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UMAJIN.net編集部
52
2024/12/09 17:00
【今週の重賞】[朝日杯FS]アルテヴェローチェの無傷の3連勝戴冠なるか

【今週の注目重賞】
■朝日杯FS
12月15日(日)、京都競馬場で第76回・朝日杯FS(2歳牡牝、GI、馬齢、芝1600m)が行なわれる。今年は阪神競馬場が改修工事中なので、通常の阪神芝1600mではなく京都芝外回り1600mで施行される。
アルテヴェローチェ(牡2、栗東・須貝)は1番人気筆頭候補。父はモーリス。近親に桜花賞2着のクルミナルやアルテミスSや七夕賞など重賞2着4回のククナなどがいる優秀な母系の出身だ。新馬戦では次走圧勝し京王杯2歳Sで1番人気に推されたヒシアマンを下してデビュー勝ち。2戦目のサウジアラビアRCは稍重馬場ながら1分33秒0の好時計で快勝した。回りもコース形態もまったく異なる競馬場で高いパフォーマンスを発揮できたことは高く評価できる。今回は地元競馬でもあるし、体調がマトモならまず勝ち負けだろう。
パンジャタワー(牡2、栗東・橋口)は新種牡馬・タワーオブロンドン産駒。母系はダービー馬・ロジユニヴァースを筆頭にソングラインやディアドラ等、数多くの活躍馬を輩出しているソニンク一族だ。中京芝1200mの新馬戦を勝利。続く京王杯2歳Sは8番人気の低評価ながら最速タイの上がりを駆使して先頭ゴール。父の重賞初勝利とともに同レースの父子制覇も達成した。能力が高いことは確かだし、前走で距離延長を克服した点も評価できる。とはいえマイルへのさらなる距離延長がどう出るかは懸念されるところだ。
トータルクラリティ(牡2、栗東・池添)も無傷の2連勝中。父はバゴ。宝塚記念2着のスルーセブンシーズや紫苑S優勝のパッシングスルー等が近親にいる母系の出身だ。京都芝内回りの1600mで新馬勝ち。スローペースとはいえ後半5ハロンは加速ラップを踏んでいた。続く新潟2歳Sは1番人気・コートアリシアンを叩き合いの末に下してタイトルを獲得した。先行力があり、かつ最後にいい脚も使えるレース巧者タイプ。現在の荒れた京都の芝に合いそうで、上位争いに加わってきても不思議はない。
ミュージアムマイル(牡2、栗東・高柳大)の父は2015年の本レース勝ち馬・リオンディーズ。母・ミュージアムヒルは中央3勝で、スイートピーS2着の好走歴も。古くはシンコウラブリイ、最近だとチェルヴィニアを輩出したハッピートレイルズ一族だ。新馬3着後、京都芝1800mの未勝利で初勝ち。続く黄菊賞は3馬身差の完勝を収めた。3戦すべて上がり1位を記録し、決め手はこのメンバーでも上位クラス。父リオンディーズも同じく京都芝2000mから本レースを優勝しており、父子GI制覇の可能性もあるかもしれない。
ニタモノドウシ(牡2、美浦・高木)は夏の札幌以来の実戦。ディーマジェスティ産駒。現3勝クラス在籍のトップオブジェラスを筆頭に4頭の兄姉が中央勝ち上がり。近親には皐月賞馬・イスラボニータがいる。福島芝1200mの新馬を制すると、続く札幌のクローバー賞はレコード勝ち。福島から札幌への転戦をクリアしたことと、異なるコースで上がり1位をマークした点は強調してもいい。ただし2戦とも相手は決して強くなく、また札幌のレコードも超高速馬場でのものだったので、そこまで価値はない。また小回りコースしか経験がなく、いきなり京都芝外回りに対応できるか疑問符がつく。
そのほかには、サウジアラビアRC2着のタイセイカレント(牡2、栗東・矢作)、そのサウジアラビアRCでは1番人気(5着)、新馬戦では東スポ杯優勝のクロワデュノールの2着だったアルレッキーノ(牡2、美浦・国枝)、小倉2歳Sの勝ち馬・エイシンワンド(牡2、栗東・大久保)、デイリー杯2歳S2着のドラゴンブースト(牡2、栗東・藤野)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■ターコイズS
12月14日(土)、中山競馬場では第10回・ターコイズS(3歳上、牝馬、GIII、ハンデ、芝1600m)が行なわれる。主な出走予定馬は、フラワーC1着、紫苑S2着のミアネーロ(牝3、美浦・林)、カシオペアS1着のアルジーヌ(牝4、栗東・中内田)、阪神JF3着、クイーンC2着など重賞で好走多数のドゥアイズ(牝4、栗東・庄野)、昨年の当レースと福島牝馬Sで2着に走ったフィールシンパシー(牝5、美浦・小島)、清水Sを勝ってOP入りを果たしたビヨンドザヴァレー(牝4、栗東・橋口)など。
(Text:Hattori)
■朝日杯FS
12月15日(日)、京都競馬場で第76回・朝日杯FS(2歳牡牝、GI、馬齢、芝1600m)が行なわれる。今年は阪神競馬場が改修工事中なので、通常の阪神芝1600mではなく京都芝外回り1600mで施行される。
アルテヴェローチェ(牡2、栗東・須貝)は1番人気筆頭候補。父はモーリス。近親に桜花賞2着のクルミナルやアルテミスSや七夕賞など重賞2着4回のククナなどがいる優秀な母系の出身だ。新馬戦では次走圧勝し京王杯2歳Sで1番人気に推されたヒシアマンを下してデビュー勝ち。2戦目のサウジアラビアRCは稍重馬場ながら1分33秒0の好時計で快勝した。回りもコース形態もまったく異なる競馬場で高いパフォーマンスを発揮できたことは高く評価できる。今回は地元競馬でもあるし、体調がマトモならまず勝ち負けだろう。
パンジャタワー(牡2、栗東・橋口)は新種牡馬・タワーオブロンドン産駒。母系はダービー馬・ロジユニヴァースを筆頭にソングラインやディアドラ等、数多くの活躍馬を輩出しているソニンク一族だ。中京芝1200mの新馬戦を勝利。続く京王杯2歳Sは8番人気の低評価ながら最速タイの上がりを駆使して先頭ゴール。父の重賞初勝利とともに同レースの父子制覇も達成した。能力が高いことは確かだし、前走で距離延長を克服した点も評価できる。とはいえマイルへのさらなる距離延長がどう出るかは懸念されるところだ。
トータルクラリティ(牡2、栗東・池添)も無傷の2連勝中。父はバゴ。宝塚記念2着のスルーセブンシーズや紫苑S優勝のパッシングスルー等が近親にいる母系の出身だ。京都芝内回りの1600mで新馬勝ち。スローペースとはいえ後半5ハロンは加速ラップを踏んでいた。続く新潟2歳Sは1番人気・コートアリシアンを叩き合いの末に下してタイトルを獲得した。先行力があり、かつ最後にいい脚も使えるレース巧者タイプ。現在の荒れた京都の芝に合いそうで、上位争いに加わってきても不思議はない。
ミュージアムマイル(牡2、栗東・高柳大)の父は2015年の本レース勝ち馬・リオンディーズ。母・ミュージアムヒルは中央3勝で、スイートピーS2着の好走歴も。古くはシンコウラブリイ、最近だとチェルヴィニアを輩出したハッピートレイルズ一族だ。新馬3着後、京都芝1800mの未勝利で初勝ち。続く黄菊賞は3馬身差の完勝を収めた。3戦すべて上がり1位を記録し、決め手はこのメンバーでも上位クラス。父リオンディーズも同じく京都芝2000mから本レースを優勝しており、父子GI制覇の可能性もあるかもしれない。
ニタモノドウシ(牡2、美浦・高木)は夏の札幌以来の実戦。ディーマジェスティ産駒。現3勝クラス在籍のトップオブジェラスを筆頭に4頭の兄姉が中央勝ち上がり。近親には皐月賞馬・イスラボニータがいる。福島芝1200mの新馬を制すると、続く札幌のクローバー賞はレコード勝ち。福島から札幌への転戦をクリアしたことと、異なるコースで上がり1位をマークした点は強調してもいい。ただし2戦とも相手は決して強くなく、また札幌のレコードも超高速馬場でのものだったので、そこまで価値はない。また小回りコースしか経験がなく、いきなり京都芝外回りに対応できるか疑問符がつく。
そのほかには、サウジアラビアRC2着のタイセイカレント(牡2、栗東・矢作)、そのサウジアラビアRCでは1番人気(5着)、新馬戦では東スポ杯優勝のクロワデュノールの2着だったアルレッキーノ(牡2、美浦・国枝)、小倉2歳Sの勝ち馬・エイシンワンド(牡2、栗東・大久保)、デイリー杯2歳S2着のドラゴンブースト(牡2、栗東・藤野)なども出走を予定している。
【そのほかの重賞】
■ターコイズS
12月14日(土)、中山競馬場では第10回・ターコイズS(3歳上、牝馬、GIII、ハンデ、芝1600m)が行なわれる。主な出走予定馬は、フラワーC1着、紫苑S2着のミアネーロ(牝3、美浦・林)、カシオペアS1着のアルジーヌ(牝4、栗東・中内田)、阪神JF3着、クイーンC2着など重賞で好走多数のドゥアイズ(牝4、栗東・庄野)、昨年の当レースと福島牝馬Sで2着に走ったフィールシンパシー(牝5、美浦・小島)、清水Sを勝ってOP入りを果たしたビヨンドザヴァレー(牝4、栗東・橋口)など。
(Text:Hattori)
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