2月29日、名古屋競馬場でDG競走・かきつばた記念（JpnIII、ダ1500m）が開催される。1着賞金は2800万円。発走時刻は19時35分。枠順は以下のとおり。



スマイルウィ（牡7、船橋・張田京）は、南関東の最強マイラー。昨年のさきたま杯ではイグナイターと0秒1差、オーバルスプリントではドライスタウトと0秒1差の接戦を演じていてDG競走で勝ち負けになる力がある。小回り1500mの舞台は申し分なく、3度目の正直でDG競走制覇となるか。

ラプタス（セ8、栗東・松永昌）は、かきつばた記念4度目の参戦で2020年が1着、2021年が1着、2022年が3着。現名古屋競馬場で開催された2022年のレースで好走経験があるのは強み。やや勢いに陰りは見られるが、3月3日で定年を迎える松永昌調教師と愛弟子・森一騎手のコンビがミラクルを見せても不思議はない。

サンライズホーク（セ5、栗東・牧浦）は、DG競走連勝中でフェブラリーS参戦を見送りかきつばた記念へ駒を進めてきた。1500mの距離経験はないが、2連勝中の競馬ぶりから100mの距離延長なら問題なさそう。4枠4枠の枠がポイントだが、好発からハナを切れればそのまま逃げ切りそうだ。

ヘリオス（セ8、栗東・西園正）は、かきつばた記念3年連続の参戦。2022年が2着、2023年が3着で当舞台との相性がいい。詰めの甘いタイプだが、前走の根岸Sでは見せ場十分の4着でスピードはまだまだ健在。56キロの斤量なら最後までいい粘りを見せてくれるだろう。

シャマル（牡6、栗東・松下）は、DG競走4勝の実績馬。ハ行で競走を中止した昨年のさきたま杯以降のリズムは悪いが、今回は中間に坂路49秒台をマークしていて復活の兆しが見られる。実績を思えば4、5番人気に落ち着きそうなここは狙い目かもしれない。

ペリエール（牡4、美浦・黒岩）は、1番人気に推された武蔵野Sで9着。スタートでの躓きがあったが、直線で伸び切れないあたり本調子ではなかったようだ。立て直された今回は稽古で終いの反応が良化。強いダート4歳世代の一頭だけにあっさり反発する場面があっていい。

（Text：Ito）

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