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2月5日、種牡馬として多大な功績を残したフレンチデピュティが1月6日に老衰で亡くなっていたことが分かりました。33歳でした。

現役時は米国のGIIを1勝したのみと、お世辞にも一流馬とはいえないものの、先に日本へやってきた産駒のクロフネが活躍したことで本邦に導入が決まったフレンチデピュティ。他にも、天皇賞馬アドマイヤジュピタや桜花賞馬レジネッタ。JBCスプリントを勝ったノボジャックなど、あらゆるカテゴリーでGI馬を送り出しました。

また、種牡馬ランキングで3位以内に入ったことはありませんが、ブルードメアサイアー（母の父）ランキングでは2015年が3位で、翌年からは3年連続2位と躍進。とりわけ、ディープインパクトとはニックスと呼べるほど相性の良い組み合わせで、ダービー馬マカヒキや、GI2勝のショウナンパンドラらを輩出しました。
これはあくまで推測ですが、フレンチデピュティ自身や直仔は顎が発達していてよく食べるという話を聞いたことがあり、逆にあまり食べないディープインパクトとの組み合わせで、ちょうど良いサイズの産駒が誕生したのではないでしょうか。ディープインパクト×母父クロフネの組み合わせから多くの名馬が出たのも、同じ要因だと考えます。

種牡馬引退以降、そのクロフネとは馬房が隣り合わせだったそう。愛息に先立たれてしまったものの、父仔で日本競馬の発展に大いに貢献してくれました。本当におつかれさまでした。

それでは予想に。

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今回は、きさらぎ賞の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

（1）前走上がり
（2）枠順
（3）生産牧場
（4）今回の馬番
（5）前走馬体重
（6）前走距離
（7）前走着差
（8）前走人気

近年の好走傾向から買い条件となったのは上記8項目。その中で（1）は前走上がりについて。
世代限定重賞だけあって、前走速い上がりをマークした馬が結果を残しているきさらぎ賞。具体的には、前走1勝クラスと未勝利戦以外で上がり3位以内だった馬は［3-5-2-8/18］。勝率16.7％、複勝率55.6％。単勝回収率61％、複勝回収率111％。該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬＝ミニトランザット、ランスオブカオス、ウォーターガーベラ

（2）は枠順で、ここは2パターンご紹介します。
まずは1から3枠を引いた馬で［4-3-1-7/15］。勝率26.7％、複勝率53.3％。単勝回収率265％、複勝回収率110％と、文句なし。
◇該当馬＝ジェットマグナム、リンクスティップ、ヒルノハンブルク

一方7、8枠に入ったロイヤルチャージャー系種牡馬の産駒も負けておらず、こちらは前走馬番が1から7だと［1-2-3-3/9］。勝率11.1％、複勝率66.7％。単勝回収率25％、複勝回収率125％。数は多くないものの、凄まじい成績を残していました。
◇該当馬＝ランスオブカオス、スリーキングス

次は（3）。生産牧場です。
きさらぎ賞でさすがの結果を残しているノーザンファーム生産馬。とりわけ、前走4コーナーで4番手以下に位置していた同場生産馬は［3-3-3-5/14］。勝率21.4％、複勝率64.3％。単勝回収率59％、複勝回収率115％と、超抜の成績でした。
◇該当馬＝ショウヘイ

（4）は今回の馬番について。
今回、奇数番を引いた馬の好走率が高いきさらぎ賞。そのうち、（1）とやや重なりますが、前走重賞かリステッドか新馬戦に出走した馬は［1-5-2-6/14］。勝率7.1％、複勝率57.1％。単勝回収率212％、複勝回収率135％。勝ち切れていないものの、文句なしの好成績でした。
◇該当馬＝ジェットマグナム、エリカアンティーヴ、ランスオブカオス、ウォーターガーベラ

（5）は前走馬体重で、ここも2パターンご紹介します。
まずは、前走馬体重が440kg以上460kg未満だった馬で、こちらは他に条件をつけなくても［2-3-2-5/12］。勝率16.7％、複勝率58.3％。単勝回収率267％、複勝回収率150％と、文句なし。
◇該当馬＝ウォーターガーベラ

一方、前走馬体重が500kg以上520kg未満。なおかつ前走時、馬体重が10kg以上プラスでなかった馬は［2-2-1-3/8］。勝率25.0％、複勝率62.5％。単勝回収率75％、複勝回収率116％。該当馬は少ないものの、こちらも素晴らしい成績でした。
◇該当馬＝スリーキングス

（6）は前走距離です。
前走から距離延長で臨む関西馬が非常に強い当レース。過去5年の成績は［1-4-2-5/12］。勝率8.3％、複勝率58.3％。単勝回収率248％、複勝回収率160％と、文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ランスオブカオス、ウォーターガーベラ

（7）は前走着差について。
近年のきさらぎ賞は、前走、勝ち馬から0秒5差以内の負けを喫した馬が［2-3-1-5/11］。勝率18.2％、複勝率54.5％。単勝回収率79％、複勝回収率127％と、こちらもまた文句なしの成績でした。
◇該当馬＝ミニトランザット、サトノシャイニング

そして最後は（8）。前走人気。
前走、人気上位だった馬を信頼できる当レース。具体的には、前走4番人気以内で、その時の出走頭数が今回と同じか今回より多い。なおかつ、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと［2-3-2-3/10］。勝率20.0％、複勝率70.0％。単勝回収率36％、複勝回収率125％で、こちらも凄まじい成績でした。
◇該当馬＝リンクスティップ、ヒルノハンブルク、エリカアンティーヴ、ショウヘイ

これら8つの条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎7ランスオブカオス
○9ウォーターガーベラ
▲6ショウヘイ
☆8スリーキングス
△5エリカアンティーヴ
△2リンクスティップ
△3ヒルノハンブルク
△1ジェットマグナム

【単勝】7,9（2点）
【馬単/マルチ】7⇔9,6,8,5,2,3,1（14点）
【ワイド】7＝9,6,8,5,2,3,1（7点）
【3連複/軸2頭】7,9＝6,8,5,2,3,1（6点）

最大5項目に合致する可能性があったムーンライトラガーが出走を回避し、本命候補となったのは4項目に合致したランスオブカオスとウォーターガーベラ。その中で、ランスオブカオスを本命としました。

新馬戦から中1週で臨んだ朝日杯フューチュリティSで3着に激走したランスオブカオス。その前走から1ハロン延長になるとはいえ、同じ京都外回りのGIで実績を残している点は、他馬にはない強調材料です。
今回ももちろん、デビューからコンビ継続中の吉村誠之助騎手が騎乗。ビッグレースでの経験を糧に、若武者と素質馬が重賞初制覇に挑みます。

馬券は、ランスオブカオスの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。ただ、対抗ウォーターガーベラにも妙味がありそうなので、同馬の単勝と、これら2頭を軸にした3連複も買います。

ところで、POG指名馬ショウヘイと上位に評価した2頭が1から3着独占となれば私にとっても最高の結果ですが、人気が予想されるサトノシャイニングだけが1項目のみ合致で無印に。前走の東スポ杯2歳Sで、後にホープフルSを勝利するクロワデュノールと接戦を演じているだけに、ここは圧勝してもおかしくない素質馬ですが果たしてどうなるでしょうか。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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