UMAJIN.net

競馬サロン

UMAJIN.net編集部

2023/11/23 16:37

【京阪杯 追い切りレポート】大混戦のスプリント重賞!最高評価されたのはあの3歳馬!

104


●11月26日 京阪杯(GIII、京都、芝1200m)

■ヴァトレニ 長谷川師騎乗、栗東坂路単走。2週前に速い全体時計を出しており、今週は先週に続き、終い重点の攻めで反応面を強化。単走とは思えない気迫を感じさせ、ラストはまったくの馬なりを保って鋭く切れた。中10週を感じさせない好気配。【7】

■エイシンスポッター 助手騎乗、栗東坂路単走。先週速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は脚捌きを確認する程度だった。手前の変換でヨレ、ラストの伸びも溜めたほどではなかった。GIを使った反動は少なからずありそうだが、本数はしっかりこなしている。持てる力は出せそう。【6】

■エクセトラ 岩田望騎手騎乗、栗東坂路単走。馬場の真ん中をブレなく、シャープなフォームで登坂。ラストは力強く踏み込み、楽にいい加速ができていた。ひと息入っていた前走を使われ、上積みは大きそう。【7】

■キミワクイーン 助手騎乗、美浦ウッド単走。1週前に強い負荷の3頭併せをこなしており、輸送を控えた今週は終い重点の内容。しっかり折り合って脚を溜めると、直線では促しへ機敏に反応。いい伸びを見せた。中間の乗り込みは意欲的でGIを使ったダメージはすっかり抜けているよう。いい状態で走れる。【7】

■グルーヴィット 助手騎乗、栗東坂路単走。引っ掛かり気味に進んでしまい、その分ラストは失速気味となる。それでも一定の力強さはあり、1F12秒5(一杯)でまとめたあたり、体調は悪くなさそうだ。5カ月ぶりだった前走時から着実に前進。【6】

■グレイトゲイナー 松本騎手騎乗、栗東坂路単走。強い前進気勢を感じさせるが鞍上との意思疎通はしっかり。ラストは気持ちをしっかり乗せて長くいい脚を使った。連勝の勢いをキープ。【7】

■シュバルツカイザー 助手騎乗、美浦ウッド単走。緩いペースで入り、やや力みを感じさせたし直線でも頭の高さが目立つ。それでもラストに促されると四肢を大きく使って伸びていた。精神面でまだ整っていない雰囲気はあるが、脚捌きや体調面は問題なし。前走よりいい状態で走れそう。【6】

■ジュビリーヘッド 北村友騎手騎乗、栗東坂路単走。先週ステッキを入れられ速い時計を出したのが実質の最終追い。今週は反応面の確認に徹したような内容だった。ラストで若干動きに重苦しさはあったものの、お釣りを残した手応えで駆け抜けた。まだ良くなりそうな余地は感じるものの、ひとまず走れる態勢だろう。【6】

■ショウナンハクラク 助手騎乗、栗東坂路単走。序盤から速いラップを刻んだが、ラストは反応が鈍り脚が上がってしまった。ただし気ムラな面があり、稽古がアテにならない面もある馬。負荷をしっかり掛けて問題ないあたり、体調は悪くなさそう。デキ落ちは考えなくていいだろう。【6】

■シングザットソング 助手騎乗、栗東坂路単走。小柄で仕上げやすく、速い全体時計は不要なタイプ。今週も終い重点の内容で、序盤は緩いペースでもまったく力まず抜群に折り合って脚を溜めると、ラストは軽微な促しだけでスッと回転数を上げて切れた。絶好の気配。【8】

■スマートリアン 助手騎乗、栗東坂路単走。頭が高く、ややバランスの悪さが目立つ走り。それでも活気は十分でこの馬なりに加速できていた。先週のCW追いでも、上々の前進気勢があったし、前走を使われ気持ちの面は高まってきたか。【6】

■ディヴィナシオン 助手騎乗、栗東坂路単走。脚捌きを確認する程度。ラストは一定の素軽さはあったものの、気持ちが乗っていないのか切れはいまひとつだった。体調は悪くなさそうだが、使い詰めでもあり、攻め気配としては平凡。【5】

■トウシンマカオ 菅原明騎手騎乗、美浦ウッド併せ馬。古馬2勝クラスを楽に追い詰め、直線半ばまで楽に併走。ラストで鞍上がゴーサインを出すとスッと手前を替えて加速し、1馬身の先着を果たした。スプリンターズSを見送るなど順調さを欠いたが、ようやく本調子を取り戻してきたか。【7】

■トゥラヴェスーラ 助手騎乗、栗東坂路単走。1週前に藤岡康騎手が騎乗し目一杯追ったのが実質の最終追い。今週は脚捌きを確認する程度の内容だった。序盤は気乗りしない素振りもあったが、このあたりはいかにもベテランといったところ。促されたラストでは気持ちを乗せて素軽く加速できていた。中13週を感じさせない好仕上がり。【7】

■バンデルオーラ 助手騎乗、栗東坂路単走。終始リズム重視でラストも流した程度。数字は平凡だが、常にこのぐらいの調整で走ってきた馬なので問題ないだろう。前走を使われての大幅上昇こそ強調しづらいが、順調な部類。【6】

■ビッグシーザー 助手騎乗、栗東坂路併せ馬。1週前に目一杯追って坂路4F50秒5をマークしており、ほぼ仕上げは完了。今週は終い重点の併せ馬で実戦感覚の涵養につとめた。手前の変換で一瞬ヨレたものの、坂の途中からは手応えで圧倒しラストは自然と1馬身抜け出しての先着を果たした。体調はすこぶる良さそうで、精神面もいい状態。前走時も状態としては悪くなく、引き続き好気配と言える。【7】

■モズメイメイ 永島騎手騎乗、栗東坂路併せ馬。2歳1勝馬のダノンスウィッチに取り付いて併走。ラストで切れ負けして半馬身ほど遅れたが、これは相手が走り過ぎた印象がある。モズメイメイ自身素軽さを保って伸びており、前走大敗のダメージは感じられない。順調だろう。【6】

■ルガル 西村淳騎手騎乗、栗東坂路単走。先週の併せ馬で気合いを注入されており、今週は終い重点の単走調整。序盤から集中しブレの少ないフォームで登坂。まったく楽な手応えを保ったまま、斜め前方を進んだ別厩舎の馬を仮想敵として鋭く加速した。柔軟で無駄のない動きができており、充実一途の感。ほぼ万全と言える。【7】


<追い切り評価>は最終追いを含めた中間の調整全体の総合評価となり、10段階評価(10が最高、1が最低)です。
(Text:Nishimura)

この記事が参考になった方は
主宰者に「エール」を送ろう!(最大10回)

エール0

この主宰者をお気に入りに登録しよう!
マイページから確認できます

お気に入り登録
競馬サロン TOP

人気主宰者の「重賞」「自信の一鞍」など複数の予想を30日間定額で!

月額コースはコチラ

ただいま30日間
無料お試しキャンペーン実施中!

全コラムが見放題
月額コースはコチラ

月額コース購入に進む

この記事のみをご覧になりたい方はコチラ

単品購入(500pt)に進む

本記事は単品購入限定となります

PAGE TOP