競馬サロン
血統サイエンティスト ドクトル井上
≪今週の動画・チャンピオンズC≫
▼新王者誕生の時は来た!
皆さま、お元気ですか。血統サイエンティストのドクトル井上です。
この記事では土曜日の京都メイン・チャレンジカップの最終結論をば。
■考察
今年は京都開催のチャレンジC。リニューアル後の京都芝2000mはハービンジャーの2着付けが捗る条件なのだが今回は該当馬なし。残念。
連続開催で馬場が荒れてきたのか、先週の京都芝は欧州風味な血統の台頭が目立った。特に父もしくは母父がサドラーズウェルズ系の馬は【4-1-1-9】で複勝率40.0%をマークしていた。多少重めの血統でも問題ない。
ダノンエアズロックは毎日王冠6着からの参戦。前走は鮫島駿騎手がおっかなびっくり乗っていたのが印象的で、エンジンは凄まじいが相当に乗り難しいタイプのよう。その点、R.ムーア大明神なら十分に乗りこなせるはず。モーリス×豪州女王モシーンという配合から内回りは問題ないので、道中スムーズに運べるようなら。
アルビージャはアロマティコの仔で、ジオグリフの半兄。コーナー4つの芝中距離といえばアルビージャが属するペルースポート牝系の大好物。当然ここはチャンスと見る。気になる点を挙げるとすれば脚元の弱い馬がこの中間にウッドに入れていない点。元値はここに入っても屈指なのでそこだけだろう。
コガネノソラは小回り巧者コスモチェーロ牝系の出身。今回は丹内騎手に手が戻るのが好材料だ。ゴールドシップ産駒なので荒れた馬場も問題ないしコース適性はバッチリなので、今回は古馬の男馬との力関係がポイントに。
ラヴェルはエリザベス女王杯で復活の2着。アルザオ≒ダンシングブレーヴを抱え大箱の中距離がベストだと見ているので、今回は内回りコースへの対応がカギ。小回り得意の鞍上がいかにカバーするか。
ボルドグフーシュは1年半ぶりの復帰戦。ヘイロークロスにロベルト&ヌレイエフにアリダーなので、小回りで上がりのかかるレースに強く、今の京都芝2000mは方向性としてマッチする。単純な脚力はトップなので久々の実戦に戸惑わなければ。
同じく休み明けのセイウンハーデスもシルバーステート産駒で内回りがベスト。こちらは坂路で自己ベストをマークしているように体調そのものは悪くない。こちらも実戦勘がカギに。
しばらく振るわない成績が続くラーグルフだが、よくよく精査してみると苦手な渋馬場やハイペースに巻き込まれたアルゼンチン共和国杯などいずれも情状酌量の余地がある。
コーナー4つの中距離は中山金杯や中山記念、ホープフルSなど結果を残してきた条件と同様のレイアウト。母父父フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟とあって、京都の血統的な傾向にもマッチする。穴なら。
■チャレンジCの最終結論
◎5 アルビージャ
○6 コガネノソラ
▲12ボルドグフーシュ
☆15ラーグルフ
△2 エピファニー
△14ダノンエアズロック
△1 ディープモンスター
△9 ラヴェル
△11セイウンハーデス
【3連複/フォーメ】5=6,12,15=6,12,15,2,14,1,9,11(18点)
◎アルビージャから入る。
休み明け2戦が強い競馬で、休養前より力をつけた感すらある同馬。そもそもが緑風Sで後のジャパンC勝ち馬ヴェラアズールを下したほどの実力馬なわけで。
コーナー4つでも対応できる牝系だし、鞍上の文字列を見ると陣営は明らかに勝負がかり。ここは狙えると見た。
○コガネノソラはコスモチェーロ牝系の機動力に期待。2000mは気持ち長いのかもしれないが、京都2戦目で平常心をキープできれば巻き返せる。
▲ボルドグフーシュは長期休養明けながら地力に期待したパターン。
ヨーホーレイクにしろヴェルトライゼンデにしろ、長期休養からの復帰初戦にもかかわらず重賞で好走した馬は、クラシック路線で活躍していたことが多い。全ての馬が目標とするクラシックで好走するほどに元の脚力が高ければ、多少の休み明けは苦にならないということか。
来年の宝塚記念でしこたま買いたいので、ここは是非とも恰好をつけてほしいという気持ちもあったり。あんまり大負けしてしまうと宝塚を使ってくれなくなっちゃうので……。
☆ラーグルフは良馬場内回り2000mでの変わり身に期待。ここ数戦は条件が噛み合わなかったということで無視してしまおう。中山記念2着&ホープフルS3着の地力を評価して。
馬券は◎から2列目に○▲☆を置いた3連複フォーメーションで。
<プロフィール>
“血統サイエンティスト”ドクトル井上
在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。
好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。
凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【DATA診断/チャンピオンズC】お宝DATAハンター リーダー・ハットリ
【調教診断/チャンピオンズC】調教ライター・西村武輝
2024/11/29 18:30
チャレンジカップ2024 最終結論【血統】コーナー4つの中距離で輝くファミリー 不屈の6歳馬がタイトルゲットだ!
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皆さま、お元気ですか。血統サイエンティストのドクトル井上です。
この記事では土曜日の京都メイン・チャレンジカップの最終結論をば。
■考察
今年は京都開催のチャレンジC。リニューアル後の京都芝2000mはハービンジャーの2着付けが捗る条件なのだが今回は該当馬なし。残念。
連続開催で馬場が荒れてきたのか、先週の京都芝は欧州風味な血統の台頭が目立った。特に父もしくは母父がサドラーズウェルズ系の馬は【4-1-1-9】で複勝率40.0%をマークしていた。多少重めの血統でも問題ない。
ダノンエアズロックは毎日王冠6着からの参戦。前走は鮫島駿騎手がおっかなびっくり乗っていたのが印象的で、エンジンは凄まじいが相当に乗り難しいタイプのよう。その点、R.ムーア大明神なら十分に乗りこなせるはず。モーリス×豪州女王モシーンという配合から内回りは問題ないので、道中スムーズに運べるようなら。
アルビージャはアロマティコの仔で、ジオグリフの半兄。コーナー4つの芝中距離といえばアルビージャが属するペルースポート牝系の大好物。当然ここはチャンスと見る。気になる点を挙げるとすれば脚元の弱い馬がこの中間にウッドに入れていない点。元値はここに入っても屈指なのでそこだけだろう。
コガネノソラは小回り巧者コスモチェーロ牝系の出身。今回は丹内騎手に手が戻るのが好材料だ。ゴールドシップ産駒なので荒れた馬場も問題ないしコース適性はバッチリなので、今回は古馬の男馬との力関係がポイントに。
ラヴェルはエリザベス女王杯で復活の2着。アルザオ≒ダンシングブレーヴを抱え大箱の中距離がベストだと見ているので、今回は内回りコースへの対応がカギ。小回り得意の鞍上がいかにカバーするか。
ボルドグフーシュは1年半ぶりの復帰戦。ヘイロークロスにロベルト&ヌレイエフにアリダーなので、小回りで上がりのかかるレースに強く、今の京都芝2000mは方向性としてマッチする。単純な脚力はトップなので久々の実戦に戸惑わなければ。
同じく休み明けのセイウンハーデスもシルバーステート産駒で内回りがベスト。こちらは坂路で自己ベストをマークしているように体調そのものは悪くない。こちらも実戦勘がカギに。
しばらく振るわない成績が続くラーグルフだが、よくよく精査してみると苦手な渋馬場やハイペースに巻き込まれたアルゼンチン共和国杯などいずれも情状酌量の余地がある。
コーナー4つの中距離は中山金杯や中山記念、ホープフルSなど結果を残してきた条件と同様のレイアウト。母父父フェアリーキングはサドラーズウェルズの全弟とあって、京都の血統的な傾向にもマッチする。穴なら。
■チャレンジCの最終結論
◎5 アルビージャ
○6 コガネノソラ
▲12ボルドグフーシュ
☆15ラーグルフ
△2 エピファニー
△14ダノンエアズロック
△1 ディープモンスター
△9 ラヴェル
△11セイウンハーデス
【3連複/フォーメ】5=6,12,15=6,12,15,2,14,1,9,11(18点)
◎アルビージャから入る。
休み明け2戦が強い競馬で、休養前より力をつけた感すらある同馬。そもそもが緑風Sで後のジャパンC勝ち馬ヴェラアズールを下したほどの実力馬なわけで。
コーナー4つでも対応できる牝系だし、鞍上の文字列を見ると陣営は明らかに勝負がかり。ここは狙えると見た。
○コガネノソラはコスモチェーロ牝系の機動力に期待。2000mは気持ち長いのかもしれないが、京都2戦目で平常心をキープできれば巻き返せる。
▲ボルドグフーシュは長期休養明けながら地力に期待したパターン。
ヨーホーレイクにしろヴェルトライゼンデにしろ、長期休養からの復帰初戦にもかかわらず重賞で好走した馬は、クラシック路線で活躍していたことが多い。全ての馬が目標とするクラシックで好走するほどに元の脚力が高ければ、多少の休み明けは苦にならないということか。
来年の宝塚記念でしこたま買いたいので、ここは是非とも恰好をつけてほしいという気持ちもあったり。あんまり大負けしてしまうと宝塚を使ってくれなくなっちゃうので……。
☆ラーグルフは良馬場内回り2000mでの変わり身に期待。ここ数戦は条件が噛み合わなかったということで無視してしまおう。中山記念2着&ホープフルS3着の地力を評価して。
馬券は◎から2列目に○▲☆を置いた3連複フォーメーションで。
<プロフィール>
“血統サイエンティスト”ドクトル井上
在野の血統研究家。旧知のオーナーを中心として、セリや配合のコンサルティング業務を請負中。
好きな種牡馬はダノンレジェンドとハービンジャー。苦手な種牡馬はMore Than Ready。
凱旋門賞馬Ace Impactの血統表は芸術品なので、ルーヴル美術館に収蔵されるべきとわりと本気で考える三十路の牡馬。
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