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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/08/03 18:00

エルムステークス2024 最終結論【馬体】逃げ・先行馬が「過多」ならデキ絶好の本命にチャンス到来【重賞深掘りPROJECT】

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《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
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《エルムステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

それでは日曜重賞・エルムSの予想を進めていきます。

ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は

(1)過去好走馬の馬体分析
(2)馬体以外で重視すべきファクターの選定
(3)出走有力馬の馬体分析
(4)総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定

以上です。

まず、過去好走馬の馬体分析ですが、本重賞も同日のレパードSと同様に好走馬の馬体に偏りが見られる重賞ですね。

その馬体傾向を述べる前に、エルムSの近10年のラップ構成と勝ち馬の飛節の形について見ていきます。



レパードSもそうですが、ダート中距離重賞は芝と異なり後傾ラップになりにくいですね。エルムSは函館開催時も含めて近10年で後傾ラップになったのは1度のみ。

基本は締まったラップになり、先行馬とマクれる馬が大きく幅を利かせています。残念ながらラップと飛節の連動性はここでも見つけられなかったものの、脚質に偏りが生じていることは覚えておきましょう。

そして、エルムSの過去好走馬の馬体に話を戻すと、前躯に厚みがあり先行力・機動力に長けた馬が何頭も見つかります。分かりやすい例がハイランドピークやクリノスターオーで、ハイランドピークは2年連続で好走しました。

前躯の発達(厚み)が「レースでの先行力や機動力」に結びつくと考えていいでしょう。ただし、事前に先行力や機動力を披露していることが条件ですね。

また、全体的に詰まったマイラー色が強い馬(タイムフライヤーが分かりやすい例)の好走も見られます。マイルの距離さえこなせれば、札幌ダート1700mはこなせると考えていいでしょう。


続いて馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが「レースの展開」はチェックしておくべきでしょう。

先に過去10年のラップ、勝ち馬の脚質の表でも伝えましたが、エルムSは先行馬、マクれる馬が有利のレースで、今年も先行馬、マクれる馬がズラリと揃いました。

逃げ候補がミトノオー、テーオードレフォン、プロミストウォリアで3頭とも逃げがベター。テーオードレフォンは引きそうですが、ミトノオーとプロミストウォリアはハナ絶対で互いに引くことはなさそうです。

前3頭を追いかけるのがユティタム、ホウオウアマゾン、ペイシャエス、ドゥラエレーデなどで、ここが果敢に前を追いかけるとかなり厳しい流れになりそうですね。

逃げ・先行争いを見ながらマクって行きそうなのが、ナチュラルハイとサヴァの2頭。前々の争いが加熱すればするほどこの2頭にとってはチャンスですね。


さらに出走有力馬の馬体分析です。

有力馬8頭の馬体は表にまとめましたのでご確認ください。



チェックポイントは馬体のデキ、前躯の厚みの2点。今回は先行力・機動力も表に組み込んでいます。

馬体のデキ、前躯の厚みとも強調できるのが、ドゥラエレーデ、ナチュラルハイの2頭です。先行力・機動力ならドゥラエレーデに分がありますが、今回は前々の争いが厳しくなりそうなのがどうか。

ナチュラルハイは北海道シリーズ3戦目ですが、大沼S2着、マリーンS1着と成績が登り調子。その馬体は体調良好の証である「銭形」が浮かんでいて体調はかなり良さそうですね。

同馬は昨年と今年の北海道シリーズで4戦4連対。福島や中山の成績も悪くありませんが、直線に坂があるコースよりは下りまたは平坦というコースが合うようです。

前走のマリーンSは馬群を割るのに苦労しましたが、割ってからは鋭い伸びを見せ勝利。昨年の札幌戦ではマクる競馬から押し切れていて、先行、差し、マクリと自在のタイプです。

後は永野猛蔵騎手がスムーズに導ければチャンス十分と見ます。

他にも札幌ダートの馬場状態、調教、枠順なども考慮した最終結論は次の通りです。

《エルムSの最終結論》
◎4ナチュラルハイ
○6サヴァ
▲10ドゥラエレーデ
☆7ミトノオー
△2ユティタム
△9ペイシャエス
△12テーオードレフォン
△14プロミストウォリア

本命はナチュラルハイ。執筆時点で1番人気はびっくりですが、最終的には2、3番人気に落ち着くでしょう。

エルムSが向く前躯に厚みがある馬体で、体調の良さは銭形で確認済み。北海道シリーズ巧者であることは先に述べましたが、おそらく暑い時期が得意な夏馬でもあるのでしょう。

中央場所の重賞ではワンパンチ足りないかもしれませんが、ここなら中心と考えます。相性のいいマリーンS組というのもプラス材料です。

対抗評価はサヴァ。本馬は母父ブライアンズタイムの影響が強く感じられるゴツい馬体で、前躯も厚いですね。あばら骨が薄っすら浮かんでいて、馬体は研ぎ澄まされています。

ハンデと間隔が考慮されマリーンSを見送っての重賞参戦ですが、負荷を強めていく調教過程から体調とデキに不安はなさそうですね。

脚質的にエルムSが向くタイプではありませんが、前が加熱するようなら食い込んできそうです。

単穴評価はドゥラエレーデ。ドバイ以来のレースとなりますが、こちらもあばら骨を見せていて仕上がりはいいです。フェブラリーS出走時と比べるとキ甲まわりの盛り上がりが目立つようになり、馬体的な完成に近づいていますね。

実績、実力とも最上位の存在ですが、前が飛ばす今回は立ち回りがやや難しそうでこの評価とします。

☆評価はハナを切った際の渋太さを重視しミトノオー。かなり厳しいレースになりそうですが、枠の並びからハナを取り切るのは本馬と見ています。ロゴタイプ産駒で全体的にギュッと詰まった馬体ですが、2000mの距離までは守備範囲。1700mへの短縮はプラスでしょう。

馬券はナチュラルハイを軸に馬連と3連複で勝負。ナチュラルハイの単勝も買います。

《エルムSの買い目》
◎4ナチュラルハイ
○6サヴァ
▲10ドゥラエレーデ
☆7ミトノオー
△2ユティタム
△9ペイシャエス
△12テーオードレフォン
△14プロミストウォリア

【単勝】4(1点)
【馬連】4=6,10,7,2,9,12,14(7点)
【3連複/フォーメ】4=6,10,7=6,10,7,2,9,12,14(15点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

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