《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
【セントライト記念 2024｜馬体診断】「胴」と「四肢」の長さはチェック必須！　3強に迫る穴馬は○○だ！


《ローズステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

秋競馬最初の3日間競馬を現在迎えていますが、実は10月にも3日間競馬が控えています。通常の1.5倍のボリュームのため疲労はそこそこ溜まりますが、3日間連続でやりきった後の達成感・開放感はこのタイミングでしかなかなか得られませんよね。

それでは3日間競馬の中日に行われるローズSの攻略を進めていきましょう。

まず最近の本コラムでは定番となる過去ラップ分析、勝ち馬の脚質、勝ち馬の飛節をまとめた表がコチラ。ローズSは2020年、2021年、2022年に中京競馬で行われ、今年も中京競馬での開催です。2020年から2022年にかけての3年分を分析の対象としています。



この表から一目瞭然ですが、中京で行われるローズSは基本的に超後傾ラップが記録され、スローの上がり勝負になります。坂越えが2度あるタフな中京芝2000mはどうしても前半がスローになりやすいですね。

そしてラップと飛節の連動性を見ていくと、超後傾ラップで「一瞬の瞬発力に優れる」という特徴をもつ曲飛の馬が台頭していることがわかります。

曲飛は飛節の角度が90度に近いことで、構造上脚が伸び切らないため持続力勝負には課題が残りますね。ただし、スローの上がり勝負なら話は別で、一瞬の瞬発力に優れるという特徴がレースで活きてきます。

また、過去好走馬の馬体を見ていくと、中京で開催されたローズSでは前駆の厚みが目立つ馬の活躍が目立ちます。先に述べましたように中京芝2000mは坂超えが2度もある舞台。その坂を難なく乗り越えるだけのパワーが必要なのでしょう。


続いて馬体以外で重視すべきファクターですが、Bコース替わりの中京芝を考慮して位置取りします。ロングラン開催の中京ですが、芝の状態は良好で、Bコース替わり初日は前＆内がやや有利に見えますね。ハイペースになれば差しが届くものの、スロー濃厚ならコースロスなく内・前で立ち回れる馬を注意すべきでしょう。

今年のメンバーであれば、オーロラエックス、タガノエルピーダ、セキトバイーストあたりは恩恵を最大限受けられそうですね。


ここからは今年の出走有力馬の馬体分析です。有力馬としてカウントするのは表に記載の8頭。



チェックポイントは「デキ」「前駆の厚み」「飛節」の3点で、デキが良く、前駆が厚く、飛節が曲飛であれば文句なしです。

その3点ともきっちり満たすのがカニキュルとレガレイラの2頭。

カニキュルは重賞ではワンパンチ足りない印象ですが、中京芝2000mならフローラS3着以上が狙えるかもしれません。

レガレイラは典型的な直飛で瞬発力に優れています。後ろからの競馬しかできないのは気になるものの、皐月賞、ダービーとも最速の上がりを使えていて上がり能力なら世代ナンバーワンの存在かもしれません。

ドスローの前残りだけは怖いものの、昨年のホープフルSのようにちょうど真ん中あたりまで位置取りを上げられれば届きそうな気がします。

他にも枠順、各馬の調整過程などを考慮した最終結論はは次のとおりです。

《ローズSの最終結論》
◎15レガレイラ
○1カニキュル
▲2クイーンズウォーク
☆3オーロラエックス
△5タガノエルピーダ
△9ラヴァンダ
△10セキトバイースト
△11フレミングフープ

本命はレガレイラ。馬体は春の段階で完成されているためシルエットに大きな変化はありません。

ダービー以来のレースですが、外厩の天栄、厩舎でみっちり乗り込まれ緩みは一切ありません。胴上部とトモ上部に銭形が浮き体調は良さそうですね。差し届かずだけは怖いものの、4角で7、8番手あたりまで押し上げることができればまず勝ち負けと見ます。

対抗評価は一発狙いでカニキュル。エピファネイアの産駒ですが、本馬は母系の影響が強いパワー型。ブ厚い胸前がパワーの源で、かつ長駆短背で馬体構造上切れます。

単穴評価はクイーンズウォーク。本馬もレガレイラと同様に馬体完成度が高い馬で春と比べて基本的なシルエットは変わりなし。もうひと絞りできそうですが、現段階でハリツヤとも上々で力は出せそうです。

☆評価はオーロラエックス。本馬はサトノダイヤモンドの産駒ですが、見た目はナミュールに似ていますね。スピード色が強く将来的にはマイルあたりに落ち着くかもしれません。本馬は前走で速い時計をマーク済みで重賞でも通用します。

△評価で馬体的に大注目なのがセキトバイースト。春と比べて馬体がパンと膨らみ別馬のように見えます。完全なマイラー体型で距離が課題も春の実績を思えば3着があっても不思議ではありません。

《ローズSの買い目》
◎15レガレイラ
○1カニキュル
▲2クイーンズウォーク
☆3オーロラエックス
△5タガノエルピーダ
△9ラヴァンダ
△10セキトバイースト
△11フレミングフープ

【馬連】15＝1,2,3,5,9,10,11（7点）
【3連複/フォーメ】15＝1,2,3＝1,2,3,5,9,10,11（15点）

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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