競馬サロン
齋藤翔人
2024/04/05 18:30
【阪神牝馬S】 初のマイル戦で新境地を開拓!? 大敗からの巻き返しを期すゴールドエクリプス
116
福島開催がスタートする今週末。日曜日には、クラシックの開幕を告げる桜花賞がおこなわれます。
レース当日に桜が散りはじめていることも少なくない近年ですが、今年は雨の日が多く、それでいて気温も上がらず。さらにレーシングカレンダーが実際の暦より1週早いため、間に合うかどうか心配ですが、日曜日の天気は問題なさそうで気温も20度を上回るとのこと。一気に満開までいってくれないでしょうか。
さて、土曜日に同じ舞台でおこなわれるのが阪神牝馬S。別定のGII戦ながら、近年は大きな配当が度々飛び出しています。
過去5年、出走全馬の複勝を均等買いした際の回収率は164%。年間129レースおこなわれる平地重賞の中で、2番目に高い回収率です(1位は高松宮記念)。
早速、その予想へ移りたいところですが、まずは先週の振り返りを。ダービー卿チャレンジTを取り上げます。
勝ったのは2番人気パラレルヴィジョン。ニューイヤーSからの連勝で、重賞初制覇を成し遂げました。
レースは、内枠3頭と中枠のエエヤンが好スタート。とりわけパラレルヴィジョンのダッシュが良く、逃げの手に出るかと思われましたが、4番人気のセッションがこれを制して先頭。しかし、すぐさまエエヤンが掛かり気味にこれら2頭を交わし、4番手ラインベックの直後に1番人気のディオがつけました。
グランデマーレを挟んだ中団には、前年の覇者インダストリアや3番人気ニシノスーベニアらが固まり、上位人気馬は軒並み中団よりも前に位置。600m通過は35秒5、800mも46秒8とまずまずの流れでしたが、馬の行く気に任せたエエヤンが途中から大逃げの形に持ち込み、5ハロン目でさらにペースアップ。最後方アルナシームまでの差は、およそ20馬身に広がりました。
その後もエエヤンは2番手との差を大きく広げ、4コーナーでも6馬身ほどのリードをキープ。そのままレースは直線勝負を迎えました。
直線に入ってもエエヤンの逃げ脚はなかなか衰えず、坂下でリードは4馬身。後続各馬が今ひとつ伸びあぐねる中、ただ一頭、末脚を伸ばしてきたのがパラレルヴィジョンで、坂を上りきってから一気に差を詰めると、ゴール寸前でついにエエヤンを捕らえ1着ゴールイン。3/4馬身差2着にエエヤンが入り、さらに1馬身1/2差3着にアスクコンナモンダが続きました。
稍重馬場の勝ちタイムは1分32秒9。ニューイヤーSからの連勝となったパラレルヴィジョンが重賞初制覇を成し遂げ、騎乗した戸崎圭太騎手は当レース連覇となりました。
パラレルヴィジョンはキズナの産駒。今からちょうど2年前、デビュー戦(未勝利戦)のパドックで「かなり太いよなあ。1番人気で大丈夫かな……」と思いながら見ていたのを覚えていますが、そんな杞憂を吹き飛ばすように、既走馬相手に楽々と勝利。さらに2戦目も好タイムで勝利し、神戸新聞杯では1番人気に推されるも、ジャスティンパレスから1秒1差の7着と敗れました。
その後、2勝クラスを突破してからは足踏みし、ダート戦で4勝目をあげるも、前走のニューイヤーSから再び芝へ路線変更。今回の486kgは前走比16kg減で、デビュー以来最低の馬体重でしたが、細くもなく、もちろん太くもない見た目で、本格化を迎えたといっていいと思います。
ただ、東京で勝ち星を挙げているものの、瞬発力で勝負するタイプではありません。次の狙い目としては、同じコースでおこなわれる京成杯オータムハンデでしょうか。
一方、2着エエヤンはニュージーランドトロフィーを制して以来1年ぶりの好走。過去3戦3勝と得意の中山マイルで、またしても連対しました。
同馬の父はシルバーステートで、産駒は中山のマイル戦にめっぽう強く、ミルコ・デムーロ騎手もまた、中山のマイル重賞では驚異的な成績。エエヤン自身は、この1年で5戦して最高でも8着と力を発揮できていませんでしたが、「ホーム」で能力をいかんなく発揮しました。こちらも、京成杯オータムハンデに出走してきた際は狙い目です。
対して、1番人気ディオは11着に敗戦。半兄ソウルラッシュに次ぐ重賞制覇はお預けとなってしまいました。
序盤は好位を追走していながらの大敗。4コーナーで外を回らされたにしても、やや不可解な敗戦でしたが、レース後「タイトなローテが影響したのかもしれない」と騎乗した北村宏司騎手はコメントしていました。前走から中2週で年明けから3戦目。昨秋から数えると7戦目のローテーションが影響したのかもしれません。
また、古馬混合重賞は初出走ながらハンデは2位タイの57.5kgで、これも微妙に影響したのでしょうか。いずれにせよ、もう少しやれていい馬。次走、休み明けで使われてきた際は見直しが必要となります。
それでは予想に。
今回は、阪神牝馬Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。
(1)前走場所
(2)馬齢
(3)前走上がり
(4)前走距離
(5)今回の馬番
(6)前走人気
(7)前走着順
(8)キャリア
(9)前走枠順
(10)前走馬番
(11)乗り替わりの有無
近年の好走傾向から、買い条件となったのは上記11項目。その中でまずは(1)。前走場所です。
阪神牝馬Sは、前走阪神と中山のレースに出走した馬の好走率が低く、前走が阪神と中山以外で、出走頭数が16頭以上、かつJRAのレースに出走。さらに、そのレースの3コーナーで12番手以内に位置していると[3-3-5-12/23]。勝率13.0%、複勝率47.8%。単勝回収率326%、複勝回収率356%。好走率は5割を切っているものの、サンプル数が多くてこの数値。十分、信頼できる買い条件といえます。
(2)は、馬齢について。
4歳馬が強い当レース。その中でも、前走芝良馬場のレースに出走。なおかつ、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと[3-4-1-8/16]。勝率18.8%、複勝率50.0%。単勝回収率178%、複勝回収率343%。該当馬の半数が好走していました。
次は(3)。前走上がり。
過去5年の阪神牝馬Sは、前走上がり最速をマークした馬が[1-0-0-10/11]と不振。
一方、前走ハンデ戦で上がりが2位から15位だった馬は[2-2-3-8/15]。勝率13.3%、複勝率46.7%。単勝回収率170%、複勝回収率220%。まずまずの成績を残していました。
(4)は、前走距離です。
距離短縮組が優勢の阪神牝馬S。前走、芝良馬場の1800mか2000mか2500mに出走した馬は[2-3-3-5/13]。勝率15.4%、複勝率61.5%。単勝回収率113%、複勝回収率244%。好走率は6割を超えています。
(5)は、今回の馬番について。
やや内枠有利の当レース。前走牝馬限定戦に出走した馬が、今回1から4番を引くと[1-3-3-5/12]。勝率8.3%、複勝率58.3%。単勝回収率26%、複勝回収率246%。勝ち切れていないものの、複穴を度々だしています。
折り返しの(6)は前走人気。ここは2パターンご紹介します。
まずは、前走重賞で10番人気以下だった馬。過去5年の成績は[0-2-3-7/12]で、複勝率41.7%、複勝回収率469%。
一方、前走2番人気以内、かつ前走からの間隔が中11週以内だと[4-2-0-3/9]。勝率44.4%、複勝率66.7%。単勝回収率353%、複勝回収率201%。勝率、好走率ともに凄まじい成績を残していました。
(7)は前走着順です。
前走、大敗した馬が巻き返す当レース。具体的には、前走芝の良馬場で10着以下だった馬が[2-3-1-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率231%、複勝回収率278%。文句なしの成績です。
続いては(8)。キャリアについて。
(2)とやや重なりますが、阪神牝馬Sは消耗の少ない馬が優勢。とりわけ、キャリア6から10戦の馬が、今回偶数番を引くと[2-2-1-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率148%、複勝回収率221%。該当馬の半数が好走していました。
(9)は前走の枠順。
阪神牝馬Sは、前走8枠に入った馬の勝率が高く[3-1-0-5/9]。勝率33.3%、複勝率44.4%。単勝回収率318%、複勝回収率170%。3着内率は5割を切っているものの、勝率の高さは魅力です。
(10)は、前走の馬番について。
前走奇数番を引いた馬の好走率が高い当レース。その中でも前走時、馬体重が減っていた馬は[2-2-1-4/9]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率164%、複勝回収率402%。こちらも文句なしの好成績です。
そして最後は(11)。乗り替わりの有無。
過去5年の乗り替わり組と継続騎乗組の成績を見たとき、好走数はほぼ変わらないものの、好走率と複勝回収率が高いのは継続騎乗組。その中でも、前走から斤量が減る馬は[2-1-2-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率186%、複勝回収率446%と、凄まじい成績でした。
これら11個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。
◎2 ゴールドエクリプス
○7 ドゥアイズ
▲11 ライラック
☆1 マスクトディーヴァ
△5 シングザットソング
△8 スピーディキック
△9 ウンブライル
△10 モズゴールドバレル
△6 モリアーナ
△3 テンハッピーローズ
【買い目】
・単勝 2
・馬単マルチ 2=1、3、5、6、7、8、9、10、11 計18点
・ワイド 2=1、3、5、6、7、8、9、10、11 計9点
・3連複軸1頭ながし 2→1、5、7、8、11 計10点
本命は、単独5項目に合致したゴールドエクリプス。以下、4項目に合致した馬が2頭、3項目合致が3頭いました。
前走の小倉大賞典で12着と大敗したゴールドエクリプス。ただ、隣の枠にいたホウオウアマゾンがスタート直後に落馬し、この馬とも接触しており、それでエキサイトしたのか。序盤から頭を上げ、折り合いを欠くような場面も見られました。
直線に坂のあるコースで実績がないのは心配ですが、初のマイル戦に関しては、管理する大久保龍志調教師も「無理に我慢せず、運べると思う」とコメントしており、むしろ当日のテンションがカギとのことです。
また、これは偶然かもしれませんが、戦績の特徴として、デビュー当初から勝った後に2度負けるということを繰り返しており、そのとおりにいけば今回は勝つ番。大敗からの巻き返しと、新境地での一発を狙います。
馬券は、ゴールドエクリプスの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイド。さらに、3項目以上に合致した5頭への3連複軸1頭ながしを買います。
それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
▽その他主宰者の予想コラム
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レース当日に桜が散りはじめていることも少なくない近年ですが、今年は雨の日が多く、それでいて気温も上がらず。さらにレーシングカレンダーが実際の暦より1週早いため、間に合うかどうか心配ですが、日曜日の天気は問題なさそうで気温も20度を上回るとのこと。一気に満開までいってくれないでしょうか。
さて、土曜日に同じ舞台でおこなわれるのが阪神牝馬S。別定のGII戦ながら、近年は大きな配当が度々飛び出しています。
過去5年、出走全馬の複勝を均等買いした際の回収率は164%。年間129レースおこなわれる平地重賞の中で、2番目に高い回収率です(1位は高松宮記念)。
早速、その予想へ移りたいところですが、まずは先週の振り返りを。ダービー卿チャレンジTを取り上げます。
勝ったのは2番人気パラレルヴィジョン。ニューイヤーSからの連勝で、重賞初制覇を成し遂げました。
レースは、内枠3頭と中枠のエエヤンが好スタート。とりわけパラレルヴィジョンのダッシュが良く、逃げの手に出るかと思われましたが、4番人気のセッションがこれを制して先頭。しかし、すぐさまエエヤンが掛かり気味にこれら2頭を交わし、4番手ラインベックの直後に1番人気のディオがつけました。
グランデマーレを挟んだ中団には、前年の覇者インダストリアや3番人気ニシノスーベニアらが固まり、上位人気馬は軒並み中団よりも前に位置。600m通過は35秒5、800mも46秒8とまずまずの流れでしたが、馬の行く気に任せたエエヤンが途中から大逃げの形に持ち込み、5ハロン目でさらにペースアップ。最後方アルナシームまでの差は、およそ20馬身に広がりました。
その後もエエヤンは2番手との差を大きく広げ、4コーナーでも6馬身ほどのリードをキープ。そのままレースは直線勝負を迎えました。
直線に入ってもエエヤンの逃げ脚はなかなか衰えず、坂下でリードは4馬身。後続各馬が今ひとつ伸びあぐねる中、ただ一頭、末脚を伸ばしてきたのがパラレルヴィジョンで、坂を上りきってから一気に差を詰めると、ゴール寸前でついにエエヤンを捕らえ1着ゴールイン。3/4馬身差2着にエエヤンが入り、さらに1馬身1/2差3着にアスクコンナモンダが続きました。
稍重馬場の勝ちタイムは1分32秒9。ニューイヤーSからの連勝となったパラレルヴィジョンが重賞初制覇を成し遂げ、騎乗した戸崎圭太騎手は当レース連覇となりました。
パラレルヴィジョンはキズナの産駒。今からちょうど2年前、デビュー戦(未勝利戦)のパドックで「かなり太いよなあ。1番人気で大丈夫かな……」と思いながら見ていたのを覚えていますが、そんな杞憂を吹き飛ばすように、既走馬相手に楽々と勝利。さらに2戦目も好タイムで勝利し、神戸新聞杯では1番人気に推されるも、ジャスティンパレスから1秒1差の7着と敗れました。
その後、2勝クラスを突破してからは足踏みし、ダート戦で4勝目をあげるも、前走のニューイヤーSから再び芝へ路線変更。今回の486kgは前走比16kg減で、デビュー以来最低の馬体重でしたが、細くもなく、もちろん太くもない見た目で、本格化を迎えたといっていいと思います。
ただ、東京で勝ち星を挙げているものの、瞬発力で勝負するタイプではありません。次の狙い目としては、同じコースでおこなわれる京成杯オータムハンデでしょうか。
一方、2着エエヤンはニュージーランドトロフィーを制して以来1年ぶりの好走。過去3戦3勝と得意の中山マイルで、またしても連対しました。
同馬の父はシルバーステートで、産駒は中山のマイル戦にめっぽう強く、ミルコ・デムーロ騎手もまた、中山のマイル重賞では驚異的な成績。エエヤン自身は、この1年で5戦して最高でも8着と力を発揮できていませんでしたが、「ホーム」で能力をいかんなく発揮しました。こちらも、京成杯オータムハンデに出走してきた際は狙い目です。
対して、1番人気ディオは11着に敗戦。半兄ソウルラッシュに次ぐ重賞制覇はお預けとなってしまいました。
序盤は好位を追走していながらの大敗。4コーナーで外を回らされたにしても、やや不可解な敗戦でしたが、レース後「タイトなローテが影響したのかもしれない」と騎乗した北村宏司騎手はコメントしていました。前走から中2週で年明けから3戦目。昨秋から数えると7戦目のローテーションが影響したのかもしれません。
また、古馬混合重賞は初出走ながらハンデは2位タイの57.5kgで、これも微妙に影響したのでしょうか。いずれにせよ、もう少しやれていい馬。次走、休み明けで使われてきた際は見直しが必要となります。
それでは予想に。
今回は、阪神牝馬Sの過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。
(1)前走場所
(2)馬齢
(3)前走上がり
(4)前走距離
(5)今回の馬番
(6)前走人気
(7)前走着順
(8)キャリア
(9)前走枠順
(10)前走馬番
(11)乗り替わりの有無
近年の好走傾向から、買い条件となったのは上記11項目。その中でまずは(1)。前走場所です。
阪神牝馬Sは、前走阪神と中山のレースに出走した馬の好走率が低く、前走が阪神と中山以外で、出走頭数が16頭以上、かつJRAのレースに出走。さらに、そのレースの3コーナーで12番手以内に位置していると[3-3-5-12/23]。勝率13.0%、複勝率47.8%。単勝回収率326%、複勝回収率356%。好走率は5割を切っているものの、サンプル数が多くてこの数値。十分、信頼できる買い条件といえます。
(2)は、馬齢について。
4歳馬が強い当レース。その中でも、前走芝良馬場のレースに出走。なおかつ、母父がネイティヴダンサー系以外の種牡馬だと[3-4-1-8/16]。勝率18.8%、複勝率50.0%。単勝回収率178%、複勝回収率343%。該当馬の半数が好走していました。
次は(3)。前走上がり。
過去5年の阪神牝馬Sは、前走上がり最速をマークした馬が[1-0-0-10/11]と不振。
一方、前走ハンデ戦で上がりが2位から15位だった馬は[2-2-3-8/15]。勝率13.3%、複勝率46.7%。単勝回収率170%、複勝回収率220%。まずまずの成績を残していました。
(4)は、前走距離です。
距離短縮組が優勢の阪神牝馬S。前走、芝良馬場の1800mか2000mか2500mに出走した馬は[2-3-3-5/13]。勝率15.4%、複勝率61.5%。単勝回収率113%、複勝回収率244%。好走率は6割を超えています。
(5)は、今回の馬番について。
やや内枠有利の当レース。前走牝馬限定戦に出走した馬が、今回1から4番を引くと[1-3-3-5/12]。勝率8.3%、複勝率58.3%。単勝回収率26%、複勝回収率246%。勝ち切れていないものの、複穴を度々だしています。
折り返しの(6)は前走人気。ここは2パターンご紹介します。
まずは、前走重賞で10番人気以下だった馬。過去5年の成績は[0-2-3-7/12]で、複勝率41.7%、複勝回収率469%。
一方、前走2番人気以内、かつ前走からの間隔が中11週以内だと[4-2-0-3/9]。勝率44.4%、複勝率66.7%。単勝回収率353%、複勝回収率201%。勝率、好走率ともに凄まじい成績を残していました。
(7)は前走着順です。
前走、大敗した馬が巻き返す当レース。具体的には、前走芝の良馬場で10着以下だった馬が[2-3-1-5/11]。勝率18.2%、複勝率54.5%。単勝回収率231%、複勝回収率278%。文句なしの成績です。
続いては(8)。キャリアについて。
(2)とやや重なりますが、阪神牝馬Sは消耗の少ない馬が優勢。とりわけ、キャリア6から10戦の馬が、今回偶数番を引くと[2-2-1-5/10]。勝率20.0%、複勝率50.0%。単勝回収率148%、複勝回収率221%。該当馬の半数が好走していました。
(9)は前走の枠順。
阪神牝馬Sは、前走8枠に入った馬の勝率が高く[3-1-0-5/9]。勝率33.3%、複勝率44.4%。単勝回収率318%、複勝回収率170%。3着内率は5割を切っているものの、勝率の高さは魅力です。
(10)は、前走の馬番について。
前走奇数番を引いた馬の好走率が高い当レース。その中でも前走時、馬体重が減っていた馬は[2-2-1-4/9]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率164%、複勝回収率402%。こちらも文句なしの好成績です。
そして最後は(11)。乗り替わりの有無。
過去5年の乗り替わり組と継続騎乗組の成績を見たとき、好走数はほぼ変わらないものの、好走率と複勝回収率が高いのは継続騎乗組。その中でも、前走から斤量が減る馬は[2-1-2-3/8]。勝率25.0%、複勝率62.5%。単勝回収率186%、複勝回収率446%と、凄まじい成績でした。
これら11個の買い条件を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。
◎2 ゴールドエクリプス
○7 ドゥアイズ
▲11 ライラック
☆1 マスクトディーヴァ
△5 シングザットソング
△8 スピーディキック
△9 ウンブライル
△10 モズゴールドバレル
△6 モリアーナ
△3 テンハッピーローズ
【買い目】
・単勝 2
・馬単マルチ 2=1、3、5、6、7、8、9、10、11 計18点
・ワイド 2=1、3、5、6、7、8、9、10、11 計9点
・3連複軸1頭ながし 2→1、5、7、8、11 計10点
本命は、単独5項目に合致したゴールドエクリプス。以下、4項目に合致した馬が2頭、3項目合致が3頭いました。
前走の小倉大賞典で12着と大敗したゴールドエクリプス。ただ、隣の枠にいたホウオウアマゾンがスタート直後に落馬し、この馬とも接触しており、それでエキサイトしたのか。序盤から頭を上げ、折り合いを欠くような場面も見られました。
直線に坂のあるコースで実績がないのは心配ですが、初のマイル戦に関しては、管理する大久保龍志調教師も「無理に我慢せず、運べると思う」とコメントしており、むしろ当日のテンションがカギとのことです。
また、これは偶然かもしれませんが、戦績の特徴として、デビュー当初から勝った後に2度負けるということを繰り返しており、そのとおりにいけば今回は勝つ番。大敗からの巻き返しと、新境地での一発を狙います。
馬券は、ゴールドエクリプスの単勝と、同馬からの馬単マルチ、ワイド。さらに、3項目以上に合致した5頭への3連複軸1頭ながしを買います。
それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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