競馬サロン

2024/04/20 19:50
フローラステークス2024 最終結論【DATA予想】クリスマスパレード“2戦2勝”に罠が潜む!?【重賞深掘りPROJECT】

その名も【重賞深掘りPROJECT】。
重賞のことなら「ここを見れば完璧!」と言っていただける『重賞コーナー』に育てていくことを目指します!
===新PROJECT発足のご挨拶===
このPROJECTのプロモーター「ブッシー」からのご挨拶です。
【重賞深掘りプロジェクト】始動のご挨拶
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17517/0/109
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こんばんは。そして、お初の方は、はじめまして。お宝DATAハンターのリーダー・ハットリです。
こちらは東京メインのフローラステークス(GII、東京芝2000m)がターゲット。さっそく予想に参りましょう。
■東京芝2000の定石通り、内枠有利!
今年のフローラSは例年にもまして、小粒なメンバー構成。こうなると馬の能力以上に、トラックバイアスに結果が大きく左右されそうです。
東京芝2000mで行なわれるフローラSは、そのコース特性通り、内枠有利で外枠不利。開幕週に開催される点も、その傾向に拍車をかけているのでしょう。
実際に、過去10年(文中データの集計期間は断りがない限り以下同)の枠番別および馬番別の成績は以下のようになっています。
■フローラS 過去10年
◎枠番別成績
・1-4枠/【8.7.4.59】
勝率10.3% 複勝率24.4%
単勝回収率132% 複勝回収率85%
・5-8枠/【2.3.6.80】
勝率2.2% 複勝率12.1%
単勝回収率19% 複勝回収率78%
◎馬番別成績
・1-7番/【8.7.4.51】
勝率11.4% 複勝率27.1%
単勝回収率147% 複勝回収率95%
・8-18番/【2.3.6.88】
勝率2.0% 複勝率11.1%
単勝回収率17% 複勝回収率72%
このように、枠番で見ても馬番で見ても、内枠のほうが外枠の倍以上、好走率が高く出ています。具体的には枠なら4枠以内、馬番なら7番以内です。
ここは変にひねらず、この枠傾向に素直に従い、4枠7番枠以内の馬を重視することを大前提にします。
続いてご覧いただきたいのは、「前走クラス別データ」です。
■フローラS 過去10年
前走クラス別成績
・新馬/【0.0.0.4】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・未勝利/【0.2.2.30】
勝率0.0% 複勝率11.8%
・1勝クラス/【6.3.3.59】
勝率8.5% 複勝率16.9%
・OP特別・リステッド/【1.0.0.8】
勝率11.1% 複勝率11.1%
・GIII/【3.4.5.31】
勝率7.0% 複勝率27.9%
・GII/【0.0.0.5】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・GI/【0.1.0.2】
勝率0.0% 複勝率33.3%
これを見ると、馬券の中心は勝率トップの前走・1勝クラス組と、複勝率が前走・GIに次いで高い前走・GIII組。今年は前走・GI組が不在なので、この両組から軸馬を探したい。
そこでまず、前走・1勝クラス組を精査すると、前走1着馬が好走馬の大半を占めており、その成績は【5.2.0.15】勝率22.7%、複勝率31.8%、単勝回収率290%という優秀なもの。
一方、前走2着以下は【1.1.3.44】複勝率10.2%。前走2着に限れば【0.1.2.10】複勝率23.1%と好走率は悪くないものの、勝ち馬を出せていないのはやはり減点せざるを得ない。上位評価されているアドマイヤベルは前走・1勝クラス2着なので、本命には推せません。
今年、前走・1勝クラスを勝ち上がっているのは、クリスマスパレード1頭だけ。同馬の前走・水仙賞は牡馬混合の特別戦であり、牝馬がそこを勝ち上がったという点も高く評価できます。
戦績を見れば2戦2勝と、ここまで無傷。半姉のミスヨコハマも2歳時に出世レースといわれる赤松賞に勝ち、京王杯2歳Sや函館2歳Sでは牡馬に交じって差のない走りをしていました。早い時期から力を発揮できる血筋で、血統的にも悪くありません。
これで本命は決まりか…と思いましたが、枠は大外枠に当たってしまいました。実はフローラSは8枠の成績は【2.1.4.20】複勝率25.9%と悪くはない。とはいえそれでも、先行馬にとってこの枠がいいとはとても思えません。
さらにもうひとつ、一見ピカピカに映る“2戦2勝馬”なのですが、ここに落とし穴がありました。というのも、過去10年で3頭いた2戦2勝馬は、すべて着外に敗退。しかも1番人気2頭(2016年5着ビッシュ、2021年8着オヌール)、3番人気1頭(2022年5着ルージュエヴァイユ)と、いずれも上位人気を裏切っていたのです。
■前走馬体減も不安材料
これはどういうことかというと、これらの3頭はいずれも「新馬→1勝クラス」を連勝した馬。この時期に新馬と1勝クラスを連勝するような馬は、素質はあるもののデビューが遅れた馬が多い。実際、この3頭はいずれもデビューが12月下旬以降と、ひじょうに遅かった。
デビューが遅れた理由は多くの場合、体質に問題があったと考えられます。実際、上記の3頭とも体が小さく、最大のルージュエヴァイユでも当日444キロ。オヌールとビッシュにいたっては当日400キロ台の小兵でした。
それに比べればクリスマスパレードは460キロ台でガサはあります。しかし先の3頭がそうであったように、クリスマスパレードは前走で体重を減らしていました。本来、この時期は成長期なので体重が増えるところですし、まして前走は2カ月の休み明けだったのに、です。私は体重をかなり重視するクチですので、この体重減は看過できません。
大外枠も踏まえて、クリスマスパレードには“危険な匂い”を嗅ぎ取りました。1勝クラス勝ちを評価して、ある程度上位のシルシはつけますが、◎を打つことはできません。
前走・1勝クラス勝ちはほかにいませんので、今度は前走・GIII組の精査に移ります。
前走GIII組で好走馬を出しているのは、フラワーC、クイーンC、フェアリーSの3レースなのですが、今年はフェアリーS組は不在。そしてフラワーC組の成績【2.2.4.14】複勝率36.4%に対して、クイーンC組【0.2.1.7】複勝率30.0%でありますから、勝ち馬を出していることと複勝率が上であることから、ここはフラワーC組の“圧勝”となります。
このフラワーC組の取捨は明快で、そこで好走しているほうが好走率が高くなります。フラワーCで6着以下から好走したのは3着1回だけだったのに対し、5着以内だった馬は【2.2.3.6】勝率15.4%、複勝率53.8%と、2頭に1頭以上馬券になる計算。回収率は単勝218%、複勝150%という驚異的な数字です。
念のため、前走着差を調べても、フラワーCで0秒5差以内なら【2.1.3.6】勝率16.7%、複勝率50.0%という好成績。前走着順・着差ともに、今走の成績に比例するというわけです。これはどちらも、“お宝データ”といえますね。
今年のフラワーC組は、内からエルフストラック、マルコタージュ、カニキュルの3頭。マルコタージュは前走0秒6差の8着で、着順・着差ともに条件クリアならず。カニキュルは着差0秒3だったものの、着順は6着。
一方、エルフストラックは0秒2差の5着。フローラSのお宝データに見事合致したエルフストラック(牝3、栗東・中村)を本命馬に指名します!
■フラワーCでは一番強い走りをした!
エルフストラックの前走・フラワーCは、ただ買いデータに該当しただけでなく、レース内容もひじょうに濃いものでした。
というのも、今年のフラワーCは上位を差し馬が独占した、差し追い込み決着。レース時は南東の強い風が吹いて、直線ではそれが追い風となり、差し馬が脚を伸ばしやすい状況だったのです。ラップを見ても最後の4ハロンはすべて12秒0のラップが続いており、追い風を受けていたことがよくわかります。
こんな差し有利・先行不利な状況にもかかわらず、逃げたエルフストラックは直線に入って残り1ハロンを過ぎても先頭を譲らず、0秒2差の5着に踏みとどまったのです。
レース全体を見ても、もっとも強い競馬をしたのはエルフストラックだったと思いますし、カニキュルとマルコタージュは有利な差しに回っても先着できなかったのですから、これは“完全敗北”といっていい。過去データ関係なく、フラワーC組ではエルフストラック一択なのです。
今回は先行策が活きそうな開幕週の馬場。しかも絶好の2枠4番を引き当てました。冒頭で宣言した“4枠7番枠以内”です。
何度検証しても、同馬以外を本命にはできません。ここはエルフストラックから勝負します。
〈2024年・フローラステークス予想〉
◎4 エルフストラック
○1 バロネッサ
▲14 クリスマスパレード
☆6 トロピカルティー
注8 アドマイヤベル
注10 マルコタージュ
△13 カニキュル
△3 ラヴァンダ
△9 サンセットビュー
△11 ユキワリザクラ
買い目
【単勝】4(1点)
【馬単/マルチ】4⇔1,14,6,8,10,13,3,9,11(18点)
【3連複/フォーメ】4=1,14,6,8,10=1,14,6,8,10,13,3,9,11(30点)
〇バロネッサは、まず1枠1番で“4枠7番枠以内”をクリア! それとサンプル数は少ないものの、フローラSは500-519キロの大型馬の成績が【1.1.0.1】複勝率66.7%とひじょうに高い。前走500キロ以上あったのは、カニキュルと、このバロネッサの2頭だけでした。
前走・未勝利勝ちはデータ的にあまり評価できないものの、今年はここまで説明したように、1勝クラス組やGIII組でデータ高評価馬がほとんどいません。であるのなら、有利な内枠に入ったことに加えて、前走0秒3差での快勝を素直に認めてもいい。ちなみに昨年2着のソーダズリングも、前走未勝利を0秒4差で完勝した馬でした。
▲クリスマスパレードは前述の通り、前走・1勝クラス勝ちを評価。ただし大外枠と“2戦2勝の不振”を考慮して、この位置となりました。
☆トロピカルティーは3枠6番の好枠を最大限に評価。また、前走・若竹賞の1、2着馬はスプリングSでも2、3着に入ったうえ、勝ち馬・ルカランフィーストは皐月賞でも8着に大健闘。若竹賞はハイレベルな一戦だったと見て、そこで3着に走った力を買ってみました。絶好調・戸崎騎手も頼もしい存在です。
クリスマスパレードとユキワリザクラがともに外枠に入り、楽にハナを奪えそうな枠順になったのも、エルフストラックの本命を後押ししてくれました。鞍上も先行馬を巧みに操れる横山和騎手。うまくマイペースに持ち込んで、先頭ゴールに粘り込んでくれないか…!
■プロフィール
かつて「重賞攻略データ」班のチームリーダーを担当していたことから“リーダー・ハットリ”と名乗る。数あるデータの中から馬券に有効なデータを看破し、期待値の高い馬をピックアップ。高配当GETに全精力を傾ける! 無類の穴馬券好きで、これまで数々の高配当をプライベートで獲得。100万馬券は3回的中経験アリ!
■最近のスマッシュヒット
【2024年皐月賞】
ジャスティンミラノ本命で馬単5570円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17571/0/113
【2024年スプリングS】
シックスペンス本命で3連単5万3380円&3連複9100円を的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17215/0/107
【2024年アンタレスS】
5人気ミッキーヌチバナ本命で馬単5530円&3連複2390円的中!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/17562/0/113
【2024年きさらぎ賞】
本命ウォーターリヒトが10番人気で2着に激走!
https://uma-jin.net/new/salon/salon_detail/16610/0/107
=重賞深掘りPROJECT関連動画=
【血統診断・マイラーズC】血統サイエンティスト・ドクトル井上
【馬体診断・マイラーズC】馬体アナリスト・伊藤
【調教診断・マイラーズC】調教ライター・西村武輝
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