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競馬サロン

齋藤翔人

2025/02/22 18:00

【小倉大賞典2025予想】◎は断トツ7項目+1800mの“スペシャリスト” 勝率42.9%データにも合致した1頭を軸に好配当狙い

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冬の小倉のロングラン開催、通称「フユコク」。今年は例年より少し短く、6週間、計12日間の開催で、日曜日の競馬も含めてあと開催3日となりましたが、フユコク終盤の名物ともいえるのが外差し馬場です。

小回りで直線が短く平坦な小倉コースは、圧倒的に逃げ・先行有利。とりわけ、スタート直後から4コーナーまで緩やかな下りが続く芝1200mは、この傾向が顕著です。
ところが、ロングラン開催のフユコクは荒天に見舞われることもしばしば。もともと、やや外枠有利のコースで、開催折り返しを迎えたあたりから内ラチ沿いが荒れはじめ、終盤は一転して外差し馬場となることも少なくありません。今年も、先週の日曜日から徐々に外を回った差し馬の活躍が目立つようになってきました。

それでも驚いたのが、日曜9レースの2勝クラス大濠特別の結果。馬番16から18の8枠3頭が上位3着までを独占したのです。外差し馬場が出現しても、実際に8枠3頭が上位を独占することはめったになく、2012年1月28日の3レース以来の出来事。18頭立てに限れば、2008年2月3日の12レース紫川特別以来、実に17年ぶりの珍事でした。

また、こちらは馬券にまつわる珍事ですが、同日の京都5レースでは11番人気オデットが断然人気のロードレジェロをハナ差抑え勝利。払い戻しは、馬単の配当14,930円に対し単勝は15,630円で、単勝>馬単となったのは、2着同着のケースを除けば史上初という、珍しいことが2度も起きた一日でした。

それでは予想に。

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今回は、フユコク唯一の平地重賞、小倉大賞典の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走人気
(2)種牡馬
(3)前走距離
(4)前走上がり
(5)キャリア
(6)馬齢
(7)斤量の変化
(8)生産牧場
(9)前走着順
(10)馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で(1)は前走人気について。
前走8番人気以下の馬が[0-0-4-41/45]と、厳しい結果に終わっている当レース。一方、前走7番人気以内。かつ、そのレースの4コーナーで3から12番手に位置していた馬は[4-5-1-10/20]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率194%、複勝回収率195%。これだけ該当馬がいながら、半数が好走していました。
◇該当馬=ロングラン、グランドカリナン、エピファニー、ヤマニンウルス、ギャラクシーナイト

(2)は種牡馬。
父か母父にディープインパクトを持つ馬の好走率が高い小倉大賞典。そのうち、前走時、馬体重がプラスだった馬は[2-2-2-6/12]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率191%、複勝回収率243%。こちらも該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=エピファニー

(3)は前走距離で、ここは2パターンご紹介します。まずは、前走から距離短縮で臨む馬。
こちらは前走が芝。なおかつ、その時の枠が1か2だと[2-2-2-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率269%、複勝回収率263%で、文句なし。
◇該当馬=エピファニー

一方、前走1800mのレースに出走した馬も[1-2-1-5/9]。勝率11.1%、複勝率44.4%。単勝回収率48%、複勝回収率221%と、頑張っていました。
◇該当馬=ロングラン

次は(4)。前走上がりについて。
前走上がり最速をマークした馬が強い小倉大賞典。ただ、その中でも今回56キロを背負う馬は不振で、それらを除くと[3-2-1-3/9]。勝率33.3%、複勝率66.7%。単勝回収率304%、複勝回収率197%と、凄まじい成績でした。
◇該当馬=エアファンディタ

折り返しの(5)はキャリア。
消耗の少ない馬が頑張る当レース。具体的には、前走、東京か中京か小倉のレースに出走したキャリア15戦以下の馬が[1-2-3-3/9]。勝率11.1%、複勝率66.7%。単勝回収率48%、複勝回収率360%。複勝率は(4)と同じでした。
◇該当馬=タマモブラックタイ、ホウオウプロサンゲ

(6)は馬齢です。
前項で見たとおり、消耗の少ない馬が頑張っている小倉大賞典。ただ、馬齢で比較したとき、最も好走率が高いのは5歳馬でした。中でも、今回5から8枠を引いた5歳馬は[1-1-3-4/9]。勝率11.1%、複勝率55.6%。単勝回収率64%、複勝回収率250%。文句なしの成績でした。
◇該当馬=ラケマーダ、ヤマニンウルス

続いては(7)。斤量の変化について。
ハンデ戦の小倉大賞典は、前走から斤量が重くなる馬の健闘が目立っており[1-2-1-5/9]。勝率11.1%、複勝率44.4%。単勝回収率54%、複勝回収率147%。好走率は50%を下回っているものの、十分に買い条件といえます。
◇該当馬=エピファニー

(8)は生産牧場。
ローカル、小回り、非根幹距離でおこなわれる小倉大賞典。ビッグレースで活躍するノーザンファーム生産馬には、一見、不向きな条件にも思えます。
ところが、実際はその逆。とりわけ、前走の馬番が偶数、かつ3月以外に生まれた同場生産馬は[3-2-0-3/8]。勝率37.5%、複勝率62.5%。単勝回収率188%、複勝回収率160%と、凄まじい成績でした。
◇該当馬=エピファニー

(9)は前走着順で、ここも2パターンご紹介します。まずは、不思議と好走率が高い、前走11着から13着と大敗した馬。
こちらは、前走斤量が55.5から57キロだと[2-1-2-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率298%、複勝回収率267%で、複勝率は(8)と同じ。
◇該当馬=エピファニー、セルバーグ

一方、前走12頭立て以上のレースで勝利した馬も良く[1-3-0-4/8]。勝率12.5%、複勝率50.0%。単勝回収率55%、複勝回収率207%と、引き続き好走していました。
◇該当馬=コスモブッドレア

そして最後は(10)。馬主について。
近年の小倉大賞典は、シルクレーシングとキャロットファームの所有馬が[3-1-1-2/7]。勝率42.9%、複勝率71.4%。単勝回収率215%、複勝回収率297%。数は少ないものの、超抜の成績でした。
◇該当馬=エピファニー

これら10の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

(※2月23日9時25分 編集部追記 小倉11Rに出走予定だった1番タマモブラックタイは出走取消になりました)

◎7エピファニー
○11ヤマニンウルス
▲2ロングラン
☆5ホウオウプロサンゲ
△14エアファンディタ
△1タマモブラックタイ
△12セルバーグ
△8ラケマーダ

【馬単/マルチ】7⇔11,2,5,14,1,12,8(14点)
【ワイド】7=11,2,5,14,1,12,8(7点)
【3連複/フォーメ】7=11,2=11,2,5,14,1,12,8(11点)

本命は、断トツ7項目に合致したエピファニー。以下、2項目合致のヤマニンウルスロングランを対抗、単穴としました。

自身の連覇、さらにはシルクレーシング所有馬として小倉大賞典4連覇を懸けて出走するエピファニーは、近走、大敗と好走を繰り返しており、今回は好走する順番のはず……。ですが、強調したいのは、なんといっても1800mの成績で[5-2-2-1/10]。この距離のスペシャリストです。
唯一4着以下に敗れた関越Sは、今回の舞台とは正反対ともいえる左回りで直線が長い新潟コース。一方、小倉芝1800mは2戦1勝2着1回と、相性が良い舞台です。前走大敗後でも人気になるため馬券的な妙味はありませんが、メンバーがほどほどの今回、連覇の可能性は十分にあるでしょう。

馬券はまず、エピファニーからの馬単マルチとワイドを購入。さらに、1列目にエピファニー、2列目にヤマニンウルスとロングラン、3列目にエピファニー以外の印7頭を塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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