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競馬サロン

齋藤翔人

2024/11/29 19:00

【ステイヤーズS2024予想】最多合致“3頭”から選ぶ血の後押し期待の穴馬に◎ 「2,1,2,3」データに唯一該当の▲も妙味あり

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11月26日。2006年のダービーなど4つのGIを制したメイショウサムソンが心不全で亡くなりました。21歳でした。
GIを4勝しながら、小倉デビューである点や、ダービーまでに10戦のキャリアを消化していたことから「いぶし銀」や「叩き上げ」「野武士」といった言葉が似合うメイショウサムソン。1年先輩の三冠馬、ディープインパクトのような華々しさはありませんでしたが、クラシック2勝以上&天皇賞春・秋連覇をどちらも成し遂げた馬は、メイショウサムソンだけです。

また、武豊騎手とのコンビで秋の天皇賞を制しているものの、メイショウサムソンといえば、なんといっても石橋守騎手(現・調教師)。石橋騎手もまた「いぶし銀」で武騎手とは盟友ですが、新馬戦から18戦連続コンビを組み、デビュー22年目の同騎手とともに皐月賞でGI初制覇を成し遂げただけでなく、ダービー、天皇賞(春)とビッグレースを次々勝利しました。
さらに、日高の中小牧場生産馬がエリートの良血馬を撃破してGIを複数勝利し、凱旋門賞にまで挑戦したことは、同地区の関係者の大きな励みになったのではないでしょうか。

種牡馬としてGI馬を送り出すことはできなかったものの、ヴィクトリアマイルで2着に好走した重賞3勝馬デンコウアンジュや、キンショーユキヒメ、フロンテアクイーンなど、牝馬の重賞ウイナーを複数輩出。2000年代を代表する、忘れ得ない名馬でした。

それでは予想に。

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今回は国内平地最長距離の重賞、ステイヤーズステークスの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)今回の馬番
(2)乗り替わりの有無
(3)前走人気
(4)生月
(5)前走時の馬体重の増減
(6)今回の枠順
(7)種牡馬
(8)前走4コーナーの位置取り
(9)前走馬番

近年の好走傾向から買い条件となったのは上記9項目。その中で(1)は今回の馬番について。
競馬は、ゲートに後入れとなる偶数番を引いた馬が有利とされています。ただ、近年のステイヤーズステークスは奇数番を引いた馬が圧倒的に優勢。そのうち、前走距離が2000mか2400mか2500mか3000m以上、かつGIかGIIかリステッド含むオープンだと[3-3-4-8/18]。勝率16.7%、複勝率55.6%。単勝回収率213%、複勝回収率135%。いきなりややこしい条件ですが、該当馬の半数以上が好走していました。
◇該当馬=アイアンバローズ、メイショウブレゲ、フォワードアゲン、マイネルケレリウス

次は(2)。乗り替わりの有無。
乗り替わり組が継続騎乗組を圧倒している当レース。そのうち、今回ブリンカー非装着、かつ前走から中4週以上の間隔を開けてきた牡馬は[4-2-3-9/18]。勝率22.2%、複勝率50.0%。単勝回収率248%、複勝回収率188%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=アイアンバローズ、クールミラボー、マイネルケレリウス、シルブロン

(3)は前走人気です。
ステイヤーズステークスは、前走上位人気に推されていた馬の好走率と回収率が高く、中でも前走7番人気以内の関西馬は[1-4-3-5/13]。勝率7.7%、複勝率61.5%。単勝回収率59%、複勝回収率240%。好走率は6割を超えていました。
◇該当馬=ダンディズム、クールミラボー、ミクソロジー、ウェルカムニュース、サンライズソレイユ、ゴールデンスナップ

(4)は生月について。
3、4月生まれの頑張りが目立つ当レース。そのうち、前走2着に0秒2以内の差をつけて1着か、勝ち馬から0秒9差以内の負けを喫した馬、かつ母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと[1-2-4-6/13]。勝率7.7%、複勝率53.8%。単勝回収率59%、複勝回収率199%と、文句なしの好成績です。
◇該当馬=ダンディズム、メイショウブレゲ、ウェルカムニュース、マイネルケレリウス

(5)は前走時の馬体重の増減。
前走時、やや馬体重増だった馬が健闘しているステイヤーズステークス。具体的には、前走時、馬体重が4から9kg増、かつキャリア11戦から30戦の馬が[4-1-2-5/12]。勝率33.3%、複勝率58.3%。単勝回収率424%、複勝回収率245%。6割に迫る好走率でした。
◇該当馬=ミクソロジー、ゴールデンスナップ

続いては(6)。今回の枠順です。
外枠有利の当レース。中でも、今回の枠が6から8、かつ前走人気<前走着順(前走1番人気3着など)だった馬は[3-3-0-6/12]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率283%、複勝回収率152%。該当馬の半数が好走しています。
◇該当馬=フェーングロッテン、マイネルケレリウス、シルブロン、ゴールデンスナップ

(7)は種牡馬について。
超のつく長距離重賞で無類の強さを発揮しているオルフェーヴル産駒。過去5年のステイヤーズステークスでも[3-2-1-6/12]。勝率25.0%、複勝率50.0%。単勝回収率320%、複勝回収率163%と、出走馬の半数が好走していました。
◇該当馬=アイアンバローズ、ミクソロジー

(8)は前走4コーナーの位置取り。
ステイヤーズステークスは、前走、先行するか差しに回った馬が結果を残していました。具体的には、前走4コーナーで2から7番手に位置し、なおかつ前走馬番が偶数だと[2-2-2-4/10]。勝率20.0%、複勝率60.0%。単勝回収率330%、複勝回収率164%と、素晴らしい成績を残しています。
◇該当馬=フルール、シュヴァリエローズ、クールミラボー、ゴールデンスナップ

そして最後は(9)。前走馬番で、ここは2パターンご紹介します。まずは前走13番から18番を引いた馬。
こちらは、前走と同じ斤量を背負うか斤量が軽くなる馬が[2-1-2-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率307%、複勝回収率150%と、素晴らしい成績。
◇該当馬=クールミラボー

一方、前走京都か阪神のレースに出走し、当時の馬番が1から3だった馬も[1-2-1-4/8]。勝率12.5%、複勝率50.0%。単勝回収率96%、複勝回収率237%。該当馬の半数が好走していました。
◇該当馬=ウェルカムニュース

これら9つの買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎11マイネルケレリウス
○14ゴールデンスナップ
▲5クールミラボー
☆6ミクソロジー
△3アイアンバローズ
△8ウェルカムニュース
△7メイショウブレゲ
△1ダンディズム

【単勝】11,5(2点)
【馬単/マルチ】11⇔14,5,6,3,8,7,1(14点)
【馬単/マルチ】14⇔5(2点)
【ワイド】11=14,5,6,3,8,7,1(7点)
【ワイド】14=5(1点)
【3連複/フォーメ】11,14,5=11,14,5=11,14,5,6,3,8,7,1(16点)

本命候補は、4項目に合致したクールミラボーマイネルケレリウスゴールデンスナップの3頭。その中で、マイネルケレリウスを本命としました。

オープン昇級後の3走で、まだ3着内がないマイネルケレリウス。ただ、直近4走はすべて3位以内の上がりをマークしており、一気の距離延長がむしろプラスに働くのではないでしょうか。
また、同馬の注目すべき点はなんといっても血統。母マイネカンナ自身も重賞ウイナーですが、その半兄マイネルキッツは09年の天皇賞(春)勝ち馬で、11年のステイヤーズステークスも勝利しました。血の後押しを期待します。

かなり点数が多くなってしまいますが、馬券はまずマイネルケレリウスの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。ただ、本命候補となった○▲の2頭にも妙味を感じるので、これらの馬単マルチ、ワイドとクールミラボーの単勝、さらに、これら3頭を1、2列目に、印全馬を3列目に塗った3連複フォーメーションも買います。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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