※2024年8月1日時点の見解であり、実際の結論（印・買い目）は週末の予想コラムにてご確認ください。

・ヴィクティファルス
太秦S、東海Sのパフォーマンスから一転、燃え尽きてしまったかのように精彩を欠く近走。ここも様子見が妥当か。

・サヴァ
前走大沼Sは斤量58キロを背負っての勝利。4角の手応えは怪しくも映ったが、直線を向いてからの伸び脚が他馬とは違っていた。過去10年のエルムSにおいて、同年の大沼SもしくはマリーンS2着内馬は9年連続で馬券内。全5勝中4勝が馬番4番以内の内枠巧者でもあり、枠順次第で印の場所を変えるイメージで臨みたい。

・シルトプレ
昨年の5着馬だが、中央馬を相手にしたダート戦では馬券内なし。厳しい戦いが予想される。

・タガノクリステル
テンにもいけず終いの伸びも欠く近走。変わり身は望み薄か。

・テーオードレフォン
北海道シリーズで4→3着とパフォーマンスを上げている近走。上昇気流にある点は評価すべきも、前走は58→57キロの斤量減の恩恵あり。引き続き同斤量の参戦とはいえ展開的に前に行く馬が多く、展開や馬場が向いても3着が精いっぱいか。

・ドゥラエレーデ
芝GI勝ち馬にして、ダートGIで2度の3着あり。現役屈指の二刀流ホースが夏の札幌に参戦をはたす。実績は言うまでもなく、2000m以下の右回り成績は【2-1-1-1】。そのなかには札幌1700mの勝利も該当しており、得意舞台での参戦で見直し可能の1頭だ。

・ナチュラルハイ
直線で前が塞がるシーンもあった前走マリーンS。それでも進路を確保してからはスッと反応しており、当距離への適性と馬群を苦にしない勝負根性を示した。札幌ダート1700ｍは【2-0-0-0】と負け知らず。終い確実に伸びてくるタイプであることからハイペース想定のメンバーも歓迎で、軽くは扱えない。

・フルム
全5勝中4勝を左回りで挙げるサウスポー。当距離の良績も乏しく、秋の東京開催に替わったタイミングで見直したい。

・プロミストウォリア
昨年6月の帝王賞以来となる実戦。重賞2勝の実績には目を見張るものがあるが、1勝クラスの馬券外は生涯唯一の道悪ダートにおける黒星でもあった。500キロを優に超える大型馬の休み明けでもあり、距離適性とローテーションから今回は静観が妥当か。

・ペイシャエス
昨年の本レースは8着。改めてレースを振り返ると【7-9-9-10】の道中通過順が示すようにスムーズさを欠いた場面があり、外に持ち出されてからの脚はそれなりのものがあった。ジャパンダートダービー2着、JBCクラシック3着の実績はメンバー中上位。ストレスなく運べる枠なら妙味は増す。

・ベルダーイメル
ガンガン数を使われることで状態が上がっていくタイプ。ここを使われたあとの秋開催で見直したい。

・ホウオウアマゾン
近走はテンにもいけなくなってしまっている。ダート替わりでも前進は難しそうだ。

・ミトノオー
過去10年のエルムSにおいて、前走逃げ脚質で勝利した馬は【0-1-0-7】。昨年はペプチドナイルとタイセイサムソンがこのデータに抵触して沈んでおり、マークを受ける立場の馬は厳しいとのデータだ。それに該当する本馬はダート1700m未経験。今回は同型馬も多く、思わぬ凡走の可能性も考えたい。

・ユティタム
前走アハルテケSは休み明け勝利→間隔の詰まったローテーション。その影響で馬に気合が乗りすぎたのか、道中は折り合いを欠きっぱなしだった。中2カ月以上の休み明け成績は【3-0-0-1】。前走からリフレッシュを経た臨戦過程には好感が持てるし、テンに速い馬が多く折り合いの不安も解消される可能性が高い点から、見限るには早計だ。

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