だ。12年以降の3着以内馬18頭中16頭が芝1800mの連対率100%。その16頭のうち、12頭は2連対以上していた。つまり、皐月賞で好走するには、1600mのスピードでも2000mのスタミナでもなく、1800mに対応できるスピードとスタミナが必要だということ。
最後に脚質面。
■脚質別成績
※勝=勝率/連=連対率/複=複勝率
・逃げ/【1.0.1.10】
勝8.3%/連8.3%/複16.7%
・先行/【1.3.3.24】
勝3.2%/連12.9%/複22.6%
・差し/【7.3.4.60】
勝9.5%/連13.5%/複18.9%
・追込/【0.3.1.38】
勝0.0%/連7.1%/複9.5%
小回りコースだけに逃げ・先行馬が活躍しているが、差し馬と追い込み馬も悪くない成績だ。これは皐月賞が息の入りにくいペースになりやすいため、逃げ・先行馬が直線で苦しくなることがあるからだろう。脚質はそれほど気にしないほうがいいかもしれない。
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