競馬サロン

齋藤翔人
67
2024/04/20 19:00
【マイラーズC】長休明けで、いきなりの激走なるか!? 生まれ変わった7歳せん馬エアロロノア

▽無料公開中の予想コラムを今すぐチェック!
◆【今だけ限定無料公開|覆面馬主1号】フローラS「明らかに最初からオークスに照準」1勝馬から抜擢した妙味◎とは……?
1996年から99年まで、春、京都の開幕を告げる重賞といえばシルクロードSでした(96年のみ開催2週目)。そのシルクロードSが重賞に昇格した96年の覇者で、スプリントGIを2勝したフラワーパークが、4月6日、余生を過ごしていたスガタ牧場で亡くなりました。32歳でした。
「昭和の最強マイラー」ニホンピロウイナー産駒のフラワーパーク。非凡なスピードを武器に、先行押し切りという短距離馬の王道ともいえる戦法で春秋スプリントGIを統一した快速牝馬です。
そんなフラワーパークは、出世スピードもまた「快速」でした。
デビュー前に2度骨折するアクシデントに見舞われて初出走は3歳(当時の表記で4歳)10月までズレこみ、しかもその初戦は5番人気で10着。フラワーパークがGI馬になることを予想できたファンは、おそらくこの時点で皆無だったでしょう。
ところが、中1週で再び未勝利戦に出走すると、そこから一気の3連勝。準オープン(現3勝クラス)も僅か2戦で突破し、初勝利から半年後のシルクロードSで、前年のスプリンターズS覇者ヒシアケボノらを撃破してあっさりと重賞初制覇を成し遂げたのです。
さらに、中2週で迎えた高松宮杯(現・高松宮記念)はこの年からGIとなり、距離も1200mに短縮されて、春のスプリント王決定戦へと生まれ変わったレース。その舞台で、人気こそヒシアケボノや三冠馬ナリタブライアンに譲ったものの、スタート後すぐに2番手を確保したフラワーパークは4コーナーで早くも先頭。直線で一気に後続を突き放すという、挑戦者でありながら横綱相撲のような競馬を披露しました。
最終的に、2着ビコーペガサスには2馬身半差をつける完勝で、レコードのおまけつき。デビューから204日目での古馬GI制覇は、今なお史上最短の記録です。
その後、安田記念で9着に敗れたフラワーパークは、下半期の大目標をスプリンターズSに定め、当時11月におこなわれていたCBC賞を一叩き。エイシンワシントンの2着に敗れるも前哨戦としては上々の内容で、そこから馬体重を16kgも絞り込む究極の仕上げでスプリンターズSに臨みました。
このレースでフラワーパークの前に立ちはだかったのは、過去に2度敗戦を喫しているエイシンワシントン。道中、フラワーパークは逃げるエイシンワシントンをマークするような形で2番手につけ、直線入口からは2頭で他馬を大きく突き放して文字どおり一騎打ちの展開となりました。
懸命に逃げるエイシンワシントンvs追うフラワーパーク。この図式が延々と続き、最後の最後、2頭の馬体が完全に合わさったところがゴール。
10分を超える写真判定の結果、日本の競馬史に残る世紀のデッドヒートを制していたのはフラワーパークで、その差は究極ともいえる1センチ。同着を除けば史上最少の着差で、騎乗した田原成貴騎手の最後の「一押し」ならぬ「一引き」も話題になりました。
この勝利で、2つ目のビッグタイトルを獲得したフラワーパーク。ちなみに、この年GIを2勝したのは他にサクラローレルだけで、年度代表馬のタイトルこそ同馬に譲ったものの、フラワーパークもJRA賞の最優秀短距離馬と、最優秀父内国産馬のタイトルを獲得しました。
ところが、この死闘で力を使い果たしてしまったのか。フラワーパークは翌97年も現役を続行し6戦したものの、4度の4着が最高成績。スプリンターズSを最後に現役を退き、白老ファームで繁殖入りしましたが、残念ながら自身と同等以上の成績を残す産駒を送り出すことはできませんでした。
それでも、産駒唯一の重賞ウイナーとなったヴァンセンヌが、安田記念でモーリスと大接戦を演じ2着に好走。引退後、種牡馬入りを果たし、産駒のイロゴトシが中山グランドジャンプを制して九州産初のGI馬となりました。
また、2013年に繁殖を引退したフラワーパークは32歳での大往生だったわけですが、この時点で、存命中のGI馬およびJRAの重賞勝ち馬としては最年長。あと少しのところでイロゴトシのグランドジャンプ連覇を見届けることはかなわなかったものの、短距離馬ながら太く長い馬生を送ったフラワーパークが、天国から最後の一押しをしてくれたのかもしれません。
フラワーパーク号のご冥福を心からお祈りいたします。
▽齋藤翔人氏のその他予想コラムも無料公開中!
◆【無料|フローラステークス2024予想】牝馬クラシックの新星となるか、良血バロネッサ
それでは予想に。
今回は、春、京都の開幕を告げる重賞としてすっかり定着したマイラーズCの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。
(1)前走人気
(2)馬齢と前走クラス
(3)生月
(4)前走着差
(5)前走時の馬体重の増減
(6)前走3コーナーの位置取り
(7)キャリア
(8)前走場所
(9)前走距離
(10)市場取引馬
近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で、(1)は前走人気です。
前走6番人気以下の馬が[0-0-0-32/32]と、不振の当レース。一方、前走5番人気以内で今回1から8番を引いた馬は[3-5-4-7/19]。勝率15.8%、複勝率63.2%。単勝回収率42%、複勝回収率146%。これだけサンプル数がありながら、好走率は6割超え。かなり信頼できそうな指標です。
(2)は、馬齢と前走クラスについて。
若馬が強いマイラーズC。具体的には馬齢が5歳以下で、前走重賞(海外含む)か3勝クラスに出走。なおかつ、その前走から中3週以上の間隔を開けてきた馬は[5-2-4-8/19]。勝率26.3%、複勝率57.9%。単勝回収率96%、複勝回収率122%。好走率は6割に迫ります。
次は(3)。生月。
早生まれの好走率が高い当レース。1、2月生まれ、かつ前走490kg未満で出走した馬は[2-2-4-7/15]。勝率13.3%、複勝率53.3%。単勝回収率45%、複勝回収率126%。文句なしの好成績といえるでしょう。
(4)は、前走着差です。
近年のマイラーズCは、前走惜敗した馬が好走するレース。とりわけ、前走芝のレースで勝ち馬から0秒4差以内の負けを喫した馬は[3-1-4-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率66%、複勝回収率125%。こちらも好走率は6割に迫ります。
(5)は、前走時の馬体重の増減について。
前走時、馬体重が増えていた馬の好走率が高い当レース。中でも、前走上がりが6位以内。なおかつ、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと[3-3-2-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率82%、複勝回収率109%。(4)と同じ好走率でした。
(6)は、前走3コーナーの位置取り。
近年のマイラーズCは、前走3コーナーで2番手以内に位置していた馬が[0-0-0-8/8]と不振。一方、その後ろの3、4番手に位置していた馬は[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率110%、複勝回収率145%と素晴らしい成績でした。
続いては(7)。キャリアです。
(2)とやや重なりますが、さほど消耗していない馬が好走しているマイラーズC。具体的には、キャリア15戦以下で、前走東日本開催(福島、新潟、中山、東京)のレースに出走した馬が[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率91%、複勝回収率129%。これまた文句なしの好成績でした。
(8)は、前走場所について。
今度は(7)とやや重なりますが、マイラーズCは前走中山か京都のレースに出走した馬が強く、その中でも前走人気<前走着順(前走1番人気3着など)。もしくは、前走人気=前走着順だった馬が[3-3-2-3/11]。勝率27.3%、複勝率72.7%。単勝回収率108%、複勝回収率197%と、凄まじい成績を残していました。
(9)は前走距離。
距離短縮組が抜けて強い当レース。その中でも前走が芝。なおかつ、毛色が黒鹿毛以外であれば[4-2-0-4/10]。勝率40.0%、複勝率60.0%。単勝回収率106%、複勝回収率114%。該当馬の半数以上が好走していました。
そして最後は(10)。市場取引馬です。
近年のマイラーズCはセリで購買された馬が結果を残しており、その中でも関西馬は[0-4-1-4/9]。複勝率55.6%、複勝回収率164%。勝ち切れていないものの、好走率は50%を優に超えていました。
これら10個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。
◎5 エアロロノア
○1 トゥードジボン
▲4 リューベック
☆10 コレペティトール
△2 スパイダーゴールド
△15 フリームファクシ
△11 アリストテレス
△12 ソーヴァリアント
△9 ニホンピロキーフ
△8 トランキリテ
△13 セッション
△7 ノースザワールド
△17 エエヤン
【買い目】
・単勝 5
・馬単マルチ 5=1、2、4、7、8、9、10、11、12、13、15、17 計24点
・ワイド 5→1、2、4、7、8、9、10、11、12、13、15、17 計12点
▽齋藤翔人氏のその他予想コラムも無料公開中!
◆【無料|フローラステークス2024予想】牝馬クラシックの新星となるか、良血バロネッサ
本命は、唯一4項目に合致したエアロロノア。以下、3項目と2項目に合致した馬が6頭ずついた一方で、上位人気が予想されるセリフォスとソウルラッシュは1項目のみ。やむなく、ノーマークとなってしまいました。
4年連続マイラーズCに出走してきたエアロロノアは、昨年のエプソムC以来10ヶ月半ぶりの実戦。その間に年を一つ重ねて7歳となり、去勢されてせん馬となりました。
ただ、管理する笹田和秀調教師からは、去勢した効果で馬っ気が解消。集中して走れるようになり、久々でも態勢は整ったとコメントが出ています。正直なところ、去勢明け初戦は狙いにくいのですが、内枠を引くことができ、人気はなさそう。馬券的な妙味は、十分にあると判断しました。
馬券は、エアロロノアの単勝と同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。この中では、おそらくワイドが最も現実的な馬券でしょう。また、3連系に関しては相手がどこまでいっても抜けそうなので、今回は買わないことにします。
それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▽無料公開中の予想コラムを今すぐチェック!
◆【今だけ限定無料公開|覆面馬主1号】フローラS「明らかに最初からオークスに照準」1勝馬から抜擢した妙味◎とは……?
◆【無料|シャト美】【フローラステークス2024予想】3年前2着の鞍上に期待! 中山で走っていたのが不思議なくらい◎東京替わりでこそ&【朝活・東京2R予想】
◆【無料|WINDEX マイスター】【マイラーズカップ2024予想】セリフォスとソウルラッシュに“指数25pt”の大差 混戦ムードで大穴にも印
◆【今だけ限定無料公開|覆面馬主1号】フローラS「明らかに最初からオークスに照準」1勝馬から抜擢した妙味◎とは……?
1996年から99年まで、春、京都の開幕を告げる重賞といえばシルクロードSでした(96年のみ開催2週目)。そのシルクロードSが重賞に昇格した96年の覇者で、スプリントGIを2勝したフラワーパークが、4月6日、余生を過ごしていたスガタ牧場で亡くなりました。32歳でした。
「昭和の最強マイラー」ニホンピロウイナー産駒のフラワーパーク。非凡なスピードを武器に、先行押し切りという短距離馬の王道ともいえる戦法で春秋スプリントGIを統一した快速牝馬です。
そんなフラワーパークは、出世スピードもまた「快速」でした。
デビュー前に2度骨折するアクシデントに見舞われて初出走は3歳(当時の表記で4歳)10月までズレこみ、しかもその初戦は5番人気で10着。フラワーパークがGI馬になることを予想できたファンは、おそらくこの時点で皆無だったでしょう。
ところが、中1週で再び未勝利戦に出走すると、そこから一気の3連勝。準オープン(現3勝クラス)も僅か2戦で突破し、初勝利から半年後のシルクロードSで、前年のスプリンターズS覇者ヒシアケボノらを撃破してあっさりと重賞初制覇を成し遂げたのです。
さらに、中2週で迎えた高松宮杯(現・高松宮記念)はこの年からGIとなり、距離も1200mに短縮されて、春のスプリント王決定戦へと生まれ変わったレース。その舞台で、人気こそヒシアケボノや三冠馬ナリタブライアンに譲ったものの、スタート後すぐに2番手を確保したフラワーパークは4コーナーで早くも先頭。直線で一気に後続を突き放すという、挑戦者でありながら横綱相撲のような競馬を披露しました。
最終的に、2着ビコーペガサスには2馬身半差をつける完勝で、レコードのおまけつき。デビューから204日目での古馬GI制覇は、今なお史上最短の記録です。
その後、安田記念で9着に敗れたフラワーパークは、下半期の大目標をスプリンターズSに定め、当時11月におこなわれていたCBC賞を一叩き。エイシンワシントンの2着に敗れるも前哨戦としては上々の内容で、そこから馬体重を16kgも絞り込む究極の仕上げでスプリンターズSに臨みました。
このレースでフラワーパークの前に立ちはだかったのは、過去に2度敗戦を喫しているエイシンワシントン。道中、フラワーパークは逃げるエイシンワシントンをマークするような形で2番手につけ、直線入口からは2頭で他馬を大きく突き放して文字どおり一騎打ちの展開となりました。
懸命に逃げるエイシンワシントンvs追うフラワーパーク。この図式が延々と続き、最後の最後、2頭の馬体が完全に合わさったところがゴール。
10分を超える写真判定の結果、日本の競馬史に残る世紀のデッドヒートを制していたのはフラワーパークで、その差は究極ともいえる1センチ。同着を除けば史上最少の着差で、騎乗した田原成貴騎手の最後の「一押し」ならぬ「一引き」も話題になりました。
この勝利で、2つ目のビッグタイトルを獲得したフラワーパーク。ちなみに、この年GIを2勝したのは他にサクラローレルだけで、年度代表馬のタイトルこそ同馬に譲ったものの、フラワーパークもJRA賞の最優秀短距離馬と、最優秀父内国産馬のタイトルを獲得しました。
ところが、この死闘で力を使い果たしてしまったのか。フラワーパークは翌97年も現役を続行し6戦したものの、4度の4着が最高成績。スプリンターズSを最後に現役を退き、白老ファームで繁殖入りしましたが、残念ながら自身と同等以上の成績を残す産駒を送り出すことはできませんでした。
それでも、産駒唯一の重賞ウイナーとなったヴァンセンヌが、安田記念でモーリスと大接戦を演じ2着に好走。引退後、種牡馬入りを果たし、産駒のイロゴトシが中山グランドジャンプを制して九州産初のGI馬となりました。
また、2013年に繁殖を引退したフラワーパークは32歳での大往生だったわけですが、この時点で、存命中のGI馬およびJRAの重賞勝ち馬としては最年長。あと少しのところでイロゴトシのグランドジャンプ連覇を見届けることはかなわなかったものの、短距離馬ながら太く長い馬生を送ったフラワーパークが、天国から最後の一押しをしてくれたのかもしれません。
フラワーパーク号のご冥福を心からお祈りいたします。
▽齋藤翔人氏のその他予想コラムも無料公開中!
◆【無料|フローラステークス2024予想】牝馬クラシックの新星となるか、良血バロネッサ
それでは予想に。
今回は、春、京都の開幕を告げる重賞としてすっかり定着したマイラーズCの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。
(1)前走人気
(2)馬齢と前走クラス
(3)生月
(4)前走着差
(5)前走時の馬体重の増減
(6)前走3コーナーの位置取り
(7)キャリア
(8)前走場所
(9)前走距離
(10)市場取引馬
近年の好走傾向から買い条件となったのは、上記10項目。その中で、(1)は前走人気です。
前走6番人気以下の馬が[0-0-0-32/32]と、不振の当レース。一方、前走5番人気以内で今回1から8番を引いた馬は[3-5-4-7/19]。勝率15.8%、複勝率63.2%。単勝回収率42%、複勝回収率146%。これだけサンプル数がありながら、好走率は6割超え。かなり信頼できそうな指標です。
(2)は、馬齢と前走クラスについて。
若馬が強いマイラーズC。具体的には馬齢が5歳以下で、前走重賞(海外含む)か3勝クラスに出走。なおかつ、その前走から中3週以上の間隔を開けてきた馬は[5-2-4-8/19]。勝率26.3%、複勝率57.9%。単勝回収率96%、複勝回収率122%。好走率は6割に迫ります。
次は(3)。生月。
早生まれの好走率が高い当レース。1、2月生まれ、かつ前走490kg未満で出走した馬は[2-2-4-7/15]。勝率13.3%、複勝率53.3%。単勝回収率45%、複勝回収率126%。文句なしの好成績といえるでしょう。
(4)は、前走着差です。
近年のマイラーズCは、前走惜敗した馬が好走するレース。とりわけ、前走芝のレースで勝ち馬から0秒4差以内の負けを喫した馬は[3-1-4-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率66%、複勝回収率125%。こちらも好走率は6割に迫ります。
(5)は、前走時の馬体重の増減について。
前走時、馬体重が増えていた馬の好走率が高い当レース。中でも、前走上がりが6位以内。なおかつ、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと[3-3-2-6/14]。勝率21.4%、複勝率57.1%。単勝回収率82%、複勝回収率109%。(4)と同じ好走率でした。
(6)は、前走3コーナーの位置取り。
近年のマイラーズCは、前走3コーナーで2番手以内に位置していた馬が[0-0-0-8/8]と不振。一方、その後ろの3、4番手に位置していた馬は[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率110%、複勝回収率145%と素晴らしい成績でした。
続いては(7)。キャリアです。
(2)とやや重なりますが、さほど消耗していない馬が好走しているマイラーズC。具体的には、キャリア15戦以下で、前走東日本開催(福島、新潟、中山、東京)のレースに出走した馬が[3-2-2-6/13]。勝率23.1%、複勝率53.8%。単勝回収率91%、複勝回収率129%。これまた文句なしの好成績でした。
(8)は、前走場所について。
今度は(7)とやや重なりますが、マイラーズCは前走中山か京都のレースに出走した馬が強く、その中でも前走人気<前走着順(前走1番人気3着など)。もしくは、前走人気=前走着順だった馬が[3-3-2-3/11]。勝率27.3%、複勝率72.7%。単勝回収率108%、複勝回収率197%と、凄まじい成績を残していました。
(9)は前走距離。
距離短縮組が抜けて強い当レース。その中でも前走が芝。なおかつ、毛色が黒鹿毛以外であれば[4-2-0-4/10]。勝率40.0%、複勝率60.0%。単勝回収率106%、複勝回収率114%。該当馬の半数以上が好走していました。
そして最後は(10)。市場取引馬です。
近年のマイラーズCはセリで購買された馬が結果を残しており、その中でも関西馬は[0-4-1-4/9]。複勝率55.6%、複勝回収率164%。勝ち切れていないものの、好走率は50%を優に超えていました。
これら10個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。
◎5 エアロロノア
○1 トゥードジボン
▲4 リューベック
☆10 コレペティトール
△2 スパイダーゴールド
△15 フリームファクシ
△11 アリストテレス
△12 ソーヴァリアント
△9 ニホンピロキーフ
△8 トランキリテ
△13 セッション
△7 ノースザワールド
△17 エエヤン
【買い目】
・単勝 5
・馬単マルチ 5=1、2、4、7、8、9、10、11、12、13、15、17 計24点
・ワイド 5→1、2、4、7、8、9、10、11、12、13、15、17 計12点
▽齋藤翔人氏のその他予想コラムも無料公開中!
◆【無料|フローラステークス2024予想】牝馬クラシックの新星となるか、良血バロネッサ
本命は、唯一4項目に合致したエアロロノア。以下、3項目と2項目に合致した馬が6頭ずついた一方で、上位人気が予想されるセリフォスとソウルラッシュは1項目のみ。やむなく、ノーマークとなってしまいました。
4年連続マイラーズCに出走してきたエアロロノアは、昨年のエプソムC以来10ヶ月半ぶりの実戦。その間に年を一つ重ねて7歳となり、去勢されてせん馬となりました。
ただ、管理する笹田和秀調教師からは、去勢した効果で馬っ気が解消。集中して走れるようになり、久々でも態勢は整ったとコメントが出ています。正直なところ、去勢明け初戦は狙いにくいのですが、内枠を引くことができ、人気はなさそう。馬券的な妙味は、十分にあると判断しました。
馬券は、エアロロノアの単勝と同馬からの馬単マルチ、ワイドを購入。この中では、おそらくワイドが最も現実的な馬券でしょう。また、3連系に関しては相手がどこまでいっても抜けそうなので、今回は買わないことにします。
それでは日曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▽無料公開中の予想コラムを今すぐチェック!
◆【今だけ限定無料公開|覆面馬主1号】フローラS「明らかに最初からオークスに照準」1勝馬から抜擢した妙味◎とは……?
◆【無料|シャト美】【フローラステークス2024予想】3年前2着の鞍上に期待! 中山で走っていたのが不思議なくらい◎東京替わりでこそ&【朝活・東京2R予想】
◆【無料|WINDEX マイスター】【マイラーズカップ2024予想】セリフォスとソウルラッシュに“指数25pt”の大差 混戦ムードで大穴にも印
この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)
エール0
この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます
お気に入り登録
新着記事
-
馬券バトルロワイアル2025/02/13 17:06
『新主宰者決定戦・馬券バトルロワイアル』競馬サロン新主宰者候補5名がついに決定!
「競馬予想家界隈に新たな風穴をあけろ!」 『新主宰者決定戦・馬券バトルロワイアル』始動にあたり、このキャッチフレーズとともにUMAJIN編集部が新たな予想家候補にオファー。さ...
その他 -
407
- 固定記事
-
【重賞深掘りプロジェクト】プロモーター・ブッシー2025/01/11 20:10
深掘り隊重賞予想一時お引っ越しのお知らせ
皆様、平素は重賞深掘りプロジェクト、深掘り隊員コラムをご愛顧いただきありがとうございます! プロモーターのブッシーでございます! 改めまして、深掘り隊員の重賞予想コラムを毎...
-
384
- 固定記事

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!
先着1,000名様限定!
30日間無料キャンペーン実施中
月額コースはコチラ
ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!
全コラムが見放題
月額コースはコチラ
この記事のみをご覧になりたい方はコチラ
単品購入(500pt)に進む本記事は単品購入限定となります