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UMAJIN.net編集部
131

ジャパンC(GI) 3歳上 定量 東京芝2400m
※過去10年のレースデータを基に分析する。
■人気
・1番人気/【5.1.2.2】
勝率50.0% 複勝率80.0%
・2番人気/【0.2.3.5】
勝率0.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【2.2.1.5】
勝率20.0% 複勝率50.0%
・4-6番人気/【3.3.3.21】
勝率10.0% 複勝率30.0%
・7-9番人気/【0.2.0.28】
勝率0.0% 複勝率16.7%
・10番人気以下/【0.0.1.76】
勝率0.0% 複勝率1.3%
1番人気は過去10年で5勝、複勝率80.0%と、信頼度は高い。特に3、4歳馬が1番人気に推されると、【4.1.0.0】とパーフェクト連対。一方、5歳馬が1番人気に推されると、【1.0.2.2】と信頼度がやや下がる。
今年は4歳のイクイノックスか3歳のリバティアイランドのどちらかが1番人気に推されるのは、ほぼ確実。データ通りなら、鉄板級の1番人気といってもいい。
2番人気は勝ち星なし。さらに10年さかのぼっても、2番人気の優勝は2011年のブエナビスタ1頭だけ。複勝率50.0%は及第点も、アタマを獲れない点は気になるところ。
3番人気は2勝、複勝率50.0%で、“強い1番人気”の存在を考えれば、頑張っているほう。4番人気は2勝、複勝率40.0%で、5番人気は1勝、複勝率30.0%。勝ち馬を出しているのはここまで。
6番人気以下からは1着馬は出ておらず、2着も7番人気による2回だけ。8番人気以下で馬券になったのは、2013年11番人気3着のトーセンジョーダン1頭のみ。これも10年前と古い事例であり、近年は7番人気以内ですべて決着している。
このように堅く決まるレースであり、穴馬の出番は少ないと言わざるを得ない。あまり手を広げず、少ない点数でしっかり的中させて利益をねん出すべし。
■年齢
・3歳/【1.4.2.16】
勝率4.3% 複勝率30.4%
・4歳/【5.3.3.37】
勝率10.4% 複勝率22.9%
・5歳/【4.3.4.35】
勝率8.7% 複勝率23.9%
・6歳/【0.0.0.29】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・7歳/【0.0.1.12】
勝率0.0% 複勝率7.7%
・8歳以上/【0.0.0.8】
勝率0.0% 複勝率0.0%
複勝率トップは3歳馬、勝率トップは4歳馬だが、5歳馬の成績もそこまで悪くない。
一方、6歳以上になると、途端に走らなくなり、6歳以上で馬券になったのは、前項でも紹介した2013年3着の当時7歳のトーセンジョーダンだけ。
昨年の覇者・ヴェラアズールは今年6歳。ジャパンC優勝後は1着はおろか掲示板にすら載れていない。今年サウジCを勝って競馬ファンを驚かせたパンサラッサも6歳馬だが、その後脚部不安を発症し、ここは病み上がりの一戦。どちらも苦戦を免れそうにない。
今年も3-5歳馬を中心に馬券を組み立てて問題はないだろう。
■性別
・牡・セン/【6.8.9.119】
勝率4.2% 複勝率16.2%
・牝/【4.2.1.18】
勝率16.0% 複勝率28.0%
牡牝を比較すると、牝馬がかなり優勢。出走数が少ないのに過去10年で4勝しており、勝率16.0%は立派な数字だ。
ジャパンCは以前から牝馬が活躍することで知られており、特に斤量面で有利な3歳牝馬には例年注目が集まる。もっとも、ここ10年の3歳牝馬の成績は【1.2.1.6】で、複勝率40.0%は高いものの、勝ち星ひとつというのはイメージとしては物足りない。
2014年2番人気5着のハープスターや2015年3番人気8着のミッキークイーンなど、今思えば過剰人気だったケースもなくはない。今年の3歳牝馬・リバティアイランドは圧倒的な能力差で牝馬三冠を達成したので、過剰人気ということはないと思うが、安易に過信しないほうが賢明かもしれない。
■厩舎・騎手所属別
◎厩舎
・美浦/【2.3.1.36】
勝率4.8% 複勝率14.3%
・栗東/【8.7.9.72】
勝率8.3% 複勝率25.0%
・外国/【0.0.0.27】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・地方/【0.0.0.2】
勝率0.0% 複勝率0.0%
◎騎手
・美浦/【0.1.1.48】
勝率0.0% 複勝率4.0%
・栗東/【5.7.7.50】
勝率7.2% 複勝率27.5%
・外国/【5.2.2.38】
勝率10.6% 複勝率19.1%
まずはじめに、この10年、外国馬および地方所属馬は1頭も馬券に絡んでいない。最高着順が2021年グランドグローリー(英国)などの5着である。外国馬が最後に好走したのは2006年3着のウィジャボード、地方馬は2004年2着のコスモバルクまでさかのぼらなければならない。
厩舎の東西比較では、数字の上では関西が圧勝。ただし関東馬も1-3番人気なら【2.2.0.4】複勝率50.0%と、そこまで悪い成績ではない。
続いて騎手の東西比較だが、この10年、美浦所属の関東騎手は1勝もしておらず、2、3着も1回ずつだけ。関東騎手の優勝は、なんと1998年の蛯名正騎手(エルコンドルパサー)までさかのぼる必要がある。
これは関東馬劣勢にくわえて、関東の実力馬の多くがノーザンファーム天栄の管轄で、天栄の有力馬には栗東所属のC.ルメール騎手が騎乗するからである。
また、栗東所属の騎手も5勝止まりのうえ、そのうち“日本人騎手”の勝利は3つ。残る2勝はC.ルメール騎手が挙げたもの。
そのルメール騎手とM.デムーロ騎手を加えた“外国人騎手”の成績は【7.5.3.49】。前述の通り、外国馬は一頭も馬券になっていないのだから、外国人騎手が日本馬に騎乗して大暴れしているわけだ。
ちなみに、“外国人騎手”が騎乗する日本馬の成績は【7.5.3.23】勝率18.4%、複勝率39.5%と、ひじょうに優秀。回収率も単複ともに100%前後をマークしている。
ジャパンCは「強い日本馬と外国人騎手」のコンビを買うのが、もっとも効率がいいのである。
■馬体重増減
・体重減/【4.4.3.39】
勝率8.0% 複勝率22.0%
・同体重/【3.0.4.17】
勝率12.5% 複勝率29.2%
・体重増/【3.5.3.52】
勝率4.8% 複勝率17.5%
前走からの馬体重の増減には、気になる傾向が浮上した。それは前走から体重増で出走した馬の好走率がもっとも低く出たことである。
好走率が高かったのは前走と同体重の馬だったのだが、前走から体重を減らした馬もマイナス10キロ未満なら【4.4.3.34】勝率8.9%、複勝率24.4%と、平均値をかなり上回ってくる。
体重増の成績が若干低くなるのは、ジャパンCは大半の馬が秋競馬に使われており、休み明けの馬がほぼ走らないことがひとつ。もうひとつは、秋競馬に使われながら体重が増えて出てくる馬は、仕上げが手ぬるい可能性が考えられる。
なお、馬体重そのものについては、439キロ以下から勝ち馬が出ていないこと以外は、どの体重ゾーンからも1着馬・好走馬は出ている。小さ過ぎる馬でなければ、体の大きさは気にする必要はない。
■枠番
・1枠/【4.3.1.9】
勝率23.5% 複勝率47.1%
・2枠/【2.0.4.13】
勝率10.5% 複勝率31.6%
・3枠/【2.1.2.15】
勝率10.0% 複勝率25.0%
・4枠/【1.2.0.17】
勝率5.0% 複勝率15.0%
・5枠/【0.2.0.18】
勝率0.0% 複勝率10.0%
・6枠/【0.1.0.19】
勝率0.0% 複勝率5.0%
・7枠/【1.1.2.20】
勝率4.2% 複勝率16.7%
・8枠/【0.0.1.26】
勝率0.0% 複勝率3.7%
内枠が圧倒的に有利。1-3枠の合算成績は【8.4.7.37】勝率14.3%、複勝率33.9%とひじょうに優秀。対して4-8枠は【2.6.3.100】勝率1.8%、複勝率9.9%と、かなり厳しい数字になってしまう。
内枠の中でも1枠の成績は出色。さらに1番枠は【3.2.1.4】勝率30.0%、複勝率60.0%にまで高まり、堅いレースであるにもかかわらず、回収率は単勝185%、複勝118%と、プラス収支をマークするのだ。
また内枠で注意したいのは「外国人騎手」。C.ルメール騎手とM.デムーロ騎手を含む外国人騎手が騎乗した日本馬が「1-3枠」に入ると、その成績は【6.2.2.7】勝率35.3%、複勝率58.8%、単勝回収率208%、複勝回収率179%と、強烈なものになる。
外国人騎手、特に欧州競馬で結果を残す外国人騎手は、距離ロスを最小限にとどめる騎乗をするので、有利な内枠に入ると、そのメリットを120%活かす競馬をするのだろう。
一方、外枠は本当に振るわず、外国人騎手でも成績は良くならない。馬番で見ると8番枠より外からは勝ち馬は1頭だけしか出ていない。外枠の馬は一枚評価を下げたほうがよさそうだ。
■脚質
・逃げ/【1.1.1.7】
勝率10.0% 複勝率30.0%
・先行/【5.2.3.27】
勝率13.5% 複勝率27.0%
・差し/【4.6.5.58】
勝率5.5% 複勝率20.5%
・追込/【0.1.1.44】
勝率0.0% 複勝率4.3%
勝ち馬を出していない追い込み以外は、脚質についてはそこまで大きな差はない。
もっとも、逃げ先行が6勝、差しが4勝という好走数や勝率を比較すると、1着を獲ることについては、先行できる馬のほうが有利といえる。
もともとジャパンCは「速いペースで先行できる馬が勝つレース」として知られており、それは現在も大きく変わってはいないのだろう。また内枠が有利である点も先行有利を後押ししているはずだ。
■前走クラス
・GI/【7.6.7.48】
勝率10.3% 複勝率29.4%
・GII/【3.3.3.44】
勝率5.7% 複勝率17.0%
・GIII/【0.0.0.5】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・リステッド以下/【0.0.0.9】
勝率0.0% 複勝率0.0%
まず前走が条件戦含むリステッド以下、そして前走GIIIから馬券になった馬は一頭もいない。2000年まで集計を広げても皆無だった。ジャパンCはGI中のGIであり、格下の馬に出番はないのだ。
ゆえに当然、前走GI出走馬の成績がもっともいい。GI組の主力はやはり前走・天皇賞・秋で、【6.3.6.36】と好走馬の大半を占めている。
天皇賞・秋組は大敗からの巻き返しもあるので、これといった好走傾向は見当たらない。ただし勝ち馬は【1.0.3.0】と好走率は100%、前走1番人気は【3.0.3.1】と複勝率85.7%でハイアベレージ。このデータから、天皇賞・秋を1番人気で圧勝したイクイノックスの好走は約束されたも同然だ。
次にGIで好走が多いのは、【1.1.1.3】複勝率50.0%の秋華賞。牝馬三冠馬なら2頭挑戦して1勝3着1回なので、リバティアイランドの好走も固そうだ。
ほかに好走馬を出しているのはエリザベス女王杯と菊花賞であり、夏以前のGIから好走したケースはない。これは2000年までさかのぼっても同様。春のヴィクトリアマイル以来となるスターズオンアースにとっては厳しいデータだ。
前走GII組では、京都大賞典が【3.1.0.17】と3頭もの勝ち馬を輩出。複勝率19.0%は平均的であるものの、勝率14.3%は上々。好走馬4頭はすべて京都大賞典で4着以内だったので、今年3着のディープボンドにはワンチャンスあるかも。
【0.1.1.16】のアルゼンチン共和国杯組は、好走2頭はいずれもそこで勝っていた。今年10着のテーオーロイヤルはいかにも厳しい。
【0.0.1.5】のオールカマー組は、唯一3着に好走した昨年のヴェルトライゼンデは前走7着からの巻き返し。今年2着のタイトルホルダーには嬉しい“前例”だ。
(text:hattori)
2023/11/21 17:30
【ジャパンC(GI)攻略データコラム】1番人気が強い堅いGI 「内枠」と「外国人騎手」が圧倒的有利!


ジャパンC(GI) 3歳上 定量 東京芝2400m
※過去10年のレースデータを基に分析する。
■人気
・1番人気/【5.1.2.2】
勝率50.0% 複勝率80.0%
・2番人気/【0.2.3.5】
勝率0.0% 複勝率50.0%
・3番人気/【2.2.1.5】
勝率20.0% 複勝率50.0%
・4-6番人気/【3.3.3.21】
勝率10.0% 複勝率30.0%
・7-9番人気/【0.2.0.28】
勝率0.0% 複勝率16.7%
・10番人気以下/【0.0.1.76】
勝率0.0% 複勝率1.3%
1番人気は過去10年で5勝、複勝率80.0%と、信頼度は高い。特に3、4歳馬が1番人気に推されると、【4.1.0.0】とパーフェクト連対。一方、5歳馬が1番人気に推されると、【1.0.2.2】と信頼度がやや下がる。
今年は4歳のイクイノックスか3歳のリバティアイランドのどちらかが1番人気に推されるのは、ほぼ確実。データ通りなら、鉄板級の1番人気といってもいい。
2番人気は勝ち星なし。さらに10年さかのぼっても、2番人気の優勝は2011年のブエナビスタ1頭だけ。複勝率50.0%は及第点も、アタマを獲れない点は気になるところ。
3番人気は2勝、複勝率50.0%で、“強い1番人気”の存在を考えれば、頑張っているほう。4番人気は2勝、複勝率40.0%で、5番人気は1勝、複勝率30.0%。勝ち馬を出しているのはここまで。
6番人気以下からは1着馬は出ておらず、2着も7番人気による2回だけ。8番人気以下で馬券になったのは、2013年11番人気3着のトーセンジョーダン1頭のみ。これも10年前と古い事例であり、近年は7番人気以内ですべて決着している。
このように堅く決まるレースであり、穴馬の出番は少ないと言わざるを得ない。あまり手を広げず、少ない点数でしっかり的中させて利益をねん出すべし。
■年齢
・3歳/【1.4.2.16】
勝率4.3% 複勝率30.4%
・4歳/【5.3.3.37】
勝率10.4% 複勝率22.9%
・5歳/【4.3.4.35】
勝率8.7% 複勝率23.9%
・6歳/【0.0.0.29】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・7歳/【0.0.1.12】
勝率0.0% 複勝率7.7%
・8歳以上/【0.0.0.8】
勝率0.0% 複勝率0.0%
複勝率トップは3歳馬、勝率トップは4歳馬だが、5歳馬の成績もそこまで悪くない。
一方、6歳以上になると、途端に走らなくなり、6歳以上で馬券になったのは、前項でも紹介した2013年3着の当時7歳のトーセンジョーダンだけ。
昨年の覇者・ヴェラアズールは今年6歳。ジャパンC優勝後は1着はおろか掲示板にすら載れていない。今年サウジCを勝って競馬ファンを驚かせたパンサラッサも6歳馬だが、その後脚部不安を発症し、ここは病み上がりの一戦。どちらも苦戦を免れそうにない。
今年も3-5歳馬を中心に馬券を組み立てて問題はないだろう。
■性別
・牡・セン/【6.8.9.119】
勝率4.2% 複勝率16.2%
・牝/【4.2.1.18】
勝率16.0% 複勝率28.0%
牡牝を比較すると、牝馬がかなり優勢。出走数が少ないのに過去10年で4勝しており、勝率16.0%は立派な数字だ。
ジャパンCは以前から牝馬が活躍することで知られており、特に斤量面で有利な3歳牝馬には例年注目が集まる。もっとも、ここ10年の3歳牝馬の成績は【1.2.1.6】で、複勝率40.0%は高いものの、勝ち星ひとつというのはイメージとしては物足りない。
2014年2番人気5着のハープスターや2015年3番人気8着のミッキークイーンなど、今思えば過剰人気だったケースもなくはない。今年の3歳牝馬・リバティアイランドは圧倒的な能力差で牝馬三冠を達成したので、過剰人気ということはないと思うが、安易に過信しないほうが賢明かもしれない。
■厩舎・騎手所属別
◎厩舎
・美浦/【2.3.1.36】
勝率4.8% 複勝率14.3%
・栗東/【8.7.9.72】
勝率8.3% 複勝率25.0%
・外国/【0.0.0.27】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・地方/【0.0.0.2】
勝率0.0% 複勝率0.0%
◎騎手
・美浦/【0.1.1.48】
勝率0.0% 複勝率4.0%
・栗東/【5.7.7.50】
勝率7.2% 複勝率27.5%
・外国/【5.2.2.38】
勝率10.6% 複勝率19.1%
まずはじめに、この10年、外国馬および地方所属馬は1頭も馬券に絡んでいない。最高着順が2021年グランドグローリー(英国)などの5着である。外国馬が最後に好走したのは2006年3着のウィジャボード、地方馬は2004年2着のコスモバルクまでさかのぼらなければならない。
厩舎の東西比較では、数字の上では関西が圧勝。ただし関東馬も1-3番人気なら【2.2.0.4】複勝率50.0%と、そこまで悪い成績ではない。
続いて騎手の東西比較だが、この10年、美浦所属の関東騎手は1勝もしておらず、2、3着も1回ずつだけ。関東騎手の優勝は、なんと1998年の蛯名正騎手(エルコンドルパサー)までさかのぼる必要がある。
これは関東馬劣勢にくわえて、関東の実力馬の多くがノーザンファーム天栄の管轄で、天栄の有力馬には栗東所属のC.ルメール騎手が騎乗するからである。
また、栗東所属の騎手も5勝止まりのうえ、そのうち“日本人騎手”の勝利は3つ。残る2勝はC.ルメール騎手が挙げたもの。
そのルメール騎手とM.デムーロ騎手を加えた“外国人騎手”の成績は【7.5.3.49】。前述の通り、外国馬は一頭も馬券になっていないのだから、外国人騎手が日本馬に騎乗して大暴れしているわけだ。
ちなみに、“外国人騎手”が騎乗する日本馬の成績は【7.5.3.23】勝率18.4%、複勝率39.5%と、ひじょうに優秀。回収率も単複ともに100%前後をマークしている。
ジャパンCは「強い日本馬と外国人騎手」のコンビを買うのが、もっとも効率がいいのである。
■馬体重増減
・体重減/【4.4.3.39】
勝率8.0% 複勝率22.0%
・同体重/【3.0.4.17】
勝率12.5% 複勝率29.2%
・体重増/【3.5.3.52】
勝率4.8% 複勝率17.5%
前走からの馬体重の増減には、気になる傾向が浮上した。それは前走から体重増で出走した馬の好走率がもっとも低く出たことである。
好走率が高かったのは前走と同体重の馬だったのだが、前走から体重を減らした馬もマイナス10キロ未満なら【4.4.3.34】勝率8.9%、複勝率24.4%と、平均値をかなり上回ってくる。
体重増の成績が若干低くなるのは、ジャパンCは大半の馬が秋競馬に使われており、休み明けの馬がほぼ走らないことがひとつ。もうひとつは、秋競馬に使われながら体重が増えて出てくる馬は、仕上げが手ぬるい可能性が考えられる。
なお、馬体重そのものについては、439キロ以下から勝ち馬が出ていないこと以外は、どの体重ゾーンからも1着馬・好走馬は出ている。小さ過ぎる馬でなければ、体の大きさは気にする必要はない。
■枠番
・1枠/【4.3.1.9】
勝率23.5% 複勝率47.1%
・2枠/【2.0.4.13】
勝率10.5% 複勝率31.6%
・3枠/【2.1.2.15】
勝率10.0% 複勝率25.0%
・4枠/【1.2.0.17】
勝率5.0% 複勝率15.0%
・5枠/【0.2.0.18】
勝率0.0% 複勝率10.0%
・6枠/【0.1.0.19】
勝率0.0% 複勝率5.0%
・7枠/【1.1.2.20】
勝率4.2% 複勝率16.7%
・8枠/【0.0.1.26】
勝率0.0% 複勝率3.7%
内枠が圧倒的に有利。1-3枠の合算成績は【8.4.7.37】勝率14.3%、複勝率33.9%とひじょうに優秀。対して4-8枠は【2.6.3.100】勝率1.8%、複勝率9.9%と、かなり厳しい数字になってしまう。
内枠の中でも1枠の成績は出色。さらに1番枠は【3.2.1.4】勝率30.0%、複勝率60.0%にまで高まり、堅いレースであるにもかかわらず、回収率は単勝185%、複勝118%と、プラス収支をマークするのだ。
また内枠で注意したいのは「外国人騎手」。C.ルメール騎手とM.デムーロ騎手を含む外国人騎手が騎乗した日本馬が「1-3枠」に入ると、その成績は【6.2.2.7】勝率35.3%、複勝率58.8%、単勝回収率208%、複勝回収率179%と、強烈なものになる。
外国人騎手、特に欧州競馬で結果を残す外国人騎手は、距離ロスを最小限にとどめる騎乗をするので、有利な内枠に入ると、そのメリットを120%活かす競馬をするのだろう。
一方、外枠は本当に振るわず、外国人騎手でも成績は良くならない。馬番で見ると8番枠より外からは勝ち馬は1頭だけしか出ていない。外枠の馬は一枚評価を下げたほうがよさそうだ。
■脚質
・逃げ/【1.1.1.7】
勝率10.0% 複勝率30.0%
・先行/【5.2.3.27】
勝率13.5% 複勝率27.0%
・差し/【4.6.5.58】
勝率5.5% 複勝率20.5%
・追込/【0.1.1.44】
勝率0.0% 複勝率4.3%
勝ち馬を出していない追い込み以外は、脚質についてはそこまで大きな差はない。
もっとも、逃げ先行が6勝、差しが4勝という好走数や勝率を比較すると、1着を獲ることについては、先行できる馬のほうが有利といえる。
もともとジャパンCは「速いペースで先行できる馬が勝つレース」として知られており、それは現在も大きく変わってはいないのだろう。また内枠が有利である点も先行有利を後押ししているはずだ。
■前走クラス
・GI/【7.6.7.48】
勝率10.3% 複勝率29.4%
・GII/【3.3.3.44】
勝率5.7% 複勝率17.0%
・GIII/【0.0.0.5】
勝率0.0% 複勝率0.0%
・リステッド以下/【0.0.0.9】
勝率0.0% 複勝率0.0%
まず前走が条件戦含むリステッド以下、そして前走GIIIから馬券になった馬は一頭もいない。2000年まで集計を広げても皆無だった。ジャパンCはGI中のGIであり、格下の馬に出番はないのだ。
ゆえに当然、前走GI出走馬の成績がもっともいい。GI組の主力はやはり前走・天皇賞・秋で、【6.3.6.36】と好走馬の大半を占めている。
天皇賞・秋組は大敗からの巻き返しもあるので、これといった好走傾向は見当たらない。ただし勝ち馬は【1.0.3.0】と好走率は100%、前走1番人気は【3.0.3.1】と複勝率85.7%でハイアベレージ。このデータから、天皇賞・秋を1番人気で圧勝したイクイノックスの好走は約束されたも同然だ。
次にGIで好走が多いのは、【1.1.1.3】複勝率50.0%の秋華賞。牝馬三冠馬なら2頭挑戦して1勝3着1回なので、リバティアイランドの好走も固そうだ。
ほかに好走馬を出しているのはエリザベス女王杯と菊花賞であり、夏以前のGIから好走したケースはない。これは2000年までさかのぼっても同様。春のヴィクトリアマイル以来となるスターズオンアースにとっては厳しいデータだ。
前走GII組では、京都大賞典が【3.1.0.17】と3頭もの勝ち馬を輩出。複勝率19.0%は平均的であるものの、勝率14.3%は上々。好走馬4頭はすべて京都大賞典で4着以内だったので、今年3着のディープボンドにはワンチャンスあるかも。
【0.1.1.16】のアルゼンチン共和国杯組は、好走2頭はいずれもそこで勝っていた。今年10着のテーオーロイヤルはいかにも厳しい。
【0.0.1.5】のオールカマー組は、唯一3着に好走した昨年のヴェルトライゼンデは前走7着からの巻き返し。今年2着のタイトルホルダーには嬉しい“前例”だ。
(text:hattori)

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田原基成2023/11/30 18:02
レモンポップほか、チャンピオンズカップ全15頭分析
・1枠1番 メイクアリープ オープン昇級後は勝ち切れないレースが続く現状。GI馬が揃ったここでの上位進出は至難の業と言えそうだ。 ・2枠2番 メイショウハリオ 実績のある...
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