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齋藤翔人

2025/01/18 19:00

【京成杯2025予想】本命◎は複勝率5割超えに複数合致 血統面でも後押しがある実績上位の1頭

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◆【随時更新中|1/19(日)的中速報】好メンバー揃った注目の東西重賞!土曜「3の2」で好調の山田ら主宰者陣の◎指名は?【日経新春杯/京成杯2025予想】

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はじめに、1月13日に起きた調教中の事故により逝去された兵庫県競馬・松本幸祐騎手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


近年、急速に出世レースへ変貌しつつある京成杯。一昨年の覇者ソールオリエンスは、皐月賞に直行して連勝という史上初の快挙を成し遂げ、昨年は、グレード制導入以降初めて出走馬が2頭クラシックを勝利しました。また、京成杯出走馬の菊花賞制覇も、グレード制導入以降では昨年のアーバンシックが初めてです。

京成杯が皐月賞と同じ中山芝2000mでおこなわれるようになったのは1999年から。早速、その年の覇者オースミブライトが皐月賞でも2着に好走し、本番に繋がるレースになると思われました。ところが、どちらかといえば関連性があったのはダービーのほう。キングカメハメハ(京成杯は3着)、エイシンフラッシュ、ダノンデサイルが、後にダービーを勝利しています。

ただ、近年は直行ローテが一般的になりつつあり、京成杯→皐月賞のローテーションが新たなトレンドになりそう。ソールオリエンスだけでなく、昨年の1、2着馬もこの臨戦過程を歩みました。
また、タラレバにはなりますが、アクシデントで皐月賞を除外になったダノンデサイルはダービーを勝利する実力を持っていただけに、無事出走していれば、二年連続、京成杯→皐月賞連勝の偉業が達成されていたかもしれません。もちろん、今年の京成杯も大注目のレースということになります。

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それでは予想に。

今回は、京成杯の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、そこから本命馬を見つけます。

(1)前走の枠順
(2)前走上がり
(3)前走場所
(4)母父の系統
(5)前走人気
(6)前走馬番
(7)前走4コーナーの位置取り
(8)前走距離
(9)父の系統
(10)馬主

近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で(1)は前走の枠順について。
近年の京成杯は、どういうわけか、前走外枠を引いた馬が不振。一方、前走枠が1から5、なおかつノーザンファームか社台ファームの生産馬は[3-3-3-8/17]。勝率17.6%、複勝率52.9%。単勝回収率101%、複勝回収率161%。二大牧場を一括りにして良いものかと思いますが、成績は文句なしでした。
◇該当馬=ミニトランザット、ゲルチュタール、キングノジョー、マテンロウムーブ、パッションリッチなど6頭

(2)は前走上がり。
前走上がり1位か6位以下だった馬が良績を残している当レース。そのうち、前走と同じ騎手が騎乗する(継続騎乗)馬は[4-2-2-8/16]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率304%、複勝回収率193%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=コスモストーム、キングノジョー、マテンロウムーブ

次は(3)。前走場所です。
京成杯は、前走も中山、もしくは小倉のレースに出走した馬が好調。その中でも、2月から4月に生まれた馬は[2-3-3-7/15]。勝率13.3%、複勝率53.3%。単勝回収率227%、複勝回収率238%。複勝率は(1)とほぼ同等でした。
◇該当馬=ニシノエージェント、ゲルチュタール、シマサンブラック

(4)は母父の系統について。
母父の系統を見たとき、好走率、回収率ともに良かったのは、ロイヤルチャージャー系かナスルーラ系種牡馬を母の父に持つ馬。そのうち、前走が芝、かつ13頭立て以上のレースに出走した馬は[3-3-1-7/14]。勝率21.4%、複勝率50.0%。単勝回収率325%、複勝回収率252%。(2)と同じく、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ミニトランザット

(5)は前走人気。
前走、上位人気に推されていた馬が好走している当レース。具体的には、前走3番人気以内で、今回の馬番が1から7。なおかつ非市場取引馬は[2-2-3-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率168%、複勝回収率116%。(2)(4)と同じく、該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬=タイセイリコルド、ニシノエージェント、インターポーザー、ガルダイア、センツブラッド

(6)は、前走馬番です。
どういうわけか、前走奇数番を引いた馬が強さを発揮している京成杯。そのうち、前走人気<前走着順(前走1番人気3着など)か、前走人気=前走着順だった馬は[2-3-2-7/14]。勝率14.3%、複勝率50.0%。単勝回収率41%、複勝回収率166%。こちらもまた、該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=インターポーザー、センツブラッド

続いては(7)。前走4コーナーの位置取りについて。
やや意外ですが、小回りの中山でおこなわれるにもかかわらず、当レースで結果を出しているのは前走、差し・追込みに回った馬たち。とりわけ、前走4コーナーで7番手以下に位置していた馬は[2-3-1-6/12]。勝率16.7%、複勝率50.0%。単勝回収率270%、複勝回収率204%。やはり該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=コスモストーム、ゲルチュタール、パッションリッチ

続いては(8)の前走距離で、ここは2パターンご紹介します。まずは、前走2000mのレースに出走し、2着に0秒1以上の差をつけて勝利した馬。
こちらは、キャリア2戦以下の馬が[1-3-2-6/12]。勝率8.3%、複勝率50.0%。単勝回収率25%、複勝回収率157%と、またも該当馬の半数が好走。
◇該当馬=インターポーザー、キングノジョー、パーティハーン

一方、前走2000mのレースで4着以下に敗れた馬も[2-0-2-4/8]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率308%、複勝回収率196%で、同じく該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=シマサンブラック、パッションリッチ

(9)は父の系統。
京成杯で好走数が多いのはサンデーサイレンス系種牡馬の産駒。ただ、好走率が高いのはロベルト系種牡馬とニアークティック系種牡馬の産駒で、過去5年の成績は[1-2-2-5/10]。勝率10.0%、複勝率50.0%。単勝回収率115%、複勝回収率189%。またまた該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ミニトランザット、インターポーザー、ガルダイア、コスモストーム、ゲルチュタールなど6頭

そして最後は(10)。馬主です。
勝ち切れていないものの、大手クラブ法人所有馬の好走率が高い当レース。中でも、シルクレーシング、サンデーレーシング、GIレーシング、キャロットファーム所有馬の成績を合算すると[0-2-2-3/7]。複勝率57.1%、複勝回収率132%と、十分な買い条件でした。
◇該当馬=インターポーザー、ガルダイア、ゲルチュタール

これら10の条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎8ゲルチュタール
○4インターポーザー
▲3ミニトランザット
☆9キングノジョー
△5ガルダイア
△7コスモストーム
△13パッションリッチ
△10シマサンブラック

【単勝】4(1点)
【馬単/マルチ】8⇔4,3,9,5,7,13,10(14点)
【ワイド】8=4,3,9,5,7,13,10(7点)
【3連複/軸2頭】8,4=3,9,5,7,13,10(6点)

本命候補となったのは、5項目に合致したインターポーザーゲルチュタール。非常に迷いますが、ゲルチュタールを本命としました。

レコード決着となった前走の葉牡丹賞で、惜しくもハナ差2着だったゲルチュタール。今回も同じ中山芝2000mで、重賞とはいえ芝で2勝した馬がいないメンバー構成のため、実績面では、間違いなく上位の存在です。
母の半弟キラーアビリティは、このコースでおこなわれたGIホープフルSの勝ち馬。前走の結果はもちろん、血統面でもこのコースとは相性が良さそうで、管理するのは、毎年のようにリーディング争いを演じ、先日も中山の重賞を制したばかりの杉山晴紀調教師。レコードの反動と再度の遠征は少し心配ですが、有力厩舎からまた一頭クラシック候補が誕生するか注目です。

馬券はまず、ゲルチュタールからの馬単マルチとワイドを購入。ただ、単勝はインターポーザーに妙味がありそうなので、こちらの単勝と、これら2頭を軸にした3連複ながしも買います。

それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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