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競馬サロン

編集部員 平石

2021/09/04 20:13

【西の名門、美味しく狙うならこの条件!】編集部員平石の最終レース地引き網大作戦(9/5)

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お世話になっております。編集部員の平石です。

あっという間に夏競馬がフィナーレを迎えることに。この記事を書きながら、森山直太朗の歌がエンドレスで頭を駆け巡っておりました。いやー、夏が終わる。

秋競馬も楽しみですが、その前に夏競馬をきっちり締めくくりたいところ。そんな日曜日は札幌、新潟の最終レースに挑むことといたします。まずは札幌から。

札幌12R・釧路湿原特別(芝2000m)

◎3 アルテラローザ
○4 プラチナトレジャー
▲9 モリノカンナチャン
☆11ルース
△7 マイネルステレール
△8 ミスミルドレッド
△10タガノカイ
△13プロース

【3連複/流し】3-4,9,11,7,8,10,13(21点)

今年の北海道シリーズを締めくくる一戦。◎はアルテラローザとします。

先週の支笏湖特別では後方ままというレースで9着。今回はそこからの連闘となります。

一般的に連闘の馬が馬券に絡む確率はそう高くありません。2011年以降、連闘でレースに挑んだ馬の全成績を調べると、勝率は5.1%、複勝率は16.7%となり、単勝回収率は60%、複勝回収率も64%に留まります。このデータを考慮すると、連闘は割引いて考えるべきでしょう。

その一方で、連闘がマイナスに働かない厩舎があるのも事実。その代表格ともいえる藤原英厩舎の連闘時成績は【24-17-16-122】で、複勝率は31.8%。藤原英厩舎の通算複勝率36.6%とそう大きくは変わらない数字であり、この名門厩舎に関しては連闘というだけで割り引く必要はありません。

また、「藤原英厩舎の連闘」で注目すべき条件は「連闘で洋芝を使う」パターン

○連闘で札幌芝【2-4-3-13】
勝率9.1%、連対率27.3%、複勝率40.9%、単勝回収率113%、複勝回収率110%

○連闘で函館芝【3-1-2-5】
勝率27.3%、連対率36.4%、複勝率54.5%、単勝回収率549%、複勝回収率200%

函館芝での成績に目を奪われてしまいますが、札幌芝の複勝率も40%超とかなり優秀な数字。また、単複回収率がいずれも100%を超えており、配当面でも期待できることが分かります。

ちなみに「藤原英厩舎が連闘で京都芝を使う」パターンは【5-0-1-4】で勝率50.0%(!)を記録しています。京都コースの改修が終わった際には、ぜひ狙ってみたいですね。

藤原英厩舎は名門厩舎と言われるだけあって、馬の状態の見極めに長けています。また、基本的に滞在となる北海道シリーズでは、輸送によるコンディションの変化が起こりづらい環境。陣営が出走にゴーサインを出した後、輸送という不可抗力によるコンディション悪化のリスクが少ないため、好成績につながっているのではないかと仮説を立てました。

また、アルテラローザの過去走を振り返ると、叩き2戦目が距離延長だった場合は【1-1-0-0】で連対率100%。昨年の1勝クラス・富良野特別を勝った時もこのパターンでした。今回はまさしくそのローテーションに合致。

前走を改めて見てみると、半年以上の休養明けでもあり、12キロ増とやや余裕残しにも思える仕上げ。レースもよどみないペースで流れ、後方勢が道中で仕掛けて押し上げるのが難しい展開になったのも痛かった。ひと叩きされて身体も締まってくるでしょうし、何よりレース勘を取り戻してくれたはず。連闘のここでいきなりのリベンジを期待しましょう。3着でいいからね!

プラチナトレジャーはルメール騎手と国枝厩舎の黄金タッグ。余裕残しに見えた前走で強い勝ち方をしたように、小回り中距離が合っているような印象を受けました。ハッピートレイルズ牝系って独特の機動力というか小脚がありますよね。平石的にはコディーノのイメージです。

モリノカンナチャンは洋芝巧者。札幌・函館の芝では【2-3-0-0】と連を外したことがありません。ハービンジャー×サンデー×サドラーズウェルズという血統通りの特徴を備えているようです。

ルースはヤマカツエースの半妹。母のヤマカツマリリンはグラスワンダー由来の内回り適性を仔に伝える繁殖牝馬です。現にルースが馬券に絡んだのは中山と札幌のみ。東京からのコース替わりはこの馬にとってプラスとなるでしょう。

続いては新潟最終レース。

新潟12R・雷光特別(芝1000m)

◎7 トミケンルーア
○17ニルカンタテソーロ
▲4 ハクサンタマテバコ
☆16セピアノーツ
△12エーアイダンサー
△13ストレガ
△14アドマイヤレオ
△15ブレスドレイン

【3連複/流し】7-17,4,16,12,13,14,15(21点)

混戦模様の一戦ですが、◎はトミケンルーアとします。

この馬の成績で触れなければならないのは、「千直適性の高さ」。このコースでは5回走り、【0-3-0-2】と連対率60.0%を記録しています。

そしてこの3回の2着はいずれも4枠より内からの発走だったというのが特筆すべき点。一般的に新潟1000mは馬場状態のいい外側を走ることがセオリーとされており、実際に勝率等の指標からも外枠が圧倒的有利。しかしながら、トミケンルーアは不利とされる内寄り枠から結果を残し続けてきました。

ちなみに、過去新潟直線1000mで4枠より内から複数回にわたって馬券に絡んだ馬を調べてみると、ライオンボス、エーシンヴァーゴウ、セイコーライコウ、ネロなどの名前が。1回だけならまだしも複数回内枠から馬券に絡んだことは千直という特殊条件への相性の良さ、そして地力を示すものと言えそうです。

これを可能にしたのが、主戦である津村騎手の手腕でしょう。千直の名手というと既に引退された西田元騎手を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、現役トップは誰? となったときに平石は真っ先に津村騎手の名前を出します。

特にここ2、3年での躍進が目覚ましく、2019年以降の千直成績は【3-6-5-16】で複勝率は46.7%。回収率は単複ともに200%を超えています。また、内枠からでも平気で馬券圏内に持ってくることも特徴のひとつ。5月の韋駄天Sで3枠6番に入ったタマモメイトウを優勝に導いたのは記憶に新しいところかと思います。

前走の敗因ははっきりしており、水を含んだ馬場に脚をとられたのが原因。これは陣営も認めています。土曜はやや雨の降った新潟競馬場ですが、土曜夜から日曜にかけてこれ以上の雨は降らない予報。であれば明日最終の時間帯には良馬場まで回復すると判断しました。

普通に考えれば、4枠7番は千直競馬では有利とは言えない枠。しかしながら、千直巧者トミケンルーアと千直の名手津村騎手には大した影響を与えません。かえってオッズがつくならオイシイと思って、ここは◎を託すことにいたします。3着でいいからね!

相手は閉幕週で荒れた新潟を考えて、外枠勢をベッタリとマークすることに。内枠勢から唯一のピックアップとなった▲ハクサンタマテバコは前走のようにポンとハナに行くパターンを警戒してのものとなります。スピードを活かして外ラチを取られたら、流石に内枠でも残ってしまうので。

順番前後しましたが、○ニルカンタテソーロは「初ブリンカーのスペイツタウン」なのが好感。自分の形でレースができれば多少ビュンビュン飛ばしても残ってしまうのがアメリカ血統であり、スペイツタウン産駒の特徴。そんな特徴からブリンカーが効きやすい血統でもあり、ブリンカーをつけたスペイツタウン産駒の複勝率は43.9%とハイアベレージをマークしています。千直で最も有利な枠に入ったわけですから、人気薄でもチャンスがありそう。

セピアノーツは外枠の3歳牝馬に藤田菜騎手が騎乗する狙い目パターン。世代混合戦の千直レースにて、藤田菜騎手が7-8枠の牝馬に騎乗した際の成績は、8戦3勝で勝率37.5%。サンプルは少ないものの、外枠のメリットを活かし切り好成績につなげていることが分かります。調教の動きもいいようですし、一発あっても。

外枠勢がいい塩梅で人気薄になりそうなので、来れば配当も期待できそうです。

9月にはなりましたが、花火の時期にはまだ間に合うはず。コロナ禍もあり夏らしいことができなかった平石の夏ではありますが、ここらで一発、大きな花火を打ち上げたいものです!

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