今開催は中山中京ともにオール野芝で施行される。

夏の新潟・小倉と同じ芝質ゆえ必然的に時計は速くなり、土曜中山芝2000mでは1分57秒台を計時。京成杯AHにおける“予想の出発点”は、高速馬場に対応できる馬を探すことだ。

本命はすんなりこの馬に決まった。5枠10番、アスコリピチェーノ。

GIで積み重ねた実績もさることながら、レースレコードの阪神JF勝利、歴代3位の勝ち時計だった桜花賞2着と高速馬場適性を疑う余地はない。窮屈な枠や大幅な距離ロスを強いられる枠を引いた際には死角が生じる可能性も考えたが、いかようにも対応可能のここは逆らえない。

斤量55.5キロは年齢や牡馬牝馬の差を考慮すると実質トップハンデ扱い。それでもこの馬自身との比較で言えば前走から0.5キロ増に過ぎないし、600m通過34秒台前半のラップを複数経験している点からハイペースも大丈夫。2歳女王の貫禄を見せつけるレースに期待する。

相手本線にはサンライズロナウドを。

常に気性の不安と戦う馬。それゆえ極端な戦法しか選択できないのがネックも、前走関屋記念は前残り決着を上がり3F最速の脚で追い込んだ。芝レースにおける叩き2戦目の成績【2-0-0-0】、小回りの阪急杯3着と上積みが見込める馬。ノーマークにはできない。

ディオはこの位置。

米子S→関屋記念とサマーマイルシリーズで連対を続ける馬。ここは是が非でも勝利がほしいシチュエーションと言えるが、近2走は外めの枠から広いコースでストレスなく走れた恩恵があった事実は見逃せない。2枠4番は絶好にも思えるが、この馬は別。本来であれば対抗格筆頭の馬を、3番手に据えたとの意味合いだ。

さらにはキャットファイト。

オール野芝は【2-0-0-0】、中山芝1600mは3戦2勝とこの条件に高い適性を示す馬。特に昨年9月のアスター賞は稍重でレコード勝ちと、高速馬場適性の高さは折り紙つきだ。絶好の内枠ゲットで評価を上げる。

【中山11R　京成杯AH予想の印】
◎10 アスコリピチェーノ
〇８ サンライズロナウド
▲４ ディオ
☆３ キャットファイト
△16 コラソンビート
△11 ジューンオレンジ
△６ エエヤン 

【単勝】10(1点)
【馬連】10＝8,4,3（3点）
【3連複/軸1頭】10＝8,4,3,16,11,6(15点)
【3連単/フォーメ】10→8,4,3→8,4,3,16,11,6(15点)

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