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田原基成

2025/05/31 18:20

【日本ダービー】皐月賞後に決めていた本命。心の底から「◎に迷いなし」 馬連3点+3連複6点+3連単9点/目黒記念/京都9R/東京10R

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【日本ダービー】

今年もダービー馬が誕生する。

このレースに関しては、予想に対してさまざまな感情が入り混じってしまう。根底にある私の予想信念がブレることはないが、ダービーを勝つ姿を見たいのはいったいどの馬か?どの騎手か?そんな想いが芽生えるのもまた事実。

しかし、皐月賞が終わった時点で私の本命は9割方、決まっていた。ダービーウィークは新聞・ネット媒体から得られる情報が山積みになる。穿った見方をすれば”情報の誘惑”との戦いになるわけだが、初志貫徹を心に刻み、今年はこの馬に本命の印を託したい。

7枠13番、クロワデュノール。

三冠を視野に入れた怪物候補として2歳シーズンを終えた同馬。プラス24キロ、誰が見ても余裕残しに思えた東スポ杯2歳Sを制すると、ホープフルSは初の中山を一切苦にせず鞍上にクロノジェネシス以来、約4年ぶりとなるGI制覇をもたらした。

迎えた年明け初戦は皐月賞。そこで初の敗北を喫したわけだが、正直なところ、そこまで驚きはなかった。なぜなら東スポ杯2歳SにホープフルS、そして皐月賞と私は一度たりとも本命◎を打っていないのだから。

「強いけど、なんか隙があるんだよなぁ」

その隙が生まれる原因は馬自身でも騎手でもなく、外部環境にある。ホープフルSは右回り未経験馬に対する単勝1倍台への評価に対する懸念、皐月賞はCコース替わりの超高速馬場による”マイラー台頭の流れ”への懸念。後者のレースで◎ミュージアムマイルを打った理由が垣間見える。

現時点の単勝オッズは2倍台。この背景には7枠13番という絶妙な馬番が影響しているのだと思う。外より内めがいい。騎手心理としてもそう思うはずだ。

だからこそ、私はこう思う。

「北村友一よ、外枠を内枠に変えてしまえ」

7枠13番で思い出すのは、2003年の日本ダービー。M.デムーロを背にネオユニヴァースがダービー馬に輝いたレースにおいて、スタート後にスーッとインに進路をとることで、枠順のロスはないものに。まさしく神業と呼べる見事な手綱捌きだった。

2着に敗れたクロワデュノールの皐月賞を改めて振り返ると、向こう正面でファウストラーゼンとアロヒアリイが一気にポジションを上げたとき、追走を促すような形でやや遅れて進出。後半5Fが【11秒4-11秒5-11秒8-11秒4-11秒6】と緩む箇所がまったくないラップ構造において、溜めるべきポイントで脚を使った影響により終いの爆発力が鳴りを潜めた印象だ。

では、前走は何の収穫もないレースだったのか?

私は”出入りの激しい競馬を経験したこと”に高い価値を見出している。

かつて藤沢和雄調教師は「10度の調教より1度の実戦」というニュアンスの言葉を口にしたが、それはクロワデュノールの前走にも言えること。同じ中山芝2000mで2分0秒5→1分57秒3。約3秒のタイム差に対応することは簡単ではないはずだ。

スローの上がり勝負。
6月の暑い時季のレース。
そして東京競馬場。

これら2歳時の経験に”出入りの激しい競馬”という新たな経験が加わった。先行馬総崩れの展開のなか、単勝1.5倍の宿命とも言える徹底マークに遭いつつ、連対圏を確保したその力。私が「強いけど、なんか隙があるんだよなぁ」と評した認識を完全に改める。もう隙はない。

あとは、いかに”内枠”をとるか……。

土曜東京の馬場を見る限り、直線は外が伸びていた印象。道中はロスなく運べるインを確保し、直線を向いた瞬間、馬場の外めに持ち出す。いささか勝手ではあるが、こんなイメージを私は抱いている。

迷いはない。

クロワデュノールが私の本命だ。

相手本線に抜擢するのはサトノシャイニング。

2番人気5着と人気を裏切る結果に終わった前走皐月賞。外枠を引いたことに加えて、終始枠なりに外々を回る距離ロスがあったことで終いの伸び脚を欠いた印象だ。それでも大負けしなかったのは立派と言えるし、中京・東京・京都芝外回りと直線の長いコースは【2-1-0-0】連対率100%。馬場不問のタイプでもあり、東京替わりでの巻き返しが期待できる。

ジョバンニも要警戒。

同馬のベストパフォーマンスはタフな冬の中山芝で施行されたホープフルS。高速馬場の東京ならノーチャンスと見ていたが、予想以上の馬場悪化で週中から評価を改めた。道中は馬群で息を潜め、直線は馬場の内から真ん中あたりをズンズンと伸びていくような進路取りを期待。

皐月賞馬・ミュージアムマイルはこの位置。

単勝10倍台の3番人気に甘んじていた前走皐月賞。高速馬場化が顕著だった当時、マイルGI連対歴があるスピード競馬への対応力を活かして終わってみれば2着に0秒3差の快勝……1強ムードを打ち破った。過去10年の日本ダービーにおいて、皐月賞で2着に0秒2差以上の勝利を挙げた馬は【1-3-1-0】。初の東京がどうかも、大きく評価を下げることはできないか。

【東京11R 日本ダービー予想の印】
◎13 クロワデュノール
〇18 サトノシャイニング
▲9 ジョバンニ
☆7 ミュージアムマイル
△17 マスカレードボール

【馬連】13=18,9,7(3点)
【3連複/軸1頭】13=18,9,7,17(6点)
【3連単/フォーメ】13→18,9,7→18,9,7,17(9点)


【目黒記念】

芝は重馬場まで悪化した土曜東京。週中の全頭診断では「目黒記念の頃には良馬場に乾いているはず」との想定だったが、想像以上の馬場悪化に加えて日曜東京は朝から日差しが望めるとは言い難い天候。当日は稍重、仮に良馬場でも稍重に近い馬場想定のもと予想を進めたい。

まず展開だが、枠の並び的にマテンロウレオが主導権を握る可能性が高くなった。典型的な冬馬ではあるものの、日曜東京は汗がダラダラと滴り落ちるような天候にはならない見込み。ノンプレッシャーで運べる展開利を踏まえると評価は上がる。

番手争いはマイネルカンパーナ、スティンガーグラス、アドマイヤテラあたりか。いずれにしても直線を向くまで大きな動きがあるとは思えず、並び順が少々入れ替わっただけでゴール板を過ぎる可能性が高い。切れ味を封じられる馬場想定の日曜東京ならなおさらだ。

以上を踏まえ、本命としたのはスティンガーグラス。

条件戦を連勝中の馬。その内訳も同日の有馬記念と0秒4差のグッドラックH、最後は流す余裕があった湾岸Sといずれも優秀な内容だ。C.ルメール騎乗時は【4-1-0-0】連対率100%を誇る馬。ハイレベルレースだったセントライト記念5着馬でもあり、ここも好勝負が期待できる。

クリプトグラム。
ウインテンダネス。
キングオブコージ。

GIIであってもハンデ戦という性質ゆえ、前走非重賞勝ち馬の連勝が目立つ本レース。今年はスティンガーグラスが3連勝を決めてくれるとみた。

相手本線に抜擢するのはマイネルカンパーナ。

人気薄で好走を続ける近2走。それぞれ振り返ると、2走前はのちの阪神大賞典勝ち馬サンライズアースに先着、前走は直線で進路確保に手間取るロスがありつつ勝ち馬とタイム差なし2着と、いずれもフロックの要素は感じられない。全4勝中3勝が中1カ月以内と間隔の詰まったローテーション。ここも軽視は禁物だ。

アドマイヤテラも要警戒。

週中から評価を上げる形となったが、その背景にあるのはパンパンの良馬場が難しそうな日曜東京芝の馬場コンディション。稍重で【3-1-0-0】と時計のかかる馬場はめっぽう強く、想定通りの馬場なら好勝負は必至か。

さらにはマテンロウレオ。

こちらも週中から評価を上げた馬で、枠の並びがとにかく良い。いわゆるピーカンの暑さならともかく、曇り想定の天候ならギリギリ暑さは大丈夫だろうし、すんなり先手を奪うことができればあれよあれよの逃げ切りまでありそうだ。ヴェルミセルもまた、馬場想定で評価を上げた1頭。

【東京12R 目黒記念予想の印】
◎8 スティンガーグラス
〇7 マイネルカンパーナ
▲10 アドマイヤテラ
☆2 マテンロウレオ
△14 シルブロン
△1 サンライズソレイユ
△4 マイネルクリソーラ
△3 ヴェルミセル

【馬連】8=7,10,2(3点)
【3連複/軸1頭】8=7,10,2,14,1,4,3(21点)
【3連単/フォーメ】8→7,10,2→7,10,2,14,1,4,3(18点)


【自信の一鞍 京都9R 與杼特別】

私の持論として、2勝クラスまでは勢いでポンポンと勝ち上がれると思っている。ここは昇級組と現級実績組がきれいに人気を二分しそうだが、持論にしたがった予想で臨みたい。

本命はメイショウソウタ。1勝クラス脱出までに時間を要したものの、前走は2着に5馬身差の圧勝。右回りのダート1800mは【2-1-0-0】と抜群の安定感を誇る馬で、先行して上がり最速勝利の前走内容から昇級の壁はないと判断する。

2列目の1頭目にはギマールを。中1カ月半以上のレース間隔時の成績【2-0-1-0】とリフレッシュされることで調子を上げる馬。得意ローテ替わりで見直し可能だ。京都ダート1800mはプロキオンS勝ち馬サンデーファンデーとタイム差なし2着があるシュプリンガー、勝ち味に遅いものの現級では大崩れなく走っているホルトバージまでを2列目に設定。

【京都9R 與杼特別予想の印】
◎3 メイショウソウタ
〇4 ギマール
▲8 シュプリンガー
☆11 ホルトバージ
△6 ルナビス
△9 テーオールビー
△10 プルナチャンドラ

【馬連】3=4,8,11(3点)
【3連複/軸1頭】3=4,8,11,6,9,10(15点)
【3連単/フォーメ】3→4,8,11→4,8,11,6,9,10(15点)


【太鼓判 東京10R むらさき賞】

東京芝1800mは東京芝2000m以上に枠順の影響が大きいコースだと私は思っている。ここはセオリーに準じて内枠ないし馬番ひと桁番を引き当てた馬が上位評価の対象だ。

そこで浮上するのがニシノライコウ。前述した内枠有利の前提に加えて、この馬自身も東京芝で馬番4番以内時は【2-0-1-1】掲示板外なし。外→内枠替わりで中団あたりの追走なら勝ち負けまで持ち込める算段だ。

2列目の1頭目にはメリオーレムを。川田将雅騎手騎乗時は【3-1-0-1】と安定。距離は若干短い印象も直線の長い東京+鞍上でカバー可能だ。東京芝1800mの共同通信杯でジャスティンミラノ、ジャンタルマンタルの3着があるパワーホール、戸崎圭太騎手騎乗時は【2-0-1-1】掲示板外なし、2年前にこのレースを勝ったローシャムパークと同じ父&母父のテウメッサまでを2列目に設定。

【東京10R むらさき賞予想の印】
◎2 ニシノライコウ
〇7 メリオーレム
▲3 パワーホール
☆10 テウメッサ
△12 ショウナンラピダス
△15 バロネッサ

【馬連】2=7,3,10(3点)
【3連複/軸1頭】2=7,3,10,12,15(10点)
【3連単/フォーメ】2→7,3,10→7,3,10,12,15(12点)

田原基成のプロフィールはこちら
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