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競馬サロン

覆面馬主7号

2024/09/28 21:45

スプリンターズSの予想

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競馬って色々な「忘れ物」を毎週増やしていきながら、その忘れ物を「いつ取りに行くか」という競技だと思うんだよ。
色々な馬に先行投資し「ハズレ馬券」は無尽蔵に増えては行くんだけど、その瞬間の敗北では諦めず「ハズレ馬券の最大の回収どころ」を見極めていくスタイル。

それが俺の馬券スタイルなのかもしれない。

馬券というよりも「この馬GI勝てるっしょ!」「この馬OPまで行くっしょ!」と思った、その「見立てを証明したくて競馬をしている」といっても過言ではないかもしれない。

今日も沢山の忘れ物をしたね。

そういった未回収の「忘れ物」を今回のスプリンターズSではしっかりと回収しに行く。

「忘れ物」をしてしまう原因には色々あるし、確かに忘れ物ではあるんだけど、回収を諦めるものもある。

ただ、唯一どうしてもしつこく追いかけたい忘れ物があって、それが「レース中の故障」で出来てしまった「忘れ物」。

この忘れ物だけは絶対に獲りに帰らなければならないと思っているんだよね。

今回のスプリンターズSはそういう馬を本命にする。

さて、おおよその答えは分かっちまったかもしれないが、その答えを発表する前に、まず土曜の中山の馬場について。

思ったより時計がかかってるし、先週までのような「内前有利の高速馬場」ではなくなってきているのかな。
まだ今日は雨が残っていた影響もあるのかもしれないんだけど、明日も同じような馬場と想定して予想を組み立てるよ。

直前で想像もしない馬場になってたりすることもあるかもしれないけど、一応明日までは「ほぼ曇り」らしいので、このまま良馬場で進むでしょ。今日の感じでは1分6秒台に入るようなことは無くて、おそらくは「1分7秒3から5」程度の時計なんじゃないかなと思う。

とはいえ、内枠有利は勿論なんだけど、ただ、皆がそう思っているということは騎手もまさにそうなわけで、ビクターザウィナーが内に切れ込み、マッドクールも内に切れ込み、下手すると控えるとは言っているモノのピューロマジックあたりも押さえが効かずに暴走するということも考えられるし、本当に内が有利なんだろうか?という疑念がわいてきているんよ。

つまり、内は相当ゴチャつく上に、前から垂れてくる馬もいるかもしれない。

人が思うところの「真裏に宝がある」と考えるならやっぱり俺はこの馬をもう一度本命にしたいのよ。

■中山11R スプリンターズS

◎13ルガル!

高松宮記念で◎を打った馬だよね。

レース中の骨折で10着には敗れているけど、それでいてトウシンマカオと0.4差、ママコチャと0.2差、ウインマーベルには先着。
そもそもあの時の西村淳は内が伸びないと見たのか、馬場の外目に出したんだよね。

どの地点で骨折していたかどうかは未知だけど、撓側手根骨と第三手根骨の2か所骨が飛んじまってたわけで、そりゃ伸びないよね。

骨折した地点の可能性を見てみると、発馬直後に右隣のテイエムスパーダと接触して、左に飛ばされてるんだよね。
骨折した箇所は「共に左前脚」だから、もしかしたら発馬直後にぶつけられて、左足で踏ん張った時に折れてた可能性があるんだよね。

あともう一か所は、3コーナー手前の下りが始まる当たり。
少し行きたがって、西村が抑えるんだけど、その時一瞬逆手前になっててバランスの悪い走り方になってるから、そこでやっちまった可能性もあるね。

それもあっていつもの走りと微妙に違って、直線で内ではなく外にもっていったのかもしれないし、馬自身が左前をかばう感じで、右に張ったのかもしれないなと。

本来こういう荒れた馬場はこなせる馬なんだけど、なんかノメッた走りになってたしね。

一番可能性があるのは3コーナー手前の個所だろうと思う。

となると、それ以降は折れてる状況での結果だったわけで、それはそれで「度外視できる」と思っているんだよね。

その上で、ここからは、6か月ぶりの「休養明け」でも本命にできると思ったところを上げていく。

まず、追い切りが抜群によかった。
高松宮記念の時も、シルクロードSの時も、俺はこの馬の追い切りに惚れて◎を打ったよね。
3歳の夏を超えて一段とたくましくなって、年明けまでスワンS4着→京阪杯2着→シルクロードS1着とグングン力をつけてたその勢いに惚れたわけだ。

しかしそこで待っていたのが、宮記念での骨折。
復帰後の動きは気になってたから1週前の追い切り動画が公開されるのが待ち遠しかったんだけど、正直、骨折の影響を感じさせない相変わらずのいい動きに見えたんだよね。

時計も破格で「50.9-36.7-23.6-11.7」だぜ。

1週前はまだ重目も残ってたと思うわけで、最後は多少手が動いていたけど、4F50秒台の時計で終い11.7は宮記念の1週前よりも動いているんだよね。更には、中間ビッシリとプールにも入ってて、少しでも息持ちを良くしようという工夫もみられる。

そんな動きを見て俺は「むしろこの骨折がルガルにとって成長を促すいい機会になったんじゃねーのか?」と思ったわけだ。

なんだかんだ使い続けてた馬だし、あそこで骨折していなければもしかしたらもっと大きな反動が出てたかもしれないし、その意味じゃ、途中であまり追うのを止めたことに加え、宮記念の時の馬場が柔らかめだったことも功を奏して、馬自身には「トラウマ」になるようなストレスはかからなかったんじゃないかなと。

腐っても「高松宮記念1人気馬」なわけで、休み明けは確かに不利だが、その分ビンビンにリフレッシュされている状態だと思えば、気持ちで走っちまうんじゃないかという事。

そして、先週までの馬場だとこの枠は嫌なんだけど、今日くらいの馬場なら「4‐5番手の外目追走」がしやすい枠で、そこからちょい差しが効きそうなイメージなんだよね。

後はこの枠の「並び」ね。

マッドクールの内にママコチャが居る。
その内にはウインマーベルが居て、実はそこそこ発馬が良いトウシンマカオが居る。
そこに引っ掛かりまくる可能性のある「ピューロマジック」が絡み、更にその外から「ビクターザウィナー」がかぶせるように鼻を切っていくとすれば、ピューロは外から擦られ気味になる訳で、ビクターは行かせたとしても、おもいきり掛かる可能性があるよね。そのかかったピューロがマッドクールとママコチャの外にいるっていう並びを想像すると、このレースノリさん次第だったりするのかなと。

これは、川田や瑠星にとっちゃ、内目の枠ではあるけど、並び的には、むしろ、嫌なんじゃないかなと。

ノリさんが完全に競馬を教えに行って、思い切り引っ張って出遅れさせて「後方ポツン」をした場合にはその限りじゃないんだけど、さてピューロマジックにそれが可能なのかどうか。

となるとむしろ「若干外目ではあるけどルガルの枠くらいがちょうどいい」なんてことになってくれるんじゃないか?とね。

一点だけ心配なのは、エフフォーリアが勝った「2021皐月賞」の時のように、内が完全に乾いて外が伸びない超変則馬場にはなってほしくないなということかな。

今年の春は菅原明良がGIジョッキーになったし、ぼちぼち1つ上の西村淳にもGI取らせてやらねーか?という事。
そして俺も、春の忘れ物をここで取り戻したい!

結論
◎13ルガル
〇2トウシンマカオ
▲6ママコチャ
☆12サトノレーヴ
☆7マッドクール
注3ウインマーベル
△5ナムラクレア
△9ムゲン
△14ビクターザウィナー

対抗〇はトウシンマカオで!
内目の枠はダメな馬だよね。

知ってるんだけど、それは「左回りも得意じゃなかった」といっていた前走と同じで、明らかに成長した姿を見せてくれた今の右回りならこなしちまうんじゃないかと。なんなら、元々発馬は良くて、スプリント戦でも4-5番手にはつけられる脚もあるわけで、インベタのポケットで、ピクシーナイトやジャンダルムしちまう可能性もあるのかなと。

それくらい菅原明良とは手が合ってそうだし、追い切りでは前走の時よりも若干行きたがってる感じがしたから、むしろ前に馬を置くってのもありなのかなと。

発馬を決められりゃ、ウインマーベル、ナムラクレアの前には入れる馬だし、どこかで外に出すなんて言うレースではなく、ママコチャ&マッドクールをビタ付けマークで、狭いところ割って伸びてみて欲しい。

勝つ時って、なんだかめちゃくちゃ上手く行ったりするでしょ。

その意味でも、今回勝つのは、ここまでの臨戦が出来過ぎなサトノレーヴや、去年勝っているママコチャやマッドクールではなく、ずっと善戦どまりのナムラクレアやウインマーベルあたりでもなく、「枠が気になってイマイチ推せない」「休み明けが気になってイマイチ推せない」という感じで盲点になっている、◎か〇の2頭のような馬なんじゃないかと思ったわけだよ。

で▲はママコチャで行く。
正直、前走の2着には驚いた。
まだまだ8分程度の出来と聞いてた中での好走。

個人的に、この馬の走り方やフォームが好きではないから、追い切り評価をつけるとバイアスがかかっちまうからあまり見ないようにしているんだけど、辛口な川田が「夏場の方が良い」「いいころの動きに戻ってきている」といっているのであれば、それを信じようとね。

終いはせめて11秒台を出して欲しかったのもあるんだけど、川田が必至で押さえてたのを見ると、出そうと思えば出せただろうし、それ以上に「中2週の反動を残さないようにした」と考えたよ。
動きが足りてなければ、そのニュアンスは川田の口から出るだろうし、感触は悪くなさそうだったからここでも好走してくるんじゃないかな。

☆の1頭目はサトノレーヴ。
なんか今回の追い切りなんだけど、オーバーワーク気味に感じちまってるんだよね。

D.レーンがわざわざこの馬の為だけに来日しているってのはもちろん重要なんだけど、2週前、1週前ほどの時計を出す必要があったのかなと。1週前は時計こそ出てるけど、今まで舌がハミを越した感じの追い切りはなかったし、最終追い切りにしても「軽め」とはいえ、ヤマボウシ賞で弾けなかったソロモンと同入と書いてあるけど、少し遅れ気味だったでしょ。

もちろん、余裕しゃくしゃくで舌を出してて、タダの杞憂でここでも楽勝ってこともあるんだけど、ただ、少々疑念も残るなということでこの印。

もう一頭の☆がマッドクール。
これは、現スプリント界の上位だし、押さえなくちゃなと。
1週前の追い切りも良かったし、先週ほどの超高速馬場じゃなければこれも好勝負だよね。

そして注にウインマーベル。
前走の京王杯SCでは◎を打たせてもらって「ああ、やられた…」と思ったところから最後の最後に差し返してくれるという物凄いありがたい勝負根性を発揮してくれた。今日くらいの馬場は本当にちょうどいいんじゃないかと思うし、トウシンマカオほどの爆発力はないけど、少々覇気が落ちつつあるんじゃないかと思っているナムラクレアよりはこっちを上に取った。

△はそのナムラクレアと香港馬2頭。

ビクターザウィナーは本気で取りに来ているのか?
本気で取りに来てるなら、リョン騎手連れてくるんじゃないのか?
逃げ馬にわざわざ他からマークが集まりやすいモレイラ乗せる?
吉田豊が世界で逃げてきたように、やることは一つなわけで、その馬の特性を知っている騎手の方が良いと思うのは俺だけだろうか?
一応抑えるけど、それなら、ティータンが乗りに来ているもう一頭のムゲンの方が気になるかな。

でも、今回の香港馬は冬の香港スプリントに向けてのたたきのような気がしないでもないんだよな。
それで勝てればラッキーくらいの匂いだと思っているんだけど、軽く扱いすぎか?

なので、当日の馬場状態次第で「差しが届く」なんて言う馬場だったら、オオバンブルマイと入れ替えても良いんじゃないかと思うよ。


ということで、買い方

◎13ルガル
〇2トウシンマカオ
▲6ママコチャ
☆12サトノレーヴ
☆7マッドクール
注3ウインマーベル
△5ナムラクレア
△9ムゲン
△14ビクターザウィナー

【単勝】13.2(2点)
【馬単】13.2→13.2.6.12.7.3(10点)
【ワイド】13=2.6.12.7(4点)
【3複】13.2=13.2.6=2.6.12.7.3.5.9.14(19点)
【3単】13.2→13.2.6.12.7.3→13.2.6.12.7.3.5.9.14(70点)

3単は少々多いけど、50目以上が10万馬券オーバーの目なので、広めに買うよ。

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