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競馬サロン

馬体アナリスト 伊藤

2024/08/03 18:30

レパードステークス2024 最終結論【馬体】先行力に結びつくブ厚い「前躯」が大事【重賞深掘りPROJECT】

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《馬体アナリスト 伊藤の最新動画》
【レパードステークス 2024|馬体診断】ミッキーファイトは○○○が課題!? 一発ならキ甲が抜けたブルーサン! エルムステークスのイチオシ馬体馬も公開!


《レパードステークスの馬柱》


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競馬サロン読者の皆さん、こんばんは。
「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバー・馬体アナリストの伊藤です。

金曜朝に松若騎手が飲酒運転、角田大河騎手も大事件という第一報が現場に入り、その日は詳細が発表されるのを待っていたのですが、角田大河騎手の「函館競馬場の馬場内に自らが運転する自動車で侵入」は予想の斜め上でした。

花火大会を観戦するために自動車で芝コース侵入はちょっと意味が分からないですね。

同騎手はスマホ事件の当事者の一人でもあり、前代未聞の事件を起こしたことで合わせ技の裁定になると思われます。おそらく半年から1年の騎乗停止でしょう。松若騎手騎手は過去の事例から3カ月から半年の騎乗停止となりそうです。

我々にはどうにもできない事でが、騎手関連の事件が続いていますのでその流れが収束することを強く願います。


それでは日曜重賞・レパードステークスの予想を進めていきます。

ここまでの予想コラムで述べた内容と重なり恐縮ですが、私の重賞の予想方法は

(1)過去好走馬の馬体分析
(2)馬体以外で重視すべきファクターの選定
(3)出走有力馬の馬体分析
(4)総合的に判断した印と想定人気を考慮した買い目並びに点数の決定

以上です。

まず、過去好走馬の馬体分析ですが、本重賞は好走馬の馬体に偏りが見られる重賞ですね。

注目ポイントは「馬体の完成度」と「前躯の厚み」です。

3歳馬同士の重賞だけに完成度の高さがレース結果に結びつきます。これはここまでの3歳重賞と同様。

また、新潟ダートは基本的に前・内が有利で差しづらい舞台として知られています。レパードSも前々の決着が多く、好位置を確保できるだけの先行力が必要不可欠ですね。

前躯の発達(厚み)が「先行力」に繋がり、前躯を活かした「前脚の掻き込みの強さ」や「前脚の回転力」が問われます。

過去好走馬を見ていくと、完成度が高く前躯の厚みが目立った過去好走馬はアジアエクスプレス、クロスクリーガーなどです。アジアエクスプレスは前脚の掻き込みが実に力強い馬でしたね。前躯にある程度頼った上で末脚を伸ばしていた印象です。


続いてレパードSの近10年のラップ構成、勝ち馬の脚質・飛節を見ていきましょう。



表の通りなのですが、レパードSは前半が緩むことがほぼなく、毎年タイトな流れになります。流石に超前傾ラップになった際は差し馬が台頭しますが、厳しい流れでも先行馬が優位に進めるレースですね。

それだけに持続力に優れた「直飛」の馬の好走が目立ちそうですが、飛節の傾向はバラバラで、飛節を頼りにするよりは「脚質の偏り」を重視したいですね。


続いて馬体以外で重視すべきファクターの選定ですが有力各馬の予想される「位置取り」はチェックしておくべきでしょう。

前述したようにレパードSは前有利のレースで、今年も超前傾のラップにならない限りは前々で決まりそうです。

有力馬のうち、まず前々で競馬しそうなのがブルーサン、サトノフェックスの2頭。

全体の隊列を見ていくと、ブルーサンの単騎ハナが有力で、そこをピュアキアン、ロジアデレード、サトノフェニックスなどが追いかけそうです。

単騎かつ4角先頭が条件となりますが、ブルーサンは自分の形に持ち込めればかなり渋太いタイプ。執筆時点で同馬は8番人気ですが、その人気以上に重く考えてあげる必要がありそうですね。


さらに出走有力馬の馬体分析です。

有力馬7頭の馬体は表にまとめましたのでご確認ください。



チェックポイントは馬体のデキ、完成度、前躯の厚みの3点。

厳しい暑さが続く時期とあって、馬体のデキ◎という馬は見当たりません。ただ、デキが今ひとつな馬もいません。

デキで判断できないとなると頼りになるのが、完成度と前躯の厚みです。その両方とも満たすのがサトノフェニックスとブルーサンですね。

ブルーサンは前述した通りで、伏兵馬の一発ならレパードSで走る馬体の本馬だと思います。ただし、最近の競馬ぶりからピンパーになりそうで、軸よりは単穴に据えるのがしっくりきそうです。

海外遠征明けのサトノフェニックスにも10番人気という人気以上に可能性を感じますが、1800mは少し長いですね。厚く買うなら来年の根岸Sあたりがいいかもしれません。

前躯の厚みという観点からソニックスター、ミッキーファイトが本命候補になりますが、純粋な馬体の評価だけならソニックスターの方が上です。ただし、OP勝ちの実績はあっても重賞級という裏付けがありません。

一方、完成度が低い馬体ではありますが、ミッキーファイトはソニックスター以上に時計面で優れ、ユニコーンSでは後の東京ダービーでもワンツーを決める相手に3着があります。そのユニコーンSは直線で包まれて外に進路を切り替えるロスがありましたから、ユニコーンSと東京ダービーで2着だったサトノエピックと同程度の力があっても不思議ではないでしょう。

ミッキーファイトは徹底先行タイプではないもの、1枠1番ならまず4、5番手のポジションを確保できるはずです。

鞍上の戸崎圭太騎手としても消化不良に終わった前走の轍を踏むことはないと考えたいですね。

他にも新潟ダートの傾向、調教、枠順なども考慮した最終結論は次の通りです。

《レパードSの最終結論》
◎1ミッキーファイト
○8ソニックスター
▲11ブルーサン
☆12サンライズソレイユ
△4ジーサイクロン
△6ハビレ
△9ミッキークレスト
△14サトノフェニックス

本命はミッキーファイト。馬体はドレフォン産駒らしく全体的に丸みのあるシルエットです。キ甲まわりの発達が乏しく、全体的にメリハリに欠けて幼い馬体ですが、それでも筋肉量は十分にあり、前躯の力強さは他有力馬と比べて劣らないですね。

本馬はユニコーンSでの好走以外にも、2走前の1勝クラスではブルーサン相手に5馬身差の競馬があり、世代TOP5に入るだけの力があると考えます。

対抗評価はソニックスター。木村厩舎の管理馬らしいグッドルキングホースですね。筋肉に厚みがあり、前躯と後躯がバランス良くまとまっているのが特徴です。繋ぎはやや立ち気味ですが、一流芝馬のようなシルエットです。

今回のメンバー構成なら頭までありそうですが、戦ってきた相手関係を考慮し対抗評価。

単穴評価はブルーサン。色々と条件がつきますが、前が残りやすい新潟なら軽くは扱えません。

☆評価はサンライズソレイユ。中団から差しの形になると厳しそうですが、前走や3走前のようにある程度のポジションを取れれば最後は差し込んできそうですね。

馬券はミッキーファイトから馬連、3連複で勝負。2着、3着にブルーサンやサトノフェニックスが入るのが配当的には理想かもしれません。

《レパードSの買い目》
◎1ミッキーファイト
○8ソニックスター
▲11ブルーサン
☆12サンライズソレイユ
△4ジーサイクロン
△6ハビレ
△9ミッキークレスト
△14サトノフェニックス

【馬連】1=8,11,12,4,6,9,14(7点)
【3連複/フォーメ】1=8,11,12=8,11,12,4,6,9,14(15点)

《馬体アナリスト 伊藤のプロフィール》
競馬業界歴は20年。競馬専門紙を経て「重賞深掘りプロジェクト」重賞深掘り隊の第一期メンバーに選抜された馬体アナリスト 伊藤です。馬の馬体に惚れ込み馬体重視の予想を展開。現在は南関東の重賞開催日を中心にプレスとして出入りしています。

《重賞深掘りPROJECT関連動画》
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