競馬サロン
馬体アナリスト 伊藤
《チャレンジカップの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
-------冒頭は土曜重賞で共通-------
先週のジャパンカップはジャスティンパレスが大駆けすることを期待したのですが、着順は5着。ポジションを取りに行ったC.デムーロ騎手の判断は間違いではなかったと見ていますが、結果的には気負ってしまったこととスローで脚を余してしまったことが響いた印象です。
天皇賞・秋で本命に4歳馬のタスティエーラを抜擢しながら、今回は4歳馬のドゥレッツァに重い印を打つこともできず、予想の面から完敗でした。
京阪杯ではビッグシーザー、ウインカーネリアンを本命候補に考えながら、エイシンスポッターに本命を打つミスチョイスも痛かったですね。
今週は先週の結果を反省し、上昇へと転じられるように頑張ります。
-------冒頭ここまで-------
それではチャレンジCの予想を進めていきます。
まずチャレンジCの過去ラップ分析といきたいところですが、今年のチャレンジCの舞台は阪神競馬場がリニューアル工事中のため阪神芝2000m内回りではなく、京都芝2000m内回りが舞台。
そのため近10年の結果はあまり意味をなしません。そして困りものなのが、京都芝2000m内回りで行われる重賞は基本的に年間で秋華賞と京都2歳Sの2鞍しかないことです。
今回は京都芝2000m内回りで11月に行われるリステッド競走アンドロメダSのラップ分析を行い、その結果を今年のチャレンジCで有効活用できないか考えていきます。
なお、京都施行のアンドロメダSの各年度のラップ構成は次の通りです。
------------------------------
2014年 前半5F59秒4 後半5F58秒8⇒イーブン
2015年 前半5F62秒4 後半5F58秒2⇒超後傾
2016年 前半5F59秒7 後半5F59秒4⇒イーブン
2017年 前半5F60秒9 後半5F60秒5⇒イーブン※重馬場
2018年 前半5F61秒6 後半5F58秒8⇒超後傾
2019年 前半5F60秒1 後半5F59秒3⇒後傾
2023年 前半5F59秒4 後半5F59秒8⇒イーブン
2024年 前半5F59秒8 後半5F58秒8⇒後傾
------------------------------
※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
レースのラップについては、メンバー次第なところがあり、イーブンと後傾(超後傾含む)の割合は半々ですね。
今年はバビット、アウスヴァールという2頭の逃げ馬がいて、2頭でバチバチやり合うことはなさそうですが、おそらく前後半イーブンで流れるのではないでしょうか。
続いてアンドロメダS好走馬の馬体分析です。イーブンで流れた4回分の勝ち馬を対象に設定。今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです
--------------------------
2014年ダコール 瞬発/中間
2016年レッドソロモン 中間/中間
2017年ブラックバゴ 瞬発/中間
2023年ディープモンスター 瞬発/シャープ
--------------------------
イーブンで流れた4回分の勝ち馬の馬体を分析しましたが、瞬発力タイプがリード。この傾向を今年のチャレンジCにも当てはめることができるかもしれませんね。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
--------------------------
ディープモンスター 瞬発/中間
エピファニー 瞬発/中間
ボルドグフーシュ 瞬発/シャープ
ダノンエアズロック 中間/中間
--------------------------
瞬発力タイプはディープモンスター、エピファニー、ボルドグフーシュの3頭。人気はディープモンスター、エピファニーですが、推定5、6番人気なら狙ってみたいのがボルドグフーシュです。
同馬は2022年の菊花賞と有馬記念で2着に好走。ただし、2023年の天皇賞・春後に屈腱周囲炎を発症し今回が1年7カ月ぶりのレースとなります。
シルエットは休養前とほぼ変わっていませんが、1週前にCWを挟まず坂路オンリーの過程から脚元を考慮された調整であることは間違いないでしょう。
これで人気なら考えものですが、今回は屈腱周囲炎明けが過度に嫌われる状況。息が入らず惨敗も考えられますが、一方で休養前の力を発揮できれば勝ち負けに持ち込めても何ら不思議はありません。
狙いは叩いた次かもしれませんが、実績と人気が不釣り合いで妙味十分となるここも狙いが立つと考えます。
ディープモンスターとエピファニーは内枠から4角まではロスなく立ち回れそう。直線で荒れた内を避けて馬場の真ん中に持ち出せれば最後まで脚を使ってくれそうですね。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、先週までの京都芝の傾向などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《チャレンジカップの最終結論》
◎12ボルドグフーシュ
○1ディープモンスター
▲2エピファニー
☆14ダノンエアズロック
△4マキシ
△5アルビージャ
△6コガネノソラ
△9ラヴェル
本命はボルドグフーシュ。チャレンジングな本命抜擢となりましたが、実力馬の復活好走に期待。
対抗はディープモンスター。昨年のアンドロメダSの好走馬で、京都芝2000m内回りの舞台は合います。鳴尾記念と比べて相手関係緩和ならチャンス十分。
単穴評価はエピファニー。ローカルGIIIでの安定した成績を評価。
☆評価はダノンエアズロック。人気過剰な面は否めませんが、毎日王冠で0秒2差だったホウオウビスケッツ、0秒1差だったエルトンバローズのその後の成績を考えるとGIIIなら力は足ります。
馬券はボルドグフーシュ軸の馬連で勝負。ディープモンスターからの馬連2点も買います。
3連複は、ボルドグフーシュとディープモンスターの2頭を軸とした2-4-9フォーメーションで勝負。
《チャレンジカップの買い目》
◎12ボルドグフーシュ
○1ディープモンスター
▲2エピファニー
☆14ダノンエアズロック
△4マキシ
△5アルビージャ
△6コガネノソラ
△9ラヴェル
【馬連】12=1,2,14,4,5,6,9(7点)
【馬連】1=2,14(2点)
【3連複/フォーメ】12,1=12,1,2,14=12,1,2,14,4,5,6,9(24点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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《チャレンジカップの馬柱》
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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。
-------冒頭は土曜重賞で共通-------
先週のジャパンカップはジャスティンパレスが大駆けすることを期待したのですが、着順は5着。ポジションを取りに行ったC.デムーロ騎手の判断は間違いではなかったと見ていますが、結果的には気負ってしまったこととスローで脚を余してしまったことが響いた印象です。
天皇賞・秋で本命に4歳馬のタスティエーラを抜擢しながら、今回は4歳馬のドゥレッツァに重い印を打つこともできず、予想の面から完敗でした。
京阪杯ではビッグシーザー、ウインカーネリアンを本命候補に考えながら、エイシンスポッターに本命を打つミスチョイスも痛かったですね。
今週は先週の結果を反省し、上昇へと転じられるように頑張ります。
-------冒頭ここまで-------
それではチャレンジCの予想を進めていきます。
まずチャレンジCの過去ラップ分析といきたいところですが、今年のチャレンジCの舞台は阪神競馬場がリニューアル工事中のため阪神芝2000m内回りではなく、京都芝2000m内回りが舞台。
そのため近10年の結果はあまり意味をなしません。そして困りものなのが、京都芝2000m内回りで行われる重賞は基本的に年間で秋華賞と京都2歳Sの2鞍しかないことです。
今回は京都芝2000m内回りで11月に行われるリステッド競走アンドロメダSのラップ分析を行い、その結果を今年のチャレンジCで有効活用できないか考えていきます。
なお、京都施行のアンドロメダSの各年度のラップ構成は次の通りです。
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2014年 前半5F59秒4 後半5F58秒8⇒イーブン
2015年 前半5F62秒4 後半5F58秒2⇒超後傾
2016年 前半5F59秒7 後半5F59秒4⇒イーブン
2017年 前半5F60秒9 後半5F60秒5⇒イーブン※重馬場
2018年 前半5F61秒6 後半5F58秒8⇒超後傾
2019年 前半5F60秒1 後半5F59秒3⇒後傾
2023年 前半5F59秒4 後半5F59秒8⇒イーブン
2024年 前半5F59秒8 後半5F58秒8⇒後傾
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※前半と後半の5Fを比べて0秒7差以内をイーブン、0秒7以上の差がついたケースを前傾または後傾、2秒以上の差がついたケースを超前傾または超後傾と定義。
レースのラップについては、メンバー次第なところがあり、イーブンと後傾(超後傾含む)の割合は半々ですね。
今年はバビット、アウスヴァールという2頭の逃げ馬がいて、2頭でバチバチやり合うことはなさそうですが、おそらく前後半イーブンで流れるのではないでしょうか。
続いてアンドロメダS好走馬の馬体分析です。イーブンで流れた4回分の勝ち馬を対象に設定。今回は「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」という2つの尺度から見ていきます。
「競走馬としてのタイプ」は瞬発力、中間、持続力の3パターンで分類。「筋肉の付き方」はシャープ、中間、ボリューミーの3パターンで分類。
勝ち馬の特徴は次の通りです
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2014年ダコール 瞬発/中間
2016年レッドソロモン 中間/中間
2017年ブラックバゴ 瞬発/中間
2023年ディープモンスター 瞬発/シャープ
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イーブンで流れた4回分の勝ち馬の馬体を分析しましたが、瞬発力タイプがリード。この傾向を今年のチャレンジCにも当てはめることができるかもしれませんね。
それでは今年の有力馬を見ていきましょう。
今回有力馬としてカウントしているのは4頭で、その「競走馬としてのタイプ」「筋肉の付き方」は次の通りです。
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ディープモンスター 瞬発/中間
エピファニー 瞬発/中間
ボルドグフーシュ 瞬発/シャープ
ダノンエアズロック 中間/中間
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瞬発力タイプはディープモンスター、エピファニー、ボルドグフーシュの3頭。人気はディープモンスター、エピファニーですが、推定5、6番人気なら狙ってみたいのがボルドグフーシュです。
同馬は2022年の菊花賞と有馬記念で2着に好走。ただし、2023年の天皇賞・春後に屈腱周囲炎を発症し今回が1年7カ月ぶりのレースとなります。
シルエットは休養前とほぼ変わっていませんが、1週前にCWを挟まず坂路オンリーの過程から脚元を考慮された調整であることは間違いないでしょう。
これで人気なら考えものですが、今回は屈腱周囲炎明けが過度に嫌われる状況。息が入らず惨敗も考えられますが、一方で休養前の力を発揮できれば勝ち負けに持ち込めても何ら不思議はありません。
狙いは叩いた次かもしれませんが、実績と人気が不釣り合いで妙味十分となるここも狙いが立つと考えます。
ディープモンスターとエピファニーは内枠から4角まではロスなく立ち回れそう。直線で荒れた内を避けて馬場の真ん中に持ち出せれば最後まで脚を使ってくれそうですね。
他にも枠順、展開、各馬の調整過程、先週までの京都芝の傾向などを考慮した最終結論は次のとおりです。
《チャレンジカップの最終結論》
◎12ボルドグフーシュ
○1ディープモンスター
▲2エピファニー
☆14ダノンエアズロック
△4マキシ
△5アルビージャ
△6コガネノソラ
△9ラヴェル
本命はボルドグフーシュ。チャレンジングな本命抜擢となりましたが、実力馬の復活好走に期待。
対抗はディープモンスター。昨年のアンドロメダSの好走馬で、京都芝2000m内回りの舞台は合います。鳴尾記念と比べて相手関係緩和ならチャンス十分。
単穴評価はエピファニー。ローカルGIIIでの安定した成績を評価。
☆評価はダノンエアズロック。人気過剰な面は否めませんが、毎日王冠で0秒2差だったホウオウビスケッツ、0秒1差だったエルトンバローズのその後の成績を考えるとGIIIなら力は足ります。
馬券はボルドグフーシュ軸の馬連で勝負。ディープモンスターからの馬連2点も買います。
3連複は、ボルドグフーシュとディープモンスターの2頭を軸とした2-4-9フォーメーションで勝負。
《チャレンジカップの買い目》
◎12ボルドグフーシュ
○1ディープモンスター
▲2エピファニー
☆14ダノンエアズロック
△4マキシ
△5アルビージャ
△6コガネノソラ
△9ラヴェル
【馬連】12=1,2,14,4,5,6,9(7点)
【馬連】1=2,14(2点)
【3連複/フォーメ】12,1=12,1,2,14=12,1,2,14,4,5,6,9(24点)
《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。
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