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UMAJIN.net編集部

2024/09/17 17:00

【今週の重賞】[オールカマー]レーベンスティール重賞3勝目なるか

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【今週の注目重賞】
■オールカマー

9月22日(日)、中山競馬場で第70回・オールカマー(3歳上、GII、別定、芝2200m)が行なわれる。1着馬には天皇賞・秋の優先出走権が付与される。

レーベンスティール(牡4、美浦・田中博)の前走・エプソムCは強いのひと言。59キロの斤量を背負いながら2着に2馬身差をつけて差し切り勝ち。上がりはメンバートップで、1分44秒7の走破時計はレースレコード。3走前の香港ヴァーズで初の大敗を喫し、続く新潟大賞典も惨敗していたが、見事な復活Vとなった。新潟大賞典以外の国内のレースではすべて上がり最速をマークし、決め手はメンバー随一。セントライト記念を制しているので中山芝2200mも問題なし。実力・適性ともに死角はなく、重賞3勝目は濃厚。

ステラヴェローチェ(牡6、栗東・須貝)は復調期間を脱し、円熟モードに。朝日杯FSで2着に入り、皐月賞・ダービーはともに3着と、若駒時から一線級で活躍していたが、4歳春に屈腱炎を発症。1年7カ月にも及ぶ休養を余儀なくされた。復帰3戦目の大阪城Sに勝つと大阪杯では4着。安田記念9着を経て札幌記念は3着好走と、ようやく本来の姿を取り戻した。復帰後はかかる面を見せ始め、現在2200mはやや長い印象。一方、重賞2勝はいずれも不良馬場で道悪は大歓迎。枠や馬場が向けば、3つ目のタイトルを手にするのはこちらかも。

サヴォーナ(牡4、栗東・中竹)はなかなかタイトルに手が届かない。相手なりに走るタイプでデビューからほとんど崩れたことがなく、神戸新聞杯と日経新春杯では差のない2着に好走。GIでも善戦できるほどの能力がありながら、決め手に欠けるのか重賞では勝ち切ることができないでいる。中山芝2200mは初コースだが舞台は向きそう。中山得意の横山武騎手に手綱が替わり、惜敗続きから脱出できるか。

サリエラ(牝5、美浦・国枝)は牝馬優勢のオールカマーにおける今年の紅一点。サラキアやサリオスの妹ということでデビューから注目を集め、重賞で好走を重ねるも、ここまで重賞勝利はなし。ポテンシャルは高いのだが、飼い食いが悪いせいか体が増えてこず成長度が物足りない様子。5歳秋から覚醒した姉サラキアのように、この夏を越して本格化できていれば、ここで激走があっても不思議はないが。

ミクソロジー(牡5、栗東・辻野)は脚部不安で1年7カ月ぶりの休み明け。休養前は4連勝で万葉SとダイヤモンドSをレコード撃破。2000m以上ではまだ一度も馬券内を外したことがなく、ステイヤーとしての資質はひじょうに高い。中山は初だが急坂は問題なく、関東遠征も前走でクリア。勝ち負けに加わる能力はありそうで、問題は仕上がり具合だけ。脚部不安明けで道悪も得意なので、高速馬場より雨で馬場が渋ったほうがいいかもしれない。

そのほかには、今年の中山金杯を制したリカンカブール(牡5、栗東・田中克)、昨年の中山金杯1着のほかホープフルS3着や中山記念2着と中山巧者のラーグルフ(牡5、美浦・宗像)、3年前のホープフルS優勝馬・キラーアビリティ(牡5、栗東・斉藤崇)、一昨年のオールカマー2着・ロバートソンキー(牡7、美浦・林)なども出走を予定している。

【そのほかの重賞】
■神戸新聞杯

9月22日(日)、中京競馬場では第72回・神戸新聞杯(3歳牡牝、GII、馬齢、芝2200m)が行なわれる。今年は阪神競馬場改修工事の影響で、本来の阪神ではなく中京芝2200mで代替開催される。3着までに菊花賞の優先出走権が付与。主な出走予定馬は、毎日杯を圧勝したメイショウタバル(牡3、栗東・石橋)、デビュー2戦目で京都新聞杯2着に好走したウエストナウ(牡3、栗東・佐々木)、1勝クラスと月岡温泉特別を連勝中の上がり馬・オールセインツ(牡3、栗東・友道)、きさらぎ賞勝ち馬・ビザンチンドリーム(牡3、栗東・坂口)、京都新聞杯優勝のジューンテイク(牡3、栗東・武英)など。

(Text:Hattori)

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