競馬サロン
2023/10/07 21:55
毎日王冠の予想
サウジアラビアRCのゴンバデカーブースには驚いたよ。
シュトラウスには勝てるんじゃないかと思ってたんだが、まさかボンドガールまで食っちまうとは思わなかったね。
センスの塊って言ったらそれまでなんだろうけど、新馬とは全く違う競馬であの強さ。
2着の可能性が一番高いなんて言っちまって失礼しました…という感じだよね。
朝日杯FSの最右翼に躍り出た感じだね。
さて、日曜日は毎日王冠。
そして、イベントミッションでは『JRAアプリ記念』が指名レースに指定された。
イベントコーナーでは『東京10R JRAアプリ記念』も徹底的に予想しているので、そっちも楽しんでほしいね。
さて、その毎日王冠。
ブリーダーズCを目指すソングラインが1人気。
安田記念3着から巻き返しを狙うシュネルマイスターが2人気。
エプソムCからの東京1800mの重賞連勝を狙うジャスティンカフェが3人気。
今日のサウジアラビアRCと同様3強の様相を呈したレースなんだけど、このレースに関しては『本当に3強で決まるのか?』という想いがある。
まず、シュネルマイスターとジャスティンカフェの追い切りがここを狙ってきているような内容には見えない。
勿論3強共に『目指すは先のレース』であることは間違いないんだけど、その中でもソングラインに関しては「かなり仕上がっている」というか、ここにきて更に馬が本格化してきたというか、動き自体軸にブレがなく、精神的にも落ち着きと集中力があって素晴らしいし、仕掛けた時の反応なんかを見ても、叩き台ではあるだろうけど、その状態でも「今春を超えている」というような感じに見えるわけだ。
ただし、1800mは初。
そこをどうとるかだよね。
それに対してシュネルマイスターは「舌を出した追い切り」で、負荷もあまり強くなく、終いだけを伸ばすような追い切りでいかにもたたき台っぽい。
それはジャスティンカフェにも言えて、キレは相変わらずいいんだけど、ここでは100%までには仕上げてませんよと言わんばかりの追い切り。
もちろんこの2頭の実力は誰もが知ってると思うけども、共に「勝てればそれはそれでラッキーですね」という感じで、仮に勝てなくても納得がいくレースであればいいでしょ、と言った感じが見え隠れするんだよね。
それでも、勝つ可能性があるレベルの馬だけに完全に切れないというのがもどかしいところ。
更に、騎手もそうやって気楽に乗れる時の方がハマったりすることもあるわけで、なんとも取り扱いの難しい2頭になったなと。
ただ今年の毎日王冠は「逃げ先行馬」がソコソコそろっているということが攻略の肝なんじゃないかなと思ってたりする。
スローからのよーいドン的なレースでは、瞬発力のあるシュネルマイスターやジャスティンカフェの一発も警戒しなくちゃいけないかもしれないけども、今回はソコソコ流れて走破時計は「1分43秒台」とかもあるんじゃないかと思えたりするわけだ。
過去のサウジアラビアRCと毎日王冠の時計を並べてみる。
■2022年:良
サウジ:1分33秒4
毎日王:1分44秒1
※1000通過57.9
■2021年:良
サウジ:1分36秒4
毎日王:1分44秒8
※1000通過58.5
■2019年:良
サウジ:1分32秒7
毎日王:1分44秒4
※1000通過58.5
■2018年:良
サウジ:1分34秒0
毎日王:1分44秒5
※1000通過59.0
■2017年:良
サウジ:1分33秒0
毎日王:1分45秒6
※1000通過60.0
とまぁ、東京の開幕週だしもちろん時計は出るわけで、その中でも昨年と同じくらいの馬場状態にあって、更に去年のレッドベルオーブ同様ソコソコ逃げたい馬が多いとなれば1000通過時計は「58秒を切ってもおかしくない」と踏んでいる。
となると、瞬発力だけではどうにもならず「最高速の高さ」は勿論のことその「持続性」が高いレベルで求められるレースになると考えれば、自ずとこの馬が中心になるのは致し方ない。
それがソングライン。
ソングラインに関しては俺は「最高速&持続型」の馬だと思っている。
例えば過去このレースでイマイチの戦績だったインディチャンプなどは「最高速&瞬発型」だと思っていたわけで、スローからのよーいドンが似合うタイプ。
そういうマイラーにとっては1F長いのが微妙に応えると思うのさ。
しかしソングラインはそういうタイプでは無くて、GIのような締まったLAPでこそ、その持ち味が生きる馬だと思っていて、もしも「瞬発型」だとすれば、不利があったとしても桜花賞ではあそこまで負けないだろうし、さらに言えば仕上がりは8分程度だったとしても51キロの関屋記念、しかも良馬場でロータスランドに負けちゃいけない馬なわけだ。
それで言うと、1800mという距離は確かに未知ではあるけど、それなりに締まった流れになりそうで、長く良い脚を求められる今回のレースはもってこいの条件。
そして何よりも東京では馬鹿みたいに強いし、時計勝負にも強い馬。
シンボリクリスエスやキズナの持続性が良い意味で出てるって事だと思う。
ただし、初距離、牡馬と同じ57キロというのは楽ではないとは思う。
なので圧勝してもおかしくないとは思っているが、ソングラインは「〇」までにとどめて、『こんな時こそ狙えるんじゃないか?』と思っている馬に◎を打つ。
それが、◎6エルトンバローズ!
はじまったよ、7号…
またバカな妄想が繰り広げられるのかよ、と思われるかもしれない。
確かに母父ブライアンズタイムで父ディープブリランテといういかにも洋芝かダートで走ってそうな血だ。
しかも、左回りの中京では唯一9着と大きく負けている。
うん。分かってる。
そんなことは分かっている。
分かっちゃいるんだが、狙いたくなるんだよ。
まず、大前提としてソングライン以外の2強に少しばかり「隙」がありそうだと思っている事。
そして、何と言っても前走からさらに追い切りが良くなっていると思えること。
その上でラジオNIKKEI賞でエルトンバローズに◎を打った時の内容をいくつか見返してほしい。
まず追い切り評価。
------------------------------
95-S:エルトンバローズ
90-S:レーベンスティール
------------------------------
『追い切りが一番よく見えたのは「エルトンバローズ」だった』と俺は書いた。
セントライト記念をほぼ楽勝と言った感じで勝ったレーベンスティールが居るにもかかわらず俺は最高点をエルトンバローズに付けた訳。
そして、最終結論も
◎6エルトンバローズ
〇14レーベンスティール
この序列にした。
その時に書いた理由が以下。
------------------------------
◎は追い切りが抜群に見えたエルトンバローズ。
グラニットが飛ばしそれなりに流れるレースになる中でマイルでの追走スピードがまず生きると見る。
その上でそれなりの上りの脚は持ってはいるがそこは「ディープブリランテ産駒」だし、しぶとさが身上なのかなと。
そうみると、内目の枠で5.6番手を追走できればロスなく立ち回れて、尚且つしぶとく伸びるってのはこの馬にドンピシャなんじゃないのか?とね。
斤量55キロも有難いし、西村くんとも手があってるよね。
ビッグリボンで重賞勝ったばかりだし、勢いに乗ってここでも勝っちまってくれ!
-------------------------------
こう書かせてもらった。
確かに乗り越えなくちゃならない壁は高い。
左回り、高速時計、古馬に揉まれた中での立ち回り。
3歳で通用したのは『サリオス』『シュネルマイスター』『ダノンキングリー』『ステルヴィオ』の4頭。
少なくともGI勝ちか、GI2着があった馬たち。
ラジニケ賞を勝ったアンビシャスも通用しなかった。
後に国際GI馬になるウインブライトも惨敗した。
ソウルスターリングだってぼろ負けしたよ。
NHKマイル勝ちのケイアイノーテックだって通用しなかった。
それじゃぁエルトンバローズも通用しないっしょ。
確かに、そういわれればそうかも知れないけど、過去の毎日王冠を見てもエルトンバローズに似たタイプが好走してたりはするわけだ。
例えばポタジェ。
3着ではあるが『キレないディープ』の代表馬のような馬。
例えばダイワキャグニー。
東京専門馬という意味ではエルトンバローズとは違うけど、この馬だってキレはない。
例えばアエロリット。
NHKマイルを勝ってたから格が違うと言われればそうなんだけど、一本調子な馬という意味じゃ例に挙げられるかなと。
まぁ『どうにかこうにかキレない馬でも毎日王冠で上位に来てるぞ』ということを例を挙げて言いたかったわけだが、アエロリットもポタジェもGI馬だという意味じゃ、エルトンバローズはそこまでの器じゃないだろ、と言われちまうよな。
でも、これを見てくれよ。
--------------------------------
脚質上り 着別度数
--------------------------------
3F 1位 5- 4- 1- 4/ 14
3F 2位 0- 1- 2- 5/ 8
3F 3位 2- 1- 1- 7/ 11
3F ー5位 1- 1- 1- 17/ 20
3F 6位ー 2- 3- 5- 57/ 67
--------------------------------
過去10年の3Fの上り別着度数だよ。
もちろん1着は上り1位が最多だよね。
ただ、開幕馬場の毎日王冠なのにさ、上り6位以下が10頭も馬券に絡んでる訳よ。
まぁ、開幕週らしく『ほぼ逃げ馬』なわけだけど、今回逃げるのはバビットかなと。
そのバビットについていくカタチで、内のエエヤンとノースザワールドの出方を見つつ、その前のポジションに入って内のポケットか、もしくは先に行かせて内ラチ沿い5番手か。とにかく似たようなポジションを狙って来るであろうウインカーネリアンやバラジ、フェーングロッテンよりも内を引けたこと、そしてバビットの外の隣を引けたことで、立ち回りやすくなったんじゃないかと思うわけだ。
その上で先行勢にキレる脚を使える馬は居ないがこの馬は『55キロ』と斤量も軽いし、派手な切れ味ではないが『一瞬の脚』はある。
ラジニケ賞を見てもそれ以外のレースを見てもインで溜めるのは上手いし、馬群にも怯まない。
もしも、エエヤンかノースザワールドのどちらかが出負けしたり行き脚が付かなければ番手ポケットに潜り込めばいいし、そうじゃなく5番手あたりだとしてもその状態で直線坂の途中まで我慢していればいい。
この馬なら包まれてても一瞬の脚で抜け出してこられるんじゃないかと。
春頃までは左回りだと内に刺さる癖も見せてたけど、むしろ、その癖を利用して『イン突き』だけを徹底的に狙えばいい。
そして、今回も追い切りではしっかりと成長した姿を見せてくれている。
前走は確かにレーベンスティールが下手乗り負けだったということは認めるけど、それでもこの馬は勝っている。
3歳の上位とはそれほど引けを取らないと考えれば、札幌記念のトップナイフ、新潟記念のノッキングポイントくらいはやれても良いんじゃないかと。
ソールオリエンスに勝ったレーベンスティールに勝っている馬。
それがエルトンバローズだ、と、自分に言い聞かせてこの馬に◎を打つ。
上位勢にハツモノ、叩き要素があるならこの馬の勢いを買う。
先行勢が馬券に絡んでくるならエルトンバローズだろ!
ということで結論。
◎6エルトンバローズ
〇10ソングライン
▲8ジャスティンカフェ
☆1シュネルマイスター
注4アドマイヤハダル
△2エエヤン
△7ウインカーネリアン
△11フェーングロッテン
対抗〇はソングライン。
▲にはこれも1800m専用機の可能性があるジャスティンカフェ。
☆にはここまでの実績に敬意を表してシュネルマイスター。
注には時計勝負のロンスパ合戦はもってこいで、パンサラッサの勝った中山記念で3着と1800mにも実績のあるアドマイヤハダル。
△には好発決められて番手あたりですんなり回られると不気味なエエヤン。
そして久しぶりの1800mだけど、前々での立ち回りには一日の長があるウインカーネリアンとフェーングロッテン。
買い方
【単勝】6(1点)
【馬連】6=10.8.1.4(4点)
【ワイド】6=10.8.1.4(4点)
【3複】6.10=8.1.4.2.7.11(6点)
【3単】6→10.8.1.4→10.8.1.4.2.7.11(24点)
【3単】10.8.1→10.8.1.4→6(9点)
頭で来たら大儲けだから単勝は少々買っておき、馬連を中心に、3複はソングラインと2軸で買って、3単は1着の爆発と、3着付けの9点を抑えておく。
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