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競馬サロン

齋藤翔人

2024/03/01 18:35

【チューリップ賞】相手なりに走るセキトバイースト 勢いに乗る鞍上と本番への切符を掴み取れ!

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いよいよ、今週からクラシックのトライアルレースがスタート。土曜阪神のメインには、桜花賞トライアルのチューリップ賞が組まれています。

早速、その予想へと移りたいところですが、いつもどおり、まずは先週の振り返りから。阪急杯を取り上げます。

勝ったのは、1番人気の5歳馬ウインマーベル。同じコースでおこなわれる阪神Cと阪急杯を連勝したのは、史上初です。

レースは、スタートでデュガが2馬身ほど出遅れ。ルプリュフォールも、いつもどおりダッシュがつかず後方からの競馬となりました。

一方、前はサトノレーヴが先手を取ろうとするところ、押して押してアサカラキングが先頭に立ち、内からメイショウチタンが2番手を確保。サトノレーヴをはさんだ4番手は、ウインマーベル、スマートクラージュ、エンペザーの3頭が横一線となり、外からメイショウホシアイもこの争いに加わりました。
そして、さらにその後ろも4頭が固まって中団はごった返し、2番人気のダノンティンパニーは13番手。後ろから数えて6番手につけていました。

600m通過33秒9は、重馬場を考慮すればやや速めのペース。デュガとルプリュフォールがやや馬群から離れた後方を追走していたため、全体は15馬身ほどの隊列となったものの、他の16頭は10馬身ほどの圏内に固まっていました。

その後も隊列に大きな変化はなく、コーナリングでウインマーベルが1つポジションを上げて迎えた直線。後続との差を1馬身半に広げたアサカラキングが逃げ込みを図ろうとするところ、メイショウチタンとの間を割ったウインマーベルが末脚を伸ばすも、前との差が詰まりそうで詰まらないという展開が続きます。

さらにそこへ、ウインマーベルが通った進路をなぞるように伸びてきたサンライズロナウドも加わり、粘るアサカラキングを1枠2頭が追い詰めるという図式になりますが、最後はウインマーベルとアサカラキングの馬体が合わさったところがゴールイン。
スローでも判別が難しい大接戦を制していたのはウインマーベルで、ハナ差2着にアサカラキング。クビ差3着にサンライズロナウドが続きました。

重馬場の勝ちタイムは1分21秒2。史上初めて阪神Cと阪急杯を連勝したウインマーベルが3つ目の重賞タイトルを獲得し、高松宮記念で悲願のGI制覇を目指すことになります。

ウインマーベルはアイルハヴアナザーの産駒。一方、母コスモマーベラスは秋華賞トライアルの紫苑Sを勝利し、当時オープンとしておこなわれていたターコイズSにも3回出走して2勝2着1回と度々好走しました。

米国の二冠馬アイルハヴアナザーは、既に母国へと戻ってしまいましたが、JRAの重賞を制した産駒は、今のところウインマーベルとアナザートゥルース(2019年アンタレスS)の2頭。これら2頭の母父は奇しくもフジキセキで、この組み合わせからは他に、リステッド2勝のマイネルユキツバキや、アナザートゥルースの全弟でオープンまで出世したホウオウトゥルース。3勝クラスまで出世したジェロボームなどがいます。

次走、高松宮記念を予定しているウインマーベルですが、中京芝1200mは3歳時に葵Sを勝った舞台。コース相性は問題ないでしょう。
また、血統面でもアイルハヴアナザーと同じフォーティナイナー系の種牡馬アドマイヤムーンの直仔から同レースの勝ち馬が2頭出ており、フジキセキの直仔からも2頭の勝ち馬が出ています。

とはいえ、高松宮記念は枠順が結果を大きく左右するレース。基本的に内枠有利ではあるものの、昨年や一昨年のように外枠が良い年もあります。そのあたりは、レース直前までしっかりと見極めたほうが良いでしょう。

一方、2着アサカラキングは、勝ち馬が最内枠からスタートしたことを考えれば、勝ちに等しい内容。本当に惜しい結果でした。

こちらはキズナの産駒で、母父はキングヘイロー。そのキングヘイローと同じく、協和牧場の生産馬です。
キズナ×キングヘイローの組み合わせは、今のところあまり多くないものの、GI未勝利馬では最多獲得賞金馬となったディープボンドや、イクイノックスの半妹でチューリップ賞に出走するガルサブランカ。同じく3歳馬で2戦2勝のスマートスピアなど活躍馬が続出。この組み合わせの産駒は、今後かなり増えてくるのではないでしょうか。

ご存知のとおり、アサカラキングは2000mのレースで初勝利をあげ、青葉賞にも駒を進めた馬ですが、そこで14着に大敗。その後、2000mの1勝クラスを3戦するも結果が出ず、マイルに距離を短縮した通算8戦目で連敗を止め、さらに1400mの2勝クラス、3勝クラスを連勝しました。今回、惜しくも連勝はストップしたものの、今後も1400mで活躍が期待できそうです。

それでは予想に。

今回は、3着までに桜花賞の優先出走権が与えられるチューリップ賞の過去5年を深掘り調査。好走傾向から買い条件を探し出し、本命馬を見つけます。

(1)父の系統
(2)母父の系統
(3)前走人気
(4)生産牧場
(5)前走着順
(6)前走3コーナーの位置取り
(7)毛色
(8)市場取引価格
(9)前走時の馬体重の増減
(10)馬主

近年の好走傾向から、買い条件となったのは上記10項目。その中で(1)は父の系統です。
過去5年のチューリップ賞3着内馬15頭は、すべてロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬の産駒でした。
その中でも、前走、阪神か京都の芝のレースに出走。なおかつ、前走から中3週以上の間隔を開けてきた馬は[4-3-3-8/18]。勝率22.2%、複勝率55.6%。単勝回収率110%、複勝回収率205%。サンプルが多く、それでいて該当馬の半数以上が好走しているという信頼できそうな指標です。

(2)は、母父の系統について。
一方、母父の系統に注目すると、好走率が高いのはニアークティック系かナスルーラ系種牡馬を母父にもつ馬。その中でも、今回の馬番が奇数。なおかつ、前走1600mか1400mのレースに出走した馬は[4-3-1-7/15]。勝率26.7%、複勝率53.3%。単勝回収率140%、複勝回収率250%。こちらも好走率は5割を超えていました。

次は(3)。前走人気。
前走、上位人気に推されていた馬が強い当レース。前走、重賞かリステッド含むオープンで5番人気以内、かつ前走上がりが3位以内だった馬は[3-2-3-4/12]。勝率25.0%、複勝率66.7%。単勝回収率49%、複勝回収率123%。好走率は7割に迫るという、凄まじい成績を残していました。

(4)は生産牧場です。
クラシックで無類の強さを誇るノーザンファーム生産馬。もちろん、前哨戦でもその強さは際立っています。
同場生産馬の中でも、前走芝のレースに出走。そのレースが1勝クラスと未勝利戦以外であれば[3-1-3-5/12]。勝率25.0%、複勝率58.3%。単勝回収率38%、複勝回収率115%。こちらも、好走率は優に5割を超えていました。

(5)は、前走着順について。
前走、好走した馬を素直に評価したい当レース。前走、重賞かリステッド含むオープンで3着以内。なおかつ、1から3月生まれの馬は[2-2-3-4/11]。勝率18.2%、複勝率63.6%。単勝回収率150%、複勝回収率120%。好走率は6割を超えていました。

折り返しの(6)は、前走3コーナーの位置取り。
阪神外回りの長い直線を使うチューリップ賞は、前走、中団以下に控えていた馬が優勢。具体的には、前走3コーナーで10番手以下に位置し、なおかつ今回1から5枠に入った馬が[4-1-2-4/11]。勝率36.4%、複勝率63.6%。単勝回収率63%、複勝回収率279%。(5)と同レベルの好走率でした。

(7)は毛色です。
出走数は多くないものの、近年のチューリップ賞は、どういうわけか青鹿毛の好走率が高いレース。その中でも、前走馬番が1から12番だと[1-2-2-3/8]。勝率12.5%、複勝率62.5%。単勝回収率191%、複勝回収率152%。こちらも好走率は6割を超えていました。

続いては(8)。市場取引価格について。
国内のセリにおいて高額で取引された馬が結果を残している当レース。具体的には、購買価格が税込2,000万円以上、かつ前走の馬体重が440kg以上だと[3-0-1-3/7]。勝率42.9%、複勝率57.1%。単勝回収率265%、複勝回収率130%。サンプルは少ないものの、該当馬の半数近くが勝ち切っていました。

(9)は、前走時の馬体重の増減。
前走時の馬体重の増減に注目したとき、最も好走率が高いのは、前走時、増減がなかった馬。そのうち、前走人気ほど走れなかった(前走1番人気3着など)馬。もしくは、前走人気=前走着順だった馬は[4-0-1-2/7]。勝率57.1%、複勝率71.4%。単勝回収率300%、複勝回収率158%。こちらは、該当馬の半数以上が勝ち切っていました。

そして最後は(10)。馬主について。
(4)と、やや重なりますが、近年のチューリップ賞は4年連続キャロットファームの所有馬が好走しており[1-0-3-2/6]。勝率16.7%、複勝率66.7%。単勝回収率36%、複勝回収率110%。こちらも文句なしの好成績でした。

これら10個の指標を踏まえ、印と買い目を下記のとおりとします。

◎8  セキトバイースト
○1  ブルーアイドガール
▲9  スティールブルー
☆7  フルレゾン
△10 ガルサブランカ
△16 タガノエルピーダ
△2  ラーンザロープス
△6  スウィープフィート
△4  ワイドラトゥール
△13 エラトー
△3  エポックヴィーナス


【買い目】

・単勝 1、8
・馬単マルチ 8=1、2、3、4、6、7、9、10、13、16 計20点
・ワイド 8→1、2、3、4、6、7、9、10、13、16 計10点
・3連複軸2頭ながし 1、8→2、3、4、6、7、9、10、13、16 計9点


本命候補は、4項目に合致したブルーアイドガールとセキトバイーストの2頭。非常に迷いますが、セキトバイーストを本命としました。

ここまで5戦1勝のセキトバイースト。サンデーサイレンスを持たないやや地味な血統ながら、デクラレーションオブウォー産駒らしく相手なりに走る点は魅力です。
ちなみに、デクラレーションオブウォー産駒はセリの取引価格と好走率が比例しており、購買価格が税込2,000万円以上だと[8-13-5-36/61]で、複勝率42.6%、複勝回収率113%。対して、税込2,000万円未満だと[10-9-15-172/206]。複回収率は98%ですが、複勝率は16.5%です。
セキトバイーストは税込2,310万円)で前者に該当しており、馬単や単勝も買いますが、ワイドや3連複の軸に最適といえるのではないでしょうか。

前走の紅梅Sは、超スローの展開を差して2着。今回も出走するワイドラトゥールにキレ負けした点は強調できず、その後に出走を予定していたエルフィンSも熱発で回避しましたが、在厩で調整され乗り込み十分とのこと。先日、6年ぶりのGI制覇を成し遂げた藤岡佑介騎手との新コンビで、本番への切符を掴み取ることを願います。

馬券は、同馬からの馬単マルチとワイド。さらに、セキトバイーストと対抗ブルーアイドガールの単勝を買い、これら2頭を軸にした3連複ながしも購入。こちらは、上位人気馬との組み合わせでも高配当が期待できそうです。

それでは土曜日も競馬を楽しみましょう。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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