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※2024年10月31日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。

・エイシンワンド
いかにも仕上り早のタイプで、1990年-2000年代前半にはこの手の「エイシン」冠がたくさんいた。久々に登場したタイプだが、この馬も例に漏れずレースセンスの塊といった印象だ。あの内容なら1400mは問題なくこなせるはず。同じディスクリートキャット産駒のオオバンブルマイが2年前に制したレースでもあり、軽くは扱えない。

・エンドレスサマー
新馬戦、函館2歳S、小倉2歳Sと芝1200ｍの走破時計はすべて1分9秒台。現状はこれが精いっぱいなのかもしれない。極悪馬場も予想される土曜東京ではあるものの、強調材料を見出すのは難しそうだ。

・カガバベル
1勝クラスの前走は勝ち馬と2秒以上離される惨敗。芝替わりはプラスだが、一変を望むのは酷に映る。

・キタノクニカラ
新馬戦、アスター賞と好走した2戦はいずれも8頭立て。少頭数のほうが走りやすいタイプなのだろう。14頭立てのここは厳しい戦いを強いられそうだ。

・クラスペディア
未勝利馬の身で参戦した前走小倉2歳S。重馬場をものともせず2着に入り、勝たずしてオープンクラスでの連戦が叶うこととなった。これまで先着されたのはエイシンワンドただ1頭。父ミスターメロディが制した左回りの芝1400mでもあり、何らかの印は必要か。

・シンフォーエバー
新馬戦から数えて今回が4戦目。すべて東日本開催の左回りとクセのあるローテーションとなっており、色々と適性を見定めている期間なのかもしれない。そのなかで使われた前走サウジアラビアRCは600m通過34秒0、1000m通過57秒7のハイペース逃げでも大負けせず。距離短縮が吉と出る可能性は考えるべきだ。

・バニーラビット
好スタートから折り合いも良く、終いもしっかりしていた前走。特に文句のつけようのない立ち回りから、抜群のレースセンスを感じる馬だ。ローカルのメンバーレベルは考慮すべきだが、ノーマークにはできない。

・パンジャタワー
スタートで後手を踏んだ前走だったが、少頭数が功を奏しスッと先団へ。そのまま押し切ったものの、メンバーレベルが低かった点は否定できないだろう。再度の左回り、ゆとりのあるローテーションはプラスも、押さえ評価までか。

・ヒシアマン
単勝1.4倍の支持を集めた前走は2着に6馬身差の圧勝。新馬戦でタイム差なしのアルテヴェローチェが次走サウジアラビアRC勝利となれば、この馬の評価も必然的に上がるというものだ。堀厩舎の現2歳馬の芝成績は【7-5-3-2】馬券内率88.2％。函館2歳Sを制したサトノカルナバルに続く世代重賞ウイナー輩出の可能性は十分だ。

・マイネルチケット
新馬戦→未勝利戦→サウジアラビアRCとすべて左回りでの馬券内。そして今回も左回りを使われるということで、陣営がこの馬の適性を明確に見定めている感がある。雨降りしきるなかのレースだった前走3着は道悪適性を証明するには十分の内容。ここもノーマークにはできない。

・マリノトニトゥルス
前走負かした馬でのちに勝ち上がった馬はゼロ。重賞即通用は難しいだろう。

・ヤンキーバローズ
エピファネイア産駒の芝1200m重賞成績は【0-0-0-8】。この馬もそうだったが、同産駒にスプリント重賞は“混ぜるな危険”のサインだ。本音を言えばマイル以上の距離替わりがベターと言えるが、少なくとも前走より条件好転であることは確か。巻き返しを警戒。

・リアルショット
ダートでも辛勝だった前走。芝重賞の舞台での強調材料は乏しい。

・レモンバーム
出走馬中唯一の東京芝1400m勝ち馬。1400m勝ち馬もそう多くないなか、本馬の経験は大きなアドバンテージと言えるだろう。2着馬が逃げ切り濃厚に思われた前走は鋭い決め手を発揮し快勝。雨降りしきる悪化途上の東京芝は外差しが決まりやすい傾向にあり、注意すべき1頭だ。

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