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・インターポーザー
開幕週の馬場を考えると、中京芝2000mの前走勝ち時計2分2秒7は平凡。まだ出足が鈍いところもあり、強調材料は乏しい。

・ガルダイア
1800→1600mの距離短縮で臨んだ前走は2着。そこから今回は2000mへの距離延長となるが、いまは陣営が本馬の適性を見極めている最中なのかもしれない。過去10年の京成杯において、前走中山以外の芝1600m組は【0-0-0-12】。乗り難しい面がある馬で、テン乗りも歓迎とは言えないだろう。

・キングノジョー
ジャスティンパレスの弟にあたる良血馬。前走はその期待に違わぬ勝ちっぷりで、これから馬体が増えてくるようなら一気に世代トップ級まで駆け上がってもおかしくない1頭だ。高速馬場の東京→タフな冬の中山替わりがどうかも、レーベンスティールやローシャムパークなどGII・GIIIで存在感を放つC.ルメール×田中博康調教師コンビの該当馬。軽くは扱えない。

・ゲルチュタール
3-4コーナーの手応えから「これはやばいな……」と思われた前走。そこから鞍上のゲキが効いたのか、ジワジワと脚を伸ばしレコード決着を勝ち馬とタイム差なしの2着まで持ってきた。過去10年の京成杯において、前走葉牡丹賞で2着内だった馬は【2-1-1-2】。舞台経験がある点は大きなアドバンテージで、軸候補に最適な1頭と言えそうだ。

・コスモストーム
馬券内に入った2戦はいずれもダート1400m以下。ここは芝適性も距離適性もマイナスと言わざるを得ない。

・シマサンブラック
前走芙蓉Sは4着。同レースに出走した馬の次走成績【0-0-0-7】を見るより低レベルレースとの見方が妥当で、ここは厳しい戦いが予想される。

・センツブラッド
勝つ時も負ける時も僅差という相手なりのタイプ。過去の上がり3Fを見るより連対圏突入まで行き切るだけの武器はなさそうだが、淀みない流れになった際の3着なら一考しても良いかもしれない。

・タイセイリコルド
オール野芝で施行された秋の中京→秋の東京を経て、雨降りしきる京都替わりで勝ち上がった前走。父ゴールドシップの血筋が示すように、タフな馬場コンディションがマッチするのだろう。ゴールドシップ産駒×中山芝2000mは中山金杯で6番人気2着のマイネルモーントが記憶に新しいところ。未勝利勝ち後の参戦だが、戦ってきた相手や関東圏の経験値を踏まえると重賞即通用の可能性は十分だ。

・ドラゴンブースト
得意の京都芝外回りでも歯が立たなかった前走。デイリー杯2歳S組が次走以降で苦戦している現状から、強調材料は乏しい。

・ニシノエージェント
中山芝1800mの前走勝ち時計1分48秒4は次週の2歳未勝利・牝馬限定戦よりも遅かった。重賞即通用は難しいだろう。

・パッションリッチ
1勝クラスですら馬券外の現状。厳しい。

・パーティハーン
1800→2000mの距離延長でさらに良さが出た前走。具体的には追走が楽になったことで位置取りを上げつつ、終いの切れ味は新馬戦以上だった。当時の内容なら急坂も問題なくこなせるはず。昨年の重賞戦線を席巻した戸崎圭太×友道康夫厩舎のコンビで臨む今回、ノーマークにはできない。

・マテンロウムーブ
新馬戦、2戦目と道中後方待機がデフォルトになっている馬。直線の短い中山芝2000mでは差し損ねの不安が頭をよぎってしまう。

・ミニトランザット
1000m通過61秒3のスロー逃げを刻んだ前走。2着馬とのマッチレースを制した勝負根性は立派だが、3着以下はお世辞にも強力とは言えないものだった。初の関東圏かつ道の2000m替わりでもあり、今回は様子見が妥当か。

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