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競馬サロン

調教ライター 西村武輝

2024/07/11 14:31

函館記念2024 【調教】全16頭調教診断レポート【重賞深掘りPROJECT】

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【競馬サロン】読者の皆さん、こんにちは。

調教ライター・西村武輝です。

今週も「週末重賞全頭追い切りレポート」を公開いたします。

早いもので夏の函館開催は今週末で終了。土曜の函館2歳S、日曜の函館記念と土日連続重賞でフィナーレを飾ります。

函館記念は究極の小回りコースと開催終盤のタフな洋芝という条件が相まって、紛れが多く非常に難解。ゆえに馬券妙味的に言えば、非常にそそられる一戦ですね。

夏場に求められるコンディション維持のサジ加減はもちろんのこと、函館滞在ということそのものに順応しているかどうかを調教から見極めたいところです。

まずはシンプルに調整過程と動きの部分での気配評価、採点を行った以下のレポートをご確認ください。週末にはこの「調教診断」を軸として調教ライター・西村武輝の「印・見解・買い目」を公開する重賞の最終結論コラムもお届けいたします。こちらもどうぞご期待ください。

それでは以下「函館記念」全頭追い切り診断となります。

●7月14日 函館記念(GIII、函館、芝2000m)
 
■アウスヴァール 古川吉騎手騎乗 函館ウッド単走 序盤からまずまずの前進気勢を感じさせ進んでいく。4角では意識的にインへ切り込んでコーナリングを確認。直線ではやや一本調子となったが、素軽く脚を伸ばした。巴賞除外の影響は感じられず、ひとまず順調な仕上がり。【6】

■アケルナルスター 黛騎手騎乗 函館ウッド併せ馬 同じ函館記念に出走するマイネルクリソーラと最終スパーリング。外先導の形で進み、直線での併走ではややアオられ気味ではあったが、しっかり食い下がって併入としている。7カ月ぶりだった前走で好走した反動は感じられず、順当に気配上昇が見込める状況。【6】
  
■エミュー 助手騎乗 函館ウッド単走 華奢な馬の中1週とあって脚捌きを確認する程度の内容。一定の力強さはあったものの、終始おっつけ通しだったように反応面はいまひとつ。変わり身は強調しづらい。【5】
  
■エンパイアウエスト 横山武騎手騎乗 函館芝単走 重い芝にやや前進気勢を削がれた感があり、直線でも仕掛けにスッと反応できない。鞍上がステッキを一発入れると、ようやくジワッと加速し駆け抜けた。気持ちの面はどうかも体幹は安定しており、体調自体は悪くなさそう。【6】
  
■オニャンコポン 菱田騎手騎乗 函館ウッド単走 中1週を考慮し、終いの反応だけ見る内容。序盤は緩いペースのなかでも変に力まず、直線では素軽さを保ってスムーズに加速できていた。鞍上との意思疎通はピッタリといった印象。上々のデキだった前走時からさらに何段階か上の状態か。【7】
  
■グランディア 助手騎乗 函館芝併せ馬 古馬2勝クラスと併走し、終始手応えで圧倒。そのまま相手に合わせて併入としている。中間は楽に好時計を出せているし、休み明けの前走を使われ、グンと良化を果たした印象。【7】
  
■サヴォーナ 池添騎手騎乗 函館芝単走 1週前に栗東坂路でビシッと追われたのが実質の最終追い。今週は鞍上が本馬場で脚捌きを確認する程度となった。ラストで若干鞍上の手が動いたが、フォームにはブレはなくいかにも洋芝はフィットしていそう。中間は順調そのもので、大型馬の中10週でも能力はフルに出せる。【7】
  
■サンストックトン 藤岡佑騎手騎乗 函館ウッド併せ馬 3歳の有望株シュバルツクーゲルを外で先導する併せ馬。並び掛けられても集中を切らさず、むしろ気持ちをさらに高めてギアチェンジ。そのまま迎え入れた相手に合わせるように併入とした。あと少し鋭さは欲しかったところだが、高いレベルで安定と見ていい。【7】
  
■チャックネイト 佐々木騎手騎乗 函館ウッド単走 1週前に美浦ウッド3頭併せで速い時計を出しており、仕上げはほぼ完了。今週は鞍上が微調整を施す程度で14-14ペースの軽めの内容消化に留まっている。最後まで静に徹したため時計は平凡だが、力まず滑らかに走れており精神面でかなりいい状況のよう。立て直し成功で、能力全開に期待していい。【7】
  
■デビットバローズ 助手騎乗 函館ウッド併せ馬 函館2歳Sへ出走するヤンキーバローズと併せ馬。取り付いてからは先輩の貫禄を示すように手応えで上回り、気持ちをスッと上げまとまりのある走りで併走。そのまま相手に合わせて併入とした。間隔を詰めて使えること自体、充実の証と言えるし、文句なしの好気配。【8】
  
■トップナイフ 横山典騎手騎乗 札幌芝単走 1週前に本番で騎乗する横山和騎手が騎乗し、ダートコースで速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は横山典騎手が調整役を務め、反応や操縦性を確かめる内容だった。序盤からブレの少ないフォームで進んでいく。直線入り口で若干だけ左に張ったもののすぐに収まりがつき、ラストはスムーズに加速できていた。ここまでの乗り込み量は申し分なく、菊花賞以来でも持てる力はフルに出せそう。【7】
  
■ハヤヤッコ 浜中騎手騎乗 函館ウッド併せ馬 同じ函館記念に出走するプラチナトレジャーを追走。気迫十分に相手をロックオンすると仕掛けに力強く脚を伸ばし併入とした。稽古でまったく走らないタイプなのを考えると、珍しいほどの動き。美浦で出していた時計も速いし、万全の仕上がりと言える。【7】
  
■プラチナトレジャー 助手騎乗 函館ウッド併せ馬 同厩ハヤヤッコを外で先導。直線ではハヤヤッコの勢いに気圧され気味ではあったが、ジワッと脚を伸ばして反撃し併入に持ち込んでいる。函館入りして丹念に乗り込まれており、体調は上々だろう。持てる力は出せる状態。【6】
  
■ホウオウビスケッツ 岩田康騎手騎乗 函館ウッド併せ馬 2勝クラスを大きく先行させ、序盤はリズム重視で追走。巧みなコーナーワークで併走に持ち込み、直線半ばの仕掛けで一気に突き抜け2馬身の先着を果たした。抜け出してからもフワッとさせないよう鞍上が肩ムチを入れたあたり、体調面への信頼があってこそか。休み明けで快勝した反動は感じられず、高いレベルで安定。【7】
 
■マイネルクリソーラ 丹内騎手騎乗 函館ウッド併せ馬 同じ函館記念に出走するアケルナルスターを追走。取り付いてからはグンと体を沈め、手応え優勢で併走し、そのまま楽に併入としている。中間は良化に手間取っているような雰囲気もあったが、この動きなら大丈夫そう。自分の競馬はできるのでは。【6】
  
■リカンカブール 助手騎乗 函館ウッド単走 そこまで前向きなタイプではなく、函館が初めての環境ということもあってか、序盤から鞍上が気合いを入れ動かしていくような内容。さすがにラストはそこまで切れなかったが、一定の力強さはあった。これだけ負荷を掛けて問題なかったあたり、脚元や体調面での不安なし。順調と言える。【6】

<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。

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